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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/12(Sat) 19:35
深まりゆく秋、空は高く空気は澄み渡り、時に寒さに身を縮めますが、小春日和の陽光が身を包むときは殊の外心が安らぐ季節でございますね
木々より舞い落ち道を色づかせた枯れ葉を掃くときは、情緒を我が身で感じること一入でございます

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
この度、ここに新館ノ弐を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします

(前スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50


以下、お願い申し上げます

壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。

弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方がお話をするスレッドでございます。
世間話などしに来ていただけたら嬉しゅうございます 。

参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)もご参加いただいてけっこうでございます。
SF系の方はご遠慮願います。
 キャラハンを続けてくださる方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「     」
性別「     」
容姿「     」
服装「     」
備考「     」

わたくしにつきましては、以下の通りでございます

名前「アーチェロ・カルミーニオ」
性別「女性」
容姿「銀髪に長い髪の、日本で申します普通の『外人』でございます
   年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ来ております
今は桜の花柄が気に入っております
   学校の制服はワインカラーを基調としたブレザーです」
備考「吸血鬼でございます
   ただし、人の血を常食とせずとも生きながらえられますのでご安心を」

また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。

四.基本『日常系』とさせていただきます。
 バトルは、日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。

五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。

六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。

七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。

八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。

九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。

十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。

十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。

ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。

いろいろとお願い申し上げましたが、基本的に前スレと同じのんびりと参れましたら幸いに存じます

何卒よろしくお願い申し上げます。

265 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/26(Sun) 09:20
>>250(柚葉さん)

>まあ…旦那様と奥様の馴れ初めをお聞かせ頂けるなんて…。
>私もお嬢様との絆が深まっている証でしょうか…。(照)

いえ、そんな、柚葉さんに隠し事など致すつもりは元々…、
わが想いを柚葉さんに知っていただき、喜んだり楽しんだりしていただけるなら、家族として共として嬉しいことでございます

…と思いましたが、そうですね、いきさつがいきさつだけに、その意味では確かに話し辛いことではございましょうか
なにせ、出会いの場が人間との戦いの場だというのですから
それが自然にお話しできてしまうのは、このようなお話を受け容れていただける、という心からの安心感があるからでございます

…ただ、それであるが故に、不用意に人間の方にとって不快なお話もしてしまいかねません
柚葉さんが受け容れてくださろうとも、漫然とそれに縋るのは幼子の如き甘えに身を浸すことにもならぬとも限りません
そのことは気を付けねばなりませんわね…

>旦那様と亡くなられた長兄様…。
>以前お聞きした長兄様は、やはり旦那様の血筋と気質を受け継いでおられたのですね。
>平和な国と時代に生きている私には、やはり厳しい時代を生きてこられた事を実感致します。

ええ、わたくしが物心つきました頃はもはや父も当主として城館の内外でやるべきことがあるため、前線に立つことはなかったのですが、かつての父を知る者の話では、実に雄姿並ぶ者なく、且つ一場の芝居を見るが如き麗姿を以て、同族の女性を惹きつけたとか

…!
ああ、やはり、今しがた危惧したことを早速にいたしてしまいました
父の牙と刃の先に在りましたのは『人』でございます
たとえ父が同族を護るために行ったことだとしても、牙と刃を人の血で染めたのは事実でございました
それを、ただの昔話のように語るのは甚だ宜しくございません

もう、わたくしったら、この通り…
能天気であるばかりか、粗忽者の甘えん坊でございました
どうか、お許しくださいませ

それにしましても…、本当にわたくし、家族とメイドさんたちに護られてまいったこと今さらながらに思わずにはおれません
様々な戦闘のための技を教えられはしましたが、家族は誰もわたくしに
『戦場に立て。』
とは申しませんでしたわ
…メイドさんの強硬派の中には、
『姫様がお立ちになるのであれば、わたくしたちこの身を剣と盾として、どこまでも戦列を共にいたしましょう。』
と言う方がいましたが、メイド長が許しませんでした

そのお陰を持ちまして、わたくし直接鎧をまとい、剣を手にして戦場で人を傷つけることなく過ごすこととなりました
もしもそれをいたしていたならば、わたくしあれほど能天気に人間の元へと ― 市井の民は日々の務めを為す人達ですから、戦場に立つ教会の戦士たちとは一線を画していたとはいえ ― 友を求めに参ることは出来なかったでしょう…

>戦乱の時代においても飄々となさっているいうというか、何というか…。
>どの時代においても、国においても、常に自分らしさを貫いておられるのですね。
>そして己のペースのままで、事を治めてしまう…。
>確かに人ならざる者としての御力を駆使しておられたと思いますが、
>そこはやはり奥様が成せる業、と言うべきでしょうか…。

ええ、本当には母は自儘を為されていても、城館の者は軽い溜息と共に
『まあ、奥方様の為さることだから』
で、受け容れてしまう、不思議なお人柄でございますわ
…人ではありませんが


266 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/26(Sun) 09:21
>>250(柚葉さん) (つづきでございます)

>そういえば奥様は確か、これまでお聞きしたお話の中で絵画に造詣が深かったような…。
>その若い画家さんは、大成なさったのでしょうか?
>お嬢様からお聞きしたキーワードだけでは、その方が誰なのか私には思い付かなかったですね。

ああ、申し訳ございません、説明が足りておりませんでしたわね
母の話によりますと、その画家は今に伝わる名を成された方なのですよ
お名前は、ジョルジョ・バルバレッリ・ダ・カステルフランコ(Giorgio Barbarelli da Castelfranco)、一般には単にジョルジョーネ(Giorgione)と呼ばれているようですね
生年は1477,8年頃、没年は1510年、西洋絵画の歴史の中でも謎の多い画家とされておりまして、確実にこの方の作品とされているのはわずか6点だそうです

『それは、わたくしが囲っていた時期が長かったからよぉ。
 彼の作品もまだわたくしの手元にあって独り占めしているのが多いのよぉ。
 え?『優れた美術品は、世に広く公開すべきだ。』?
 だってぇ、あれらは彼がわたくしに贈ってくれた作品だものぉ。
 手放したりしたら、彼に悪いでしょぉ。』
などと母は申しておりますわ

まあ、『囲っていた』というのは比喩的な表現とするとしましても、わたくしとしてはお母様が秘蔵している作品も、今となっては彼が活動したヴェネツィアあたりの美術館に寄贈しても良いのではないか、と思うのですが…

>…当主は旦那様でも、カルミーニオ家とその一族において一番上手なのは奥様なのかもしれませんね。
>知らず知らずの内に、不思議と皆手玉に取られてしまう…。
>そして手玉に取られているのが分かっていても、不思議とそれに従ってしまう…。
>いえ、従いたくなってしまう…といった方が正しいのでしょうか…?

ふふっ、確かにその通りかもしれませんわ
今申しましたとおり、戦場での父の麾下の者たちへの打擲の、そのすぐ後の初のお顔合わせであったにもかかわらず、その者たちは不思議に母に素直に頭を下げておりましたとか…
輿入れの際は、むしろその者たちもずい分と盛り上がったそうですわ

『旦那様も『アレは余人を以ては代えがたい質だ。』と仰っていましたのよ。』
とは件のメイドさんも言っていましたわ

>で、その油絵は奥様がその才能を見出していたという画家さんが描かれたものなのでしょうか?

ええ、その油絵も彼の作品のうちの一点でございますわ
世に出れば、美術界にセンセーションを巻き起こすこと間違いのない逸品だそうでございます

…日本の小樽市にもヴェネツィアの文化を紹介してくださっている美術館があると伺っています
その一品だけでも、あちらに寄贈してくださらないか、と思いますわね
日本とイタリアの文化交流は、母にとりましても望むところかと思うのですけれど…


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