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エネルギーと問題と今後について

12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/05/30(Mon) 09:23
現在、太陽光パネルを住宅に設置する場合、1kwあたり、大体70万円くらいかかると言われていて、設置面積だってそれなりに必要になるのだ。(一般に5kwタイプ位必要)

たとえば、こちらの工事例では、5kWの発電システムで、太陽光パネルを24枚設置。パネルの設置面積は約30平方メートルというから、およそ9.3坪使っている。そして、工事費用は380万円。

それに何より、5kWの発電システムといってもいつも、5kW発電してくれるというわけではなくて、パネルに対して、太陽光が直角に当たって、真夏並みに日差しが強い日という条件そろって始めてそれだけ発電してくれる、という話。しかも真夏の太陽に照らされて、太陽光パネルの温度があがると変換効率が落ちてしまうという弱点もある。
しかも太陽光パネルの寿命は20年程度とされているし、発電システムに使われるパワーコンディショナー(インバーター)の寿命は10年程度。

だから、10年、20年で元が取れるくらいに安くならないと中々一般家庭には普及していかないと思われる。

こちらのサイトでは、太陽光発電システムの設置費用に295万かかったとして、太陽光発電の経済収支のシミュレーションを紹介しているけれど、それによれば、太陽光発電システムを3%ローンで購入すると、30年使っても元はとれず、一括現金購入しても、25年以上使ってようやく元がとれる計算になっている。

今、一般家庭に太陽光発電を設置する場合、国から補助金が出ているのだけれど、1kWあたり4万8千円ぽっち。しかも想定している設置家屋は17万戸で、平成23年度の補助金の予算は349億円。

だから、菅首相の言った、一千万戸の屋根への太陽光パネルを設置する、というのがどれくらいハードルが高いものになるのかよくわかる。

2009年時点で、太陽光パネルを導入した家庭の戸数は約54万戸。国内の戸数は一戸建てが約2745万戸、共同住宅が約2068万戸だそうなのだけれど、共同住宅への太陽光パネル設置は、住民の合意とシェアされる発電量の低さを考慮すると、一戸建てよりも難しいだろうから、普及させるにしても、一戸建てが中心になると思われる。

だけど、今のままでは、一千万戸の屋根への太陽光パネルを設置なんて、国民への一方的負担の押し付けにしか過ぎず、たとえ、補助金を今の水準の倍にしたところで、焼石に水。

もしも、設置費用を全額国が出すとすると、仮に3kWのシステムとして一戸あたりの設置費用が約200万円。それに一千万戸かけて20兆円という莫大な額になるし、補助金を今の水準のままにしたとしても、一千万戸ともなれば、平成23年度予算のおよそ60倍くらい、すなわち、2兆円規模の予算が必要になる。

子ども手当の2兆円すら出せずに見直そうとしている今の政権にそんな甲斐性があるとは思えない。

菅首相の言った、一千万戸の屋根への太陽光パネルを設置する、というのがどれくらいハードルが高いものになるのかよくわかる。

2009年時点で、太陽光パネルを導入した家庭の戸数は約54万戸。国内の戸数は一戸建てが約2745万戸、共同住宅が約2068万戸だそうなのだけれど、共同住宅への太陽光パネル設置は、住民の合意とシェアされる発電量の低さを考慮すると、一戸建てよりも難しいだろうから、普及させるにしても、一戸建てが中心になると思われる。

だけど、今のままでは、一千万戸の屋根への太陽光パネルを設置なんて、国民への一方的負担の押し付けにしか過ぎず、たとえ、補助金を今の水準の倍にしたところで、焼石に水。


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