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【GIANT KILLING】ETU監督、達海猛だ。第6節【サッカー以外の話題も歓迎】

125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/27(Sat) 10:31
2000年シドニーオリンピック前の高橋尚子の練習風景を記録した動画をみた
そこに写っていた猛練習に耐える高橋尚子と彼女をサポートする小出監督の信頼関係がすごかった
マラソン選手は心肺機能を高めるため高知トレーニングをする
高橋尚子もオリンピック前に高知トレーニングに望んでいた
そのトレーニング場所は標高3000メートル以上の山だ
普通の人間なら歩くだけでも非常にしんどい場所だ
そんな場所にもかかわらず、小出監督は高橋尚子に平地以上の練習メニューを課した
毎日40キロ以上、土日は80キロ走るのもあたり前だったみたいだ
山でこんな練習をさせられていたら、普通の人間なら耐えられない
スポーツ選手でも耐えられる人はいないのでは?
肉体的にも精神的にも厳しい中で高橋尚子は監督が与えたメニューを淡々とこなしていた
毎日の尋常じゃない走り込みは体への負担も当然大きい
高橋尚子の体が悲鳴をあげていた
それでも、高橋尚子を管理する小出監督は彼女の身体の状態を見極め練習を常に続けさせた
そして、高橋尚子は監督を信頼しすべてを任せていた
とんでもない信頼関係がこの二人にはあるのだというのがわかった
数ヶ月後のシドニーオリンピックで高橋尚子は金メダルを獲得した
その時の彼女のゴールシーンは両腕を上げて満面の笑顔だった
42キロ以上走り続けてもまだ余裕があるように感じられた
地獄のトレーニングをずっとやっていたのだから当然だ
あの時の高橋尚子と小出監督は練習は100パーセント、本番は80パーセント出せばいいと考えていたのかもしれない
普通の選手と監督なら練習80パーセント本番で100パーセントにするはずだが、そんな簡単に本番で100パーセントを出せるわけがない

二人のその後だが、高橋尚子はシドニーオリンピック後のベルリンマラソンで世界記録を樹立した
だが、そこが高橋尚子と小出監督のピークだった
シドニーから4年後のアテネに彼女の姿はなかった
アテネ落選についてはいろいろな原因が取り上げられていた
高橋尚子は肉体改造をしており、それがスタミナ不足に繋がったとか、練習のしすぎとか
だが、一番の原因は高橋尚子と小出監督との間に溝が出来たことだと思う
シドニーで金メダルを取っていこう、小出監督の元には多くの女性ランナーが指導を仰ぎに集まった
それに伴い小出監督は高橋尚子だけを見ているわけにはいかなかった
それ故に高橋尚子の体調も100パーセント管理出来ず、コンディション不良を招いてしまったのだと思う
高橋尚子は自分で自分の体を管理できない選手なんだと思う
彼女は走るのが本当に好きで、誰かに管理してもらわないとオーバートレーニング症候群になる典型的な選手
高橋尚子はアテネ落選後、小出監督の元を去った
だが、彼女は小出監督の元を去ってから復活することはなかった
小出監督の元を去ったときの年齢は30代前半だったので復活するのは難しかっただろう
小出監督は2019年にお亡くなりになった
その葬式に高橋尚子の姿もあった
そこで彼女は小出監督について「監督は永遠です」と恩師のことを話した

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