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☆★☆★☆ 10ちゃっと♪設立21周年記念祭☆★☆★☆ 第2会場
- 665 名前:WWW ◆V.9gKSA. 投稿日:2023/09/29(Fri) 02:37
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>>588(吸血姫アーチェロ)
W「そんないいもんでも……ない、と言い切りまではしねえが」
凪「所々で判断に困るのは事実だからなぁ」
W「少なくとも、風通しと治安はそっちの屋敷の方がよさそうに見えるぜ」
凪「カルミーニオさんや羽藤さんたちの、努力の積み重ねの為せる業って所かな」
W「異能を宿しても、人より多少できる事が多くても、血も涙も流すただの人間」
W「魔法使いを自称したって、できねえ事も盛り沢山の、至って普通の人間なのさ」
凪「とか何とか言っちゃってるけど、あんまり深く気にする事はないよ」
凪「人より"普通"の基準がガバと言うか、大雑把なんだ。根っこは確かに普通の男の子なんだけどさ」
W「男の"子"って歳じゃァねえけどな」
凪「あ、うーん……確かに、WWWにご飯作ってあげるのも好きなんだけど」
W「こいつの飯は不味いからなァ。炊事も含め、家事全般はオレの担当だ」
凪「こいつが体調不良とかで動けない時は、流石に私が作るけどさ」
W「散らかすわ汚すわ買い間違えるわ壊すわ、挙句にメシマズ直撃で具合が悪化する事もあるから」
W「結局はオレが無理を通す、ってのがオレたちの定番だなァ。最近はある程度マシになっちゃいるが、まだまだ油断できねえ」
>もしかして恋仲でいらっしゃるのですか?
凪「いや恋人でも夫婦でもないよ。まだ友達だよ、まだ」
W「たまに付き合うか? って告白してんだけどなァ」
凪「このばかWWWったら、ムードのムの字もない状況でばっかり言うからさ」
凪「ほんっと、女の子さんの事を分かってくれない奴だよ」
凪「公的記録……あー、それは昔の個人情報だな。倉庫にしまってあった測定器を勝手に使った時の」
凪「名前が"■■■■"って塗り潰したみたいになってた奴は、今の私の状況とは食い違いがあるんだ」
凪「その下の2枚目が、今の私を表してる方かな。混乱させちゃったならごめんね」
W「で、ほほう……音楽室の怪異か。学校の七不思議じゃ定番なんだったか?」
凪「光明学院だと見ないけどな、その手の真っ当な七不思議って奴」
凪「大抵が普通に生きてる学院関係者が、何かしらの形でやらかしてるだけってオチだからな」
W「手前自身が例外だったろ凪沙ァ」
凪「そうだけどさ。それよりこのピアニストの先輩さんだよ」
凪「私なんかより余程綺麗じゃないか? このつやつやの黒髪と言い、透き通るようなブルーの目と言い」
W「確かにいい目をしてんなァ。母親を思い出す、綺麗な青だ」
W「あと服の上からでも分かる腰の括れがたまらぐぶふう」(##)ω・)
凪「すけべ。ちょっとは自制しろ、この脚フェチ」
凪「そんな事ないない。確かに吸血鬼は珍しいけど、それだけじゃWWWは興味持たないって」
凪「カルミーニオさんは美人だし、その銀髪も綺麗な直毛だ。気配り上手で面倒見もいい」
凪「そう言う所が何処となく、うちのリーダー格を思わせるんだってさ。だよな、WWW」
W「まァ確かにその通りなんだが、どうした雨音。何かオレに当たり強くねえか」
凪「気のせいだよ。ともあれ、そう言ってくれて助かる」
凪「もうお祭りは終わっちゃうけど、よければ来年以降のお祭りでもよろしくね」
W「そん時は何かしら美味えもん振る舞ってやらァ。羽藤に貰った差し入れの礼も兼ねて、サービスするぜ」
>わたくしももっと学院のことを知って、
>できればそのご発展にあやかりたいですわ。
W「あんまり肖ってほしくねえ歴史もあるからなァ……」
凪「もし倣うとしても、取捨選択は密にお願いするよ」
>お二方の技量には到底及ばないにしても、
>倦むことなく努力してまいりたいです。
W「こっちこそ、カルミーニオの視野やフットワークには感服しきりなんだがな」
凪「博識だし、話術も上手いしな。そんな人にそう言われちゃ、こっちも怠けていられない」
W「もうちっとばかし、気合入れてみるかねえ……」
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