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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ六

326 名前:水橋 パルスィ@メイド服 ◆Parseejo 投稿日:2024/02/18(Sun) 19:24
というわけで姫君から衣を賜った(>>322-323)からには通過儀礼<イニシエーション>を済ませなくてはならないわね。
こちらを職務経歴書の代わりにお受け取り下さい羽藤侍従
生憎パノッティに受け取ってもらえず涙と共に引き出しの奥へ仕舞っておりましたが、陽の目を見るとは分からぬものですわ。

名前:かつて巷間駆け巡った名はアマーストリー、エステル、シシュガンビス、デーナグ、仮初の名を水橋パルスィ
性別:雌ですわ、ご不審ならば臥所にてお改めを。
年齢:北極星が7度変わり、祖国の王朝は24度変わった、後どれだけ見ることになるのやら。
容姿:身長177cm
    B:106 W:62 H:90
    金髪翠眼エルフ耳……今全てを聞かなくても良いでしょう。
好きなもの:嫉妬、自らの嫉妬に身を焦がし、他人の嫉妬は蜜の味
嫌いなもの:嫉妬、自らの嫉妬に狂い、他人の嫉妬を啜る様は醜悪の一言
その他自己紹介:
1 全 般
  妖怪で種族は橋姫、自他の嫉妬を糧とする妖怪である一方、縁切りと橋の守護を司る神でもある。
 現代の人間社会(以下、外の世界)から隔絶された妖怪達の楽園・幻想郷とその地下にある旧都(あるいは旧地獄)に架かる橋の番人
 常に何かへ嫉妬している一方、一般的な応対はできるため旧都周辺の妖怪を中心に顔は広い。
 初歩的な呪術として知られる丑の刻参りは嫉妬を得るためにパルスィが考案して世に広めた。

2 日本へ来るまで
(1) 水神ハルワタート
    善神・アフラ=マズダーが最初に創造した7柱の神々<スプンタ・マンユ>の1柱であり、水と四季の巡行を司る存在
  悪神・アンラ=マンユが生み出した灼熱と毒草の魔王・タルウィを討つことが定められている。
  植物と食物を司る女神・アムルタートや中級善神<ヤザタ>で水源・豊穣・財産・戦勝・音楽を司る女神・アナーヒトと関係が深い。
(2) 大王の皇后
    イラン高原に興った所謂「ペルシア帝国」と所縁が深く、特にゾロアスター教を国教としたアケメネス<ハカーマニシュ>朝、
  パルティア(アルシャク朝)、サーサーン朝の大王や皇族達とロマンスがあり、皇統へ神の血を入れるために后となったこともある。
   夫として著名なのはクセルクセス1世、アルサメス、ミトラダテス1世、アルダシール1世、ペーローズ3世らを数え、
  仔は17人で、アルタクセルクセス1世、ダレイオス3世とその后スタテイラ1世、フラーテス2世、シャープール1世、ナルセフらを儲けた。
(3) 唐への亡命
    夫・ペーローズ、仔のナルセフと共に極寒のパミール高原を超えて唐の都・長安(現:西安)へ辿り着き高宗や武則天の支援を受ける。
  一時は帝国東端・トハーリスターン(現:アムダリヤ川流域一帯、サマルカンドを含む)まで到達するもナルセフの代で勢威を失う。
  失意の内に斃れた夫と仔の傍らでかつてナイル川やアルヴァンド川、ユーフラテス川にシルダリヤ川を潤した女神の涙もついに枯れ果てた。
(4) 新天地・倭国
   娘や孫娘達を唐の皇族・貴族に嫁がせた後、遣唐使として来ていた阿倍仲麻呂や吉備真備と交流し、終の棲家を求めて倭国へ渡る。
  聖武天皇の下で三品(三位相当)の勅旨を賜り波斯姫として遇されたほか、同行した遺臣らも官人として朝廷に取りたてられた。
   時は流れて嵯峨天皇の御代に建設された長柄橋の橋姫として祀られ、半世紀後に廃絶された後は貴船神社で縁切りの神として祀られた。

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