【逆転裁判】弁護士の希月心音です！その質雑に異議あり！

329 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2024/01/26(Fri) 23:47

王都楼を有罪に出来なかった成歩堂龍一は、その直後―――
「逆転の奇跡を起こせず、これまでの御剣、糸鋸、狩魔の奮闘を無駄にしてしまったばかりか、糸鋸達による真宵救出の時間稼ぎの為とはいえ、
無実の華宮霧緒を殺人罪で有罪にしてしまった己は、もはや弁護士どころか人間失格」という耐え難き自責の念に駆られ、自分の住むアパート部屋で自殺した。

その後、コロシヤから身柄解放された真宵だが、王都楼を有罪にしなかった成歩堂に少なからず憤り、どうしても詰問したく事務所に行ったが誰もおらず、
成歩堂の携帯を幾度鳴らしても出てこない。次第に嫌な予感がし、怒りは消えて不安と恐怖に駆られる真宵。成歩堂の住むアパートと部屋を突き止め、扉を叩くも出てこない。
大家から鍵を借り、ようやく開いた扉の先に見えたのは………首を吊って宙を揺れる、既に冷たくなっていた成歩堂の変わり果てた姿。
嫌な予感は的中した。何度呼び掛けようと、もはや成歩堂は返事をしないという事実を突きつけられ……その場に頽れ、慟哭する真宵。
暫く哀しみに沈んでいた真宵だったが、やがて次第に憎しみが沸き上がる。

「……………王都楼……………真悟……………。
　許さない…………ユルサナイ……………ゼッタイニ……………
　……………オマエヲ………………コロスッ！！！！！」

自分の命を盾にして成歩堂を苦しめた挙句、結果的に死に追いやった……元はと言えば総ての元凶である、王都楼への復讐を誓う。
姉ばかりか成歩堂までをも失った彼女は、もう復讐でしか心を支えられなくなった。
「そんな邪念に囚われた自分など、霊媒師であってはならない」として霊媒師を辞め……故郷の倉院の里とも、春美とも決別。
憎き男を必ず地獄へ落とすべく、復讐の鬼女と化すのであった―――――。


―――以上、王都楼を有罪に出来なかったバッドエンドルートでは成歩堂は弁護士を辞めて街を去り、以来真宵達とも会うことはなく消息を絶つが、
こちらの方がより悲惨さと救いの無さが増して良かったのではないかと思い、想像を巡らせながら別エンドを考えてみた。

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