【オリジナル】アラビアン・マッチョ【古代アラビア】

305 名前：月の沙漠を行く姫シャフルナーズ ◆EyAiQqWE 投稿日：2018/11/11(Sun) 22:03

>>302
>>303

おお、そうなのじゃ、大切なことを言い忘れたのじゃ
王宮でのルミナ殿の踊りはそれはそれは美しかったのじゃ
あれほどの感動と賛嘆の渦は滅多に見られないのじゃ

ルミナ殿の大功に嫉妬しておる一部の頭の固い廷臣たちは、
『市井の踊り子如きが』
などと言って居ったが、いざ踊りを見た後は目が釘付けになって何も言えなかったのじゃ
あれは彼らの最後の機会だったのじゃ
クーデターに味方はせなんだが民のために何もできなかった彼らが己らの心得違いを反省するためのな
あれで、目覚めぬようならば母上はあの者たちを見放したであろうよ

が、人を責めてばかりはいられぬのじゃ
今度の国の祭りでわらわも踊りを皆に認められなければ、ルミナ殿と一緒にいる資格など無し
心血注いで練習に励まねばならぬのじゃ



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