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■ ■中世ファンタジー世界総合 11■ ■
- 1 名前:シェンリー ◆LnUU8pic 投稿日:2020/10/25(Sun) 00:41
- ファンタジー世界を背景に持つオリキャラの総合スレです。
ファンタジー系のキャラクターを演じて
名無しさんの投下するネタや質問に答えたり、仲間に話題を振って会話をしましょう。
【ルール】
1. 参加キャラは、このスレッド独自のオリジナルであること。
2. 参加キャラは、キャラ紹介テンプレを使って自己紹介をすること。(>>2にあります)
3. 単発系の質問・ネタ投下歓迎。
4.誹謗中傷などはスルーすること。
【外部サイト】
中世ファンタジー世界総合スレッド避難所
ttp://jbbs.shitaraba.net/otaku/17089/
中世ファンタジー世界総合wiki
ttps://wikiwiki.jp/medievalftsy/
- 58 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2021/03/09(Tue) 00:45
- 不意に月明かりが零れると、朱く染まった切っ先が見えて忌々しい。
いつまでも隠し果せるとは思っていない。
だがそれを暴く者が現れたら、どうするかは決まっていた。
>>57
夜は都合がいい。闇が全てを密かにする。
生血は魂の凍えを癒すために
灰と塵の身体は斃れぬために
青銀の獣を辿る路の途中で、決して斃れぬために、在る。
……お前、修道会の狩人だな?
抜け。
言葉は不要だ。
後ろめたい者同士、せめて月光の下で遣り合おうぜ……教会の暗部さんよ。
>>16
教会の癒し手か。
俺の体は問題ない。
ただこの剣に無理が来てる。
これは俺の獲物なんだ。なんとか魔法で修復できないか……?
いや、だから俺の体はいいんだよ。
これは鉄製の剣鞘なんだが、俺はコイツを棍棒代わりに振う。
いや、鍛冶屋に行けっていうのはそうなんだが……事情があってな。
普通の鍛冶ではダメなんだ。
体をぺたぺた触らないでくれ。傷はない。
ちょ……服をめくるな!
なにか肉体に対する偏執的な情熱を感じるな、お前……。
- 59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/03/09(Tue) 01:09
- 俺と共に来い
厨二の血を引く同志よ
貴様のコードネームは「赤ちゃん」だ
- 60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/03/09(Tue) 01:39
- それは 剣と言うには あまりにも錆すぎた
大きく ぶ厚く 重く そして 大雑把すぎた
それは 正に 赤錆だった
- 61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/03/24(Wed) 22:56
- 設定に凝る人ほど飽きっぽく燃え尽きやすいものだ
- 62 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2021/03/31(Wed) 00:04
- おやぁ?ブルブル震えてどうしちゃったんだい?
寒いのかな?
春がやって来たというのにオマエは独りでこんなに冷たく濁っている。
「煩い……」
暖まろ?
命が膜を破ってドロっと出てくるときのヤツだ。
例のアレで暖を取るんだ。
時間が経ったのではダメだ。
空気に混じると途端にダメになるんだ。
じわりと熱く、鮮やかに赤くなくては。
「……決めた。お前の血で腹を満たす」
なぁ"れぶなんと"なんて嘘だぞ?
そんなのは僕の辞典にも載っていない。
神も悪魔も知らないお前は何者だ?
「俺は赤錆。獣を殺す不死者、赤錆の――」
俺は既に用を成さぬ眼球を指で弄ると、僅かに膨らんだ箇所を声の方へ向けた。
魂は凍え身体は酷く重い。
だがどこからかやって来た白衣の悪魔の戯言が薪となって、俺を燃やした。
激しく燃える炎が俺の内側をジリジリと焦がした。
「そんなに燃やすと目減りするぞ赤錆の何某。自分を燃料にしてどぉーする」
俺が得物を振りかぶると既に悪魔は姿を消していた。
……体が熱い。どうやら暫くは動けそうだ。
まだ、暫くは。
>>59
俺の身体に血は流れていないし、お前と往くことはできない。
わかるな?
レヴナントには成すべき定めがある。
お前にもきっと。
「そんなこと言うなよ。な、赤ちゃん!」
俺が拳を振り上げると、悪魔は姿を消していた。
「だいたい人間風情に成すべきことなんてないんだよなぁ。
それはお前の思い込みであってただの感想ですよね?
な、赤ちゃん」
俺が拳を振り上げると、悪魔は姿を消していた。
>>60
俺の剣鞘は小剣よりはやや長い程度の代物だ。
竜を殺せるような大仰なものじゃない。
ただ鞘が鉄製なんでやたら重い。
これでは取り回しが悪すぎるから、こいつはおそらく観賞用に作られた美術品の類だろうな。
元は凝った意匠が彫り込まれていたはずなんだが……今は錆びが酷くてほとんど見えない。
「このオンボロに自分の魂を宿らせた馬鹿がいると聞いて飛んできました」
最も愛着のある物品が最も俺を強くすると聞いて飛んできました。
「自分の魂を宿らせた物品でチャンバラする馬鹿がいると聞いて飛んできました。※折れたら自分が死ぬ」
俺が拳を振り上げると、悪魔は姿を消していた。
>>61
「燃え尽きた灰に火を入れてみた」
「とは言えまぁ……僕の経験だと、あの手のヤツは自滅するね」
「最初はみんな翼を手に入れたと思うんだよ」
「でも実際には足枷が付いている」
「呪われているんだ」
「小さな心を燃やし尽くせばもう何もない」
「カラッポばかりがある」
「悪魔としても、こんなゴミクズみたいな魂を奪っても仕様がない」
「だから薪をくべて火をツケタ」
「この前アンタが投げた種火を僕が今日放り込んでやったら、多少はまぁ良くなった」
「また今度動かなくなったら、ヤツの魂を奪って半分こしようぜ」
「多分2千円くらいにはなる」
――やることが裏目に出がちな悪魔
- 63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/01(Thu) 18:28
- 魔王様復活の儀式を執り行う
- 64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/02(Fri) 11:04
- おーお
- 65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/09(Fri) 23:35
- フンッ!傭兵など血に飢えた山賊匪賊の兄弟よ!
来たるべき時には奴らは一匹残らず引っ捕らえて広場で吊るすべきだな
貴公もそう思うであろう!ガハハ!
- 66 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2021/04/14(Wed) 00:12
- o-o
o-o < 「どうだ?」
>>63
バァン!(ドアを開ける音)
「全員動くな。魔王等復活準備罪で逮捕する」
何がしかの儀式を行っていた連中が全員何事かと振り返った。
「お前たちにも権利はあるが…まあ…詳しいことは詰め所で聞いてくれ。
俺は雇われなもんでな。質問されてもわからん」
・・・
「しかしこんな法律が整備されるなんて世も末だな」
俺は特に抵抗するでもなく神妙にお縄を頂戴してトボトボ歩く集団を横目にそう独り言ちた。
「その通り。世が乱れればこそ民草は力ある魔王を求める。
……眼前の理不尽を破壊する魔王をな」
連中は宗教的熱狂というよりは、何か切実な願いを込めて魔王の復活準備を進めていたように見えた。
官憲に連れられて往く背中がどこか弱々しい。
大立ち回りになることが予想されて冒険者ギルドへ応援要請がかけられたのだが(それに応じたのが俺だ)、結局それも杞憂となった。
「聞け、闇の信徒たちよ、魔王既に此処に在り!」
褐色肌の少女が突然、往来で停車している荷車の上で叫んだ。
「我が前に集い平伏せ。されば汝ら救われん!
我が名はブラッディ・ムーン。古の闇人フォモーリアが長なり!」
俺は奴を見た。官憲も、連れて行かれる連中も奴を見た。
そして、俺達は何事もなかったように歩き出した。
俺達には陰鬱な日常が待っている。ただ、あの変な娘に付き合うよりは多少マシだろうと思われた。
ちなみに俺はあの変な娘にずっと付き纏われている。
>>64
o-o < 眼鏡である
「ああ……」
o-o < カワイイか?
「賢そうには見える」
o-o < お前もどうだ?
「俺の眼は機能してない。見えないってわけじゃないがな」
o-o < 伊達だっていいのだぞ?
「……」
o-o
>>65
その日はきっと虫の居所が悪かったのだ。
古巣を侮辱された俺はゆっくりと立ち上がった。
男に反駁するため、なんなら拳でも一戦交える構えだ。
ただその企ては銀髪を左右に結わえた闇人の末裔に邪魔された。
「ハッ!転々流浪の有象無象、その飼い主こそ唾棄すべき真の悪よ。
即ち、手ずから兵を養わぬ惰弱の君主、常の軍を有さぬ貧国の王……」
「都合のよいときばかり餌をやり、用が済めば何も与えぬでは。
いかな忠犬とは言えど、腹を空かせば飢えた野犬に成り下がる」
「飢狼の群れを従えてこそ真の王。それを忘れた僭主どもこそ吊られて然るべきである!
我が名は血塗れの三日月……今こそ集え、我が旗の下に!」
騒がしかった酒場が静まりかえった。
この反応は少し不味い。俺は机の上で仁王立ちの娘の手を引くと、素早く酒場を後にした。
「手を離せ馬鹿め。あの陶然とした聴衆が目に入らなかったのか?
あと少しで我が軍門に下ろうという者が殺到するところだったのに」
「いや……この街じゃあ領主の悪口はご法度なんだろう。そういう反応だった」
あのまま酒場に留まってもあまりいいことは起きない。そういうことは何度か経験がある。
「言いたいことも言えぬこんな世の中では、あの連中のように魔王等を復活させたくもなるな……」
魔王が魔王を復活させてどうする。と言おうと思ったが、俺は口をつぐんだ。
続く会話がどうせ面倒になるからだ。
魂が熱くなったり、寒くなったりした晩の話。
- 67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/19(Mon) 00:03
- 怪物を倒すのは常に人間だぜ!
でも怪物を倒した人間はもう怪物だよな!
- 68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/19(Mon) 17:48
- 傭兵募集するお
- 69 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/04/21(Wed) 21:27
-
- 70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/06/09(Wed) 20:44
- 次にキャラハンが来るのは7月13日かな?
- 71 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2021/06/11(Fri) 00:43
- 古来より人は
その身に余るに対するとき
人ならぬを以て対してきた。
獣、使役す。
魔、招来す。
巫(かんなぎ)、神降ろす。
では我ら修道会は、何を以て其れと対するのか。
>>67
「化け物だよ」
満月の夜に俺達は幾度目かの邂逅を果たした。
「我々のような化け物を以て、貴様のような化け物に手向かう」
土を踏みつける音が近づいてくる。
「我々はずっとそうしてきた」
追手が夜空を仰ぎ見ると、恐ろしい咆哮をあげた。
毛髪が伸び盛り月影の容は野性味を増し、口の端から覗く牙が俺を凝視する。
そしてその面は、既に獣のそれへと変貌していた。
――人狼だ。
「……逃げるなよレヴナント。古薔薇の娘子。追いかけっこも飽いたろう」
見るからに鼻が利ききそうな顔だ。撒けないのも道理か。
俺は錆び剣を担いで半身に構えた。
「血の匂いの絶えぬうちは、貴様を見失うことはない。
オルドローズの契約はさぞ魅力的に聞こえたろうが、ここで白紙に戻せ」
狼は剣を使わないのだろう。
腰の得物を投げ捨てると、奴は鋭く尖った手の鉤爪を聖水で祝福して言った。
「死人は土に還り給え。灰は灰に。塵は塵に」
- 72 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/06/12(Sat) 19:58
- 俺の投げナイフをお前に託す
- 73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/06/21(Mon) 23:48
- 馬鹿みたいにでかい剣を背負った男を見なかったか?
いや金色ツンツン頭じゃない方の
- 74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/07/08(Thu) 23:11
- 中世と言ってもどれくらい昔の世界なの?
- 75 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/07/15(Thu) 22:25
- 次にキャラハンが来るのは9月10日かな?
って言ったら早く来るかな?
- 76 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2021/09/09(Thu) 23:28
- >>68
「赤勝て!白勝て!
ここブランドン平野にて>>68率いる赤軍と対する白軍、開戦は今か今かと対峙しております!
解説は私、アンドリューと!」
「……赤錆だ」
「平野を一望できる急峻な丘スタジオから、我々2人の実況でお送り致します!」
「おっとここで開戦のラッパが吹き鳴らされました!
赤軍白軍、両軍と横陣を敷いてゆっくり前進です。激突まではあと僅かと言ったところ!
赤錆さん、この状況はどう見ますか?」
「……白軍の方が多勢だな。このまま順当に進めば白軍が赤軍をゆっくり囲んで優勢か」
「いやぁわかりませんよ!白軍は数こそ多いが有象無象の無名傭兵団の集まりです。
対して赤軍が抱え込んだのは少数精鋭、百戦錬磨の隼(はやぶさ)傭兵団だ!」
「……へぇ」
「ここで白軍、数を生かして赤軍の側面に展開していきます!
赤軍も鉤型陣形に移行して迎え撃つ!」
「……赤軍の隼、よく連携しているな。後退しつつ鉤型凸部を密にして白軍の突破をよく防いでいる。
とはいえそろそろ自陣も深いぞ」
「よし、そろそろ頃合いか」
アンドリューが右手を上げると、傍仕えの楽師が突撃ラッパを響かせた。
それを合図に、平野に隣接する深い森から隼傭兵団の騎馬部隊が飛び出した。
「まずは自軍側面の敵兵を切り取って殲滅する!怯むな戦えーッ!」
渦巻く怒号と地鳴りのような蹄音の中、彼の命令がどこまで届いたのかは分からない。
ただ、彼らの動きには迷いがなく、自分のやることを身に染みて知っているようだった。
「……ああ、アンタはもう行っていいよ。赤錆くんだっけ?
悪かったね、足止めしちゃって。
ここに俺達が居るのをバラされたら商売あがったりだからさぁ」
俺の首に当てていた剣をそっと引っ込めると、隼の切り込み隊長アンドリュー・プレグランは合戦の砂埃の中に消えて行った。
>>69
Σ
>>72
その短剣、役に立ったぞ。
使ったのは修道会の獣人の方だったがな。
奴はその短剣を拾い上げると俺の目玉に投擲した。
ほらこの通り、俺の眼に深々と突き刺さっているだろう。
……だが、こいつのおかげで奴を打ち倒すことができた。
今後、その話をすることもあるだろうが、今は、この>>72の短剣に感謝を。
*** 赤錆は自身の目玉ごと短剣を引き抜くと、その目玉を食べてしまった!! ***
*** 赤錆は>>72の短剣を手に入れた! ***
>>73
昔、色の無い霧の中で、妖精を伴ったその鉄腕の男を見た覚えがある。
霧は異界の門、現世と常世の境、もう会うことはできないだろうが……。
ただ俺は一旦潰えた物語が、再び紡がれた例を知っている。
豹頭の王の物語のように。
いつか霧の中より詩人が戻り、あの鉄腕の剣の冴えを詩う日が来るといいな。
ちなみに金髪の方は中つ国で見た。昔より解像度が上がっていた。
>>74
俺は今を生きている。
お前が今を生きているのと同じようにな。
だからどれくらい昔か、と聞かれても困るが……。
俺は職業柄、武器や防具を見ることが多い。
そこで使われている兵器を見れば、その国、その時代の文明の高さを測れるんじゃないか?
こっちでは大体鉄の武具が使われてる。
鎧も鉄の鎖帷子や小札帷子が多いかな。板金鎧は貴族の御用達だ。あれ一揃いで家が建つ。
最近じゃあ火薬で鉛玉を飛ばす銃を持つやつもいるが、戦場で使われるのを見たことはない。
遠距離戦なら長弓か、それとも魔法か……ところでお前の世界の魔法にはどんな系統があるんだ?
>>70,75
予言の度にその確かさを上げる千里眼はお前か?
次に俺が訪れる日はいつだろうか。
それが俺の道標になって、此処に繋ぎ止める楔になる。
そんな気がしている……。
- 77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/10(Fri) 15:52
- 久しいな赤錆よ、前に見えたはいつの事だ?
儂はほれ、もはやこの通りただの老耄よ…
次に会うは冥府であろうな…
- 78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/10(Fri) 20:40
- 鋼の鎧を買ってくれ
- 79 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/18(Sat) 22:01
- 今年もいい麦が収穫できた
焼き立てのパンはいかがかな?
- 80 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/10/20(Wed) 11:37
- あの森に入った村人が戻ってこないって聞いた?
あの森を突っ切る予定なんだけど……何かあると困るねぇ
- 81 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2021/12/07(Tue) 22:30
- >>77
翁。此処に居たか。
こんな火山の深層で出会うとは奇遇も奇遇。
我らの命運未だ尽きず、だな。
「生あるものが ここになにをしにきた!」
ニア なんでもありません
サル―インの いばしょをおしえろ
つよいぶきをくれ!
ガラハドを生きかえらせろ
>>78
嵩張るし、手入れが面倒そうだ。
俺には要らん。
何度勧められようが、不要なものは買わない。
いい加減にし……いや、一揃えでなくて、籠手だけ買い求めるというのはアリか?
ダメか。一式セットでないとダメなシステムか。
俺は左手を切り離されなければ何とかなる性質でね。
最悪首を落とされてもどうにかなるが、利き手を落とされては困るんだ。
ダメか。
>>79
パン屋の親父があんまり清々しい顔で売り込みにくるので、つい買ってしまった。
食えもしないのに。
無理に飲み込めば喉を通って一旦胃袋に収まるが、そのまま延々と居座ってそのうち腐ってしまうというのに。
そうなると大量の水か酒をかっこんで吐き出すしかなくなる。
このまま鞄の肥やしにしても、季節柄すぐに悪くなることはなかろうが、さりとてそのままダメにするのは勿体無かった。
街の中央広場に黒服の大道芸人がいたはずだから、おひねり代わりにこのパンで交渉してみよう。
ちなみにその交渉が決裂してもパン自体は押し付けようと思っている。
>>80
俺でよければ力になるぜ。
依頼なら冒険者ギルド経由で受ける。
護衛任務の相場は……此処じゃあ幾ら位だったかな。
急ぎじゃないなら、その行方不明の村人の安否や森の状況を集めてから出発したほうがいい。
相手が徒党を組んだ野党の場合はこっちも頭数が必要だしな。
ただし、相手がどこからか紛れ込んだ獣なんだとしたら、俺一人で十分だ。
- 82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/12/11(Sat) 19:43
- 俺のパーティがダンジョンの最下層で全滅した
生き残りは俺だけだ、あとは任せた
- 83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/12/26(Sun) 17:55
- 刃の錆は心の錆!!私は研師!!
ややっ!!そこ行く剣士殿!!その腰に指したる物は如何に?!
刃の錆は心の錆!!心の錆は刃の錆!!
私は研師!!刃と心を研ぎ澄ます者ッ!!研がせろうぉりああああッ!!!
- 84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/12/26(Sun) 19:43
- この手製の銀の十字架で吸血鬼を倒せるだろうか…
いや倒して見せるぞ!
- 85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/01/31(Mon) 01:32
- 薬草は塗っても食べても効果が無いらしいぜ!
正しく使うなら焼くと良いそうだ!
薬草だけにな!ガハハハ!!
- 86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/03/01(Tue) 22:25
- 傷なんぞド根性だけで治す!
- 87 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2022/03/06(Sun) 23:16
- 神聖帝国北方に位置する小国ランディア。
ランディアは伝統的に国境を蛮族域と接し、それ故、彼らの領土侵入を阻む防壁の役割を果たしてきた。
「蛮族に集結の動きあり」
この報を受けてからのランディアの動きは早かった。
最前線・第十三砦に詰める正規騎士団を増員し、同じく砦の防衛に当たる傭兵の募集を開始した。
群雄割拠の蛮族域において、他民族を併呑し纏め上げる英雄の噂が小国の素早い行動を後押しした。
「今回は小競り合いで終わり、ってことにはならなさそうだ。
全員、覚悟は決めといてくれや」
金髪碧眼の偉丈夫が緊張感の欠片もなく言い放つ。
こいつが俺の部隊の部隊長だと先ほど紹介された。
「顔合わせも済んだことだし、ひとつ賭けでもやって親交を深めようぜ」
部隊長は重そうな麻袋を酒場の机に荒っぽく載せてやると、こういった。
「参加料は銀貨1枚。俺のイニシャルからフルネームを言い当てた奴がこの袋の中身を総取りだ」
袋の紐が緩むと、数枚の貨幣が零れ落ちる。銀貨、銀貨、銀貨だ。
おそらく今のところ、部隊長の賭けに勝った奴は居ないということだろう。
「で、お前のイニシャルは?」
「A.P」
俺には勝算があった。
俺はこいつの面と名前を、どこかで聞いたことがあるからだ……。
--
>>82
悪くない選択だ。
俺とお前が頑張ったところでこの状況をひっくり返すことは難しい。
だからお前は救援を呼びに行った。
それは最善の策のように俺に思える。
だからお前がここに戻ってくる前に、お前の仲間たちが化け物の腹の中に入ってしまっては、台無しだ。
地面に這いつくばり、痛みと絶望で呻くしかない。
俺はそんなときの感情を知っている。
巨人の一撃を得物で受ける。動かない。一歩も。
急激に体が熱を持つ。
冷たい腕は内から燻り、昏い瞳には炎が宿り、決意が俺の魂に火を点けた。
>>83
やれそうか?
なら、頼む。
……昔、腕のいいドヴェルグの爺様にも頼んだことがあったが、断られちまった。
これが俺の魂の依り代になったとき、これはこのまま、錆びて鞘から抜けぬまま、固定されてしまったのだと。
この錆びを落とすことは、この錆び剣に載った俺の歴史を削ぎ落すことだとね。
研ぎ石、まだ無事か?
ああ、それから剣をあんまり遠くへ持ってかないでくれよ。
身体が崩れる。
>>84
おいそこのお前。確証がないなら止めておけ。
一度失敗しても再挑戦できるならそれもいいだろうがな……。
十字架の威光を信じられるのなら、そもそも教会へ依頼したらどうだ。
あそこはそういう連中と昔から遣り合ってきてんだ。
お前よりは蓄積があるだろ。
俺も最近まで付け回されて大変だったんだ。
>>85
え……。(薬草を焼きながら)
>>86
まあそう言うなよ。
ここに大量の焼き草があるだろ。
後は分かるな?
- 88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/03/08(Tue) 01:25
- こんな御時世でございますからな、生きるも金、死ぬも金
ここは一つこの免罪符を買いなされ
- 89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/03/15(Tue) 19:55
- 傭兵募集中
- 90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/03/16(Wed) 20:26
- 邪な存在を封じるお札を手に入れたら
いきなり身動きできなくなった!
俺が邪だと言うのか
- 91 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/03/18(Fri) 21:43
- 穢れた不死人が!不敬であろう!!
- 92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/03(Sun) 15:17
- 気に入った!ワシの娘をオヌシの嫁にやろう!!
- 93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/20(Wed) 09:45
- あの戦士酒癖悪すぎて酒場で皆に迷惑かけるんだ
- 94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/24(Sun) 00:07
- 故郷のお袋に…俺は最期まで勇敢だったと伝えてくれ…
- 95 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2022/06/06(Mon) 06:25
- (もう少し待って欲しい。きっと顔を出すよ)
- 96 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/06(Mon) 23:25
- 仔山羊がどこかへ隠れてしまったんだ!
でも少し待ってれば
キッド(仔山羊)顔を出すよってな!!!
- 97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/07(Tue) 16:14
- 行方知れずだった馬鹿みたいにでかい剣を背負った男が帰ってくるってよ!
金色ツンツン頭じゃない方のな!!
- 98 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/08(Fri) 13:12
- 100も行ってないスレを保守する理由は?
- 99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/13(Wed) 07:39
- そりゃ愛だよ愛!ラブ&ラブ!!
- 100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/09(Tue) 21:20
- 削除予定日:9/7日
- 101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/11(Thu) 01:37
- まだまだ先やん
- 102 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2022/09/06(Tue) 00:58
- 泥土に足を取られて思うように歩くことができない。
それは味方の重装歩兵も、騎兵もそうだった。
人員・兵装ともにこちらが圧倒的に上回っていたが、
この悪路ではむしろ、相手方の(粗悪な装備の)軽装歩兵が身軽に動いた。
「用意!」
敵将官の掛け声が上がる。
頭に血が上って突出した連中はやっと我に帰るが、泥濘が生への歩みを封じた。
弓の引き絞る音がやがて来る運命を予感させた。
>>88
それは生きてる奴が買うものだろ?
俺にはもう遅すぎる。評価はもう終わっているよ。
ところで、獣の免罪は許されるのか?
いや、許されるはずもない。所詮は人でなしだ。そうだろ?
>>89
[風の精霊よ、我らを矢傷から護り給え]
矢の雨が俺達に降りかかる間際、雑音のような声が戦場に響く。
「まだ終わってねぇぞ」
痩せぎすの女が酷くしゃがれた声で叫んだ。
こいつも俺と同じ傭兵の一人だ。
「頭上は気にするな。このまま数で押し潰せ!」
オーッ!と我が軍から歓声が上がった。
この風の一吹きで一縷の望みが見えたのだ。
心折れかけた兵士たちの中に、半ば捨て鉢にも似た闘志が宿った。
彼女は魔法使いだった。
この女は一息にふたつの魔法を使える等と嘯いていたが、それは本当だったようだ。
今も吹き荒れる風が俺達を包み、また女は敵陣に火球を見舞っている。
どこかの王国の魔法士官くずれという売り込みもまんざら大嘘ではないらしい。
ちなみに俺は陣の端に居たためか、荒れ狂う風に運ばれた百の鏃が体の隅々にまで突き刺さっていた。
>>90
なんだ、蝦蟇の油売りの類か?
自分で自分を封じるなんて聞いたこともないが…どれ、取ってやる。
ペリ……
(!?)
(か、体が動かない……ッ!
コイツ、まさかこれを狙っていたか!?)
(?ω?)ククク... <- 90
>>91
お前、貴族か?
どうせ俺が不死でなくたって、下賤だなんだと言うんだろうが……。
お会いできて光栄です。
ご機嫌いかがでしょうか?
我が命既に尽きたるとも、どうか友の仇を取るまでの猶予をお与え下さい。
さようなら。良い一日を。
……だめだ、この風体でやっても一層胡散臭い。
- 103 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2022/09/06(Tue) 01:05
- >>92
俺が近隣に巣食う妖魔の討伐から返ると、何故か依頼人に気に入られ、縁談の運びとなっていた。
「さあさ、娘よ。挨拶を」
依頼人に促され、家の奥からブルネットで背の高い女がしずしずと歩いてくる。
「私はアデラ。グラーフシュトレム家の長女でございます」
やや低いが艶のある声だ。仕立てのいいドレスを纏ったアデラは深々と礼をした。
「なかなかの器量でございましょう?ただこの娘、少々お転婆でしてな。何度か縁に恵まれたのですが上手くいかず…。
しかし貴方程の勇者であればこのアデラもきっと落ち着くと思っているのです。
な? そうだよな?アデラな?」
しばしの沈黙。
そしてアデラは口を開いた。
「……父上。もうこのような嘘で固めた縁談などご免です。勇者殿にも申し訳が立ちません」
静かに、だが固い意志を込めた物言いはどこか武人めいて居る。
「馬鹿な、何を言う娘よ!」
狼狽する依頼人を横目にアデラは続けた。
「私は子を宿せぬ体。過去の破談はこの故。なまじ名家の誇りが父の眼を曇らせ、この事実に目を向けぬのです」
「グラーフシュトレムが跡継ぎを残せぬ等と……!」
「ふん。父上、そこまで家の存続がお望みならもう一子おつくりなされ」
アデラはドレスを脱ぎ棄てると、身軽な旅装となっていた。
「勇者殿、この度はとんだ茶番に巻き込んでしまい失礼した。
今の今まで父上の心変わりを期待してきたが、それもここで終わりにしようと思う。
そうそう、仕事の報酬にはこの騒動のぶんも上乗せしてある。では!」
指笛で黒馬レイヴンを呼ぶとアデラは何処かへ去った。
余談だがグラーフシュトレム夫妻は高齢ながらもう一子を生み育て家を存続している。
……まあ、他に言う事は何もない。
>>93
木製の空ジョッキが散乱する中、その隙間を縫って大柄の男も何人か伸びている。
酔っ払いの喧嘩の跡だ。
今夜の勝者はカウンターに突っ伏して寝ている奴らしい。
「もう店じまいだってのに、どうにも暴れてかなわん。
誰かアイツを外に放り出してくれ!」
髭面のマスターが心底疲れた表情で嘆いた。
居合わせた客や腕自慢も先だっての大暴れを見てか腰が引けているようだ。
騒ぎを聞いて駆け付けた俺だったが、ここで恩を売るのも悪くはないか。
俺はつかつかとカウンターの客に近寄る。
艶やかな銀髪にしなやかな体躯。
女か?
とにかく、俺はそいつの腕を掴んだ。
ぐいと引くがビクともしない。まるで大岩を相手にしているようだ。
一体どんな顔をしているのかと覗いてみると、白く整った目元を、赤く泣き腫らしている。
「……えらく懐かしい匂いがするな」
女は蒼く胡乱な目を俺に向けると、ニヤリと笑った。
この女の名を青銀のブラウという。
青銀は、俺の求める獣の名だった。
>>94
大風が吹いて文字通り、勝負の風向きは変わったぞ。
矢雨は降ってこない。戦場での幸運は誇れ。お前の神に感謝しろ。
お前の最期はまだだ。そうだな?
それに、最期の後がまだ続くこともあるんだ。
そうなれば自分で話しに行けるな。
もっともそれが幸運かどうかはわからんがな。
もしその機会があったら、お前はどうする?
正しく死ぬか?
それとも……
- 104 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2022/09/06(Tue) 01:06
- (残りは次回だ。また来る)
- 105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/07(Wed) 00:55
- 因果の糸車がぐるりぐるりと廻るのを感じるよ
そう遠くない将来、君の物語には一区切りの幕が下りるだろう
赤錆びた屍が何を得て何を失うのか見届けさせておくれ
- 106 名前:赤錆 ◆BIv/1NS2 投稿日:2022/09/07(Wed) 01:07
- >>96
叢からまろび出た顔は、仔山羊のような愛嬌は微塵もなく、おまけに生気もなかった。
「こんな面で悪かったな」
やや驚いた様子の依頼主を横目に、硬直した表情と焦点の合わぬ眼を悟られぬよう深くフードを被る。山羊の子を小脇に抱えながら。
「迷子はこの通り捕まえたぞ。あとはラジカルドリーマーズ農場に届ければ依頼完了だな」
陽光を浴び黄金に輝く白い体毛を見ながら依頼主は頷く。
「帰るぞキッド。このお転婆め」
>>97
そう。興味ないね。
……いや、無くはないね。
俺も片腕を仕込みの義手にしようと技師に見てもらったことがある。
結局、何度腕を切り落としても元の形に戻っちまうんで頓挫したがね。
英雄は帰り、伝説は続く……か。
>>98「誰だ」
振り返るも返答はなく、静けさだけが残った。
妙は妙だ。
ここ暫く俺の背中を見つめる目がある。
当初は教会の追手と思ったが、連中はここまで穏便ではない。
旅から旅の道すがら、襲う機会は幾度もあったのだから。
でなければ誰だ。何のためだ。
俺は歩き出す。決して見えないが、確かに在る気配を感じながら。
>>99
「あれもラブ。これもラブ。
貴方、これまで自分は愛されることがなかったと、そう思っているでしょう。
これから自分が誰かを愛すことはないのだと、そう思っているのでしょう。
ですがそれは当然のことなのです」
胡乱な易者が俺の前に立ちはだかる。
俺の壊滅的な顔面を見て壊滅的な人生を送ってきたと確信したのだろうか。
「貴方、まず自分を愛しなさい。自分が愛せるような自分で在りなさい。
その様になることがまず最初の一歩」
俺は砂と灰で崩れかけた掌をじっと見た。
抱く感情は失望、落胆、焦り、そして怒り。
そこに愛はなかった。愛することはなかった。
「ラブは貴方が育て、また心通じ合う者と共に育むもの。
どうか心だけは切らさぬように」
はたと気づくと、易者は影も形もなく消えていた。
あの男は夢か幻か。
不死人は眠らぬが、ただ呆然と物思いに耽ることもあった。
消えゆく記憶を必死に手繰り寄せるように深く、深く……。
「あれもラブ……これもラブ……」
易者はいつの間にか俺の背後に回り込んでいた。
>>100, 101
「削除ヲ 執行シマス」
千年モノのストーンゴーレムが、得物の手斧を薙いだ。
俺は僅かに体を反るが、刃は首を深々と切り裂き、残るは首皮一枚。
だがこれでいい。これがいい。不死の身躱しに用はない。
俺は構わず身体を捻り力の溜めを作ると一気にそれを放出する。
錆び剣は狙い過たずゴーレム頭部の魔晶石を粉砕した。
「ああっ、貴重なコアが……いえ、この際仕方ありません」
今回の依頼人、遺跡調査の学者が独りごちる。
先程から古い羊皮紙とにらめっこしているが、あれはこの遺跡の地図のようだ。
「ねぇねぇ、アンタ今、首をばっさりいかれなかった?」
「無傷だ」
別の護衛に先程のことを突かれるが誤魔化しておく。
赤髪の若い冒険者だが周囲のことをよく観察している。
少し落ち着きがないのが難点だが。
「なぇねぇ学者先生、遺跡の最奥ってもっとかかるの?もう結構奥まで来たけど」
「うーん、この地図によると……直線距離であと1kmくらいですかね」
「まだまだ先やん!」
先日の地震で露出した遺跡だったが、各所に配置されたゴーレムの数が異常だ。
俺達護衛チームはややうんざりしながら、気を取り直した。
- 107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/07(Wed) 06:54
- ポエマーですか?
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