【オリジナル】アラビアン・マッチョ【古代アラビア】

460 名前：月の沙漠を行く姫シャフルナーズ ◆EyAiQqWE 投稿日：2019/01/03(Thu) 08:24

>>455

＞姫様と一緒でなければ、いかなる国も豪奢な王宮もその暮らしにも意味はありません。

嬉しいのじゃ
その言葉に勇気づけられるのは、わらわの我儘ではあるが嬉しくてならぬのじゃ
結婚歴ものあるルミナ殿の心を射止める者がいるとすれば、きっとその愛は限りなく深かろう
それでも、どうか今しばらくわらわと歩みを共にしてもらえるなら、わらわはきっとこの盟約のために命をかけるのじゃ

＞しかし、縁談もまた一つの交渉。
＞その席に臨む事で得られる情報は多い。
＞細心の注意を払いながらも、国の名誉を背負う一人として今後も望む所存です。

わらわも驚いたのじゃ
まさか、あちらが嫁候補と婿候補と両方用意しておるとは思わなんだのじゃ
それも『婿と嫁、両方娶っていただいてけっこう』と申しておる
そこまでしてルミナ殿を摂り込みたいのじゃな
連中も必死なのであろう
ルミナ殿を手に入れられれば地上にも影響を及ぼせよう
最近は地上の種族に圧迫されておるゆえ、サバイバルの道は険しかろうからの
じゃが、同時にこの王国の影響がセイレーン族に及ぶ危険もある…、それを予防するためにルミナ殿を摂り込んだうえで飼い殺しを目論むやも知れぬ
ルミナ殿が罠にかかるなどと考えられぬが、我等もその危険を除去すべく手を打とうぞ
『闇』を各処に配置！
ルミナ殿に気付かれないように…というのは無理であろうが、目につかぬ形で護衛をするのじゃ


>>459

どうやらわらわの返事は求められておらぬようじゃが
じゃが、この王国は重犯罪人以外の奴隷を禁じておるのじゃ
これを阻止するのはわらわの務めなのじゃ
ルミナ殿が来るまで、わらわがこの半月刀でお相手するのじゃ
踊り子で鍛えた身のこなし、とくと拝ませてやるのじゃ

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