掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧



レス数が 1000 を超えています。残念ながら全部は表示しません。

【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐

43 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/12/04(Sun) 00:17
(続きです)

>>41 アーチェロお嬢様

>そして、…うふふ、幼い柚葉さんを見守っていらっしゃるお母様の優しい笑顔が目に浮かぶようですわ
>お母様の子守唄…、どんなだったのでしょうね?
>観経塚でお母様にお目にかかれましたら、お伺いしたいですわ

まあ…そう言って頂けると、本当に嬉しいです。
昨晩の三姉妹さんを優しく見守るお嬢様のお姿は、あの時の母の姿を彷彿させてくれて…。
何だか、懐かしくなってしまいました。(微笑)

>「どろんのもへえ」は初耳でございますわ
>お母様が柚葉さんに呼んで差し上げたのですね?
>忍者さんを食べてしまった?ふふふ…、それはまたユーモラスな光景でしょうね…

あ、いえ、「食べられてしまった」わけではないのですよ。
「食べられそうになった」というだけで…。(汗)

オオサンショウウオが登場するのは一年目の修行の場面なんですけど、
この時の光景が本当に面白くて…。
もへえさんと、相棒の忍者で修業仲間のいちのじょうさんが修行場の洞窟の中の水辺に落ちそうになっていて…。
その下で待ち受けているオオサンショウウオに食べられまいと必死になってるんです。

で、その後ろでは師匠である仙人さんが

「ほれほれ、落ちてしまったらそやつに食われてしまうぞ。」

と言わんばかりにニコニコしながら二人の様子を見ているんです。
小さい頃、このシーンを面白がって楽しんでいたんですよ。
ある程度私も成長して、小さい男の子にも読んであげたらこの場面や他の修行の面白そうな場面を喜んでみていました。(笑)

男の子達が特に好きな忍者さんが活躍する民話だけあって、男の子には受けがよかったですね。
それから最後のページでは忍者道具の一覧なんかもあったりして、あれで何気に忍者道具の名称も覚えてしまいました。

このもへえさん、悪徳商人や悪い侍から盗んだお金を貧しい人たちに配って回ると言う
いわゆる「義賊」としての伝説が残っていて…。
「土佐のねずみ小僧」とも呼ばれていたそうです。

お話の最後の方では、お城に忍び込んだ時にドジをやっちゃって2人とも捕まっちゃうんですけど、敢えて逃げ出さないで
打ち首になる寸前でもへえさんはねずみに、相棒さんはトンビに化けて逃げていっちゃうんです。

刑場へ見に来ていた、もへえさんにお世話になった貧しい人達は辛そうに様子を見守っていましたが、
見事に殿さまをやり込めて逃げてしまった二人に心の中で拍手喝采していたそうです。

最後まで、皆さんをあっと言わせて風の如く去っていく…。
あの痛快な物語はずっと心の中に残っているんですよ。(笑)

>まあ、その方の名を冠したマラソン大会があるのですか?
>これが、柚葉さんが仰っていたイメージキャラクター?
>ふふっ、愛嬌一杯ですわ
>デザインなさったのは、高名な漫画家でいらっしゃいますのね

調べてみた所、実際に伝わる伝説のお話とは少し違っている部分もあるみたいですね。
でも、児童書らしく本当に面白可笑しいアレンジが加えられていて素晴らしい出来です。
今尚愛され続けている事を、本当に嬉しく思います。

…こういう話題を楽しんでいると、益々お嬢様と言ってみたくなる場所が増えてしまいますね。(笑)
ああ…京都、経観塚の次に皆さんで行く場所が楽しみです…。

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)