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ファンタジー世界の酒場【冒険者ギルド】―16章―

14 名前:ルードル ◆m6xPcbWo 投稿日:2023/11/18(Sat) 22:42
>>9
「おっと、そいつは失礼したな嬢ちゃん。酒場の中が薄暗いもんで見間違えちまったのさ悪い悪ぃ。
なに、ちょっとした挨拶みたいなもんさ。
冒険に出る男ってのはなんだかんだ最初ははがねのつるぎに憧れて、そいつを手に取る頃には一端の冒険者になるってもんなのさ。
ま、錬金術師の娘には関係ない話かもしれんがね」

「かく言う俺も剣は使ったことねえけどなハハハッ」

>>10
「遺跡の探索とはご苦労なこったな。
ああ、その手の買い取りも俺の仕事さ。勿論鑑定の手間賃は引かせてもらうがね」
手渡された出土品の汚れを細かなブラシで払ってゆく。
「遺跡の出土品だの埋蔵品もピンからキリでね、こういう割れた瓶の破片なんかだとどうしてもあまり値がつかねぇ。
こっちは……翡翠と銀の装飾品か、ちと汚れてるが状態はいい。
金銀の財宝や古代の魔導器だのってなれば金貨の山が手に入るだろうが今回はこんなもんかね」
そう言って細々した銀貨と銅貨を数枚詰んだ。
「へへ、古代のロマンも一攫千金、ギャンブルだからな。
これに懲りず遺跡探索に慣れた面子と組んでみるのはどうだい。ドワーフとかな」

>>11-12
「全く久しいもんだ。うろ覚えだがアンタは俺よりも古参じゃなかったかな。
まあいい、その様子だと冒険者をやめてから随分と出世したな?俺もあやかりてぇよ。
こっちは相変わらずの行商人さ、他のギルドやら方方で世話になったり世話したり売ったり買ったり、俺が変わったのは少し老けたぐらいだな」

「お宝情報ねぇ、いや近頃はそういう景気のいい話はサッパリさ。
都じゃ病が流行り小国はどこも互いに牽制して争いのピリピリした気配に満ち、その隙間で魔物が闊歩しやがる。
実入りの良いダンジョンや遺跡も徐々に枯れて純粋な冒険者には冬の時代かもな、コネがありゃ大きな傭兵団とか領主に取り入って安定した仕事についたほうが今の時代は、、
いや、少し口が出過ぎたな」

>>13
「ほほう、酒乱か。しかし酒癖が悪いってのは難点だ。
昨今、ギルドの統計では冒険者パーティーからの追放理由に酒の飲み過ぎや酒乱が挙がる時代だ。
世知辛い話だが酒は飲んでも飲まれちゃいかん。
しかしそれで役に立つならそれも使いようだ」

「ホレ、これは北方で作られた焼けるように強い酒に痛み止の薬草と滋養強壮筋力増強にワイバーンの肝やグリフォンの爪などなど秘伝72種類の素材を漬け込んだ薬酒、これさえあればお前さんは酒を飲みながらより強く戦えることだろう!

買っとけ」

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