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【オリジナル】国立光明学院 2時限目【異能】

778 名前:WWW ◆V.9gKSA. 投稿日:2016/12/20(Tue) 08:29

>>767

「………粗筋か、次回予告か」

「またお前たちは難しい事を……」


『2016年……日本』

『国立光明学院に通う御剣セレナは、とある事件を境に敬愛する生徒会長を失いつつも』

『彼の帰還を信じ、"あくまで自分は副会長である"として過ごす事―――――2ヶ月』


『季節は秋から冬に移ろい、クリスマスを間近に控えた12月』

『胸に風穴を穿たれたような喪失感を覚えつつも、セレナは会長のいない日常を構築しつつあった』


『絶対に帰ってくる』

『故にせめて、今この手にあるものを護り抜きたいと思いながら』


『しかし、それすらも崩れ去る』


『夜毎見る黒い悪魔の夢』

『相次いで発生する失踪事件』

『暗躍する黒衣の"自称救世主"』


『常識を超えた不条理が学院を覆い、侵食していく』

『その異常は2ヶ月前の比ではなく、今まで積み上げてきた何もかもを粉砕する暴力的なまでの非日常』


『変わらなければ、生きていられない』

『生き残らないと、戻れない』


『加速度的に狂っていく世界の中、セレナは独り、日常と非日常の境界線を踏み越える』


『何も大層な事を望んでいる訳じゃない』

『正義や大義は大切だけれど、それよりも』

『ただ、会いたい』

『退屈だけど平凡で、暖かい日々を愛したあの人に』


『不意に、声が響いた』

『"生徒会の執行だ。逆らう者は咬み殺す"―――――』


『望んでいた筈の姿と、決して望まない筈の言葉』

『狂気と殺戮と呪いに満ちた戦いの始まり』

『その果てに、セレナは一体何を見るのか』


「………何処かで見たような気がすると?」

「あぁ、お前がそう思うのならお前の中ではそうなのだろうよ」


>>768

「誰とも敵対などしたくないな」

「皆等しく、俺にとっては大切なのだから」

「優劣など付けられんよ。故に全員と答えさせてもらおう」


>>769

「ははは、すまん。許してくれ」

「分かった、お前がそれを望むなら俺もこれ以上は言うまいよ」

「だから機嫌を直してくれないか。新たにイケメン1人ぐらいなら都合するから」


「………成程。最後に物を言うのは努力と根性か」

「つまり、今までの俺はそれらが足りなんだと言う事だな」

「ならば次はもう少し、泥臭く足掻いてみるか」

「あぁ、ありがとうよ。重ね重ね、助言に感謝する」

「何か欲しいものはないか? 心ばかりとは言え、礼をしたい」


>>773

「すまん、俺が書くとなると"何処かで見たようなもの"ばかりになりそうでな」

「個人的にそれは、なんだかなと思わんでもないのだ」


「【魔法】そのものは展開した法則の影響外にあるような節は感じられるが……分からん」

「既に展開済みの法則を利用して【魔法】を使う際の時間短縮を図ってみたが、それはできなかったからな」

「不可能事がない訳ではない、としか言えんよ」


「………あぁ、忠告には感謝する。心配もありがたいが」

「すまん、この耳栓は受け取れん」っ(特製耳栓)

「如何に酷い歌だとしても、それもまた彼女の一面なのだから」

「俺はありのままを受け入れたいと、そう思うのだ」

「どうにも……無茶をしてでも、格好を付けたくなる性分のようでなぁ」


>>776

「……聞きかじっただけで、意味は理解していないと言う可能性も捨て切れんがな」

「あぁいや、気にするな。ただの戯言だよ」

「お前がそう思うのなら、お前の中ではそうなるのだから」

「誰に憚る必要もない。思うままに真を謳うがいい」


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