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【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ壱

337 名前：十六夜月華 ◆cpOjEn7E 投稿日：2016/05/30(Mon) 19:52

>>318　>>326　アーチェロ
能天気、昼行燈か……。己を卑下し、卑屈になるよりは余程良いであろう。
よく言えば楽天的、自由奔放といったところじゃな。

＞独りを経験した後の出会いと申すものがどれだけ貴いか、そして皆様に対して自分でも出来ること、まだ出来ないこと、それを感じるようになりましたわね
＞昨日より今日、今日よりは明日、皆様にとって少しでも価値のあるわたくしになって自信を得てまいりたいと存じますわ
うむ。己を知る事は……己の中の足りぬものを知り、そして徐々に、少しずつそれを補い、己を高めてゆく。
それは、良き生を送るには決して疎かにしてはならぬ事よな。

＞今目の前にいらっしゃる月華様を見ていてもまだドキドキいたしておりますわ
＞その力強いお心の在り様を見ておりますとまだまだ気圧されてしまいますのよ？
む……そこまで言われると、やはり照れてしまうのう……
幼き頃より、褒め言葉には慣れぬわ……。(赤面)

＞何方の言葉でしたか、このように言われておりますわね
＞「『正義』の反対は『悪』ではない。もう一つの『正義』だ。」
＞あの方はとても意志の強い『正義』の方なのでしょうね
“正義”か……何をもって正義とするかは、個人によって異なる。
あやつが“正義”か否かは解らぬが、強き意志を持っておることは確かじゃな。

＞そ、そのような…、本当にわたくし如きのために月華様の日本での、人と和合した生き方を傷つけることになりましたら、わたくし償い様もございませんわ
仮にそうなったとしても、ぬしが責を感じる必要は無し。
友を傷つけられれば、誰であろうと許せぬものであろう?

>>319
ふむ、確かに血の匂いがするわ……。それにしても、血とは穏やかではないのう……
一概にそうとも言えぬか?人間の血とは限らぬし、仮に人間の血であっても擦り傷や切り傷といったちょっとした怪我かもしれぬし……。
妖狼たる我の嗅覚をもってしてもそれほど強い匂いはせぬか……幸い、大したことはないのじゃろうな。

>>331　柚葉
＞お気遣い、ありがとうございます。
＞家政婦と言う立場上、お客様の手を煩わせるのは誠に心苦しいのですが…。
気遣ってなどおらぬがな……ただじっとしておれぬだけじゃ。
気にするでない、我は我の好きにやっておるだけのことよ。

(小一時間後)
案外、直ぐに終わったのう。何、礼には及ばぬて。
先程も言うたが、我は我の好きなようにしたまでじゃからな。


＞人は、どうしても自分たち以外の者には決して寛容ではないため勇気がいる事であったと思います。
＞でも、大切なのは知らぬままに恐れているよりも前に一歩踏み出してお互いを知る事、なのでしょうね。
人や魔の者に限らず、皆そうであろう。自然界に生きる動物達も、例外ではない。
確かに……恐れておるだけでは何も変わらぬ。“踏み出す勇気”が大切という事じゃな。


＞…本来なら私も、お嬢様や月華さんが人が争う所を見たくはありません。
＞でも、世の中には残念ながらそのような希望を踏み躙る暴力、理不尽な行いも確かに存在します。
＞例え不本意であろうとも、そういったものには抗えるだけの勇気、気概をもっていたいものです。
うむ。「魔の力、人を護る為に振るうべし」「決して弱者を虐げるべからず」……十六夜家の家訓には、そうある。
この一線を越えれば、我らは悪魔と成り下がる……それだけは、決して許されぬのだ。

>>328-329
ほう……そのような名の居酒屋があるとは。貴族の傲慢さに嫌気がさした元シェフが店主か……。
なかなか洒落のきいた名じゃな。興味もあるが…しかし……
我の場合、実年齢はとうに3桁を越えておるが、外見年齢は17歳程度。
しかも、一応立場上は高校生じゃからのう。単独での入店は難しいじゃろうな。


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