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ファンタジー世界の酒場【冒険者ギルド】―16章―

58 名前:ルードル ◆m6xPcbWo 投稿日:2023/12/09(Sat) 22:37
>>53
「ほほう、コカトリスの討伐とは精が出るな。
噂の通り危険かつ厄介な化け物だからな、気を引き締めて掛からないと悍ましい毒で気がつく前にあの世行きだ。
全身が硬直して石みたいになっちまうらしいからな。

ああ、コカトリスの羽なら弓矢の素材や装飾にも使えるだろう。
持ってくりゃ俺もいくつか欲しいが、毒のある部位は俺のとこに持って来ないでくれよ、素材としては魅力的だが俺の手にはいささか余っちまう」

>>54
「おいおい、聞けば聞くほどヤバいダンジョンじゃねぇか。
たまげる程広くて魔術ギルドの先発が一方で全滅、もう一方は魔物に追われて敗走ってのは余程魔術ギルドが凡百揃いでもなきゃ起こらねぇ。
だがヘボ揃いじゃねぇってことはそれだけ危険ってことだ。
しかも上は恐らくこの失敗の対応に焦ってる、早々に数と質だけ他所からも集めてぶつけちまおうって辺りこの作戦は半分以上当て馬だ。

俺が冒険者で剣や魔法や腕っ節に自信のある若くて無謀な奴ならその話に乗ってたかもしれんが、俺は極々普通の……いや少し歳のいった中年行商人だ。荷物は運べても中堅冒険者や学院の魔道士みたいには役に立たんし、この話の分だと足手まといは早々と死ぬぜ。

なあサレオス、アンタもこんな危ない探索やめとけよ。
上の命令や出世や好奇心だのを天秤にかけてリスクも承知で腹括ってるのはわかるが、こいつはあまりに無謀だ。
遺跡で死んだって学院の柱に小さく名が残るだけだぜ」

>>55
「まったく、教会の僧侶ですら慌ただしくなる年末も暇とは呑気なこった。
しかし仕事を求めてるなら話は別だ。そろそろ雪も降るだろうし、この酒場のギルド周囲の雪かきとか薪割りは何本手があっても足りんらしい。
お前さんもどうだ?終わったあと報酬ついでにマスターが温かい飲み物奢ってくれるってよ。
俺のおすすめは酒と生姜と蜂蜜を湯で混ぜたやつだ。疲れて冷えた体が温まるぜ??」

「やるな?よし、そこの受付で登録してきてくれ。

さて、人員勧誘も成功したし俺は報酬の酒を頂いてくるかな」

>>56
「ほほう、弟子の話をしたら向こうから来るとは。
しかしうーむ、どうにもしっくりこねぇな。
目に飢えが足りん。俺が弟子にとるならもう少しギラついたなにかが欲しいとこだな。
ああいや、口が過ぎたな。なに、俺と師弟では合わなそうってだけさ。
そう機嫌を悪くしてくれるなって。マスター、コイツにも一杯くれてやってくれ」

>>57
「街の住人か?刺激を求めて冒険者ギルドにまで来るとはご苦労なことだな。
単調な生活に飽き飽きしてるって顔を見りゃわかるさ、毎日同じ仕事に同じ飯、酒の味すら代わり映えがねぇ、って感じだ。
ギルドの酒場は賑やかってよりはこの通り喧しい、冒険者ってのははみ出し者が多いからな、酒が入れば見ての通りこの様だ。
近寄り過ぎると怪我をする」

「ちょうどいい刺激が欲しいならほれ、この遠国の香辛料でも買っていかないか?少なくとも日々の飯くらいは味が変わるはずだ」

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