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【鬼殺隊】鬼滅の刃・第弍章〜心を燃やせ〜【総合】

1 名前:煉獄杏寿郎 ◆Gv0oNgqY 投稿日:2021/04/01(Thu) 05:37
遠路はるばるご苦労!
俺は鬼殺隊炎柱、煉獄杏寿郎だ!!

胡蝶の屋敷から此処へたどり着いた者も
そうでない者も、気軽に立ち寄ると良い!
皆まとめて俺が面倒を見てやろう!
立派な鬼殺の剣士にしてやる!もう安心だ!!!

◇◆鬼殺隊・隊律一覧◆◇

壱・隊員同士の私闘を禁ずる

弐・屋敷を荒らす鬼並びにそれに与する者は除隊処分とする

参・異世界からの越境行為を禁ずる

肆・名無し隊員同士の過度な会話は謹むべし

伍・名無し隊員以外の参加希望者は
  後に記す隊員名簿を確認の上活動中の者以外を選択せよ
  尚、鬼舞辻に与する鬼の参加は禁止とする

陸・身分証(トリップ)の携帯は
  『鬼滅の刃』の登場人物にのみ許可する


◇◆これまでの活動記録◇◆

http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=593967857

◇◆現時点での所属隊員名簿◇◆

・蟲柱 胡蝶しのぶ◆CSiBtIKA
・水柱 冨岡義勇◆OW3CAU4.
・炎柱 煉獄杏寿郎◆Gv0oNgqY
・隊員 竈門禰豆子◆dwKmhGlA
・隊員 我妻善逸◆D/wLMjpM
・隊員 栗花落カナヲ◆PHnO.Nlo


俺からの挨拶は以上だ!
掟を守って鍛錬に励み、鬼を滅する刃となれ!!
期待しているぞ!!

341 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/05/16(Sun) 14:48
人間を憎む女鬼
「憎い………憎イ…………ニクイィィィィィィィィ!!!
 人間を殺し尽くさない限り……どれだけ経とうとも……この憎しみは晴レナイィィィィィィィィィ!!

 『産むんじゃなかった』
 『お前が生まれたこと自体が間違いだ』
 『お前は人間じゃない、ゴミ屑だ。』

 ―――――そんなに要らないのなら何故生んだ? 私が一体何をした? 何故、そこまで否定されなければならない?
 生まれてからずっと食事も粗末で汚いものしか与えくれず……会う度に罵詈雑言しか浴びせてこず……苛立ち解消の為だけに殴られ、蹴られ………
 皆こちらに向けるのは、いついかなる時でも嫌悪と侮蔑に満ちた、心底汚らわしいモノを見るかのような顔だった。
 何かしらのやむを得ない事情とやらで嫌々ながら生かしてやってるだけで、視界にも入れたくないという本音がありありと見て取れる態度だった。

 『そんなに嫌うなら、拒絶するならいつか出て行ってやる。お望み通り、こちらから消えてやる。』―――――そう決心するのに、大して時間は必要なかった。
 ―――だけど、そんなささやかな望みすら許されず、私だけで逃げるのは実質不可能な監禁状態だった。
 どうやって逃げればいいのか、必死に考えを巡らせていたら、ある日突然こう言われた。

 『もうお前のような糞カスを生かしておく必要はなくなった。これでやっと清々する。』
 『目一杯苦しめて殺してやる。無様で惨めったらしく死ぬのがお似合いだ』
 『さっさとこの世から失せろ、ゴミ屑』

 逃げる暇もなく…抵抗すらも出来ないよう手足を切り落とされて達磨にされた。
 あまりの痛さに絶叫する私を………あの鬼畜共は心底愉快だと嗤った。
 『なんて醜い生き物なんだ。こんな奴らに、私は殺されなければならないのか………』激しい憎悪を抱いたが、もう私には何も出来ない。自分の末路を悟った私は、絶望した。
 そして………『人間など…この世のどんな生き物よりも醜い最低の生き物だ。死んだ後は絶対に貴様らを呪ってやる。未来永劫、呪い抜いてやるッ!!!』と心に誓った。

 ―――――そんな時だった。あの御方が現れたのは。
 
 私の周りの屑共を瞬く間に殺し、残った私を紅い眼で見下ろした。
 大勢の人間を事も無げに惨殺してのけるその男は、疑いの余地もない化物、いや"鬼"だった。
 恐らく次は私。 けれど、不思議と恐怖は沸かなかった。
 寧ろ、私にとっての理不尽な存在を容易く消してのけるほどの力を持つその男が羨ましかった。無力でちっぽけな私にはない、強大な力が美しく映った。
 憎い奴らが断末摩を上げて無様に死に逝く姿を見ることが出来たのが、せめてもの慰めになった。
 もう、どうでもいい。 こんな体ではまともには生きられない。それに、どの道私を救ってくれる者など…誰もいない。
 最後にいいものを見せてくれたことへの感謝を述べ、殺すのならいっそ、せめて一思いに殺してくれることを願い、眼を閉じてその時を待った。
 すると………あの御方は言った。

 『―――憐れだな。お前は一体、何の為に生まれた?』
 『人間たちの身勝手且つ醜悪な都合によって、生きる意味も価値も認められず、持つことも許されず、ただそこに在るだけの生。』
 『その身体では辛かろう。もう生きたくないならば、望み通りに殺してやろう。だが………お前はそれで、己の在り方を良しとするか?』
 『少しでも悔恨があるなら…まだ生きたいと乞い願う想いがあるなら…私が生かしてやろう』
 『お前がこの世に存在する意味を……私が与えてやろう』
 『ただ脆弱で醜悪でしかない"人"など……………棄ててしまえ』」

342 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/05/16(Sun) 14:49
人間を憎む女鬼
「『生きたい!!! このまま惨めに死にたくなんかない!!!』
 答えは決まっていた。私は"鬼"にされるのだろうが、奴らと同じ人間であることなどに未練などない上、堪らなく厭でしかなかった。
 その御方は私に血を与えて下さった。全身を死ぬほどの激痛が襲ったが、私は必死に耐えた。
 こんな苦しみ……今までの地獄の日々に比べれば、ぬるま湯のようなもの。
 苦痛を耐え抜いたことで人でなくなり、"鬼"に生まれ変わったその瞬間………私の本当の"鬼"生が始まった。

 私は人間への憎悪を糧に生きる『憎鬼』として新たな生を授かった。
 今思えば、あの小心で臆病な御方は、私を体の良い使い捨ての駒として利用する為に生かしたのだろう。
 けれど、それでも構わない。あのまま、何の意義も希望もなく、ただゴミ屑として終わる筈だった人生の私に救いを与えたもうたのだ。
 たとえ威厳もなく、ただ生き意地しかない臆病な御方であろうと……私にとっては、救いの神だ。

 それからの私は、憎悪の赴くままに幾多の人間を殺してきた。
 喰らいはしない。あんな汚らわしい生き物、口にするのも憚る。それに、どうやら喰らわずとも、ただ憎むだけで存在することが出来るようなのだ。
 また、鬼は普通、人間を喰らうことで強くなるが、私は己の憎しみは勿論、人間からの憎しみすらも力となり、そして殺すことでより強くなれる例外のようだ。
 『強い思念を以って自己を強化する型の血鬼術』―――――それを聞いた瞬間、そのことが言葉ではなく……"心"で理解出来た。
 私にとって、最高の好都合だ。惨たらしく殺すたびに力が漲るのが分かる上、歓喜に満たされる。
 畜生や虫にも劣る、この世で最も醜悪で悍ましい生き物の人間を消去する度に………私の心は初めて、歓びを覚える。
 ―――――嗚呼、そうだ。これこそが、私の存在する意味。
 あの地獄の日々は、人間の真の姿を学び知るための学習期間。その後に人間をこの世から一人残らず殺し尽くすことこそが、私の使命なのだ。
 その時にこそ………きっと私は心から、大いなる喜びと福音に涙することが出来るのだ。
 そんな人間を守り、あの御方に仇なす貴様ら鬼殺隊などは……‥私にとっては、まさに不倶戴天の怨敵だ。

 戦う前に、命を懸けて人間などを守る、愚かな貴様らに教えてやる。
 人間に、真に守る価値などはない。この世に生きる資格など、絶無だ。
 愛だの………勇気だの………希望だの………絆だの………人情だの………そんなものは、貴様らが自身の醜さを隠すべく糊塗し、美しく飾り立てるための方便でしかない!!
 果ての無い欲望を満たす為に奪い…悦楽の為に弱い者を虐げ…人間本位の身勝手で醜悪な理屈・都合であらゆるものを犠牲にし、食い物にする。
 それが真の答え。私が"鬼"としてこうして存在していること自体こそが、その証明だ!
 大切な者を殺した"鬼"という存在が憎い? 私は貴様らが"鬼"を憎む以上に、貴様らという存在を憎み切っているッ!!
 私の憎しみがどれだけ深いか………すべての人間に必ず思い知らせてやる! 授業料は、貴様らの命だッ!!

 ―――――さあ、そろそろ行くぞ!! 化物退治だ!!
 人間こそが………真の化物………許されざる"鬼"畜生ナノヨォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」

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