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【Fateシリーズ】くうくうお腹がなりました【聖杯戦争第二夜】

648 名前:間桐桜 ◆GD/sZsMA 投稿日:2010/09/29(Wed) 01:25
>>447
ライダ「……前スレは愚か一年半以上前の、確か私達が10chに現れたばかりの
    頃のレスですね。……全く、月日が流れは早いものです。」

あの頃の私達って未熟だったよね……。
名無しさん達に色々迷惑掛けちゃって――……あ、勿論今だってまだ、
成熟してるとはとても言えませんけど……。

ライダー「……う〜む。
     あまり言いたくはないのですが、成長度合いを計算に入れても、
     頻繁に来ることが出来ていただけ当時の方がマシだったのでは、
     というのが私の率直な批評です。
     
     ……まぁ、それは一先ず置いておきまして、シンジと彼の比較ですね。

     そうですね。あくまで私個人の見解ですが、ヘタレは血筋的な面から見て伊藤誠。
     歪みとやらは髪質的な面から見てもシンジに軍配が上がると思います。

     ……先ず前者ですが、確かにシンジもヘタレというイメージは強い。
     しかし、それは飽くまで聖杯戦争という名の魔術師達の闘争間での話です。
     対して、伊藤誠がヘタレと称されているのは通常の何処にでもある
     高校の学園生活中。
     ……そもそも状況が違いすぎます。
     
     ……伊藤誠は数々の女性に手を出しておきながら、責任も取れず、
     ほいほいと状況に流されていくサマをヘタレと称されていますが、
     恐らくシンジをヘタレたらしめているのは、聖杯戦争における器量の小ささや、
     実力のなさといった小物ぶりでしょう。
     また、全てのルートにおいてリタイヤするので、士郎と違い、
     成長の機会に恵まれなかったというのもあると思います。

     ……確認しておきますが、ヘタレとは一般に
     『信念がなく、何事もすぐ諦めてしまう根性のない人間』を指した言葉です。
     こう言ってしまうと確かに両者当て嵌まりますが、差はあるでしょう。

     ……シンジは少なくとも、自身の誇りを軸に命を賭けた聖杯戦争に参加した。
     他の魔術師から見れば、取るに足らない小さな覚悟であったかもしれませんが、
     これは誇りという名の信念が全くない人間に出来ることではありません。
      
     ……日常生活で一度こうだと決めた信念すら保てず、
     ふらふらしている伊藤誠に、命を賭ける戦に身を投じるような覚悟と根性が
     あったでしょうか?……私は少なくともそうは思いません。
     比較する相手が彼である以上は、いくらシンジでもヘタレ度で彼の上を
     行く事は出来ないと考えます。

     ……では逆にそれでは何故私が、シンジの方が人間的に歪んでいると判断したか。
     これは単純に両者のヘタレぶりの根幹となる性質が異なるからです。

     ……シンジの根幹は、間桐が枯渇したため、魔術の才に恵まれず、
     ずっと信じてきた自身の誇りを傷付けられ、更にサクラの存在にソレを刺激されたこと。
     そのため、直接罪のないサクラにあたり、長年付き合った友人すら平気で
     殺そうとする心を持ってしまった。……これはまさに『歪み』です。
     
     今まで自身の中で真っ直ぐに信じていたものが折れ、憎しみに変化していく過程も、
     『歪んでいる』といった形容しか出来ない心象です。

     ……対する伊藤誠は歪んでいるというよりも単に非常識なだけです。
     性欲に流され面倒を嫌う、言うなればアレは人間の『欲望の権化』のようなもの。
     そういった意味では、歪みというより真っ直ぐなんですよ。
     人間の限りない性欲・怠惰に対して、一点の曇りもなく正直なのです。

     ……こう言うと、ひょっとしたら
     『伊藤誠も性欲という、従うべき信念があるのでは?』
     と指摘する方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。

     ……性欲は信念ではなく、単なる本能。
     犬畜生でも持ちえるソレを、士郎の正義や凛の覚悟と同列にするのは
     いくら何でも有り得ないでしょう。」

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