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【オリジナル】国立光明学院　２時限目【異能】

97 名前：WWW ◆V.9gKSA. 投稿日：2016/12/01(Thu) 20:21

「海より這い上がり」

「地より這い上がり」

「空より舞い降りて」

「全てを埋め尽くす―――――」


「―――――やれやれだ。落ち着いたと思った瞬間これか」

「仕方がない。いや、逆に都合がいいのかもしれないな」


「折角だし、眠れる俺ではなくて」

「目覚めた僕に、少し付き合ってくれないか」


>>84

「君がそう思うのなら、君の中ではそうなるだろうけどねぇ」

「所詮それは、君の中でのみ通じる事だから」

「彼の中では、そして僕の中では違う。そう思うのなら、その中では」

「君に並ぶ美男は居る、そう言う事になるんだよ」


「まぁ、僕にはその辺りの事情は分からないから何とも言えないね」

「話題の"彼"を連れて来て比べれば、話は変わって来るだろうけど」


>>85

「懐かしいな、"俺"が魔法少女になっていた頃の映像か」

「と言ってもなってたのは仕草や口調ぐらいで、見た目は今の僕のままだけどさ」

「所々音声に乱れがあるけど、まぁ気にしない方がいいよね」


「………それはそれとして、御剣さんのムービーは処分するか」

「彼女の言う通り、全てを渡して忘れた方がいいと思うよ」


「からかって遊ぶなら、僕のもので充分じゃないか？」


>>88

「……そう、だね」

「確かに君の言う通り、僕は他人の世界へ踏み込みたがる性質ではないよ」

「だが、1つだけ訂正する箇所がある」

「僕が見せた僕は、害の少ないただの上澄みでしかないんだよ」


「眠れる俺の奥で目覚めを待つ僕の、更にその奥にある"モノ"」

「これにだけは触れさせる訳にはいかない。これはきっと、誰にも望まれない類のものだ」


「だから、約束してほしい」

「僕の心、僕の世界の最奥は」

「決して覗き込まないでくれ。この深淵にだけは、絶対に関わらないでいてくれ」


「………それを納得してくれるなら、君の願いに応えたい」

「だから問うよ。まずは―――」


「―――"君の原風景は、どんな景色なのかな"」


「………あと君と神咲さんのスリーサイズをごめんなさいやっぱりそっちはいいです申し訳ありませんでした」


>>91, >>95-96

「彼女の性格からして、理解の及ばない"異質"への忌避感じゃなく」

「単純に"剣が通じないから為す術がない"、だから苦手なんじゃないかな」


「………そう言う意味では、彼女が僕に興味を持った事は」

「ある種の"皮肉"すら感じる、そんな気がするよ」


>>92-93

「すまない。許して。僕は駄目だ。弱かった―――――」


「多分神咲さんなら、御剣さんのスリーサイズも知っているだろうから」

「彼女に聞いてみた方が早、あっいやなんでもないですごめんなさい」


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