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【名無し参加型】うち、女勇者。【オリジナル】

1 名前:マッチ ◆jlUtTwCg 投稿日:2015/12/14(Mon) 20:44

ちゃっす、うち女勇者。
なんかさ、ある日いきなり王様に呼び出されて
「お前の先祖は勇者だから、世界制服を企む魔王を倒してこい」
とか言われちゃったワケ。
ていうか、魔王ってのが何処にいるのかも知らないし、姿形も知らないし、なーんにも知らないんだけど。
いきなり魔王討伐とかありえなくない?
王様は大したお金もくれないしさ、情報も自分で探せ!ってことらしいよ。
まぁ、このスレが1000に到達するまでに倒せればいいんじゃない?
それじゃ、テキトーに冒険の旅に出てみましょ。

【名前】マッチ
【性別】女
【年齢】16
【職業】勇者(仮)
【レベル】1
【装備】ひのきのぼう、布の服
【呪文】まだ使えない
【その他】黒髪ロング、低身長、生意気、浪費癖あり

ルール
・名無しの提供してくれた情報を元に冒険するRPG(世界観、アイテム、呪文、モンスター等)
・もちろん、普通の質問、書き込みもOK
・一緒に冒険してくれる仲間も募集(上の自己紹介テンプレ使ってください)
・下げ推奨

710 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/02/21(Thu) 20:45
マスターソードが刺さった台座がある


711 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/02/22(Fri) 17:00
仕事だ

凶悪モンスター1万体の討伐を依頼する

712 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/02/24(Sun) 19:49
>>709
ザナージュ「これが噂のウェイ系か。こんな道端でドンチャン騒ぎとは、昨今の若者のモラル低下は実に嘆かわしいのお」
ルキ「あんたも自称若者じゃなかった?それにあのウェイは意味が違うでしょ」
ザナージュ「ウェェェイwww嬢ちゃんまぢ陰キャ〜 チョベリバチョベリバ〜σ( ?? ?)σ」
ルキ「うざっ」
ゼノ「しかも古いしな。それより、こういうのにはもう関わらないんじゃなかったのかよ」
ザナージュ「そう思ってたんだがな。見ろよ……こいつの書き込んだ時間を」
ゼノ「オレらが来た6分後……はえーな」
ザナージュ「だろ?絶対俺たちのこと好きだぜ、こいつ。もしかしたら監視されてるんじゃねえか?」
ルキ「……単にからかわれてるだけな気がするけど」
ザナージュ「ま、その可能性もある。むしろその可能性が高い。
   だから俺も適当にオート照準で撃ち殺して『オートミールの完成だぜ、HAHAHA』と笑い飛ばしてやろうかと思ったさ。
   しかしだ、こんなのでもレスが付く分まだマシな気がしてきたぜ。
   この仕事やってて一番キツいのは、なにも反応がないことだからな」
ゼノ「そりゃわかるけどさ、これじゃ他のヤツが寄り付かなくなるぜ?」
ザナージュ「そう、それが頭の痛いところさ。ここが俺の個スレならいくらでも遊んでやるんだがな。
   ま、いつか俺がスレ立てる時が来るかもしれねえから、それまでは我慢しときなドクター・ゲロ」
ルキ「スレ立てた途端、書き込みに来なくなるパターンかもよ」
ゼノ「そもそもオレらの話を聞いてるかどうかも怪しいぜ」
ザナージュ「どっちもありそウェェェイσ( ?? ?)σ」

>>710
ザナージュ「おっと、こんなところに剣が落ちてるぜ。拾っとくか?」
ゼノ「落ちてねーよ、台座に刺さってるじゃねーか。それにこれ……ただの剣じゃなさそうだぜ」
ルキ「この感じ……たぶん退魔の力ね。私やゼノが触るのは危ない……かも」
ザナージュ「なるほど、退魔剣ってやつか。どうりでイヤな感じがするわけだ」
ゼノ「いや、アンタは人間だろ」
ルキ「前世は悪魔だったのかもね」
ザナージュ「ま、いいさ。とりあえず引っこ抜くぞ」
ゼノ「今の話聞いてなかったのかよ!迂闊に触んなっての!」
ルキ「そもそも人の所有物でしょ、その剣」
ザナージュ「いいや、これはただの落とし物だ。落とし物は拾って交番に届けてやらなきゃな」
ゼノ「この世界に交番はねーよ」
ザナージュ「なら武器屋に売り飛ばすだけさ!」(剣に手を伸ばす)
ゼノ「あぁぁ、あのバカ……」
ルキ「……私、知ーらない」
ザナージュ(スカッ)「おろ?」
ルキ「……今、すり抜けた?」
ゼノ「……すり抜けたな」
ザナージュ「オイ、こいつはどういうこった?この剣はホログラムか?」
ルキ「そんなはずないでしょ。……あんたはその剣に触れる資格がないって判断されたんじゃない?」
ゼノ「心が汚れてるからな」
ザナージュ「いーっだ、どうせ俺は汚れてますよーっだ> ┰ <」
ゼノ「ガキみたいなイジケ方すんなよ」
ザナージュ「……ゼノ坊、ちょっとあの剣触ってみろ。お前なら僅かながら可能性があるかもしれん」
ゼノ「だからムリだって。オレは人間のあんたやハーフのルキと違って純粋な魔族だぜ?」
ルキ「……聖剣使いのね」
ザナージュ「なんでもいいからあの剣を抜きな!そうすりゃお前は伝説の勇者だぜ。
   題してゼノの伝説だ。いや、聖剣伝説かな?いやいや、ゼノブレイド……?」
ゼノ「付き合ってらんねーな……」

713 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/02/24(Sun) 19:50
>>711
ザナージュ「よし来た。さ、行くぜお前ら」
ルキ「あっそ……頑張って」
ゼノ「ムリはすんなよー」
ザナージュ「お前らも来るんだよ!たまには働けニートども!」
ルキ「あんたね……依頼の内容わかってる?」
ゼノ「できねー依頼は受けるモンじゃねーぞ」
ザナージュ「確かに俺一人ならできねえさ。だが俺には仲間がいる。頼りになる仲間がな」(ニッ
ルキ「いや、無理なもんは無理だから」
ゼノ「ああ、人間にも魔族にも、できることとできねーことがあるんだよ」
ザナージュ「うわあノリ悪!お前らホントにノリわるこちゃんだな!」
ルキ「ノリだけで生きていけるなら苦労はしないの。わかる?ザナエさん」
ザナエ「情けねえこと言うなよ、お前ら悪魔だろ?1万体くらいちゃちゃっと片付けてみせろよ。デビルトリガー使えば余裕だろ」
ゼノ「そんなことはできねーよ。アンタこそそんな武器持ってるなら、一人でスタイリッシュに狩って来いよな」
ルキ「そうよ、なんのために二つも銃持ってるわけ?」
ザナージュ「こんなもんファッションに決まってんだろうが!
   ちっ、しゃあねえな。よう、711。依頼は受けるが少し時間をもらうぜ。そうだな……3日間待ってくれ」
ゼノ「3日?オイ、どう考えたって3日で一万体はムリだろ」
ルキ「素直に謝って依頼を断った方がいいと思うけど」
ザナージュ「言ったろ、俺はどんな仕事でも受ける主義だってな。そして受けた以上は完遂してやるさ。……必ずな」
ゼノ「ザナージュ……マジなんだな。そこまで言うならわかったよ。手貸すぜ」
ルキ「はぁ……今回だけだからね」
ザナージュ「お前ら……ありがとよ(計画通り!クックック、単純なガキどもだぜ!)」
ゼノ&ルキ「711さん、その依頼はキャンセルさせていただきます。ごめんなさい」
ザナージュ「うおおおい!!なに勝手なことやってんだガキども!!」
ゼノ「るせーよ!アンタどうせ、オレとルキに丸投げするつもりだったんだろ?」
ルキ「あんたの考えそうなことよね」
ザナージュ「……キミたちのような勘のいいガキは嫌いだよ」

714 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/02/25(Mon) 11:44
てぇへんだ!
狂犬のジョニーがやられたらしい!
やったのは勇者にちげぇねぇ!

715 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/02/25(Mon) 16:55
スライム捕まえたけど食べる?
調理してやってもいいけど


716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/02/25(Mon) 20:44
ギャンブルをやってみないか?
(へへっ鴨を釣って胴元の俺が独り勝ちよォ!)

717 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/02/28(Thu) 01:35
ゼノ「ザナージュさー、>>712の顔文字化けてるぜ?前はAAもズレてたしな」
ルキ「慣れないことするから」
ザナージュ「時代が俺のセンスに追いつけなかったのさ」

>>714
ザナージュ「ジョニーが……!?」
ルキ「誰?ザナージュ、知ってんの?」
ザナージュ「いや、わからん」
ゼノ「じゃあなんで驚いたんだよ」
ザナージュ「知り合いにジョニーってヤツが一人くらいはいたような気がしたが、別にそんなことはなかったぜ!
   狂犬のジョニーとやらは知らんが、あのミスターの様子を見る限り
   なにやらてぇへんなことになってるってのはわかった」
ゼノ「もはや時代劇か洋画かファンタジーかわかんねー口調になってるもんな」
ルキ「……大変なのはわかったけど、それを私たちに言われても……って感じ」
ゼノ「ここにいたらオレたちも狙われるから逃げろって忠告してくれたんじゃねーか?」
ルキ「逃げるって勇者から?私たちが勇者に狙われる理由なんてないでしょ」
ザナージュ「嬢ちゃんの言うとおりだ。俺たちはなにも悪いことなんてしてないぜ?」
ゼノ「……いや、どうかな……」
ザナージュ「俺が思うに、あのミスターは俺たちにジョニーの敵討ちを依頼しに来たんだろうぜ」
ゼノ「オレたちに勇者を倒してほしいってことか?」
ルキ「……さすがにそれはないと思うけど。仮にそうだとしても狂犬なんて呼ばれてる上に、
   勇者に狙われるくらいなんだから、そのジョニーって言うのもどうせろくでもない男なんでしょ」
ゼノ「かもな。街のチンピラが勇者に退治されたってとこじゃねーの?」
ザナージュ「お前らにジョニーのなにがわかる!!」
ゼノ「そういうアンタはジョニーのなにを知ってんだよ」
ザナージュ「なんも知らねえよ、そんな薄汚い野良犬野郎のことなんて知りたくもないね」
ゼノ「なんだこいつ」
ルキ「狂犬病の疑いがありそうね」

>>715
ザナージュ「スライムか、まあ食ってやらんこともないぜ」
ゼノ「なんでお互いちょっと上から目線なんだ」
ルキ「……ていうかザナージュ、食べるの?」
ザナージュ「いや、食うのはお前らだ」
ゼノ「わけがわからないよ。なんでオレらがスライム食わなきゃなんねーんだよ?」
ザナージュ「せっかく715が調理してくれるって言ってるんだ。無下にしちゃ悪いだろ」
ルキ「そうね、だからあんたが食べればいいと私は思うんだけど?」
ザナージュ「オーウ、ムチャ言っちゃいけねえな嬢ちゃん。俺は人間だぜ?スライムなんて食えるかよ。
   それに俺はグルメなんでな。世間じゃ俺をグルメアントと呼ぶヤツもいるほどさ」
ルキ「社会の害虫ってことね」
ザナージュ「ウダウダ言ってねえで食いやがれ!こうやって地道にイベントをこなしていくのがRPGの醍醐味だろうが。
   それに意外と美味いかもしれねえぜ?見た目はゼリーみたいだしな」
ゼノ「うーん、言われてみればそんな気がするな。オレ食ってみようかな」
ルキ「ちょっと、ゼノ?」
ザナージュ「お、いいねえ。若いうちはそうやってGUNGUN色んなことにチャレンジすりゃいいのさ」
ゼノ「よし、オレ食うよ!」
ルキ「……待って、やっぱり私が食べるから」
ザナージュ「……」
ゼノ「いーや、オレだ」
ルキ「私だってば」
ザナージュ「……じゃあ俺が食うぜ!」
ゼノ&ルキ「どうぞどうぞ」
ザナージュ「あああああ!!しまったあああ!!」

ちゃんちゃん♪



ザナージュ「などというオチを、この俺が認めると思ったかね?」
ゼノ「認めろよ、これ以上どう展開する気だよ」
ルキ「ザナージュが熱々のスライムでも食べればいいんじゃない?」
ザナージュ「上等だ。お前らの顔面に吐き出してやるからな」
ゼノ「そう言うと思って、ここにあらかじめ煮込んでおいた熱々スライムを用意してあるぜ」
ザナージュ「ウソォ!?」
ゼノ「ウソ」
ルキ「はい、次」

718 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/02/28(Thu) 01:36
>>716
ザナージュ「ヒュウ!乗ったぜ、その勝負!そろそろカジノが恋しかったところだ!」
ゼノ「やめとけよ、アンタギャンブルめちゃくちゃ弱ーんだからさ」
ザナージュ「だからこそ、やめるわけにはいかねえのさ。負けっぱなしじゃ終われねえからな」
ルキ「そのセリフがすでに負け犬のそれじゃない」
ゼノ「そうやって挑んでは毎回カモられるんだよな。だいたい相手の顔見てみろよ、アンタそっくりだぜ」
ザナージュ「イイ男ってことか」
ルキ「悪い顔してるってこと」
ザナージュ「うっせえ!そこまで言うならお前ら、俺がボロ勝ちしても1Gたりとも分けてやらねえからな!」
ルキ「別にいいけど。期待もしてないし」
ゼノ「負けても金は貸さねーかんな」
ザナージュ「キイ〜!見てらっしゃい!このガキども!」

(画面暗転)

ルキ「……で、結果は?」
ザナージュ「お手上げさ♪」
ゼノ&ルキ「ハァァ〜〜……」
ザナージュ「……ぐすっ」
ゼノ「だからやめとけって言ったんだ。残念ながら、アンタは幸運の女神に嫌われてるんだよ」
ルキ「少しは学習しなさいよね」
ザナージュ「……すまん、俺が悪かったよ……。でも俺はさ……お前らに少しでも楽しい暮らしをさせてやりたくてよ……」
ゼノ「……別に今のままでいいっての」
ルキ「……ま、少なくとも退屈はしてないしね」
ゼノ「元気出せよザナージュ。ほら、今夜はアンタの好きなモン作ってやるからさ」
ルキ「私も……前あんたに貸したお金、あれもう返さなくていいから。……最初から期待もしてなかったし」
ザナージュ「お前ら……ありがとな……。次は絶対勝ってみせるからよ」(ニッ
ゼノ「ざわ…」
ルキ「ざわ…」

719 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/02/28(Thu) 05:32
私20歳の美少女だけどはだかみせてもいいよ


720 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/02/28(Thu) 22:16
はやり病の予防薬が出来たのじゃ。
ささ、腰に手を当ててぐいっと飲みなされ。
(黒と緑の混じったドロドロの液体の入ったコップを差し出す)

721 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/03(Sun) 01:37
>>719
ザナージュ「ワーオ……今のキミはなんていうかその……そう、最高にセクシーだ。
   どうかこの俺に、キミをマッサージする権利をくれないかい?」
ゼノ「やめろバカ」
ルキ「……一度捕まればいいのに」
ザナージュ「俺が捕まったら、一体誰がキミたちのような陰気なクソガキの面倒を見るんですか。
   特に嬢ちゃん、お前は少し積極性ってもんを身につけろ。719の美少女ちゃんを見習ってな」
ルキ「私も露出狂になれって?」
ゼノ「そうなったらルキも捕まっちまうな。二人とも、差し入れは何がいい?」
ルキ「……あんた、こういう話題の時は積極的にノるよね」
ゼノ「そうか?気のせいだろ」

ザナージュ「よしよし、俺の教育は確実に成果が出てるようだな。
   さて、それじゃショーを再開しようか。肩の力を抜きな、美少女ちゃん。俺のテクで気持ちよく踊らせてやるぜ」
ルキ「ちょっと待って、本気なのザナージュ?
   そりゃ確かにあんたは最低の男だけど、そこまでやるなんて……思ってたけど……」
ザナージュ「ただの悪口じゃねえか。お前は俺に何を伝えたいんだ」
ゼノ「まーまー、色々葛藤があるんだろ」
ルキ「冷静になってよ。こんなのどう考えたって怪しいし、罠に決まってるじゃない」
ザナージュ「そうだな、もしかしたらこの美少女ちゃんは俺をハメようとしてるのかもしれねえ。いやむしろ俺がハメ」
ゼノ「言わせねーよ」
ルキ「わかってるなら、なんで……」
ザナージュ「レディの罠にはハマってやるのが、ザナージュって男の生き方だからさ。こういう生き方しかしてこなかったもんでな」

ルキ「……バカ」
ゼノ「ホントにな。まあでもザナージュらしいっちゃらしいか」
ザナージュ「ま、そういうことだ。だからよ、止めるんじゃねえぞ……」
ルキ「そこまで言うなら止めないけど。ザナージュ、あんた719がホントに美少女だと思ってる?」
ザナージュ「ん?いやまあ……確かにハタチで少女と言い張るのは少し厳しいが、いくつになっても心は17才のレディだっているしな」
ゼノ「オイオイ」
ルキ「そうじゃなくて……性別の話」
ザナージュ「……なにが言いたい?」
ゼノ「あーもしかしたら、『あらくれ』みたいなのが裸で出てくるってオチの可能性もあるな」
ルキ「ま、それでも見たいなら仕方ないか。それがあんたの生き方だもんね。マッサージもしてあげるんでしょ?」
ザナージュ「じょ、冗談じゃねえ!そんなことやってられるか!俺は降りるぜ!あばよ!」
ゼノ「そういう生き方が似合ってるよ、アンタはさ」

722 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/03(Sun) 01:37
>>720
ザナージュ「おお、ついに秘薬が完成したか。ささっ、お前たちイッキに行くのじゃ」
ゼノ「なに自分だけ回避しようとしてんだよ。そんな三文芝居でごまかせると思ってんのかよ?」
ルキ「……」
ゼノ「ん?どーした、ルキ?」
ルキ「なんか私たち……ここに来てからおかしなものばっかり勧められてない?」
ザナージュ「ぼやくなよ、それもまた運命ってやつさ」
ルキ「……半分くらいはあんたのせいなんだけど?」
ゼノ「ぼやくなよ、それがザナージュってヤツさ」
ルキ「まあね」
ザナージュ「納得してんじゃねえぞ。まったく親の心子知らずとはよく言ったもんだぜ。
   この薬だってそうさ、俺はお前らの健康のために飲ませてやろうと思ってだな」
ゼノ「ならアンタこそ飲めよ。オレらと違ってただの人間なんだからさ」
ルキ「そうそう、あんたには長生きしてもらわないと」
ザナージュ「ぶっ。冗談よせよ、お前らこの地獄みてえな色の液体がマジで薬に見えるのか?
   これは薬と言うよりは毒、毒薬だな。飲めば結局のところ死ぬのでは?」
ゼノ「なんだァ?てめェ……」
ルキ「ゼノ、キレた!!」

ザナージュ「ひ、ひえっ!?」
ゼノ「その地獄の液体をオレらに飲ませようとしたのはテメエだろうが!!もう我慢ならねぇ!!本物の地獄を見せてやるよ!!」
ザナージュ「お、落ち着くんだゼノ坊!剣とツノ引っ込めろ!謝るから!ごめん!」
ゼノ「……ホントに悪いと思ってんのか?反省してるか?」
ザナージュ「反省してまーす」
ゼノ「……やっぱ斬る」
ザナージュ「ま、待てよ、今のはお前の振りが悪いだろ!?嬢ちゃん、黙ってねえでお前も何か言ってやってくれよ!」
ルキ「本気で反省してるなら、誠意を見せないと」
ザナージュ「誠意……?」
ルキ「そ。たとえばその薬を一気に飲み干すとか。それでいいでしょ、ゼノ?」
ゼノ「ああ、それで構わねーよ」

ザナージュ「……オーライ、わかったよ。男ザナージュ、誠意を見せてやるよ、見せりゃいいんだろ?ちっ」
ルキ「なんでこいつ逆ギレしてるわけ?」
ザナージュ「とは言ったものの……この色はヤバいだろ。何入れたらこんな色になんだよ……このジジイ、マジで毒薬作ったんじゃねえだろうな?」
ルキ「心配しなくても、もしあんたが死んだらちゃんと教会に連れてってあげるから」
ザナージュ「そのまま葬式にする気だろ、てめえら」
ゼノ「しねーよ、ちゃんと復活させてやるって」
ザナージュ「お優しいこった、だができればその優しさは今見せてもらいたいね」
ゼノ「いいから早く飲めよ、あまり引っ張ると文字数オーバーで飲む前に終わっちまうぞ」
ザナージュ「くそっ……作戦失敗か……!」
ルキ「なんて姑息なヤツ……」

ザナージュ「ええい、こうなりゃヤケだぜ!」(ぐいっ
ゼノ「おっ」
ルキ「あっ」
ザナージュ「マズッ!!」(噴射
ゼノ「うわっ!!きたねーな、かかったじゃねーか!!」
ザナージュ「ハッハー!これでてめえらも道連れだ!俺たちゃ全員ここで死ぬんだよ!!」
ルキ「あんたって……ホント……最悪……」

(このあと薬のおかげで三人ともすごく元気になったーそうなー)

723 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/03(Sun) 10:07
3馬鹿トリオって呼んでいいですか?

724 名前:3馬鹿トリオ ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/04(Mon) 22:37
>>723
ザナージュ「異議あり!トリオじゃねえ、コンビだ。バカなのはこいつらだけだからな、訂正を要求するぜ」
ルキ「待った!あんたどの口が言ってんの?」
ゼノ「くらえ!」
ザナージュ&ルキ「……何を?」
ゼノ「いや……よくわかんねーけど流れ的に言っといた方がいいかなって……」
ザナージュ「はい、お前1バカパー!」
ゼノ「1抜けピーみたいに言うな!」
ルキ「じゃあバカ1号はゼノで決まりとして、2号はザナージュでめでたくコンビ結成ね」
ザナ&ゼノ「オイ」

ザナージュ「嬢ちゃんよ、お前もしかしてまだ自分は知性派キャラだとでも思ってるんじゃないかね?」
ルキ「……あんたほどバカはやってないつもりだけど」
ゼノ「ルネッサン〜ス♪」
ルキ「いないいないばあー」
ゼノ「くっ……」
ザナージュ「なに簡単に返り討ちにされてんだ、このバカ!」
ゼノ「わりぃ……オレ、バカだからさ……これ以外の方法なんて、わかんなかったんだよ……」
ザナージュ「ハッ、ならバカはすっこんでな。あとは俺に任せろ。知性派気取りの勘違いお嬢サマをすぐそっちに送ってやるぜ」
ゼノ「ザナージュ……頼んだぜ」

ルキ「……それ、あんたがバカだってことに変わりはないけどね、ゼノ」
ゼノ「うるせー、わかってんだよそんなこと!ただ、今はお前のその余裕が気にいらねー!」
ルキ「まったく、ガキなんだから……」
ザナージュ「言ったな?じゃあお前はガキじゃねえんだな?よう、今の聞いたかゼノ坊?」
ゼノ「ああ、バッチリ聞いたぜ」
ルキ「……何が言いたいわけ?」
ザナージュ「ガキはお前だって言ってんだよ、嬢ちゃん」
ルキ「なっ……ふん、バカバカしい。何を根拠にそんなことを?証拠でもあんの?」
ザナージュ「証拠ならあるさ。証拠は……その胸だ!」
ルキ「!!」
ザナージュ「まるで自分が大人であるかのように振る舞っているにも関わらず、貧相極まりないその胸……
    これは明らかにムジュンしています!この決定的な証拠、あなたに解体できますか!」
ルキ「あ。あ。あ。ああああああああ……」(ガクガク
ゼノ「効いてる!効いてるぞザナージュ!」

ザナージュ「フッ、チョロいもんだ。さあ、お前もバカ側にお行きなさい」
ルキ「ドリャドリャドゥドゥルドリリャ……ドゥラ?」
ザナージュ「オイ、そこまで遠くに行かなくていいぞ嬢ちゃん」
ゼノ「戻って来ーい」
ルキ「はっ……私、今何を……?」
ゼノ「気にすんな、もう終わったことさ。これからもよろしくな、ルキ」
ルキ「……?よ、よろしく、ゼノ……」

ザナージュ「めでたしめでたし、だな。よし、これにて閉廷!
   見つけろ矛盾、迫れ真相!次回、725th Trialを!」
ゼノ「くらえ!」

725 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/05(Tue) 23:13
一瞬逆○裁判スレにきちまったのかと思ったぜ!

今日飼い犬を散歩に連れて行った時に
道に食べかけのパンが落ちてたんだ。
うちの犬が、ガツガツそのパンを食らいまくっていて
止めさせようとすると噛みつきそうな程の
勢いで怒って来たが、最近物騒な事件が多いから
毒が入ってたりしてないか冷や冷やなんだ。

726 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/06(Wed) 01:56
ルキおねーちゃん、あそぼー!

727 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/06(Wed) 15:51
おばちゃんあそんで

728 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/06(Wed) 17:25
>>725
ザナージュ「そいつは嬉しいね。頑張って裁判した甲斐があったってもんだ」
ルキ「……それって喜んでいいの?」
ゼノ「いいんじゃねーの?上手い具合に逆転できたし、締めのセリフも言えたしでオレは満足だぜ」
ザナージュ「(自分がバカ認定されたことは忘れてんのかこいつ。やっぱバカだな)」

ザナージュ「で、何の話だっけか。ああ、思い出した。
   おたくの飼い犬が狂暴で手に負えないんで大人しくさせてほしいって依頼だったな。
   オーケー、一瞬で沈黙させてやるぜヒャッホウ!」
ルキ「狂犬病にかかってるのはあんたでしょ」
ゼノ「たまには真面目にやろーぜ、ザナージュ」

ザナージュ「なるほど、食べかけのパンか……よし、ではウチの優秀な調査員を派遣しましょう」
ゼノ「オレらは食わねーぞ」
ザナージュ「待てよ、まだ何も言ってねえぜ?」
ルキ「どうせそのパンを食べろって言うんでしょ?あんたワンパターンだし」
ザナージュ「ふむ……パンは食いたくないと言うのかね」
ゼノ「言うのだよ」
ザナージュ「プッ……プハッ……!ちょ、やべっ……!」
ルキ「……なに?どうしたの、急に」
ザナージュ「気になるか?聞きたいか?うぷぷぷ……!」
ルキ「別に」
ゼノ「言いたきゃ言えよ」
ザナージュ「パンが嫌ならお菓子を食べればいいじゃない!なんつって、アハハハ!」
ゼノ「……何がおもしれーんだよ。なんかヤベーもん食ったんじゃねーのかアンタ」
ルキ「落ちてたパンでも食べたんじゃない?」

ザナージュ「ま、アントワネットの物真似はさておき」
ゼノ「それアントワネットのセリフじゃねーけどな」
ザナージュ「その後、ワンちゃんに異常はないんだろ?なら心配いらねえさ」
ルキ「いいの?そんな楽観的な回答で」
ザナージュ「俺は獣医じゃねえんだ。こんな回答しかできねえな。だが……」
ゼノ「だが?」
ザナージュ「銃医としての職務はきっちりこなさなきゃな」(ニッ
ルキ「……上手いこと言ったつもりなんだろうけどごめん、意味わかんない」
ザナージュ「ここらで起きてる『物騒な事件』を起こしてる連中を片付けて、
   この地に平和をもたらしてやるから皆安心してねって言ってんだよ!
   ここまで言わなきゃ分かんねえか!ちったあ察しろよ!」
ルキ「ふーん……珍しくやる気じゃない」
ゼノ「やっぱヘンなモン食ったのか?」
ザナージュ「失礼なヤツらだぜ。今日はパンしか食ってねえよ」

729 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/06(Wed) 17:25
>>726
ルキ「私……?なんで……ちょっと、え?ザナージュ?」
ザナージュ「オイオイ、ご指名を受けたのはお前だぜ、嬢ちゃんよ。お前がNo.1だ。お前が遊んでやりな」
ルキ「そんな……ど、どうしよ、ゼノ?」
ゼノ「えー?オレ?バカだしガキだから分かんねーなー」
ルキ「うっ……」
ザナージュ「じゃ、俺とゼノ坊は邪魔にならないよう散歩にでも行ってくるからよ。その子のことは頼んだぜ、ルキおねーちゃん」
ゼノ「そんじゃしっかりやれよー、ルキおねーちゃん」
ルキ「ちょっと……なに?なんなの……?なんで、こんな……」


ザナージュ「(はい、散歩というのは嘘です!我々は草陰から彼女をモニタリングしたいと思いまーす!)」
ゼノ「(やっべ、オレなんだかワクワクすっぞ!)」
ザナージュ「(いい顔してんなあ、お前!さあ、果たして嬢ちゃんはこのピンチを乗りきることができるのか!)」

子供「あそぼー!」
ルキ「………………」

ザナージュ「(なんか言えやコミュ障)」
ゼノ「(たぶん今脳みそフル回転させてんだよ)」

ルキ「……ジャンケン、する?」

ザナージュ「(プクク!ジャンケンて!聞いたかオイ?ジャンケンだってよ!)」
ゼノ「(ププッ……あれでも一生懸命考えたんだろーなー)」

ルキ「……そんなのやったってつまんないか……。えっと、じゃあ昔話……とか……聞きたい……?」

ザナージュ「(昔話ウェーイwwwあのおねーちゃん、実はおばーちゃんじゃねえのか?)」
ゼノ「(そりゃルネッサンスの時代からやってきたヤツだからな。でもあいつ昔話ってなに話すつもりなんだろーな)」

ルキ「昔々……魔界の森の奥深く……古いお屋敷に悪魔が住んでいました。
   そのお屋敷からは毎夜毎晩、少女の悲鳴に似た叫び声が聞こえるとか……聞こえないとか……『お前も蝋人形に……」

ザナージュ「(あいつ結構アホだよな?)」
ゼノ「(相当テンパってんなー、ルキのヤツ)」

ルキ「……かき氷食べる?」

ザナージュ「(なあ、あいつのあれってギャグなのか?)」
ゼノ「(いや、たぶん大マジだ……)」
ザナージュ「(なんか怖えよ、あの引きつった笑みとテンションが怖え。
   『ジャンケンする?』とか『かき氷食べる?』とか、断ったら刺される気がするぜ)」

ルキ「……いないいなーい……ばあっ」

ザナージュ「(パクった!!あいつとうとうお前のネタパクったぞ!!ブハハハハハ!!我輩、腹が痛いぞ!!)」
ゼノ「(……笑えねーよ。いやなんかマジでちょっとかわいそうになってきた……)」
ザナージュ「(じゃあそろそろ戻ってやるか。あー面白かった)」

ザナージュ「よう、戻ったぜ嬢ちゃん」
ゼノ「……ただいまー」
ルキ「あっ……お、おかえり……!」
ザナージュ「(うわ、すげえ安堵してる)どうだ、おねーちゃんとしての役目は果たせたか?」
ルキ「まあまあ……ってとこ……」
ゼノ「ホントかよ?ガキんちょ泣かせたりしてねーだろうなー?」
ルキ「……するわけないでしょ。最初はどうなるかと思ったけど、案外どうにかなるもんね」
ゼノ「そっか……オレは泣きそうだけどな(お前が悲惨過ぎて)」
ザナージュ「俺もさ(笑い過ぎて)」
ルキ「?」

730 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/06(Wed) 17:26
>>727
ザナ&ゼノ「……」(チラッ
ルキ「……なんで私を見るわけ」
ザナージュ「俺たちゃおばさんじゃねえからな」
ルキ「私だって違うんだけど?」
ゼノ「でも性別的に一番おばさんに近いのはさ、やっぱル……」
ルキ「……」
ゼノ「そ、そんな睨むなよ……シワが増えるぞ?」
ルキ「一言多い。……おばさんがいないなら、おじさんが遊んであげたら?ねぇ、ザナージュ」
ザナージュ「てめえ、誰がおじさんだ!?お兄さんと呼びな!」
ルキ「はいはい、じゃあ自称お兄さんが遊んであげなさいな」
ザナージュ「んまー!なんてかわいげのないガキでしょう!」
ゼノ「落ち着けよ、二人とも。ガキの前でケンカなんて見苦しいぞ」
ザナージュ「黙れガキ」
ゼノ「誰がガキだコラァ!!」
ルキ「すぐ挑発に乗るんだから……やっぱガキね」
ゼノ「おばちゃん」
ルキ「……」(ピキッ
ザナージュ「微少女戦士オーバーチャーン」
ルキ「……」(ピキピキッ
ゼノ「ケッ!もうお前らには付き合ってらんねーよ。オレは出ていくぜ」
ルキ「私だってこれ以上あんたたちと一緒にいるなんてごめんだし」
ザナージュ「あーそうかい、じゃあ二人とも出ていきな!」
ルキ「どうもお世話になりました。さようなら!」
ゼノ「じゃーな!」

(その日の夜)

ゼノ「ザナージュ、ルキ……わりぃ……オレやっぱつれーわ……」
ルキ「ごめん……私も言いすぎたかも……」
ザナージュ「おかえり、かわいいクソガキども!」

731 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/06(Wed) 21:33
世界最強を目指してる?

732 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/07(Thu) 21:44
ヒャダイン嫌い

733 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/09(Sat) 01:11
ああ、これはなんて美味しいスープなんだ。
今までの記憶が走馬灯のように駆け巡って行……
えっ!?ドーピングコンソメスープと言うのか?これは。
なんじゃそれはーーーーブッッッッッッッッッッ!!

(思いっきり口から熱いスープを噴き出す!)

734 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/10(Sun) 19:55
>>731
ザナージュ「世界最強?興味ないね。ま、俺のカッコよさは既に世界最強クラスだがな」
ルキ「はいはい」
ザナージュ「はいは一回でいい」
ルキ「大事なことだから二回言ったの」
ザナージュ「ならよろしい、バーカバーカ。
   ゼノ坊、お前はどうだ?世界最強目指してんのか?」
ゼノ「オレも世界だの最強だのって考えたことはねーな。今よりもっと強くなりてーとは思ってるけどさ」
ザナージュ「ほお、向上心は一応あるようだな、若者よ。それで?強くなってどうする気だ?」
ゼノ「え?いや、別にどうするってわけじゃねーけど……弱いよりは強いほうがいいだろ?」
ザナージュ「へえ、じゃあお前は目的もなく、ただ力のみを求めるってわけかい?そんな力を得たところで、身を滅ぼすだけだぜ?」
ルキ「どうしたの、ザナージュ……?どこか悪いの……?」
ザナージュ「本気で心配そうなツラすんな!俺は正常だ。
   で、どうなんだよ、坊っちゃんよ。お前は何のために強くなりてえんだ?」
ゼノ「……守るためだよ」
ザナージュ「……なんだって?」
ゼノ「守るためだよ!!」
ザナージュ「何を!!」
ゼノ「仲間を!!」
ザナージュ「声が小さい!!もう一回!!」
ゼノ「いや言わねーよ」
ザナージュ「照れんな照れんな!大事なことは二回言うもんだぜ?なあ、嬢ちゃん」
ルキ「そうね。ねぇ、さっきのもう一回言ってみてよ、ゼノ」
ゼノ「やだね、もう二度と言わねー。……ていうかさ、お前ら何か勘違いしてねーか?
   オレは仲間を守りたいとは言ったけど、お前らを仲間だとは言ってねーかんな」
ザナ&ルキ「え……」
ゼノ「あ、いや……まー、うん、お前らのことも守ってやるよ……ついでだしな」
ルキ「ほんと……?」
ザナージュ「守ってくれるのか?俺たちなんかを……」
ゼノ「お、おう。男に二言はねーよ」
ザナージュ「よし、じゃあ次の戦闘はお前に全部任せて俺と嬢ちゃんは体力を温存するぜ」
ルキ「頼りにしてるから、ゼノ」
ザナージュ「うむうむ、やはり持つべきものは仲間だねえ」
ゼノ「……ああ、オレもいい仲間を持ったもんだよクソッ」

>>732
ザナージュ「ヘイ、悪い冗談はよせよ。俺にヒャダインを撃てって言うのか?」
ルキ「そこまで言ってない」
ゼノ「つーかヒャダインって、人じゃなくて魔法の名前だろ?」
ザナージュ「ああ、そっちか」
ルキ「どっちよ」
ザナージュ「こっちの話さ。とりあえず魔法のことだと思って話を進めるぜ」
ゼノ「たしか氷系の魔法だったよな?」
ルキ「そ。ランクで言えば中位魔法ってとこね」
ザナージュ「そりゃまた地味な位置付けだ。そんな地味な魔法を嫌いになる理由が思い浮かばねえな」
ゼノ「なんか不遇な魔法だって聞いたことがあるぜ。どんな風に不遇なのかはよく知らねーけど」
ザナージュ「へえ、そうなのか?嬢ちゃん」
ルキ「話すと長くなるから、その辺は各自で調べてもらうとして……」
ザナージュ「長くなっても構わんぜ。いい尺稼ぎになるからな」
ルキ「……めんどい」
ゼノ「結局それが理由かよ」
ルキ「そもそも不遇ってだけでヒャダインを嫌いになるとは思えないけど。不遇な魔法なんて他にもいくらでもあるわけだし」
ザナージュ「まあな、じゃあ他に理由があるのかもしれねえ。たとえば……誰かを思い出すとかな」
ゼノ「誰かって誰だよ?」
ザナージュ「ヒャダインさ」
ゼノ&ルキ「??」

735 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/10(Sun) 19:56
>>733
ザナージュ「今回の依頼者は男性、190cm、髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態か。気が乗らねえな」
ゼノ「冗談言ってる場合かよ、この兄ちゃんヤバくねーか?
   筋肉がえらいことになってるし目も血走ってるぜ」
ルキ「……なにか飲んでるみたいだけど、あれは何?」
ザナージュ「ドーピングコンソメスープだ……」
ゼノ「ドーピング?いやでもあれもうドーピングとかいうレベルじゃねーぞ。海外のコミックに出てくるヒーローみてーな体型じゃん」
ザナージュ「海外のヒーロー?違うな、あれは国内のヴィランさ。いや、魔界だったかな」
ルキ「……魔界であんなキャラクター見たことないけど」
ザナージュ「ん?待て、あのミスターの様子がおかしい」
ゼノ「なんだよ、まさか暴走とかするパターンじゃねーだろうな?」
ルキ「かもね。……二人とも注意して」
ゼノ「……了解」
ザナージュ「やれやれ、結局はこうなるわけか」

733「(思いっきり口から熱いスープを噴き出す!)」

ルキ「(氷で防御)」
ザナージュ「(ゼノで防御)」
ゼノ「うぎゃー!!」
ルキ「え?ゼノ!?」
ゼノ「あぢぢぢ!!きたねーし、あちぃ!!」
ザナージュ「ちくしょう、なんてこった!坊やがやられちまった!嬢ちゃん、冷やしてやれ!」
ルキ「世話焼けるんだから……」(冷却)

ゼノ「ふー……サンキュー、ルキ。助かったぜ……」
ルキ「もう……だから注意してって言ったじゃない」
ゼノ「いや、今のは」
ザナージュ「まあまあいいじゃねえか、嬢ちゃん。ゼノ坊も無事だったんだ。結果オーライさ。
   さて、それじゃ次はあのミスターにお返ししねえとな」(ニッ
ゼノ「待てよ、その前に」
ザナージュ「?」
ゼノ「てめェをブン殴る!!」(ゴシカァン
ザナージュ「ひでぶっ!!」
ルキ「特に理由のない暴力がザナージュを襲う!……何やってんの、ゼノ」
ゼノ「理由ならあるさ、こいつオレを盾にしやがった」
ルキ「……ザナージュ」
ザナージュ「ヘッ……甘いこと言ってんじゃねえよ……あれは近くにいたお前が悪い……」
ゼノ「……」(ゴゴゴ……
ザナージュ「あ、ゴメンナサイ」
ルキ「『ゴメンナサイ』では済まない戦いがそこに!?」

736 名前:スライム 投稿日:2019/03/12(Tue) 03:22
な、何で…何で勝てねぇんだよぉ…
魔界トップクラスの力を手に入れた筈なのに、いくらてめぇらが強いったっておかしいだろうがよぉ〜…
こんな理不尽はねぇぜぇ〜、ちくしょぉ〜!
産まれた時から決まってるのかぁ?
大した力も持たずに産まれてきたスライムはてめぇらにぶち殺される運命だって事がよぉ〜、そんなのアリかよぉ〜!
これじゃ俺が何をしたって意味がねぇ〜…

737 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/12(Tue) 18:16
伝説になりたいという夢は叶わない……悲しいのよね

738 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/12(Tue) 19:13
キューキュータマ!タマタマキューキュー!


みんなでレッツキュータマダンシング!

739 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/15(Fri) 00:26
>>736話 Stylish!
ザナージュ「違うな、チートさ」
ルキ「チー……?」
ザナージュ「所詮、正攻法でできるのはそのくらいが限界さ。
   てめえみたいに真面目腐った奴が、地道に努力してレベルを上げたところで、
   俺みたいな魂を腐らせちまった本物のチーターには敵わないってことだ。
   だからスライムがいくら集まろうと……合体してキングになろうと……ムダなんだよ!!」
ルキ「……そんなゲスいことをドヤ顔で言われても」
ゼノ「じゃあその醜く汚い本物のチートを使ったザナージュさんは、やっぱりここでもスライムを見逃してやるんだよな?今までみてーに」
ザナージュ「無理だな、このスライムは知り過ぎた。俺がチーターだとバレた以上、見逃すわけにはいかねえ」
ルキ「あんたが勝手に白状したんでしょ」
ザナージュ「だが、このスライムのことは嫌いじゃなかったぜ」
ゼノ「スライム逃げろー!超逃げろー!」

ザナージュ「JACK POT……!!」(ズキューン

ルキ「……外れた……?」
ゼノ「違う……外したんだ……そうだろ?ザナージュ」
ザナージュ「ハッ、ただのスライム一匹撃ち殺したところで何の得もねえ。
   よう、スライム野郎。本気で俺に勝ちたけりゃその貧弱な体をメタルにでも改造して出直して来るこった。
   その時は俺もマジで相手をしてやるぜ。尻尾巻いて逃げたきゃそれもいい。
   とにかくもうお家へ帰んな、お前にも家族がいるだろう」

ルキ「ただのスライムとはいえ、あんたが敵を見逃がしてあげるなんて……
   珍しいこともあるもんね。あのスライムに情でも移った?」
ザナージュ「ま、そんなところだ。あいつが今死んだら路頭に迷うヤツらがいるからな」
ゼノ「家族……か。ヘッ、こっちに来てからアンタもちょっと丸くなったんじゃねーか?」
ザナージュ「バーカ。くだらねえこと言ってねえで、さっさと行くぞ」
ゼノ「行く?って、どこにだよ」
ザナージュ「あのスライムを追うんだよ。お前ら、ゴールデンスライムって知ってるだろ?」
ルキ「……知ってるけど、まさか」
ザナージュ「そのまさかさ。あのスライムの故郷まで付いて行けば、会えるかもしれねえぜ……ゴールデンスライムによ!
   ほら、急ぐぞ。スライム狩りじゃあ!!」
ゼノ&ルキ「行ってらっしゃい」

740 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/15(Fri) 00:27
>>737話 そして伝説へ
ザナージュ「そりゃ叶わねえだろうぜ、叶わないって自分で決めつけてる内はな。
   自分を信じることもできねえヤツの前には、ランプの精だって出てきちゃくれねえさ」
ルキ「らしくないセリフね」
ゼノ「なんかザナージュが夢とか誰々を信じるとか言ってると違和感あるよな」
ザナージュ「そいつは心外だ。俺だって信じるものや夢くらいあるんだぜ?」
ルキ「へぇ……どんな?」
ザナージュ「信じるものは金だ。夢は金と美女に囲まれて楽しく暮らすことさ」
ルキ「そうですか、かなうといいですね」
ゼノ「ザナージュならきっとかなえられるさー」
ザナージュ「心にもねえこと言ってんじゃねえぞ、大根役者ども」
ゼノ「なんだよ、オレたちを信じられねーってのかよ?」
ザナージュ「うん」
ゼノ&ルキ「……」
ザナージュ「それはそうと、737は伝説になりたいんだよな?それなら私にいい考えがある」
ルキ「どうせしょうもない考えなんでしょ?」
ゼノ「確実に失敗するな、こりゃ」
ザナージュ「うるせえ、黙って俺を信じろ。いいか、737?まずはこのカメラを持って女風呂に……」
ルキ「はぁ……ゼノ、この犯罪者に何か言ってやってよ」
ゼノ「ちょ、待てよ!」
ザナージュ「だが断る、俺は止まらねえからよ……お前らも止めるんじゃねえぞ……」
ゼノ「やるならちゃんとバレねーようにしろよ」
ザナージュ「お前……ああ、もちろんだ。俺たちを信じろ」(ニッ
ルキ「……あんたたちの何を信用しろって言うの?」

741 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/15(Fri) 00:27
>>738話 はばたけ!ダンシングスター!
ゼノ「なんだこれ?」
ザナージュ「キュータマダンシングさ」
ルキ「それはわかるけど……いや、わからないけど、なんでそれを私たちに?」
ザナージュ「道を間違えたのかもしれねえな。
   ヘイ、738。◯◯たまスレならこの上だぜ。◯パ◯レ◯ジャースレはもうちょい下だ」
ゼノ「大丈夫かよ、これ」
ザナージュ「ただの道案内だろ?これも人助けさ。
   ま、ウチに来た以上は俺たちがもてなすのが礼儀ってもんか。
   スカ◯ロネタまで律儀に返した俺にとっては、キ◯ータマダンシングくらい、どうってことねえな」
ゼノ「伏せ字だらけじゃねーか」
ルキ「ていうか何で今キュータマダンシングまで伏せ字にしたの?」
ザナージュ「聞きたいかね、お嬢さん」
ルキ「……遠慮しとく」
ザナージュ「よーし、いい子だ。さて、それじゃ俺たちも踊るとするか」
ゼノ「なんでだよ」
ザナージュ「なんでってダンスに誘われたら踊るのがRPGのマナーだろうが」
ルキ「……そんなマナー聞いたことないけど」
ゼノ「それにオレ、ダンスとか踊ったことねーぞ。キュータマダンシングってのもよくわかんねーし」
ザナージュ「やれやれ、世間知らずなお子サマたちだ。そんなんじゃ社交パーティーにも出れないぜ?」
ゼノ「じゃあザナージュ、お手本見せてくれよ」
ザナージュ「オーケー。ただし一度しか踊らねえからよーく見とけよ?」
ルキ「まあ、見たところで私たちが社交パーティに出ることは一生ないと思うけど」
ザナージュ「ミュージックスタート!
   ♪あなたはフラフラフラwwwフラミンゴ〜www♪」
ルキ「こっち来ないで」
ゼノ「てかキュータマ踊れよ」

742 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/15(Fri) 16:25
二流になるなよ、一流を目座せ!

743 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/16(Sat) 15:07
ルキおねーたん、拙者とあそぼー!ブヒィィィィィィィィ!!!!!!!

744 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/17(Sun) 19:18
>>742話 一流になる人 二流でおわる人

ザナージュ「だが断るぜ」
ルキ「だがの意味がわかんないけど」
ゼノ「断るなよ、二流のまま終わっていいのかよ?」
ザナージュ「あいにく俺は二流じゃねえんでな」
ルキ「じゃあ三流?」
ザナージュ「そりゃお前らだろうが。俺は超一流のハンターさ」
ゼノ「そういうのって自分で言うとダサくねーか?」
ルキ「腕はともかく、センスは二流以下ね」
ザナージュ「うるせえぞ、三流ハンターども」
ゼノ「……その三流にブン殴られて鼻から血ィ流してたのは誰だよ」
ルキ「そういえば三流ハンターに絞め落とされたヤツもいたっけね」
ザナージュ「バーカ、あれはあえて受けてやったのさ。超一流ならではの余裕ってやつだ」
ルキ「ムダに攻撃を受けるのが超一流ハンター(笑)の条件なの?ふーん……」
ゼノ「すげーんだな、超一流ハンター(笑)って。オレには真似できねーや」
ザナージュ「……人をイラつかせることに関しちゃお前らも超一流だぜ。口より腕を鍛えな、ガキども」
ルキ「なに言ってんの、『ケンカはまず挑発から』って教えてくれたのは、ザナージュじゃない」
ゼノ「オレたちはアンタの教えに従っただけさ。それに腕の方だって少しは上げたつもりだぜ?試してみるか?」
ザナージュ「ほお……坊やが言うようになったじゃねえか。いいぜ、相手してやるよ」
ルキ「へぇ……珍しい」
ゼノ「ヘッ、もう坊やとは呼ばせねーぞ!」
ザナージュ「と言いたいところだが、今日は体調が悪いからまた今度な!」
ゼノ「……」
ルキ「……体調管理も超一流ハンターの条件に加えた方がいいんじゃない?」
ザナージュ「ムリをしないのも超一流の条件だ。だから俺は休むときには休む、そして明日から本気を出すのさ」
ゼノ「なにが超一流のハンターだよ。アンタは超一流のニートだよ」
ザナージュ「お前らと一緒でな」
ルキ「口の減らないヤツ……」
ザナージュ「お前らと一緒でな」
ルキ「……ムカつく」
ザナージュ「お前らと一緒でな」
ゼノ「ガキかよ」
ザナージュ「お前らと一緒でな」
ゼノ「ダメだこりゃ」
ザナージュ「お前らと一緒でな」

745 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/17(Sun) 19:19
>>743話 お客様とて許せぬ

ルキ「…………」
ザナージュ「露骨に嫌そうな顔すんなよ、お客様に失礼だぜ?」
ゼノ「今回もオレとザナージュは散歩でも行くか?」
ザナージュ「賛成だ。じゃあ後はごゆっくりな」
ルキ「…………」(ガシッ
ゼノ「な、なんだよルキ……」
ザナージュ「イイ男をキープしておきたい気持ちは分かるが、
   離してくれよ嬢ちゃん、散歩道が俺たちを呼んでるんだ」
ルキ「今回は逃がさないから……っ!」
ザナージュ「なんて力だ……!こいつ、どこにこんな力が……!?」
ゼノ「(よっぽど一人になるのがイヤなんだな……)」

ザナージュ「じゃあ散歩に行くのはやめとくか。だが嬢ちゃんよ、ご指名を受けたのはお前だ」
ゼノ「そうだな、ルキが遊び相手になってやんねーと」
ルキ「遊びって……私にどうしろって言うの……」
ザナージュ「オイオイ、そんな泣きそうなツラすんな。簡単なことさ、顔でも踏んでやりゃいい。
   そんで罵るのさ、『この薄汚い豚野郎ッ!!』ってな」
ゼノ「ダメだろ」
ザナージュ「いいや、これで間違いなくそのミスターはブヒブヒ言って喜ぶね、紅の豚みてえによ」
ゼノ「アンタが一番失礼じゃねーか?あと紅の豚はそんなこと言わねーよ」

ルキ「ザナージュ……真面目にやって、お願いだから」
ザナージュ「お願いされちゃ仕方ねえな。じゃあデートでもしてやったらどうだ?」
ルキ「……」
ゼノ「イヤだって言ってるぜ、目が」
ザナージュ「お前よく分かるな。
   なあに、軽く茶に付き合ってやる程度でいいのさ。
   これで間違いなくそのミスターはブヒるね、飛べねえただの豚みてえによ」
ゼノ「オイ、さっきより酷くなってんぞ!」
ザナージュ「とにかくやれ。顔を踏むか一緒に茶を飲むか、二つに一つだ」
ルキ「……じゃあお茶で」
ザナージュ「よーし、よく決断したな。茶の準備はこっちでしてあるぜ」
ゼノ「やけに用意がいいな」
ザナージュ「文字数に余裕がねえからな。さ、急いで飲め。そうだ、嬢ちゃんが飲ませてやれよ」
ルキ「……」
ゼノ「余計なことを……って言ってるぜ、目が」
ザナージュ「ああ、今のは俺にも分かった」
ルキ「……飲ませてやれって言われても、このお茶熱いんだけど」
ザナージュ「おっと、こいつはうっかりだ。じゃあ嬢ちゃんがフーフーしてやるしかねえな。
   これで間違いなくそのミブターはブーブーするね、千と千尋の豚みてえによ」
ゼノ「743さー、そろそろキレてもいいんだぜ」
ルキ「……要は冷やせばいいんでしょ」(カチコチ
ザナージュ「オイ何やってんだ!魔法は反則だろうが!フーフーしろよ!ブーブー!!p(`ε´q)」
ゼノ「アンタがブーブー言ってんじゃねーか!」
ルキ「……この薄汚い豚野郎」

746 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/17(Sun) 19:39
はなくそをつけておく

747 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/17(Sun) 19:42
ビーフシチュー作ったけどたべていく?


748 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/22(Fri) 21:28
中国おじさん「生意気なチャルメラのおっさんと勝負しようと屋台をひいていたら
いきなり転送トラップに引っかかってこんな所に飛ばされたアルヨ。ここどこネー!
とりあえず我が国中国の最高に美味しいラーメンを食べていくアルヨロシ。
今ならお試し期間中でタダアルヨ」

749 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/23(Sat) 14:48
ザナージュ「ここに来てから2ヶ月近く経ったが、俺たちが元いた世界はどうなってんだろうなあ」
ルキ「核の炎に包まれてたりして」
ザナージュ「YouはShock!それじゃまるで世紀末、お前ら好みに言うと聖飢魔IIだ」
ゼノ「ありえねー話でもねーぜ?こっちと向こうの時の流れが同じとも限らねーしな。
   向こうじゃまだ数時間しか経ってねーかもしれねーし、逆に何百年も経ってる可能性だってあるぜ」
ルキ「戻れたとしても、周りは知らない人ばかりになってるかもよ」
ザナージュ「そりゃいい、それならもう借金返す必要もねえな」
ルキ「元々返す気なんてないくせに」
ゼノ「夜逃げしたと思われてるかもな、オレたち」


>>746話 マインスイーパー

ザナージュ「まるで息を吐くかのごとく、さりげない仕草で壁に地雷を設置していくこの手口……こいつは間違いなくプロだぜ」
ゼノ「何のプロだよ、こんなモンただの嫌がらせじゃねーか」
ルキ「毎回レス返す私たちもどうかと思うけどね」
ザナージュ「親切丁寧な接客、それが俺たちのモットーにしてウリだからな」
ゼノ「いや、こういう時こそ『お客様とて許せぬ砲』を撃つべきなんじゃねーのか?」
ザナージュ「それは報酬を頂いた後だ」
ゼノ「世間はそれを強盗と呼ぶんだぜ」

ルキ「……というか報酬なんて出るの?どういう依頼なの、これ?そもそも依頼なの?」
ザナージュ「やれやれ、質問攻めか。スターも大変だぜ。
   この依頼の内容はあれだ、えーと、そう、あれだよ」
ゼノ「どれだよ」
ザナージュ「これだよ!」(壁にズキューン

ルキ「……あんたいったい何がしたいわけ?」
ゼノ「ネタに困ったらとりあえず撃っとけばいいと思ってやがんな」
ザナージュ「これ以上この話を膨らませるのは、俺のトークスキルを以てしてもムリだと判断した」
ルキ「賢明な判断ね、できれば最初から気づいてほしかったけど」
ザナージュ「人は失敗を重ねて学んでいくものなのさ。
   そういうわけだ。悪いなミスター、あいにくこの店は“ツケ”禁止でね」
ゼノ「強引なオチだぜ」
ザナージュ「仕方ないだろ?ツケるのは禁止でも、オチはつけとかねえとな。……ヒュウ、キマった!」

750 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/23(Sat) 14:48
>>747話 突撃!隣の晩ごはん

ザナージュ「もちろんゴチになります」
ゼノ「オイ、少しは遠慮しろよな」
ザナージュ「わかってねえな、こういう時はありがたく頂くのが礼儀なのさ。
   それに、タダで食うメシほど美味いものはないからな」
ルキ「途中から本音がダダ漏れてるけど」
ザナージュ「俺は正直者なんでな。とにもかくにも頂くとするぜ。サンキュー、747。
   ほら、お前らもちゃんと礼言いな」
ゼノ&ルキ「747さん、ありがとうございます」(お辞儀)
ザナージュ「……(くっ、こいつら……こういう時だけ礼儀正しくしやがって……。これじゃ俺だけバカみてえじゃねえか)」
ゼノ「どーしたんだよ、ザナージュ?」
ルキ「食べないの?」
ザナージュ「食うさ、食うに決まってるだろ?ハンター界の卑虚魔露(ひこまろ)と呼ばれた男だぜ、俺は」
ゼノ「誰が言ったんだよ、そんなこと」
ルキ「それたぶん褒め言葉じゃないと思うけど」

(いざ、実食!)

ザナージュ「これは……美味い!こいつはまさしくシチュー界のパンドラボックスや!」
ルキ「それもたぶん褒め言葉じゃないと思うけど」
ザナージュ「いや、素直に褒めてんのさ。マジでイケるぜ、こいつは」
ゼノ「たしかに美味い……レシピが知りたいな」
ザナージュ「……クレアのシチューを思い出すぜ……」
ルキ「クレア……?」
ゼノ「誰だ?ザナージュのおふくろさんか?」
ザナージュ「なわけねえだろ、お前は自分の母親を名前で呼ぶのか?そこはせめて妹とか恋人にしとけ。
   クレアってのは、俺がガキの頃、近所に住んでたマダムさ」

ルキ「ふーん……その人がザナージュにシチューを作ってくれたってこと?じゃあ思い出の料理なんだ……あんたにとって」
ザナージュ「ああ、クレアおばさんのシチューと言えば地元じゃ知らねえヤツはいねえさ。
   俺たちみたいなガキにもよく振る舞ってくれてたぜ」
ゼノ「へー、いい人じゃん。オレも食ってみてーな」
ザナージュ「残念ながらそれは一生ムリだな」
ゼノ「なんでだよ?」
ルキ「……ゼノ」
ゼノ「え?あ……わりぃ、ザナージュ……」
ザナージュ「いや、いいんだ。クレアのシチューが吐くほど不味いのは事実だからな。もう作るのやめりゃいいのに」
ゼノ&ルキ「そっち!?」
ザナージュ「あん?」
ルキ「その人、今も元気にしてるの?」
ザナージュ「してるぜ?今も不味いシチュー作ってガキ相手に売りさばいてるよ」
ゼノ「してんの!?しかも金取んの!?」
ザナージュ「そりゃそうさ、ガキ相手にクソ不味いシチュー売りつける強欲ババアだからな。ありゃあと100年は生きるね」
ルキ「酷い言われようね……まぁ事実ならしょうがないけど……」
ザナージュ「※このエピソードは俺の体験談であり、グ◯コのレトルトシチューとは一切関係ありませんぜ」

751 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/23(Sat) 14:50
>>748話 闘将!!拉?男

ザナージュ「おお、これはこれは!異国の地から遠路はるばるようこそ、ザナジュガンドへ。
   私はこの国を治めるザナージュと申します。この者たちは我がしもべのスケとカクです」
ゼノ「テキトーなことばっか言うなよ。なんだよ、ザナジュガンドとかスケカクとか。つーか、しもべじゃねーし」
ルキ「バカはほっといて……この人も転移してきたみたいね。どうする?」
ゼノ「見捨てるわけにはいかねーだろ、助けてやろーぜ」
ザナージュ「面倒事にならないことを祈りたいね」



ザナージュ「(ズルズル……ズズー)うめっ」
ゼノ「面倒事どころかラーメン奢ってもらってんじゃん!なんかわりーな、おっちゃん……あ、うまっ」
ルキ「これじゃ逆に助けてもらってるような……あ、おいしっ」
ザナージュ「ふー、食った食った。今日は食ってばっかだな。シェイシェイ、ミスター。
   にしても『ここどこネー!』の次のセリフが『とりあえずラーメン食べていくヨロシ』とは、最高にクールだ。
   このミスター、タダ者じゃねえぜ。……ププ!代金はタダなのにタダ者じゃないって!おかしいアルネ〜」
ルキ「あんたの頭がね」
ザナージュ「うるせえ、中国拳法キャメルクラッチの餌食にすんぞ」
ゼノ「それホントに中国拳法か?」
ザナージュ「さあな、そいつはラーメンマンに聞いてくれ。それよりこのミスターに礼をしねえとな。
   ラーメンの礼もアルが……このミスターは俺と境遇が似てて、どうも他人の気がしねえ。
   俺も生意気な国王のおっさんを射殺しようと引き金を引いているイメトレをしている最中に、転移させられちまったからな」
ルキ「……それのどこが似てるわけ?」
ザナージュ「いいからお前らも力になってやりな。
   魔族ですが人間界に上京したお前らなら、このミスターの気持ちがわかるだろ?」
ゼノ「わかるさ。アンタが何を言ってるのかはわかんねーけどな」

752 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/23(Sat) 19:28
倒したモンスターの死体って焼いて食べたりしてんの?

753 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/24(Sun) 21:18
足なんて飾りです、偉い人にはそれが分からんのです!

754 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/25(Mon) 22:08
ゼノ「ザナージュ……また文字化けしてんぞ」
ザナージュ「ゲェーッ!なぜだ!?この俺が二度も同じミスを犯すとは!」
ルキ「コピペで楽しようとするからじゃない?」


>>752話 ランチの魔王

ゼノ「食えそうなヤツはなるべく食うようにしてる。食材だってタダじゃねーからな」
ザナージュ「実際そういう依頼もあるんだぜ。食用のモンスターを狩ってきてくれ、ってな。
   美食家気取りの金持ちの中にはモンスターの肉を好むヤツもいんのさ」
ルキ「まあ私は虫系とかあんまりグロい見た目のはパスだけど」
ザナージュ「俺もそういうのは遠慮したいね。獣や魚みたいなのは上手に焼けば結構イケるんだがな」
ゼノ「二人とも好き嫌いはよくねーぞ。世界には、食いたくても満足に食えない人たちが大勢……」
ザナージュ「あーオーケー、その話はまた今度聞かせてもらうぜ。
   それよりお前、食堂でも開いたらどうだ?」
ゼノ「……なに言ってんだよ、オレ悪魔だぜ?」
ルキ「たまに忘れそうになるけどね」
ザナージュ「悪魔だからいいのさ。俺は悪魔と食堂ってのは噛み合ってると思うぞ。
   食材なら俺が確保してやる。俺ならどんなモンスターでも原型がわからん程の肉塊にできるからな。
   そいつをお前が適当に混ぜ混んで料理しちまえば、客にもバレはしねえ。
   ミンチ食堂の開店だ。安い食材でボロ儲けだぜ」

ルキ「その話、どこかで聞いたような……いや、見たことあるような……」
ザナージュ「気のせいだ。だが作者の絵柄が変わったように見えるのは、きっと気のせいじゃない」
ゼノ「なんのこっちゃ」
ザナージュ「気にすんな。それよりさっきの話、どうだ?」
ゼノ「やだね」
ザナージュ「即答!?なんでだよ、お前それでも料理人か?その剣は何のために握ってんだよ」
ルキ「少なくとも料理のためではないんじゃない?」
ゼノ「そもそも料理人でもないっつーの。オレは剣士だ、今は剣の腕を磨くことしか考えてねーよ。
   オレはそんなに才能がある方じゃねーし、少しでも努力しねーとな」
ザナージュ「ったく、暑苦しい野郎だ。お前もしかして自分が凡人だとでも思ってんのか?そいつは大きな間違いだぜ」
ゼノ「え……?」
ザナージュ「お前は剣士としては凡人どころか才能ナシだから、今すぐ転職して包丁を握るべきだ。
   はい、ここで一句!『ゼノ坊や 剣士としては クリボーや』」
ゼノ「……アンタから料理してやろーか。不味そうだけどな」
ルキ「なんかザナージュって毒とか持ってそう」
ザナージュ「お前らも少しは舌の毒抜きをしてほしいもんだぜ」

755 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/25(Mon) 22:09
>>753話 ポケットの中の戦争

ザナージュ「飾りだと?はっきり言うじゃねえか、気にいらねえな。
   足ってのは胸と同じか、それ以上に重要なものなんだよ」
ゼノ「この二人、いったい何のハナシしてんだ?」
ルキ「微妙に噛み合ってない気がするけど、ザナージュが言ってるのはどうせくだらない話でしょ」
ザナージュ「くだらねえだと?この感じ……無乳タイプか!」
ルキ「……無じゃないし」
ザナージュ「いいや、お前のそれはすでに形骸だ。あえて言おう、ゼロであると!ゼロシステム発動!PPPPPPP……!」
ルキ「このぉ……人間風情がッ!」
ゼノ「落ち着けって、なに小さいことで言い争ってんだよ」
ルキ「……小さくない」
ゼノ「ザナージュ、アンタもあまり煽るなよな。その内、死ぬほど痛い目に遭うぜ」
ザナージュ「そりゃ楽しみだ、たまには遭ってみたいね」

ルキ「なら、あんたを殺す…… 」
(*゜ー゜)=○)゜O゜)
ザナージュ「……いってえ!!てめえ、殴ったな!?」
ルキ「トゥ!」
(*゜ー゜)=○)゜O゜)
ザナージュ「ひでぶっ!!……ぶったな……二度もぶった……親父にもぶたれたこと……」
ルキ「ヘァー!」
(*゜ー゜)=○)゜O゜)
ザナージュ「あべしっ!!て、てめ……三回も殴りやがって……台本と違えぞ……」
ルキ「殴ってなぜ悪いの?」
ゼノ「ルキ!モウヤメルンダ!もう気は済んだろ。いつまでヘンなポーズしてんだよ」
ザナージュ「ゼノ坊……できればもう少し早く止めて……ほしかった……ぜ……」
ゼノ「いや、アンタいつも『止めるんじゃねーぞ』って言ってるから、止めちゃ悪いと思ってさ」
ザナージュ「なんだよ……結構空気読めるじゃねえか……」

756 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/26(Tue) 14:51
ハリー・ポッターに出て来た百味ビーンズを買ってきたから
一緒に食べようぜ

中にはゲロ味・鼻くそ味・腐った卵味・せっけん味・土味など色んな味のが
混じっているから気をつけろよー

757 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/03/30(Sat) 17:33
勇者と愉快な仲間たちを知ってる?

758 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/31(Sun) 14:41
ザナージュ「ヘイ、お前ら。これからは自ら他人と積極的に話をしていくように」
ゼノ「なんだよ、いきなり?」
ザナージュ「コミュ障を解消する方法だ。親切なレディが教えてくれたのさ。
   お前らもビビってねえで、自分の殻から一歩踏み出しな」
ルキ「……別にビビってないし。ただ他人と関わるのが面倒なだけ」
ザナージュ「そりゃ典型的なビビリのセリフだぜ、嬢ちゃん」
ゼノ「ちょ、待てよ!そりゃオレだって自分に社交性があるとは思ってねーよ?
   けどさ、魔族にビビってんのは人間の方だろ。だからオレらはあえて人と距離を取って……」
ザナージュ「うるせえ!!」
ゼノ&ルキ「!?」
ザナージュ「カッコつけてんじゃねえぞ!何が魔族だ、今どき流行んねえんだよ!
   どうせお前ら、孤独なオレかっけー!悲劇の私マジヒロイン!とか思って酔いしれてんだろ?
   そんなもん俺には通用しねえんだよ!」
ルキ「話が通じないもんね、あんたには」
ゼノ「こういうメンドくせーヤツには関わらねーのが一番だぜ……だからアンタのとこで止まってたんだよ、あのスレ」

>>756話 ゲート・オブ・アミティリシア・オンライン

ザナージュ「テキトーな冒険の旅と言うより、食べ歩きの旅みたいになってきたな」
ルキ「……食べ物とは思えない味が並んでるんだけど」
ザナージュ「汚い色してるだろ。実在するんだぜ、これ」
ゼノ「マジかよ……何のためにこんな危険なモン作ったんだよ、人間は」
ルキ「ていうか、これ作った人は石鹸や土を食べたことがあるわけ?」
ザナージュ「そこら辺はノリってやつさ。ライブ感とも言うがな」
ゼノ「便利な言葉だぜ、ノリでヘンなモン食わされる方の身にもなれっての」
ルキ「……これ、食べなきゃダメなの?」
ザナージュ「もちろんさ、依頼だからな。何も全部食えってわけじゃない。
   好きなのをひとつ選びな。お前らから選ばせてやるよ」
ゼノ「じゃあルキ、最初に選べよ」
ザナージュ「お、レディファーストか。いい心がけだな、ゼノ坊」
ルキ「いいの?二人とも」
ザナ&ゼノ「いいってことよ」

ザナージュ「(ククク……俺は食ったことがあるからな。当たりも外れも把握済みよ!高見の見物といかせてもらうぜ)」
ゼノ「(いいことをすれば後で必ず報われるはずだ。オレは少しでも運を味方に付けてこの危機を乗り越えてみせる!)」
ルキ「(……ってとこでしょ。ま、なんだっていいけど。先手を取れば有利な事は確かだし)
   じゃ、これで。この色が綺麗なの(これはソーダ系ね……間違いない)」
ゼノ「そんじゃオレはこれにするか。なんか恐竜のタマゴみたいじゃん」
ザナージュ「じゃあ俺はせっかくだから、この赤いやつを選ぶぜ!」



果たして三人の運命は?次レスに続く!

759 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/03/31(Sun) 14:43
ザナージュ「よーし、全員選び終わったな。食べる順番はさっきの逆でいいかい?」
ゼノ「ああ、構わねーぜ」
ルキ「どうぞ」
ザナージュ「では……いざ、実食!」(モグモグ
ルキ「どう?」
ザナージュ「こいつは……チェリー味か、当たりだ。悪いな、面白いリアクションはできそうにないぜ」
ゼノ「まぁよかったんじゃね?盛り上がりには欠けるけどさ」
ルキ「……まぁね(ザナージュ……やっぱり食べたことあるでしょ、あんた)」

ザナージュ「というわけでリアクション芸はお前らに任せるぜ」
ゼノ「ヘヘッ、その期待には沿えないかもな」(モグモグ
ルキ「どう?」
ゼノ「……」
ルキ「……ゼノ?」
ゼノ「……これ……ヤバいやつ……」
ザナージュ「(ブハハハハ!坊っちゃんよ、それは恐竜の卵じゃねえ。腐った卵だ!)」
ゼノ「やべ……吐きそう……」
ザナージュ「それはダメだ!耐えろ、男だろ!嬢ちゃん、お前も応援してやれ!」
ルキ「え?……ゼ、ゼノ、頑張ってー」
ゼノ「う……うぉぉぉー!!」
ザナージュ「やったか?」
ゼノ「やっぱムリ」(草むらにダッシュ)

ザナージュ「ったく、根性のないヤツだぜ」
ルキ「ゼノがやられるなんて……ザナージュ、これホントにヤバいものなんじゃ……?」
ザナージュ「そんなことねえさ、たかがビーンズだぜ?あの坊っちゃんは大袈裟なんだよ」
ルキ「そ、そうね……たかがビーンズだもんね……それにこれがハズレとは限らないし……いただき……ます……」(モグモグ
ザナージュ「どうだい?せっけんの味は?」
ルキ「!あんた……やっぱり……!」
ザナージュ「ブハハハハ!その通り!俺はかつてこいつを食ったことがあるのさ!味は全て把握してある!さあ、苦しめ!もがけ!」
ルキ「くっ……こいつ最悪……うっ、マズ……だ、出していい……?」
ザナージュ「オイオイ、年頃の娘が品のねえこと言うなよ。ちゃんとゴックンしな」
ルキ「ブフッ!」
ザナージュ「うわっ、きったねえな!!マーライオンか、お前は!」
ルキ「ごほ、ごほっ……!あ、あんたが変な言い方するから……!」
ザナージュ「あーあー、これでもうお前にヒロイン役はムリだな。今日からお前は……ゲロインだ!」
ルキ「……あんたには血ヘドを吐かせてやるから……っ」

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