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【名無し参加型】うち、女勇者。【オリジナル】

1000 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/09/03(Tue) 19:58
>>998-1000話 卒業式

ザナージュ「サンキュー!キミの声が力になる!キミの笑顔が力になる!」
ゼノ「このタイミングで人のネタをパクんなよな」
ザナージュ「悪い悪い。面白かったもんでつい、な」
ルキ「わけの分かんないこと言ってないで、最後くらいちゃんとシメてよね、ザナージュ」
ザナージュ「首をか?」
ルキ「……」
ザナージュ「やれやれ、これくらいのジョークは軽く笑い流してほしいもんだ」
ゼノ「……」
ザナージュ「オイオイ、どうしたお前ら。相変わらず暗いヤツらだな。旅立ちの時くらい明るく行こうぜ?」
ゼノ「オレさ……」
ザナージュ「ん……?」

ゼノ「やっぱ辛ぇわ……」

ザナージュ「そうか、じゃあお前はこっちに残れ。バイビーベイビー!」
ゼノ「鬼かよアンタは!」
ザナージュ「お前こそ最後の最後にパロネタか?さっきと言ってることが違うんじゃねえか?」
ゼノ「……悪かったよ」
ルキ「でも本当に……これで終わりなんだよね」
ザナージュ「そうだ、これでようやく元の世界に帰れるわけさ。嬉しいだろ?」
ルキ「……少し」
ザナージュ「なんだよ、少しだけか?最初はあんなに帰りたがってたってのに」
ルキ「少し……寂しいかも」
ゼノ「……オレもだ」
ザナージュ「……ったく……よせよ、お前ら……。お前らがそんな悲しげな顔してるとよ……」
ゼノ&ルキ「ザナージュ……?」

ザナージュ「それが俺の力になる!」

ルキ「くずね」
ゼノ「くずだな」
ザナージュ「HAHAHA!バーカ、お前ら本当にバカだな。
   いいか?この世界で起きたことも、向こうの世界で起きてることも、遠い国の話じゃないんだよ。
   俺たちがここに転移してきたってことは、この世界と元いた世界は繋がってるってことだ。
   俺たちがここに来たように、ここの住人が向こうの世界に来たっておかしくねえのさ」
ゼノ「……そっか、そうだよな」
ルキ「また……会えるよね」
ザナージュ「当たり前だろ。ほれ、分かったらさっさと挨拶しな。今まで世話になったんだからよ」

ゼノ「あー、こういうの苦手だからあんま上手く言えねーんだけどさ……楽しかったぜ。ありがとな」
ルキ「最初は妙な世界に迷いこんでウンザリしたけど……たまには迷子になるのも悪くないかもね。……みんな、ありがとね」
ザナージュ「俺たちが転移してきて7ヶ月くらい……か?長いようであっという間だったな。
   返したレスは300ちょい……濃度的には1000くらい返した気がするがな」
ゼノ「そんな話を持ち出すなっつーの」
ルキ「空気読んでよね」
ザナージュ「ま、なかなかスリルのある日々を過ごせたぜ。ありがとよ。
   向こうでも……依頼を待ってるぜ。俺とおたくらの仲だからな、サービスしてやるよ。そんじゃ……バイビーベイビー!」



ゼノ「終わったな……」
ルキ「……そうね」
ゼノ「まぁみんなとはまた会えるさ。そうだよな、ザナージュ」
ザナージュ「…………」
ルキ「……ザナージュ?」
ザナージュ「ゼノ、ルキ」
ルキ「え……?」
ゼノ「なんだ?」
ザナージュ「ここまでよくやった。お前らにしちゃ上出来だ」
ゼノ「……」
ザナージュ「ま、俺のような超一流のハンターにはまだまだ及ばんが……ようやく見習い卒業ってとこだな」
ルキ「……」
ザナージュ「オイオイ、まただんまりか?これは褒めてやってんだぜ?もっと嬉しそうな顔したらどうだ?」
ルキ「そんなのわかってるってば……。でも別にこのくらい……当然でしょ?」
ゼノ「そうだぜ、誰に鍛えられたと思ってんだよ」
ザナージュ「ハッ、それもそうだな。……さてと、そろそろお家に帰るか……と言いたいところだがその前に……」
ゼノ&ルキ「……?」
ザナージュ「ヘヘッ……打ち上げパーティーでもするか?」
ゼノ「……!よっしゃー!!そうこなくっちゃな!なぁ、ルキ!」
ルキ「ふふ……いいんじゃない?」
ザナージュ「オーケー、決まりだな!じゃあ会場に急ぐぜ。止まるんじゃねえぞ、お前ら!」

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