【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ六

100 名前：羽藤柚葉 ◆cfGE57zE 投稿日：2023/11/09(Thu) 11:54

>>97-99（アーチェロお嬢様）

（ハロウィンイベントの続きです）

お嬢様、お着替えもバッチリですね。
そして、毎年定番となりましたイタリアのお菓子も準備万端です。

・パン・デイ・モルティ
・フルッタ・マルトラーナ
・バーチ・ディ・ダーマ
・ププラーティ

それぞれ小袋に入れた上で、一つの袋に纏めた詰め合わせとなっております。
これなら折角もらったお菓子を落としてしまう心配もありませんので。
さあ、子ども達が引率の方々と一緒に来られましたよ。
それでは、お出迎えと参りましょう。

子ども達の声：「トリックオアトリート！」

はいはい、並んで並んで。まだまだちゃんとありますよ。
1人ずつ、順番にね。

朱瑠：「はーい、後ろにつかえてる人はこっちに来てくれるかな？
3人ずつ並んでくれていいよー♪」

…お菓子をお配りするのと一緒に、“髪芸”の披露ですか。
朱瑠ちゃん個人の手で一人、左右両側の髪で1人ずつ…。
見ている子ども達も楽しそうですね。
朱瑠ちゃん、有難うございます。

（鬼の里で取れたリンゴの大福を頂きながら、オルキデア、朱乃と談笑している柚明」

柚明：「うふふ、柚葉から聞いておりましたけれど、本当に楽しそうですこと。
人も鬼も妖怪も神様も、皆笑顔でいらっしゃいますわ。
土地神様のご加護もあられますが、この素敵な光景が生まれた切っ掛けはやはりアーチェロさんではないかしら。」

（お菓子が足りなくならないように、三姉妹さん達が準備をしています）

柚明：「三姉妹さん、折角のハロウィンなのだからそろそろ貴女達も楽しんできては如何かしら？
この後来られる子ども達への応対は、私と先輩のメイドさんに任せて下さいな。
アーチェロさんと柚葉も、そろそろ引率の時間で公民館へ向かうそうですし
そちらで瀬織津姫様達と交流を深めてきてはどうかしら？」

レイナ：「あ、いえ、柚明様は来客なのですからどうかこの場でお寛ぎ頂ければ…。」

柚明：「良いのですよ。私も、子ども達の楽しそうな姿が見たいのですから。
お菓子はもう十分用意されたのでしょう？
後は手渡しするだけですし、それ程の事ではありませんわ。」

（アーチェロお嬢様と引率で公民館に向かっています）

ふふっ…。こうしていると「我が家のお稲荷さま」のハロウィンの鈴ノ瀬町の光景そのものですね。
三姉妹さんも、子ども達と一緒に楽しそう…。
嬉しそうに、記念撮影にも応じていますね。

（公民館にて）

瀬織津姫様と鬼族の皆様が、ゴールとなる公民館で子ども達を出迎えております。
そして配られているのは、阿弖流為様由来の林檎の大福ですね。
うふふ、祭礼のポスターに見られるように鬼族の方々は皆美男美女揃いですもの。
素敵なお兄さん、お姉さんと久しぶりに出会えて子ども達も嬉しそう…。
瀬織津姫様、薫衣さん、そしていらして下さった鬼族の皆様、お疲れ様です。

（全ての班の引率が終わった後、公民館の中で町内会の皆様が瀬織津姫様御一行に
お礼の言葉と一緒に謝礼とお礼の品々を渡されました）

今年もまた、大切な行事が無事に終わりました。
公民館の展示場には町内の伝統や行事に関する写真が幾つも飾られておりますが、
今夜の事もまた大切な思い出として写真と共に飾られるのですね。
写真が完成したら、アーチェロお嬢様を通じて瀬織津姫様にお届けしたいと会長さんからお話がありました。
謹んで、お受け致しましょう。

（この後、レイナと一緒に柚明、オルキデア、朱乃が公民館を訪れる）

柚明：「アーチェロさん、柚葉、お疲れ様でした。
忙しかったようですけれど、それ以上に楽しめたようで何よりです。
町内会の皆様、娘がお世話になっております。
今後とも、よろしくお願い致します。（ぺこり）」

朱瑠：「んふふふー♪オルキデア様、柚明さん、そしてうちの母さんと美人お母さんトリオだよね♪
町内会の人達、見惚れちゃってるよ♪」

まあ、朱瑠ちゃんったら…。
それでは、そろそろお屋敷に戻りましょうか。

朱瑠：「うんうん！実は私もアーチェロさん達のイタリアのお菓子今年も楽しみにしてたんだー♪」

はい、三姉妹さん達が頑張ってくれましたから沢山ありますよ。
朱瑠ちゃんも頑張って下さいましたし、沢山どうぞ。（微笑）

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