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UC.ガンダム全般(総合質雑)

1 名前:アムロ・レイ ◆S1o.kilU 投稿日:2006/02/20(Mon) 10:34
僕がここのスレ主、アムロ・レイだ。ここでは宇宙世紀でのキャラクターのみの入室しか受け付けていない。SEEDキャラやアナザーは立ち入り禁止だ。よし、ルールを説明しておこう。
・キャラは名無しとUCガンダムキャラのみ
・キャラハンはトリップ必須
・荒しは無視、キャラ被りは禁止

...と、まぁこんな所か。さて僕はνガンダムの整備があるから、楽しくやってくれ。

93 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/03/27(Mon) 00:48
>>65
君!私の『14S』(ゲルググ)の補修は間に合いそうか?

・・・そうか、間に合わぬのか・・・ならば止むを得まい。
予備機の『06F』(ザクU)が一機、直ぐに出せる状態にしてあった筈だな?
今回はそれで出撃しよう・・・私の認証コード設定の他、最終チェックを頼む!

君達、整備班も大変だろうが・・・いま少しの辛抱だ。
今回の戦闘は、次の出撃でケリを着ける!必ずな!

では、私は出撃前の訓示をしてくる。後は頼んだぞ!




・・・本日未明より我々が干戈を交えた敵は、今までに私が見えた中でも、最も手強い部類に属するものだろう。

我が艦隊は『シャルンホルスト』、『グナイセナウ』の二艦を失い、『ブリュヒャー』が大破。
更に先の戦闘で旗艦『プリンツ・オイゲン』が中破し、艦隊指令のトラメル大佐は負傷、旗艦ともども戦線を離脱された。

一方の敵も、我が軍の三度に渡る攻撃により、合わせてマゼラン級を一艦、サラミス級を七艦を失い、モビルスーツ隊も壊滅状態にある。
しかし、生き残ったマゼラン級三艦は、尚もあの宙域に踏みとどまり、戦いを続ける意思を見せている!

・・・これは根比べだ!
先に諦めた方が敗れ、敗者の汚名を着る事になるだろう!

これほどの敵の勇者達との戦いは・・・まさに武人の本懐!
全力をもって戦い、叩き潰す事こそ、彼らに対する礼儀と言うものだ!

諸君等にはご苦労だが・・・もう一度、私と供に出撃してもらいたい!

・・・稼動全機をもって、第四次攻撃隊を編成する!
今度こそ、彼らの息の根を止めるのだ!

よし!・・・全機、発進準備かかれ!



94 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/03/28(Tue) 02:08
>>67
ニュータイプ同士が精神感応を起こすという話は私も耳にした事がある。

しかし、生憎私はニュータイプならぬ身なのでな。
それ以上の事は分からん。

だが、それが事実であるならば・・・。
そして将来、スペース・ノイドの全てが、その能力に目覚めるのだとしたら・・・。
・・・戦など、しなくて済む世になるのやもしれんな。

もし、私がそのような世に生を受けていたとしたら・・・私は何をしていたのだろうな。
しがないジャンク屋でもして、妻と子をもうけ、静かに暮らしていたのだろうか・・・。


フ・・・このような夢想に耽っても、詮無き事だったな。


・・・我々は己の誇りの為に戦っている!
その誇りとは、軍人としての矜持か?
ジオンの民としての誇りか?

・・・確かにそれもある。
だが、何よりもまず、人としての誇りの為に戦っているのだ!

人の革新を論じるのはいい。
だが、全てはジオンの独立を勝ち取ってこそ!

新たな世は、それから創って行けば良いのだ!
その為ならば、このアナベル・ガトーの命・・・いつでも投げ打って見せよう!


>>74
ニュータイプの個人としての能力など、問題にもならん!
多少、普通の人間よりも、反応が良いというだけの話だろう?

モビルスーツ戦で何よりも物を言うのは経験だ!
死神の息吹を背に感じながら戦い、生き残った者だけが得ることの出来る経験だ!

反射神経だけのパイロットが、臨機応変の戦法を繰り出す熟練パイロットに勝てる筈が無い。

所詮、ニュータイプとはいえ超人ではないのだ。
他の兵と同様、十分な訓練をしなければな!

だが、突撃機動軍ではニュータイプ部隊なるものを編成しつつあるらしいな・・・。
フン!いかにもキシリアの考えそうな事だ!

ほんの僅かな人数のニュータイプ兵の発掘・養成に膨大な労力と時間をかけているらしいが・・・
将たる者ならば、そのような事よりも前に為すべき事があろう!

最近では養成期間を極端に短縮した、訓練不十分の学徒動員兵を戦線に投入しているという。
これは忌忌しき事態だ!

我等栄光あるジオンMS隊の充実無くして、この戦の勝利は有り得んのだ!

95 名前:アムロ・レイ ◆fpYfJhx. 投稿日:2006/03/28(Tue) 12:20
くっ!・・・機体破損率68%・・・このνガンダムでか・・・しかし・・・やられはしないっ!いけっ!ファンネル!
・・・ぐあっ!避けきれないっ!
『大尉!νガンダムの破損率が80%を超えました!危険です!脱出してください!』
ちぃ・・・ここまでか・・・

CPU『シュミレーション終了、只今ノ撃墜数ハ、ギラ・ドーガ87機、ヤクト・ドーガ34機、サザビー4機、計125機デス。ランキング一位ランクイン致マシタ』
ふぅ・・・さっきのは厳しかったな・・・まぁ・・・せいぜい頑張るしかないか・・・俺は

96 名前:アムロ・レイ ◆fpYfJhx. 投稿日:2006/03/28(Tue) 12:22
おっと・・・すまない、さっきのは>>92さんへの答えだ。

97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/03/31(Fri) 17:54
なぜ「WHYとベース」は木馬なの?


98 名前:アムロ・レイ ◆fpYfJhx. 投稿日:2006/04/02(Sun) 10:38
>>97
そういえば・・・どうしてだろうな・・・今じゃペガサス級は少ないからな・・・
やっぱり・・・うん・・・やはり分からない・・・

99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/02(Sun) 11:53
もえあが〜れ、もえあが〜れ、もえあが〜れ、ガンダム〜
きみよ〜はしれ〜

100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/05(Wed) 03:54
アムロさん私のことが好きなんでしょ


101 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/05(Wed) 23:18
>>76
・・・そろそろ定刻だな。
準備は万端整った・・・あとは時が来るのを待つのみ!



     我々は三年待ったのだ!


この日が来るのを一日千秋の思いで!
必ず事を成し遂げて見せる・・・ジオンの再興の為に!




・・・む、来たな!連邦のペガサス級!
ほう、定刻通りだな。
連邦にしては真面目な艦長らしい。

ふむ、間違いなくトリントン基地へ向かっているようだ。
あれに核を装備したガンダムを搭載しているのだな!?



・・・悪の報いは針の先!

思い知るがいい!
いかに賢しげに悪事を企んだとて、その報いはいずれ、己が身に降りかかるという事を!

この私がそれを教えてやる!



「こちら『パルフィッシュ』!連邦のペガサス級を確認!


     これより 『星の屑作戦』 を開始する!   」




102 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/05(Wed) 23:33
>>78
アムロ・レイが優秀なパイロットであるのは認めよう。
一度は刃を交えてみたいと思わぬ事もない。

だが、私は将校だ。
大局的に物を見、部下を導かねばならぬ身だ。

小事に拘って大事を見落とすような真似は出来ん!
私は・・・スペースノイドの真の開放を掴み取る為に戦っているのだ!



いかに常勝の武士とて・・・連邦に与して戦う者達に、大義など有ろう筈が無い!
所詮は、連邦という看板がなければ、何も出来ぬ奴等なのだ。

アムロ・レイとて例外ではない!
真に戦うべき相手が誰なのか・・・見誤るような者を私は認めん!



103 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/06(Thu) 00:09
>>83
あれから三年か・・・。
光陰矢の如し。

だが私は君と伴に戦場を駆けた日々を、昨日の事のように覚えている・・・。
あの時の血潮が滾るように己が身を駆け抜ける感覚を、君も覚えているに違いない。


・・・君とは長い付き合いだな。
そう、士官学校の頃から互いに競い合った仲だ。

・・・覚えているか?
君は言ったな。


  「ガトー。君こそは俺のライバルだ。」

と・・・。

・・・そう、私にとってもそうだった。
そしてまた、私は他の誰よりも君を知っているつもりだ。

まさに君こそは、私にとって忘形の友。



・・・私は君に報らせねばならない事がある。


私がデラーズ閣下と行動を伴にしているのは君も知っての事だと思うが・・・。



   ついに我々が再起すべき時が来たのだ。



君にだけは教えよう。

私は近く、ある目的のために、地球へ・・・オーストラリアへと降りる。

そして、その時こそ、君もデラーズ閣下の声を聞く。
捲土重来!
またソロモンの様にくつわを並べようではないか!


「虎は死して皮を留め、人は死して名を留む。」

デラーズ閣下に拾われ、永らえたこの命・・・今こそ遣うべき時!



・・・良き返事が戻らん事を願っている。




          親愛なるケリィ・レズナー大尉へ


                 アナベル・ガトー

104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/06(Thu) 00:31
ジーク・ジオン!!ジーク・ジオン!!ジーク・ジオン!!

105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/06(Thu) 02:26
最初に機体に乗り込んだ時ってどういう気持ちだった?

106 名前:アムロ・レイ ◆fpYfJhx. 投稿日:2006/04/06(Thu) 20:03
>>99
なんだい?その歌は・・・・ガンダムの・・・主題歌・・・?興味があるな。今度聞かせてくれ。
・・・・それにしてもガンダムの主題歌っていったい何だ・・?

>>100
えっと・・・どこかでお会いしましたか・・・?いや、物覚えが悪くて・・・
はい、今度お食事でも・・・(チェーンにまたなんか言われそうだなぁ・・・)
おっと、100getおめでとう(微笑み

>>104
さぁ、君は抵抗する手段がない。おとなしく投降するんだ。
『く・・・ジーク・ジオン!』
!!な・・・!・・・・・自爆・・・か・・・しかし一体何を考えている・・・ネオ・ジオン・・・

ジオンの亡霊か・・・

>>105
最初にMSに乗ったときか・・・懐かしいな。あの時は気が動転していてあまり覚えていないんだ。
あの時は若かったからね、ブライトにも色々迷惑かけたよ(苦笑

107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/06(Thu) 21:57
カミーユが精神崩壊を起こしてます

108 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/07(Fri) 01:03
>>84
我が隊への補給はまだ終わらんのか!
いつまで待たせるのだ!

連邦のモビルスーツ隊は、空母『ドロス』に集中攻撃をかけている!
もし『ドロス』が沈めば・・・この『ドロワ』だけで戦線を支えねばならん!
もう一度、急ぎ出撃し、『ドロス』を援護しなければ!

補修は要らん!
弾薬とエネルギー、推進剤の補充だけでもやれんのか!?
ビームライフルが間に合わんと言うのなら、マシンガンでもバズーカでも何でもいい!
武器を回してくれ!



・・・何?
先程接舷したばかりの艦に、最優先で補給をするだと!

何を馬鹿な!
我々を後回しにすると言うのか!

一体、どの艦が・・・・・・むっ、あのザンジバルは!
『リリー・マルレーン』!

・・・『シーマ艦隊』か!




(突然、ガトーの背後から話しかける)
「おやおや、随分と補給に手間取っているようだねえ・・・ガトー大尉?」


これはシーマ・・・ガラハウ中佐。
もう下船されていたのですか。


「ふふっ、久しぶりに会ったというのに、随分と連れない態度じゃないか?大尉。

しかし・・・『ソロモンの英雄』もきっちりと補給を済ませたモビルスーツが無ければ、只の人ってわけかい?
大尉ほどの勇者を手持ち無沙汰で持て余すようでは・・・この『ア・バオア・クー』も危ういねえ。
くくく・・・ギレン総帥も、頭の痛い事だろうて。」


・・・くっ!


「大尉がお望みなら、私の艦隊の『ゲルググ』を貸してやろうか?
尤も、ウチの『ゲルググ』は海兵仕様だからねえ・・・大尉のお気には召さないかもしれないけれど。

ああ、そうだ。
大尉のお気に召すように手を加えて・・・『ゲルググマリーネ・ガトーカスタム』にするってのはどうだい?

・・・かわいいリボンの一つでも付けてあげようじゃないか。
あっははははは!」
(哄笑しながら立ち去る)


おのれ、シーマめ!
女ではあるが・・・あの腹には黒々としたものを感じる。
あの者は明らかに我等とは違う。
まるで志というものが感じられん!

しかし、シーマがここに来たという事は、キシリアの先導役という事だろうが・・・。
このタイミングで『ア・バオア・クー』に現れるとは。
キシリアめ、一体何を企んでいるのだ・・・。



「ガトー大尉、お待たせしました!
あと五分!あと五分で補給が終わります!」

そうか、わかった!
早速、私の『ゲルググ』に戻るとしよう!


キシリアの動向は気になるが・・・まずは目の前の敵を叩く事だ!
この『ア・バオア・クー』をやらせはせん!

109 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/07(Fri) 19:06
パイロットは特攻して死ぬ運命なのだよ

110 名前:アムロ・レイ ◆fpYfJhx. 投稿日:2006/04/08(Sat) 19:56
>>107
艦長、久しぶりだな。
「ああ、地上戦では世話になった、アムロ」
それはいい、それより・・・カミーユ君はどうなんだ・・・?
「・・・ダメだ、まだ元通りになる見込みは・・・ない」
やはりか・・・シロッコめ・・・
「今のところファ・ユリィがカミーユを看ているが・・・それもどうだか・・・な」
精神を持って行くニュータイプ・・・パプテマス・シロッコか・・恐ろしい男だった・・・寒気がする

>>109
お前は・・・マ・クベか・・・まさか生きていたとはな・・・
「私とてのんびりとしている訳にはいかんのだよ・・・」
だからといって・・・お前が出ずに他の兵を特攻させて・・何様だっ!
「ふっ・・・パイロットは特攻して死ぬ運命なのだよ」
お・・・お前というヤツはっ!

111 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/08(Sat) 20:52
ザクを笑う者はザクに落とされる

112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/09(Sun) 19:04
私はサムライ

113 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/09(Sun) 21:22
       /|
       |/__
       ヽ| l l│<ハーイ
       ┷┷┷


114 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/10(Mon) 01:14
>>90
【アフリカを俺にくれ】


(宇宙暦0083 10月23日
東アフリカ、キンバライド基地内)

「・・・このアフリカは我々の物だと思っていた。

かつては我らジオンの軍旗が、このアフリカの大地を埋め尽くしていたのだ。

だが・・・今振り返れば、残されたのはこのダイヤモンド鉱山一つ。
そしてたったそれだけの物を、この三年維持する間に、多くの部下を死なせてしまった。

生き残ったモビルスーツも、僅か10機程にしか過ぎん。」


いえ!
何の支援も無く、三年もの間、このキンバライド基地を維持できたのはビッター閣下なればこそ!
・・・閣下は武人の鑑です!

閣下や、兵達が守り続けたこの基地と、そして『HLV(宇宙へ物資を打ち上げるロケット)』があればこそ、
我々が連邦から奪取したガンダムと核を、宇宙へと運ぶ事が出来るのです!


「今にして思えば、我々がこの灼熱の大地で足掻き続けてきたのは、まさにこの日の為だったのだな。

ガトー少佐・・・君と、君のガンダムをデラーズ中将に届ける事で、この基地の役割も終わる。

そして我々の志は、『星の屑作戦』に受け継がれる!
そうだな?」


は!
必ずや、『星の屑』成就を!そしてジオン中興を!この手で!

・・・閣下には感謝の言葉もございません・・・。


「ふ・・・あと一時間後の打ち上げが、この基地最大の功績となるかもしれんな。

その間、連邦の追撃部隊は我々が阻止する!
君を無事に宇宙に上げて見せよう!

・・・すべては新しきジオンの為に!

さあ、行き給え!『ソロモンの悪夢』よ!」


閣下・・・!
この武功は、いかに連邦がこの地を奪い、そして時が経ようと・・・
決して、消える事はありますまい!

閣下の武名は、このアフリカの大地に永劫、刻み込まれましょう!


・・・ご武運を!




115 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/10(Mon) 01:46
ガトー少佐に敬礼!

116 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/11(Tue) 00:24
ホワイトベースに核を撃ち込む!!

117 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/12(Wed) 00:29
>>92
【ガンダムが落ちた】


(宇宙暦0083 11月8日
『コンペイトウ』における観艦式襲撃の二日前
暗礁宙域・ソロモン海中間地点

ガトー艦隊旗艦、ムサイ級巡洋艦『ペール・ギュント』
モビルスーツデッキ内)

懐かしいぞ、カリウス!
来てくれたな!


「少佐!
『第302哨戒中隊』、僅か三機になりましたが・・・。」


何を言う!お前達の力・・・アテにしているぞ!
他の連中も間もなく合流するだろう・・・『星の屑』の為に!

今の私の心は・・・この宇宙のように震えている!


「はい!腕が鳴ります!
ところで少佐、奪取されたというガンダム、性能はいかがですか?」


ん、悪くない。
連邦にしては、大した物だと言っておこうか。
この作戦の鍵を握るに相応しい機体だ。

(ノーマルスーツの腕に取りつけられた、通話用受信機が鳴る)
・・・む、なんだ?
グラードル艦長か、どうした?


《ガトー少佐!
連邦が全ての周波数域で、全世界に向けて放送を流し始めました!
たった今、それを受信したところです!》


何だと!
連邦め!どういうつもりだ!

グラードル、その映像をこちらに転送できるか?


(モビルスーツデッキ内の大型スクリーンに映像が転送される)
《地球圏に深い傷跡を残した先の大戦より三年。
我々は一日も欠かす事無く、一部の楽観論者どもの言う「平和」なるものが
いかに脆く、欺瞞に満ちた物であるのかを、諸君等に訴えてきた筈だ!

そして先日、ついに『デラーズ・フリート』を名乗るジオンの残党共の手により、我がトリントン基地が襲撃され、
我が軍のモビルスーツ、『ガンダム』が奪われるという事態が起きた!

彼奴等の頭目、エギーユ・デラーズが全宇宙に向けて出した犯行声明は、平和に呆けた諸君等の記憶にも新しかろう!》


・・・この男は!
連邦のバスク・オム!


「少佐、この男をご存知なのですか?」


うむ、月に雌伏の時を囲っていた折も、ケリィ達と共に、情報収集だけはしていたからな。
・・・タカ派、強硬派の急先鋒として知られる男だ。
だが、それだけでもないらしい。すこぶる評判の悪い男でな。
己の権勢欲を満たす為なら、連邦の看板も躊躇い無く捨てるかもしれんほど、腹の黒い男のようだな。

今回の核を搭載したガンダムの開発は、表向きコーウェン中将の指揮という事になっているが・・・
この男も、何らかの関わりが有ると見て間違いあるまい!


《エギーユ・デラーズは言う!
我々が核を搭載したモビルスーツを開発したと!そしてそれを奪ったと!

彼奴の言に踊らされてはならぬ!
所詮は、己の敗北を認めようとせず、宇宙をあてもなく彷徨う夢遊病者に過ぎんのだ!

だが、彼奴のこの暴挙により、我々には最後の機会が与えられた!
即ち、我が地球が、常に危険に晒されているのだという認識を得る機会だ!

諸君!今こそ惰眠から覚めよ!
地球圏の真の平和とは、スペース・ノイド及び各サイドの管理運営を、我が地球が強力に行う事によってのみ成り立つのだ!

地球圏の静謐を脅かすものには、必ず鉄槌が下される事を思い知らさねばならぬ!



・・・我々は先日、デラーズが奪ったというモビルスーツ・ガンダムを落とした!
以後、彼奴等が如何に核の脅威を唱えようと、その妄言に耳を貸す必要は無い!

もはやデラーズの愚挙が潰えるのも間近である!
我が軍が二日後に行う観艦式が、その終結の宣言となろう!》


なっ!私のガンダムを落としただと!
・・・何を世迷言を!
バスクめ・・・偽の情報を流して、スペース・ノイド決起の気運を挫くつもりか!


おのれ!!
・・・私やデラーズ閣下、そして多くのジオンの勇士達が、この三年、どんな思いで・・・。
許せん!


・・・私は多くの英霊達の魂の叫びを、この身と肩に背負いながらここまで来たのだ!
我が心に一点の曇りなし!
『星の屑』・・・必ず成就させる!



118 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/12(Wed) 18:37
おまえらはタマネギだぁぁ

119 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/13(Thu) 00:43
これから大気圏に突入します

120 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/13(Thu) 01:21
>>97
【なぜ「WHYとベース」は木馬なの?】

(宇宙暦0079年 12月25日
ソロモン海近辺)


この・・・沈めぇぇい!!
(サラミス級のブリッジにビーム弾を叩き込む。
サラミスはしばらく痙攣した後、轟沈する。)


ふぅ、これでひとまずは撃退したか!

だが・・・ソロモンは落ちたようだな。
ドズル閣下・・・。

・・・いかん!このような所で気合を萎ませては!
まだ、退却してくる味方がいるのだ!
このか細い退却路を・・・なんとしても支えねば!

しかし・・・ビームライフルのエネルギーも、推進剤も残り少ない。
いつまでここに踏みとどまる事が出来るものなのか・・・。


む、こちらに一隻、引き返してくる?
あれは・・・『グワデン』!


「第302哨戒中隊へ。こちら『グワデン』!
ガトー大尉、聞こえるか?
艦長のデラーズだ。
諸君等に助太刀に参った!」


デラーズ大佐!
よろしいのですか?


「ふっふ。
己が理想の為に、敢えて火中に飛び込まんとする若者を見捨てられるほど、
私は老いてはおらん!
敵の追撃が、小休止になっている今の内に、本艦にて補給を受けよ!」


感謝いたします!
ところで、デラーズ大佐には、ドズル閣下のご消息をご存知でしょうか?


「ドズル閣下は名誉の戦死を遂げられた。
見事、ティアンムを道連れにな。

だが、ドズル閣下の『ビグ・ザム』を落とされた。
・・・『木馬』のガンダムに。」


ガンダムに!
またしても・・・『木馬』か!
あの艦は、我等にとって、呪いの艦に思えてなりません!
黒い三連星も、青き巨星も・・・ヤツの為に!


「うむ。儂もそう思う。
しかし、『木馬』とは良く名付けたものだ。
その形状もさることながら、その存在自体が忌まわしい。
名付け親は、あの赤い彗星だそうだがな。

かつて『トロイ』は木馬を自らの場内に引き入れた為に敗れたが・・・
あの『木馬』にしても、シャアがヤツに迂闊に手を出さなければ、という気がしなくもない。

む!レーダーに反応!
ガトー、次の追っ手が参ったぞ!」


は!
おかげさまで推進剤の補充は終わりました。
ビームライフルは間に合いませんが・・・『MMP80マシンガン』をお借りします!

では!出撃します!



121 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/13(Thu) 01:22
>>99
【もえあが〜れ、もえあが〜れ、もえあが〜れ、ガンダム〜
きみよ〜はしれ〜】


(宇宙暦0079年 12月25日
ソロモン海近辺)


(サウス・バニング)
「・・・はっ!・・・はっ!了解しました!
はい、我々の現在の位置は・・・」

(ベルナルド・モンシア)
「もえあが〜れぇ、もえあが〜れぇ、ガンダムぅ♪
君よぉ〜、ハァぁん♪
走れぇ〜、ハァぁん♪っとくらぁ!」

(チャップ・アデル)
「・・・酔っていますね、モンシア少尉は。
しかし何でしょう、この歌は。
よほどガンダムに乗りたかったんでしょうか?」

(アルファ・A・ベイト)
「ただ単に飽きっぽいだけだろ。
初めてジムを受領した時に、『これで俺も晴れて、モビルスーツ乗りだ」なんつってはしゃいでたのは、
つい1ヵ月前じゃねえかよ。
それにしても・・・。

おい!うるせえぞ、モンシア!
下手な歌、歌いやがって・・・こちとら急な出撃で、メシが食えなかったんだぞ!
空きっ腹に響くだろうが!」

(バニング)
「はい、まだ敵影は見えません。
えっ!・・・バーンズ中隊が?
はい・・・はい・・・」

(モンシア)
「メシだぁ?メシが何だ!
オレぁな!ロザンナとジェーンとWデートの真っ最中だったんだぞ!
飲まなきゃやってられるかい!」

(ベイト)
「何がデートだよ・・・お前のはただのナンパだろうが!
・・・ちっ、それにしても、先に出撃した奴等もだらしねえ!
撤退する敵を追撃に出ときながら、返り討ちに遭った挙句、救援要請を寄越すなんざ聞いた事もねえぞ!」

(アデル)
「確かに前代未聞ですね・・・。
マクファーレンさんに教えて貰ったんですが、敵の殿に、とてつもなく強いゲルググがいるそうです。
機体を青く塗装したヤツらしいですよ?」

(ベイト)
「青?
けっ!パーソナルカラー持ちかよ・・・手ごわいな。
ん?そのマクファーレンさんってのは・・・ヘレン・マクファーレンの事か?」

(モンシア)
「んなあにぃい!
あの我が軍きっての美女との誉れ高く、かつガードの堅さから『鉄のカーテン』との異名を持つヘレン様だとぅ?
このモンシア様ですら、オシリを触るどころか、まともに会話も出来てないというのに!
アぁデ〜ル! おまっ、いつの間にぃ!
モビルスーツに乗るのも、女に乗るのも、お手の物ってかぁ!?このヤロー!」

(バニング)
「お前ら・・・いいかげんに黙れ!!
母艦からの命令が聞き取れなくなるところだったぞ!
・・・その青いゲルググの率いる部隊に、バーンズ中隊が全滅したらしい。
バーンズ大尉と副隊長のマルディーニ中尉も戦死したそうだ・・・。」

(ベイト)
「バーンズ中隊が!?
あの隊は腕利き揃いで・・・、
確か、バーンズ大尉は14機、マルディーニ中尉は22機のスコア(撃墜記録)を持ってなかったか?」

(アデル)
「16機と24機です。
・・・昨日お二人とも、2機ずつスコアを追加されてましたから。」

(バニング)
「ああ。
マルディーニの奴は俺の同期でな。
優秀なモビルスーツ乗りだったんだが・・・。」

(モンシア)
「うっく・・・そ、そうですかい。
いずれにしても、ウチのエース級が束になっても敵わねえってわけかよ。
へん、面白えじゃねえか!
その青いゲルググさんと『不死身の第4小隊』と・・・
どっちが強いかやってやりましょうぜ!バニング隊長!」

(ベイト)
「ん?反応!
行ってるそばから・・・来やがったぜ!
敵さんがよ!」

(アデル)
「先頭にいるのは・・・青いゲルググ!
ビンゴ!のようですね。
果たしてラッキーなのかアンラッキーなのか・・・。」

(バニング)
「・・・ラッキーに決まってるだろう?
あいつ等の敵討ちが出来るんだからな!

・・・それとお前等!
私語をした罰として、腕立て200回だからな!
腕立てをする為にも・・・生きて帰れよ!」




122 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/14(Fri) 00:43
白いモビルスーツは悪魔か?

123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/15(Sat) 06:08
なぜモアイ?


124 名前:アイナ・サハリン ◆GMrpHxUc 投稿日:2006/04/16(Sun) 11:16
はじめまして、アイナ・サハリンと申します・・・何のお話ですか?
楽しそうですね、私も入れて頂いてよろしいですか?(微笑

>>115
ガトー少佐・・・あの「ソロモンの悪夢」アナベル・ガトーさんですね?
あの方には宇宙でのアプサラス機動実験の護衛で私も一度お会いした事があります。
とても礼儀正しく、頼りになる方でした・・・でも戦死なされたのですね・・・
私は軍人では無いのですが・・・(微笑んでガトーの墓石に敬礼をする)

>>116
木馬に核を打ち込む為アプサラスは陽動・・・?誰がそのような作戦を・・・
幾らあの戦艦が落ちないからといって、そんな事・・・ノリス、お兄様は何と・・?
・・・戦闘データ採取のため出撃しろ・・・ですか、分かりました。アイナ・サハリン、アプサラス、出ます!

>>119
アプサラスの大気圏突入実験・・・開始します
・・・・機体表面温度1500、試作バリュートパック展開。全機能オールグリーン・・・
!!・・・ラジエータに異常発生!機体温度が下がりません!緊急帰還します!
・・・・
はっ・・・!またあの時の夢を・・・私は・・・このままで良いのでしょうか・・・



125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/16(Sun) 14:05
水いりませんか?

すこし、まけときますよ

126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/16(Sun) 20:47
アプサラスのパーツを貰っていきますねノシ

127 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/17(Mon) 00:49
>>124
援軍か来たのか!?
おお、これは!

素晴らしいモビルアーマーだ!

パイロットは・・・む!君はサハリン家の!?

そうか・・・兄上の下で、テストパイロットを務めていたのか。
しかし、サハリン家の令嬢ともなれば、世が世なら・・・
いや、今はジオンの戦士として戦う君に、これは無粋だったな。
非礼を詫びよう。

アナベル・ガトー大尉だ。
以後、宜しく頼む!



さて・・・行くか!

128 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/17(Mon) 00:50
>>104
【ジーク・ジオン!!ジーク・ジオン!!ジーク・ジオン!!】

(宇宙暦0079年 1月15日
L1宙域 サイド5 『ルウム』)

(無線に悲鳴と怒号が充満している)
≪こちら『ズワメル』! 機関部に被弾!航行不能!救援を!≫
≪第12モビルスーツ中隊応答せよ!第12モビルスーツ中隊! どうしたか!生存者は居ないのか!≫
≪第二戦隊、『ソルヴェーグ』撃沈! 『シェラザード』大破しました! このままでは戦線を維持できません!≫
≪こちらアイケルバーガー中隊所属・・・ヘルヴェグ伍長・・・。隊長は・・・先程戦死されました。
隊で生き残ったのは・・・自分のみでありま・・・ツー・・・ツー・・・ツー・・・≫


くっ!連邦の雑魚ども!次から次へと・・・!

しかし、レビルめ・・・ミノフスキー粒子の干渉で、精密誘導兵器が使えないと知るや、力押しに切り替えたのか!
こうも数に任せた波状攻撃をしてくるとは!
まずいぞ、このまま消耗戦に引きずり込まれては・・・数で劣る我々は!

ええい!レビルの直衛部隊に突入したという、友軍からの吉報はまだなのか!


(側方に巨大な光球が発生する)
なっ! 母艦の『カウリバルス』が・・・リンデマン艦長!
・・・おのれ!
あの『サラミス』タイプか!
沈めてくれる!

ぬ、迎撃機!・・・邪魔だぁ!
(迎撃の戦闘機隊が飛来するが、巧みなAMBAC機動で攻撃を躱しつつ、次々と敵機を撃ち落す。
が、手練の一機はそれを回避し、ガトー機の背後に回りこむ)

この私に・・・させるか!
(レバーを押し込み、『MS−06C・ザクU』を急旋回させる。
が、敵機は尚も追尾をしてくる。
そして、コクピット内に被ロックオンの警報音が鳴る)

時代遅れの戦闘機ごときに!
(プットペダルを踏み込み、機体を急上昇させる。
急激なGが身体を襲い、骨と血管が軋み、十分な血液を得られない眼球が映す景色からは、色が失われる)

う・・・お・・・これしきのGで!
(『06』の急上昇について行けなかった敵機が、眼下を通り過ぎようとする。)

そこだぁ!
(120ミリマシンガンが唸りを上げ、敵機を撃墜する)
よし!

・・・『サラミス』!覚悟!
(『サラミス』級は、ありったけのビーム、ミサイルをガトー機に浴びせる)

うろたえ弾など・・・いくら撃ったところで!
沈めぇい!
(『サラミス』級のブリッジにヒートホークを叩き込み、さらにマシンガン弾を打ち込み、これを沈める)

はぁっ!はぁっ!
これでこの周辺の敵は・・・・・・いや・・・まだか!
(ガトー機を、数十本の太いビームが襲うが、全て回避する)

10隻を超える、新手の敵艦隊か。
敵ながら、凄まじい陣容の厚さだ。
だが・・・。

(後方のグワジン級戦艦、『グワラン』を振り返る)
あの艦だけは・・・ドズル閣下の艦だけは・・・絶対にやらせん!

(フットペダルを踏み込み、エンジンの出力を上げる)
どうやら・・・ここが私の死に場所という事か!
ならば逝こう!
・・・この戦いの勝利の為に!


ん、これは!
敵艦隊が引いて行く・・・どういう事だ!?

(宙空に信号弾が3つ上がる)
あの発光信号は、作戦成功の合図!
・・・レビルを仕留めたのか!




我々は・・・勝ったのか?
あのレビルに?
あの連邦に?

くっ・・・ぐくっ・・・ぐぅぅ・・・。
ついに、ついに、この日が!

勝ったのだ!
我々が!
・・・我々の正義が!

≪ジーク・ジオン!!ジーク・ジオン!!ジーク・ジオン!!ジーク・・・≫
(コクピット内に、ミノフスキー粒子の干渉を吹き飛ばすほどの、味方の歓喜の声が充満する。)

多くの・・・同胞達の犠牲と・・・引き換えに・・・ぐ、ううぅ・・・。
前が・・・くっ・・・見えん。
この涙は・・・歓喜の涙が・・・それとも・・・。

・・・いや!
我々は緒戦に勝利したに過ぎん!
まだ、歓喜に浸るわけにはいかんのだ!
その日が・・・真の勝利の日が来るまで!

・・・ジーク・ジオン!


129 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/17(Mon) 03:10
私の名は、ヌルポ・アズナブル
ジオンの赤いヌルポ彗星として恐れられた大佐である
私のヌルポ専用ザクは普通のザクとは違うのだよ!

130 名前:アイナ・サハリン ◆GMrpHxUc 投稿日:2006/04/17(Mon) 18:57
>>122
白いMS・・・ですか・・・?確か連邦の新兵器でRX−78≠ニ・・・
私はガンダムという物はシローのEz-8と先行量産型陸戦ガンダムしか知らないのですが・・・あのスペックで量産型なのですか・・・恐ろしいMSですね・・・
そう言えばお兄様が「ガンダムなどこのアプサラスに掛かれば・・・」と呟いていました。兄をそこまで追いつめるMS・・・少し恐ろしいですね
・・・連邦の白い悪魔・・・ですか・・・

>>125
はぁっ・・・はあっ・・・アプサラスの機動実験で不時着した所が砂漠地帯だなんて・・・
アプサラスのミノフスキークラフトも作動しないし・・・救援信号は送ったのですが・・・
・・・・・・ここは・・・廃墟の村・・・?
「水いりませんか? すこし、まけときますよ」
あ・・・すみません・・・・頂いて宜しいですか・・・?ありがとうございます・・・っ
こく、こく、こく・・・
はぁ・・・有り難うございます、生き返りました・・・貴方は命の恩人です・・・
(呼び出し音が鳴り)はい、こちらアイナ・サハリンです、ノリスなのですね?はい、そこから約10q程度の所に小さな村があるはずです、はい。では
私は帰ります・・・貴方には本当にお世話になりました、どうかお元気で・・・

131 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/17(Mon) 19:03
俺がシロー・アマダだ!MS08イケメン小隊!付いて来い!

共 に 前 線 で 自 爆 す る ぞ

次回【イケメン戦火に散る】

132 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/17(Mon) 23:20
>>105
【最初に機体に乗り込んだ時ってどういう気持ちだった?】


私が初めてモビルスーツに乗った折の話か。
随分と懐かしい話を持ち出すものだな・・・君もモビルスーツ隊志望なのか?


フ・・・まぁいい。
最近は、なかなか君のような若い兵と、このような話をする機会も無かったからな。


私が初めてモビルスーツに乗ったのは、宇宙暦0076の事だ。
私は士官学校の3回生だった。


君も知っての通り、士官学校では、将来の軍の幹部候補を育てるべく、非常に幅広い分野に渡る教育を受ける事になる。
その中には、各種重機類の取り扱いも含まれている。

大型トラックやブルドーザーの扱いも、任務遂行の上で必要になる場合があるからな。
そのようなカリキュラムの一種として・・・「月の地下資源採掘用・人型作業機械の取扱い」があったのだ。

当時、「それ」は『モビルワーカー』と呼ばれていた。

見るからに不恰好な「それ」は、今の我が軍のモビルスーツの雄渾さ等は微塵も持ち合わせはいなくてな。
まさかそれが、宇宙艦隊戦における決戦兵器として開発されたものであろうとは、露程も思わなかった。

そう、私は、初めてモビルスーツに乗った時、「それ」がモビルスーツの雛形とは知らずに乗っていたのだ。

フフッ・・・とんだ笑い話ではないか。
今だから言える事だがな。

だが、乗り心地は最悪ではあったが、「それ」が強力な兵器としての可能性を秘めている事は直ぐに分かった。
学友たちとも、その辺りは散々議論したものだ。

ミノフスキー粒子散布下にて、行われる、新しき時代の戦争。
その主役たりうるのは、戦闘機でも、ミサイルでも、宇宙戦艦でもない!
敵陣深く飛び込む機動力と、その懐で暴れる近接戦能力。
そして、混戦状態でも、すぐさま戦況に対応できる汎用性の高さ・・・。

この『モビルワーカー』をさらに拡大、発展させていくべきではないのか?
いや・・・このような訓練をやるからには、すでに軍は、その開発を行っているのではないか?とな。



そして、私達の想像は正しかった。

士官学校を卒業した時の事だ。
修了式典が終わり、監視役として来ていた連邦軍の監察官が立ち去った後、
私達生徒はその場で解散させられる事無く、教官達に別室に通されたのだ。

そこで初めて『モビルスーツ』の資料を見せられた。
それは試作を終えたばかりの『MS−06A』型の資料と、模擬戦闘をする『MS−05』のVTRだった。

驚きだった。
あの鈍重な『モビルワーカー』からは想像もつかぬ、『MS−05』の機敏かつ、滑らかな動き!
そして優れたバランス制御! 戦車砲や、戦闘機の機銃を弾き返す、重装甲!

・・・まさかこれほどまでに開発が進んでいようとは!

教官は言った。
「これからの戦争は、この『モビルスーツ』が主役となる!
我が軍は連邦の物量に対抗する為、この『モビルスーツ』部隊を編成し、拡充しなければならん!
我々は、この初めての分野に積極果敢に挑戦する、若い力を欲している!

君達の中に、この『モビルスーツ部隊』に参加しよう、という意思の持ち主は居ないか?」


・・・もちろん、私は即座に参加を決めた!
今一人の親友もな。

この私達の行動を見て、他の学友も次々に名乗りを上げた。
だから、今現在の中隊長、小隊長連中には、私の同期が多い。

今では、モビルスーツ隊といえば、すっかり花形となった。
君もジオンの防人たらんと欲するなら、迷うことは無い!

君の参加を待つ!



133 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/18(Tue) 23:41
>>107
【カミーユが精神崩壊を起こしてます】


これは・・・痛ましいな。
一種の幼児退行だろうか?
いや、心そのものを閉ざしてしまっているように見える。

戦争とは過酷なものだ。
それに従軍する兵達の心的ストレスたるや、平時に在る者にはとても想像する事は出来まい。

自らの生命の危機に晒されるだけでなく、愛する者、尊敬する者をその目の前で喪う事もあるのだからな。

兵というものは・・・血を身体だけでなく、心からも流すのだ。
それでも歯を食い縛り、戦場に踏み止まれるのは、自身の中に戦うべき理由が有る者のみなのだ。

何故、私は戦うのか。
何故、私は敵の命を奪うのか。

私は・・・スペース・ノイドの真の独立の為に!
多大の犠牲を出しながらも、連邦の圧制から開放される為の道を切り拓いてきた、
先人達の思いに応える為に!

だが、戦場に在る者全てが、そういった信念を持っている訳ではあるまい。
なし崩しに、生きる為に銃を取らざるを得ない者も居るだろう。
・・・戦うべき理由を持たぬ者にとって、戦場とは地獄絵図にしか過ぎんのだ。




しかし、哀しい目をしているな、彼は・・・。

今迄この目で、何を見て来たのだろう・・・。
そして、この目には今、何が映っているのだろう・・・。


134 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/19(Wed) 00:13
>>109
【パイロットは特攻して死ぬ運命なのだよ】


私は死など恐れるものではない!

だが・・・そのような物言いは気に入らん!

私は犬死をするつもりは無い。
いたずらに死を求め、突貫するなど・・・それは匹夫の勇というものだ!

真の武人たるもの、生きるも死ぬも、全ては大義の為!
その大義の成就が叶わぬのなら・・・恥を偲んで生き延び、機会を待つ事も必要なのだ。



あのア・バオア・クーの戦いの折・・・。
我が母艦は撃沈され、ギレン閣下も戦死され、我が軍は目に見えて劣勢に立たされていた。
最早、ア・バオア・クーの陥落と、ジオンの敗北は時間の問題だった。

あの時の私は、ただ死ぬ事しか考えていなかった。
生き恥など晒せるか!
せめて一太刀!敵に浴びせて死んでくれよう、とな!

だが、それは・・・所詮、血気に逸った若造の自己満足に過ぎなかったのだ。
己の恥など、我々の大義と比べれば、あまりにも矮小な物に過ぎん!


私はそれを、デラーズ閣下に教わったのだ。

閣下は仰った。

「真の勝利を得るその日まで、貴様のその命を預かる』と!

そう仰った閣下自身が、何よりも無念そうだった。
しかし、閣下はその感情を噛み締め、飲み込むようにして、私にそう言ったのだ!

・・・心が震えた。

この方の言葉を信じようと!
この方に付いて行こうと決めた!

真の勝利を得る、その日まで!


そして我々は三年待った!
時は熟した!

・・・雌伏の時は終わったのだ!


135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/19(Wed) 01:20
ソロモンよ…私は帰って来た!

ソロモンさん、私のお友達。

136 名前:アナベル・ガトー ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/20(Thu) 00:09
>>111
【ザクを笑う者はザクに落とされる】



うむ!まさに金言だ!

モビルスーツ同士の戦いでは、一瞬の気の緩みが命取りとなるからな。
まして・・・敵を機種によって侮るなど論外だ!

だが、『ザク』を侮るとは・・・。
根本から、認識が間違っているとしか思えん!

今の我が軍には、あの『ガンダム』に匹敵する性能を持つ、『ゲルググ』が配備されつつある。
にも拘らず・・・頑なにザクから降りようとせんパイロットがいる。

その多くがエース・パイロット、またはそれに匹敵する実力を持つベテランパイロット達だ。

・・・彼等は何故、『ザク』から降りようとせんのか?


答えは簡単だ。
それが自分の手足のごとく操れる程に、慣れている機体だからだ!


当然、モビルスーツには機種によってそれぞれ特徴がある。
・・・特徴が違えば、それを活かした戦法も変わる道理!

ことにエースともなれば、それぞれが独自に編み出した戦いのロジックを持っているものだ。
それを変えるのは容易な事ではない。

もう一つには、機種転換に対応する訓練の時間が無いという事情があるのも確かだがな。



・・・それにザクはいい機体だぞ。
確かに一見すれば、『ゲルググ』と比して、推力・装甲・火力・格闘能力といずれも劣っているように見える。

例えば敵の戦艦などの大きな標的に対し、一気に肉薄し、強力な一撃を浴びせ、そのまま敵の反撃を受ける前に射程外に逃れるというような、
一撃離脱戦をするには、圧倒的に『ゲルググ』の方が向いている。
その点『ザク』では・・・特に攻撃力の不足は明らかだ。

だが・・・『ザク』というのは、実は非常に小回りの利く機体なのだ。
つまりはパイロットの腕次第でいかようにもカバーする事が可能であると言えよう。

特に格闘戦、それもモビルスーツ同士の一対一の戦いともなれば、ベテラン・パイロットの腕の見せ所だ!
彼らの機体の性能を極限まで引き出した格闘戦は・・・まるで一級の舞踏士の舞を見るかのごとく素晴らしい!

フッ、そのような猛者に、軟弱な連邦のパイロットでは・・・相手にもなるまい!


寧ろ連邦のヒヨッ子共には、こう言ってやった方が良いだろう・・・。
今だに『ザク』で出てくるパイロットこそ、要注意だとな!

137 名前:アナベル・ガトー・@ ◆LAtlWsfA 投稿日:2006/04/21(Fri) 01:25
>>112
【私はサムライ】

(宇宙暦0080 1月7日
L2宙域 月・サイド3中間点)

皆、諦めるな!
這ってでも集合点へ!
『カラマ・ポイント』へ辿り着くのだ!

ジオンは敗れた・・・。
『ジオン共和国』を騙る売国奴どもの手によって、その理念も理想も連邦に売り渡される事によって!

だが・・・。
我々はまだ戦える!
我々の戦いは、まだ終わってはいない!

何としても連邦の追撃を振り切るのだ!
『カラマ・ポイント』へ・・・連邦もその存在を知らぬ、暗礁宙域へ!
其処で今一度、戦力を糾合するのだ・・・来たるべき再起の日の為に!


ぬ!あの光は・・・戦闘の光ではないのか!?

≪こちら、第四師団第六戦隊所属艦、『ペール・ギュント』艦長、グラードル大尉であります!
我、敵の追撃を受けつつあり・・・救援を乞う!≫

・・・やはり!
あの味方は我々が救う!
他の諸隊は、引き続き『カラマ・ポイント』へ向かわれたし!

よし、第302哨戒中隊は私に続け!
友軍を救うぞ!
(『ゲルググ』のスラスターを全開にして、戦場に向かう)


あれは・・・!
手負いの『ムサイ』級1隻に、『サラミス』級が5隻掛かりとは!
勝ちに乗じて嬲り殺すつもりか!
・・・連邦の腰抜けどもめ!

全機突入せよ!
1艦残らず沈めるのだ!


ぬ、おおお!
これしきのピケット(対空砲火)など!
どぅああああ!
(ビームライフルで機関部に致命傷を与え、撃沈する。
さらに揮下の『リック・ドム』隊も1隻沈める)
・・・よし、まずは2隻!

(直後、1機の『リック・ドム』が後方からのビームの直撃を受けて爆発する)
なに!?・・・バウマン機が!

(後方から、連邦軍の別の追撃艦隊とモビルスーツ隊が飛来する)
敵の新手・・・挟撃されたのか!
ちぃっ、抜かった!
だが・・・ここで友軍を見捨てて逃げるなど、男のする事ではない!

私が敵を防ぐ!
カリウス!『ペール・ギュント』を護って離脱しろ、急げ!


≪その役目、私にやらせて貰おう≫


(Aへ続く)



138 名前:アナベル・ガトー・A ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/21(Fri) 01:26
(@よりの続き)

何だと!?
(背後に迫りつつあった『GM』1機と『ボール』2機が爆発する)

何者だ!?
む・・・あの白いザクは!


「久しいな、ガトー大尉。
聞いたぞ・・・ソロモンでは、私の分も働いてくれたそうだな。」


あなたは・・・『白狼』!
シン・マツナガ大尉!
戦線に復帰されていたのですか?


「ふん、ザビ家の縄張り争いに巻き込まれ、サイド3に足止めを食らってな。
おかげで、大恩あるドズル様をお助けできないどころか、死に目に会う事も出来なかった。
ザビ家の政権が崩壊した混乱に乗じて、ようやく此処まで出張ってこれた。

・・・この敵は私が引き受けよう。
貴官らは退却したまえ。」


大尉!
私と大尉と二人で戦えば、脱出できるやもしれません!
共に参りましょう、『カラマ・ポイント』へ!


「ふふ、これだけの敵を相手に逃げ切るのは不可能だ。
だが、私が盾となれば、貴官ならばその間隙を突き、脱出する事ができよう。

それに・・・ガトー大尉。
私がここに来たのは戦いを継続する為ではない。

・・・私は、ジオンの軍人としてドズル様に殉じる為に、此処に舞い戻ったのだ。」


殉・・・じる?


「私のマツナガ家はな・・・古の『サムライ』を祖先に持ち、かつてはザビ家やラル家と並ぶ名家だった。
だが、ザビ家が政権を取る頃にはすっかり没落してしまっていた。

没落し、今日の食事にも困窮していたマツナガ家に、再興の手を差し伸べてくれたのがドズル様だ。
あの方は真の武人であると当時に情に篤きお方だった。

私は、ジオン・ダイクンの言う理想の為に戦ってきたのではない。
ただ、ドズル様より頂いた恩に報ずる為に戦ってきたのだ。

だが・・・そのドズル様は・・・もう居ない。」


・・・・・・・・・・・大尉。


「ガトー大尉・・・覚えておくがいい!
人というのはな・・・理念の為に死ぬのではない。
その理念を体現した人の為に死ぬのだ!

だから私は此処で、私の戦いを終わらせる。

だが・・・貴官らの戦いはまだ終わってはならん筈だ!

戦うのだ、ガトー大尉!
・・・さらばだ!」


大尉!
マツナガ大尉ー!

くっ!
分かりました・・・ならば私は、明日の勝利の希望を与えてくれた、デラーズ大佐の為に!
あの方の理想の為に、この命、捨てましょう!

『白狼』、シン・マツナガ大尉・・・あなたの事は生涯忘れません!



139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/04/23(Sun) 00:20
ガンダムの時代は終ったのだよ

140 名前:アナベル・ガトー@ ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/23(Sun) 03:59
>>113

【      /|
       |/__
       ヽ| l l│<ハーイ
       ┷┷┷       】


(宇宙暦0080 1月15日
L2付近 暗礁宙域 『カラマ・ポイント』
デラーズ艦隊旗艦、グワジン級戦艦『グワデン』ブリッジ)


これは・・・上下左右、どこを見回しても我が軍の艦艇だらけではないか!
『ア・バオア・クー』、『グラナダ』、そしてジオン本国から連邦の追撃の手を逃れ、
集結した我が軍の勇士達・・・。

やはり皆、納得していなかったのだ!
あのような欺瞞に満ちた講和・・・いや無条件降伏など!
だが、これ程の陣容があれば・・・


「・・・連邦に一矢報いる事ができる、か。
しかしこれでも、連邦に対して最終的な勝利を得るには、あまりに乏しい戦力だ。」


デラーズ大佐!
しかし、連邦とて戦力を消耗しきっています!
彼奴等とて、いつまでもジオンに大軍を駐留させ続けるだけの国力を残してはおりますまい!

何処かの拠点を奪回し、地の利を活かして戦えば、本国と前線までの補給線の長い連邦を
苦しめる事が出来ましょう!


「事を急いてはならんぞ、ガトー!
我等に目先の勝利などは必要ない。
あくまで・・・我等の使命はジオンの再興にあるのだ!

連邦の国力は我がジオンの30倍以上・・・彼奴等を侮ってはならん。
今は傷を癒し、態勢を立て直すのが先決であろう。」


態勢を立て直す・・・。
ではデラーズ大佐もマハラジャ・カーンに従い、『アクシズ』へ向かうべきだとお考えなのですか?


「『アクシズ』へなど!
往路だけでも1年かかる彼の地では、地球圏からは余りに遠い。
未だに地球では、連邦に抵抗を続ける同胞達がおるというに、それを見捨てるなど儂には出来ぬ。

儂はこの地球圏に残る。
どこぞの適地に拠点を構え、そこから連邦に抵抗を続ける者達を支援しつつ、時を待つつもりだ。

連邦の為政者達の強欲さは底を知らぬ。
あの小人どもでは、スペース・ノイドの開放への希求を収めるどころか、加速させるのみであろう。

・・・必ず時は来る!
その時こそ・・・我等の再起すべき時ぞ、ガトー!」


デラーズ大佐・・・!
申し訳ありませんでした・・・自分の不明に恥じ入りました。
このアナベル・ガトー、非才の身なれど・・・死すまで大佐のお側を離れません!


≪デラーズ艦長!
戦艦『アサルム』より入電!
アナベル・ガトー大尉を・・・『アサルム』に移乗されたし、との事!≫


『アサルム』?
あの艦には、ドズル閣下の夫人、ゼナ様と御子のミネバ様がご乗艦されている筈では?


「これはもしや・・・そのゼナ様が、お呼びなのかも知れん。
ソロモン陥落以来、部屋に閉じこもっておられると聞いたがな。
・・・行って来るがよい、ガトー。」


・・・はっ、では!


(Aへ続く)


141 名前:アナベル・ガトーA ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/23(Sun) 04:00
(@よりの続き。
同 『カラマ・ポイント』 グワジン級戦艦『アサルム』)


これが、『アサルム』か。
同じグワジン級でも『グワデン』よりも遥かに内装が豪華だな。
あの壷は・・・かつてのこの艦の主、マ・クベ将軍が座乗していた頃の名残か。


「ガトー大尉!
待っていたぞ、よく来てくれた!」


あなたは・・・ラコック大佐!
ご無事だったのですか!


「ドズル閣下をお守りできず、閣下より後事を託されたソロモンも落とされ・・・。
なのに自分だけは生き残ってしまった。
とんだ恥晒しの副官もいたものだ、とは思うのだがな・・・。」


いえ、大佐の献身ぶりは、同じ宇宙攻撃軍の飯を食ったこのアナベル・ガトー、よく存じております!
また大佐と共に戦える事を、嬉しく思います!


「それは私の台詞だよ、ガトー。
君とは積もる話もあるが・・・今は後だ。

ガトー、ゼナ様がお会いしたいそうだ!」


ゼナ様が・・・私にですか?


「うむ!
ドズル閣下が亡くなられてからは、すっかり気を弱くされてな。
この私を含め、誰とも合おうとされなかったのだが、『ソロモンの英雄』がこちらへの合流を果たした、
と聞くと是が非にもお会いしたいと。
ドズル閣下の最後のご様子を聞かせて欲しいと・・・、そう仰られたのだそうだ。」


そうでしたか・・・わかりました!
喜んでお会いしましょう!


「ありがたい!
それと、これを・・・ミネバ様に渡してはくれんか。
ドズル様からの預かり物でな。
ミネバ様への贈り物のようなのだが・・・面会も出来ぬので、お渡しする事も叶わなかったのだ。」


・・・これは!
承知しました、必ずお渡ししましょう!

(Bへ続く)



142 名前:アナベル・ガトーB ◆JZkC7c9U 投稿日:2006/04/23(Sun) 04:02
(Aよりの続き)

アナベル・ガトー大尉、入ります!

(巨大、かつ豪奢な扉が開く)


ゼナ様と、ミネバ様!
・・・おやつれになられたな。


「貴方が、アナベル・ガトー大尉ですね?
良く来てくださいました。

貴方の働きぶりは聞き及んでおります。
『ソロモン』では我が夫と共に勇敢に戦われ、多くの御味方の命を救ったと。

『ソロモン』では・・・。
我が夫は・・・どのような?」


はっ!
ドズル閣下は・・・最後まで、勇敢に戦い抜かれました!

『ソロモン』の将兵の為に、ジオンの為に・・・いえ!スペース・ノイドの為に!
しかしそれは・・・全て、ゼナ様とミネバ様あってこそ!

御二人が住まう世界の為と思えばこそ、あの方は・・・男として、あれ程までに勇敢に!


「そうですか・・・そうでしたか。
私の夫は・・・私とミネバを何よりも愛してくれたあの人は、外見は怖ろしいけれど、
心根はとても優しい人でした。

この戦争が始まって、多くの方々がお亡くなりになった時も、

『俺は何億人ものミネバを殺してしまった』

とお泣きになって・・・。
そうでしたか・・・あの人は、最後まで、私達の為に・・・。」


はい・・・。


「??
ガトー大尉、それは?」


は!
これは、先刻、ラコック大佐よりお預かりしたもので、ドズル閣下よりのミネバ様への贈りの品だそうです。


「まあ、そうでしたか。
何でしょう、この四角い箱は?」


「あー、あー」


「これ、ミネバ。
そのように動いては危ないですよ。」

(ミネバの小さな手が、その「箱」に触れる)

(Cへ続く)



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