☆★☆★☆　10ちゃっと♪設立十周年記念祭　☆★☆★☆

19 名前：ギルガメッシュ ◆GOLD/6h. 投稿日：2012/09/08(Sat) 16:24

雑種>>15
我の屍を超えていけ―――これは我と同じく『オレ』と読めば良いのか……？
まあそんな事はどうでも良い。
雑種、この妖怪を射的で斃せば貴様は満足か？
―――簡単だな、見てるがよい。

　　　　　

　　　　　　　　　ﾋﾞｼｯ！　ﾄﾞｻｯ！

これで良いか？
この様に容易き事に我の力を借りるとは……。
我はアーチャーで召喚したサーヴァントだ、例え宝具で銃器を使用しておらぬとも扱いには手馴れておる。
貴様は我を甘く見すぎておるだけだ。

―――景品？この妖怪の人形をか？
こんな物貰ってどうせよと。我は人形を抱いて寝る趣味など無いぞ。
それよりもだな――当初に言っておった玉蜀黍を献上せぬか。
別に匂いに釣られた訳ではないぞ、それが金色だからと言って同属と認めておる訳でもないぞ。
一点述べるとするならばその玉蜀黍が我に身を託すと訴えておる。
ならばその思いを成就させるのは我の役目だ………もぐ。

………うむ、もう時期季節はずれになるであろうが玉蜀黍は焼きが一番良いな。
もぐもぐ……この庶民風味がたまに味わいたくなのだな……うむ、美味い。
で、何だこの紙切れは？
―――北海道か、食通の我は年に数十は足を運んでおるぞ。
そう考えておると蟹が食いたくなったな……また近日中に行くとするか。

雑種>>16
綿飴か。
ううむ……これは女子供の駄菓子ではないか。
我の周りで喜びそうな女子供は確かに存在しておるが、今身近に存在しておる訳ではないからな……
仕方がない……祭りで善意を断る者こそ無粋だ。
……もぐっ

………甘いな、本当に砂糖菓子だと痛感させられる。
しかもべたつくぞ……だが文句を言っても仕方がない、喰うか。
もぐもぐ……もぐもぐ………。
　　　　　　　　　

―――所で先程から風が――舞うな……っっ！！！！！
か、髪に飴が絡まったぞ！！
我の髪が穢れてしまったではないか！しかも砂糖の甘い匂いが漂うぞ！
これでは昆虫と戯れる結果となるな……我は髪を洗いに場を離れる。
この痴態は誰にも語るな。　　よ　　い　　な。

髪を整えたのち、再度貴様の元に出向こう。
無論今無駄にしてしまった綿飴を再度喰うのだ。
先程述べたであろう、祭りで善意を断る者こそが無粋だと。
貴様が気に病む必要はない。この祭りでの雑種の善意は全て受け止めると決めておるのでな。
これは我が勝手に決めた事、雑種が一々口出しする権利も無い。
昆虫が寄ってきたな……では少々離れるぞ。

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