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【オリジナル】国立光明学院　１３時限目【異能】

73 名前：シルヴィ ◆HzrR0chA 投稿日：2021/04/15(Thu) 14:55

>>60
ハルキゲニアは元々小さい生物だろう。
10ミリから大きいものでも50ミリ、好みも何も、
形状の奇怪さからしてこれ以上の大きさを持っていたら逆に顰蹙だと思うがな。

>>61
さぁな、だが一般論として、
通常、転生前の記憶というのは消去されるものなのだろう。
ひょっとしたら昔アンタの飼っていたシベリアンハスキーが、
そちらの世界から人間として転生した姿こそがこのシルヴィなのかも知れんがな。

まぁ仕事が面倒になって空想世界に逃げ込みたいと思う事はオレにもあるさ。
だが小説等で転生した者達を見ていると、
結局どの世界に生まれ落ちたところで苦労というのは形を変え絶えず付き纏うものらしい。
ならば多少なりとも慣れた環境でやっていくのが吉ではないか。
こうして夢の中に逃げ込む暇があるだけこの国の通常の社会人より遥かにマシだしな。

>>63
配属される場所にもよる。
オレの場合は任せられた仕事がハニートラップを受け易い役回りらしくてね。
経験の有無を問われた際、正直に答えたら否応無しに宛てがわれたというわけだ。
同じく政府に採用されても一日中パソコンと向き合っているようなデスクワークや、
部屋に入り浸りの科学者として雇われるのであれば恐らくこの限りでは無い。
従ってそれを目当てに政府の裏組織を志望する心算ならば絶対に止めた方が良いとだけ言っておく。

因みに聞いた話では経験時、相手の女性に才があると見込まれた場合、
上に報告が行き、逆に女性を籠絡させる手法が伝授されるとかされないとか。
まぁ行為前、相手がシャワーを浴びている間に眠りこけ、
機嫌を損ねてしまうようなオレには縁の無い話だがな。

>>68
相手は確かに上司では無いが、風俗に行かされたというわけでもない。
外に頼らずとも政府の裏組織にはそちらの分野を担当する人材が幾らでもいるのでな。
恐らくはオレの相手をした少女もそういう課の一員であったのだろう。
年の頃は十六、七か。
容貌は可愛らしく言葉遣いも清楚でスタイルも良かったが……………何だかな。
人の温度を感じないとでも言えばいいのだろうか、
愛の無い作業ならば当然なのかも知れないが少なくとも心地良い時間ではなかったよ。
男性の理想を積め込んだかのような隙の無い出来と張り付いた笑顔に最後まで、
マネキンを抱いているかの如く無機質な気味の悪さを拭い去る事が出来なかった。

>>69-70
まともに向き合っている時点で想定外とも言えるのだが、
とりあえずは政府の知蔵から相手の異能を「高速検索」するだろうな。
並の異能者が相手ならば運動神経による回避と、
試作段階の対異能装備で検索の間の時間くらいは充分に稼げる。
後は切り札のｄｆｃｑｗｓｆｔｆｒｂｖｗｃｊｂｒｖｋｌｓｗ……………ん？ 妙だな、音声が乱れ

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……………。 アンタの仕業か。
ここから先は部外秘？ なるほど、そうだった。
うっかりしていたよ、根が正直というのも考えものだな。
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