【オリジナル】アラビアン・マッチョ【古代アラビア】

213 名前：月の沙漠を行く姫シャフルナーズ ◆EyAiQqWE 投稿日：2018/10/13(Sat) 22:04

>>204

既にルミナ殿より叱られてはおるが、わらわからも申しておきたい
釣り上げる？なにゆえそのようなことをしようと言うのじゃ
ヌシと申すものは、いにしえより多くの盛衰光芒を見守ってきたものではないか
沙漠はただの砂の平原にあらず、そこに棲むものの綾なす秩序の中にあり、ヌシより見守られて生きているのじゃ
何を目的とするか知らぬが、人間が狩りの獲物にしようなどと申すなら、きっと報いを受けて流砂に飲まれようぞ

>>205

おおお…、身の内より熱と共に震えが起こるのじゃ
闘士の方々の勇気、誇り、今までその胸に仕舞われしその想いは決して眠ってはおらなんだのじゃ
今本当に己が胸に問いかけて、行動すべき時と思えば、その胸より溢れ出ずにはおかぬ

闘士の声に応えて…民の想いもまたこだまするではないか
圧倒的な心の雄たけび、己の、家族の、自らが創り出してきたこの社会、
すべての愛し守るべきと思い定めしもののために、皆が立ち上がって声をあげている
闘技場の全ての民の声がさらに広がってゆく

今さらわらわが為せることなど微々たるものじゃが
内より朽ちし者は遠からず倒れるやも知れぬ
じゃが、敵もまだ抵抗を修めぬのならば
わらわが王女である限り、民の前に立ち民の楯とならずしてどうしよう

我がパイザよ、どうかこの身にその資格あると思うなら
民に仕えるべきわらわの想いに応えてくれ！！

…光が、パイザより放たれる
これで事は明らかじゃ
大臣よ、わらわが誰か分からぬそなたではあるまいな？
大臣を守り兵たちよ、誇りをまだ宿しているのなら、その刃と弓矢を向ける相手を過つな

大臣の膝が崩れてゆく…
心の底からの佞臣であるならばなおあがいたであろうに
お主の心も奥の奥までは闇に落ちてはいなかったか
…もっと早く気づいてくれていたならば…と申しても詮無いか

！？
ルミナ殿！ルミナ殿、如何いたした
すまぬ、貴女にあまりにも多くのことを頼り過ぎたばかりに
だが、なんと安らいだ顔じゃ
為すべきことを為した誇り高き戦士にして踊り姫の顔は斯くも美しいものか
ありがとうじゃ…ルミナ殿
わらわの唇をどうか受け取ってほしいのじゃ
我が愛しの「天狼」…

掲示板に戻る全部前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧 ▲

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)