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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ参

836 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2020/01/05(Sun) 18:13
>>832
>>834

はい、お嬢様と家族と共に無事に新年を迎え、お雑煮、お節料理をご用意して
新年の宴を楽しませて頂きました。

>紅白の蒲鉾をスライスして形を整えた薔薇かまぼこ、同じくスライスした人参と大根を使った薔薇のなますを作りましたの。

そして、和の心を愛するお嬢様からのサプライズ…。
食卓に見事な花を咲かせて下さいましてお味と共にその彩を堪能させて頂きました。

そんなお嬢様の心遣いに対し、私もレイナさんと共にちょっとしたサプライズをご用意させて頂きました。
先輩のメイドのレイナさんに、

「伊太利亜ではどのような年始のお料理を召し上がるのですか?」

とお尋ねしたところ、

「伊太利亜の郷土料理には『ザンポーネ』」というお料理がありますよ。」

と教えて頂きました。
『ザンポーネ』とは、肩、脚、首、頬、筋などさまざまな部位を合わせて挽いた豚のひき肉を塩こしょう、香辛料で味付けして豚足に詰めたもので、
窯の中で乾燥させたり、加熱加工、真空包装したものなどが出回り、
12月30日から1日水につけて皮をふやかし、31日に5、6時間ほどボイルすることで出来上がります。
これに、縁起のよい食べ物をされるレンズ豆を添えて召し上がります。

由来については、1511年に教皇ユリウス2世の軍隊が町を包囲した際、民衆が食料資源を確保し蓄えようと、豚の皮や豚足に豚肉を練ったものを詰めたのがはじまりと考えられているそうで
窯でお肉を乾燥させている時にその由来をお聞き致しました。

お嬢様に故郷の事を思って頂くのと同時に、大きめにお作りしたこともあって
「伊太利亜の新年のお料理」として、近所にお裾分けさせて頂きました。

特に元気な我が家の見習いメイドの次女さんは、懐かしさと共に大いに喜ばれて
屋敷神様と共に舌鼓を打っていたんですよ。

来年もまた、お嬢様に喜んでいただける新年のサプライズをご用意できるよう頑張ります。
それでは遅ればせながら、ここを訪れて下さる皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

それではお嬢様、この場所も800を超えて完走ももうすぐですね。
お嬢様がおられる限り、私も何処までもお仕えさせて頂きます。
では、今年もよろしくお願い致します。(ぺこり)



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