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【星のカービィデデデでプププなものがたり】復活の「D」

1 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/09(Fri) 14:24

ナレーション「2021年4月9日、遂にあいつが帰って来た!」

大王「待たせたなお前ら!天上天下唯我独尊!デデデ大王、満を持して今日復活だデ!!」
カービィ「誰も待ってないと思うけど」
大王「やっぱりここにはおれさまがいないとな、全く盛り上がらんだろう」
カービィ「いてもいなくても変わらないと思うけど」
大王「そんなわけで!今日からスレッド活動を再開するデ!
  おれさまは15年前からずっと続けてる大ベテランだからな、あえて名乗る必要はないだろう 皆もうご存知だと思うしな」
カービィ「知らない人のほうが多いと思うペポ」
大王「知らないなら教えてやるデ おれさまの事は…そうだな……伝説のキャラハン、気軽にレジェンドとでも呼んでくれ!
  見よ!初代スレ主としての貫禄を!若い奴らとは違う、年季の違いってヤツを見せてやるデ!!」
カービィ「そんなに貫禄出てないと思うペポ」
大王「さっきからうるさいデ!こいつはカービィ、おれさまの家来だ!他にも手下がいるから、また後で紹介してやるデ!」
カービィ「家来じゃないペポ」
大王「っつーわけで、ルールの説明だデ!おれさまのスレに書き込みをするんだからな、ルールは守ってもらわないとな!
  ルールは以下の通りだ 書き込む前にちゃんと読んでおけよ」


・荒らし禁止!中傷・煽りお断り!清く正しく親切に人と接する思いやりの心を忘れずにな!

・クロストーク禁止!何かあったら他を介してではなく直接おれさまに聞いてくれよな!

・今回からはもう新しいキャラハンの募集はしないデ!募集しても来ないだろうしさ、それにおれさまゆっくり気楽にやりたいんだ、悪いな

・俗に下ネタと呼ばれる類の話は禁止!ギャグだろうが何だろうが下ネタを使うのは三流のやる事だからな


大王「…とまあこんな所だな!」
カービィ「このルールは大王も守るんだよね?」
大王「勿論だデ!ルールを作ったおれさまだってその例外じゃないデ!作った本人が守れなきゃ示しがつかないだろ
  それにおれさまは、自分が出来ない事は他人に押し付けないって決めているんだデ!」
カービィ「ふーん」
大王「なんだその疑いの目は!?まあ良い!挨拶はこのぐらいにして、さっさと始めるデ!
  おれさまの事をもっと知りたかったら、後で過去のスレのURLくらいは貼っておいてやるデ!時間があったらチェックしてくれよ!」
カービィ「黒歴史がいっぱいペポ」
大王「黒歴史ちゃうわ!輝かしい歴史と言え!じゃあ一旦ここまで!またな!!」


21 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/10(Sat) 22:00

大王「ああ〜〜やっと帰って来たデ……!」
カービィ「ペポーイ!久し振りの景色!本当に長かったペポ〜!」
大王「あのなあ…久し振りになったのは誰の所為だと思ってんだ?」
カービィ「誰の所為ペポ?」
大王「お前の所為じゃ!!お前が変なはぐれ方をしなかったらもう少し早く帰れた筈なんだデ!!
  それをお前…急にいなくなるもんだから、こっちもお前を捜すのに大変だったんだデ!!」
カービィ「でもそのお陰で色々な所に行けたペポ!良かったペポ〜!」
大王「良くねーわ!良かったら何も言わんわ!良くなかったから言ってんだろ!
  路銀もギリギリ……危うく帰れなくなる所だったデ!」
カービィ「それは大王が無駄遣いするからでしょ」
大王「うっ……!そ…それもあるが……それもあるけど1番の原因はお前の食費で全部吹っ飛んでったんだデ!!」

 グ〜……

大王「……はあ…昨日から何も食べてない………腹が減り過ぎて、背中とくっつきそうだデ……」
カービィ「充分離れているペポ 特におなか」
大王「例えだ馬鹿!本当にくっつくわけねーだろ!ううっ……大声を出すと余計腹が減る…………
  もう駄目だ………早く城に帰ってカワサキの奴に飯を作らせねーと……………」


大王「………………あれ…?道を間違えたか…?」
カービィ「間違ってないペポ」
大王「いや、どう見ても違うだろ 向こう見てみろ 一面森じゃねーか
  プププランドはこんなに木ばっかりじゃなかったデ
  夢か……?おれさまは夢でも見てんのか……?もしや空腹で幻覚でも……」
カービィ「えいっ」
大王「痛い!夢じゃないな!……って事は…本当に……………
  プププランドが…樹海になってるー!?」


 デデデでプププななかまたち・旋風編

  第1話 大王が帰って来た!



22 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/10(Sat) 22:00

カービィ「大王…元気出すペポ」
大王「こんな……こんなの見て元気出せる奴がいるか………!
  おれさまの……おれさまのプププランドが……何で樹海に………!
  一体何があったんだ……………!」
カービィ「デデデ城は無事かな?」
大王「多分無事じゃねーだろ……」
カービィ「入ってみようよ」
大王「危ないデ!そういう所に簡単に入ったら出るのが難しくなるんだデ!」
カービィ「じゃあ、ずっとここに立ち止まってるの…?」
大王「ちょっと考える時間をくれ……!腹が減って何も考えられない…!今日はこの辺で野宿をしよう!」
カービィ「野宿野宿ー!」
大王「何でお前は嬉しそうなんだよ」


 その日の夜


大王「……はあ………カップ麺一杯じゃ腹はふくれないデ…………
  本当なら、プププランドの皆が温かく出迎えてくれて、美味いご馳走たらふく食えるのを想像してたんだデ………」
カービィ「例えプププランドが健在だったとしても、そうならなかったと思うペポ」
大王「少しくらい夢を見させてくれたって良いだろー!そうならないのは分かってる…分かってるデ……!
  いかん……少し悲しくなってきたデ……………」
カービィ「大王情緒不安定だもんね、元気出すペポ」
大王「情緒不安定じゃねーわい!元気出るわけねーだろこんな状況で……はあ………今日はもう寝るデ……おやすみ」
カービィ「はーいおやすみ〜」



大王「……………いかん……トイレに行きたくなってきたデ………
  お〜いカービィ…起きてるか〜?」

カービィ「ZZZZZZ………」
大王「完全に熟睡しとる……こんな時によく呑気に寝られるもんだ……羨ましいデ………
  しょうがない……1人で行くか…………………」


大王「はあ………その辺の川にでもするか……………」


???「ぐああああああああああああああああ!!」


大王「なっ……何だ……!?誰の悲鳴だ…!?向こうから聞こえたような…………
  ………怖いけど……行ってみるか……………!」


 ヒュバッ!!

???「ぐああああああああああああ!!」

 ドサッ!!

???「……やったカ」
???「……はい」
???「では、我々の仕事は終わりダ…さっさと戻るゾ」
???「了解しました」

大王「おーーーーーい!!誰かいるのかーーーー!?」


???「………!」
???「何をしていル 戻るゾ」
???「は…はい……!」


大王「はあ………はあ………!なっ…!そこに倒れているのは…チリー!?
  チリ―を襲ったのは誰だ……!?暗くてよく見えないデ……!2人いるようだが…………
  ……!あいつは……まさか………!」

シノ「………………」

大王「シノ……!?」

 ビュン!!

大王「待て!!……一体どういう事だ…!?何でシノがチリーを……!?」


 翌朝

カービィ「夢でも見てたんじゃないの?」
大王「そんな筈は無い!おれさまはこの目ではっきりと見たんだデ!
  昨夜チリーを襲った2人の賊…1人は分からなかったがもう1人は間違いなくシノだったんだデ!」
カービィ「大王の言う事は信用できないペポ」
大王「信用しろよ!本当に見たんだからな!」
カービィ「…で、大王 今日はどうするの?」
大王「探索に決まってんだろ とりあえず、森には入らず、周りを見てみよう
  きっと何かある筈だデ」


カービィ「………大王!向こう見て向こう!何かあるペポ!」
大王「本当だ……集落か?木造の建物がいくつか見える……長屋みてえだな ちょっと行ってみるか」

ポピー「……あ!大王様!ご無事でしたか!」
大王「ポピー!お前こそ無事だったのか!」
ポピー「お久しゅうございます……この日をどれだけ待ち続けた事か………!」
大王「そんな事はどうでもいい!再会を喜ぶ前に何が一体どうなってるのか説明してくれ!」
ポピー「事情ならあいつらの方が詳しいです」
大王「あいつら……?」
ポピー「……ご案内します」


23 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/10(Sat) 22:02

ポピー「こちらです」
大王「おお……」

チービィ「……あれ?デデデ!帰って来ていたのか!」
カービィ「チービィ!」
大王「お前も無事だったのか!」
チービィ「何とかな……」
大王「あれ…?チリー!何でお前がここにいるんだ!?確か昨日の夜にやられた筈じゃ…」
チービィ「動かさないでくれ!今治療中なんだ!」
アニー「こんにちはデデデさん、お久し振りです」
大王「お前は…アニーか!?鏡の国にいた……」
アニー「はい…その節は、どうもありがとうございました」
大王「どうしてここにいるんだ…?」
チービィ「助手として治療を手伝って貰っているんだ 僕1人じゃ手が回らなくて…」
大王「そうか……ここは治療所か………」
カービィ「怪我人が他にもいるペポ」
チービィ「彼らは操られて敵になっていたんだ……それを1人ずつ退治して、傷ついた所を僕達が治療しているのさ」
大王「操られている……!?どういう事だ……!?」
暗闇斎「それは拙者からお話しましょう」
カービィ「あ!兵長!」
暗闇斎「その呼ばれ方も懐かしいでござるな……今の拙者は暗闇斎でござる 以後はそうお呼びくだされ」
大王「一体どういう事なんだ?」
暗闇斎「それは奥の部屋でお話します……さあ、あちらへ………」
大王「ああ、分かったデ……」


シノ「……!陛下…!」

大王「シノ……!お前…昨日の夜はよくもチリーを…!」
暗闇斎「シノを責めないでやってください……こうするしか方法は無かったのでござる」
大王「どういう事だ……?」
シノ「陛下……申し訳ございません………プププランドが敵に奪われてしまいました………」
大王「何だと……!?奪われた……!?それはどういう意味だ……!?」
シノ「そのままの意味です……陛下もご覧になりましたでしょう…プププランドの今の姿を…………」
大王「ああ…樹海になっていたデ……!まさか……侵略されちまったってのか……!?おれさまのいない間に……!?」
シノ「申し訳ありません……!陛下が留守の間、プププランドの守護を命じられていたにも関わらず………!」
暗闇斎「拙者からも謝罪します……拙者とした事が……ちょっとした隙に敵の侵入を許してしまったのです…………
  住人達はものの数分で洗脳されてしまい、住人の殆どが敵に寝返ってしまいました……………
  我々は防戦するしか手は無く、住人達を避難させる事で精一杯でした…………」
大王「……………………」

暗闇斎「今この集落にいるのは、シノ達が洗脳を解いた者……そして、命からがら逃れた者達でござる
  我々は、レジスタンスとして、ここで反撃の機会を窺ってたのです」
大王「そうだったのか……待てよ……あの夜、いたのはシノだけじゃなかった……確かもう1人いたデ…誰なんだそいつは?」

???「それは俺ダ」

大王「……!お前は……!?」
暗闇斎「紹介しましょう 彼はサーペントナイト
  かつては、ダークマインドの配下として我々と敵対していたのは陛下もご存じの筈
  ですが今回は彼に協力をお願いし、シノと共にレジスタンスの実働部隊として戦って貰っています」


24 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/10(Sat) 22:03

サーペントナイト(以下:毒蛇騎士)「借りを返す……というヤツだナ………貴様達とは色々あったからナ
  あくまでこの戦いが終わるまで力を貸すというだけダ お前達と馴れ合うつもりは無イ」
大王「……本当にこんな奴の力を借りて大丈夫なのか…?途中で裏切ったりしないよな…?」
シノ「少なくとも、今は大丈夫です サーペントナイトさんに、ダークマインドへの忠誠心はもうありません」
毒蛇騎士「奴には道具として切り捨てられたからナ……奴の事など、最早どうでも良イ」
大王「……それで、今回の首謀者は誰か分かってんのか?」
暗闇斎「直接この目で見たわけではございませぬが、大方予想はついています……恐らく、ウィズとかいう奴です」
大王「ウィズ……!?」
暗闇斎「大王様もご存じの筈……ダークマインドの配下で、八部衆の一人だった者……
  奴は様々な術に長けていました……恐らく今回の事件は、奴が一枚噛んでいる可能性は極めて高い……」
大王「って事は、あの樹海もあいつが……!?」
暗闇斎「それはウィズの仕業では無いかもしれません……奴には洗脳をはじめとする催眠術の使い手ですが、
  樹海そのものを呼び出す力は無い筈……
  これは恐らくですが、ウィズの他に協力者がいるのかもしれません……」
大王「協力者…!?」
暗闇斎「詳しい事は拙者にも分かりません……分かっている事は、この状況を一刻も早く解決しなければならないという事だけです……!」




ウィズ「クククククククク………まさか、ここまで上手く行くとは思いませんでしたよ……!
  全ては貴方がたのお陰です………まさかこうも思っていたより早くプププランドを支配出来るとは……!
  やはり貴方がたに協力を頼んで正解でした…!持つべきものは、やはり仲間ですねぇ……!クククククククク……!」
ボーボー「フン……!何が仲間だ……!狭い牢獄の中に長年閉じ込めおって……!」
ミセス・モーリィ「本当ザマス!狭くて寒くて、美容に悪いったらありゃしなかったザマス!」
ウィズ「それはそれは、申し訳ございませんでした……
  しかしですねぇ、私がこうしなければ、貴方がたはダークマインドに処刑されていたのですよ……?
  ダークマインドの命令に背くどころか、反逆行為を企てた貴方がたを、私が上手くフォローして罪を軽くしなければ、
  こうして今頃羽を伸ばす事も出来なかったわけなのですから……ククククククク……!」

ボーボー「フン…!貴様如きに扱き使われるぐらいならば、あの時死んでいた方がまだマシだった!
  それにしても、貴様もよく生きていたな……!侵入者に殺されたと聞いていたが」
ウィズ「ククク………私とてそう簡単にやられませんよ………
  あの時は間抜けな芝居を打って死んだフリを演じて表舞台から姿を消したまでの事………
  ダークマインドが敗れてから、私はひたすら各地に散らばった闇鏡の破片を1つ1つ探し回っていました………………
  全ては見つかりませんでしたが、半分以上の欠片を集める事は出来ました……………………
  これならば、放出してしまった闇・エネルギーもすぐに集まる事でしょう……………」
ミセスモーリィ「まさか……ダークマインドを復活させるつもりザマスの!?」
ウィズ「そんなわけ無いでしょう……ダークマインドを復活させるには、後200年は掛かります……………
  そんな年数待っている余裕はありません………………………」
ボーボー「…では、どうするつもりだ……?」
ウィズ「新たに作るのですよ……ダークマインドに変わる新たな闇の支配者をね………!」
ボーボー「作る……!?」
ミセスモーリィ「新たな闇の支配者……!?」

ウィズ「今こそ再始動の時です………!新たなる闇の支配者を誕生させるのです……!クククククククク…!!」



25 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/10(Sat) 22:04

忍者「暗闇斎様!申し上げます!」

暗闇斎「どうした?」
忍者「集落の入り口の近くに、このような手紙が落ちていました」
暗闇斎「ほう…………ご苦労でござった」
大王「……何て書いてあったんだ……?」
暗闇斎「宣戦布告だ……今夜、この集落に刺客を送り込むとの事だ」
大王「何……!?」
暗闇斎「どうやら敵に集落の場所が割れてしまったようだ……
  大王様、もしかすると尾けられていたのかもしれませんな」
大王「尾行されてたって事か……!?いつ、どうやって……!?」
暗闇斎「良いですか大王様……敵は常に目の前から現れるとは限りません
  時に身を潜め、行動を遠くから監視する者もいるのです……その事をどうかお忘れなく」
大王「うおおおおお…!それってつまり何だ…?おれさまが…おれさまが悪いってのか……!?」
毒蛇騎士「狼狽えるな見苦しイ……こうなってしまった以上、仕方あるまイ
  この様な掘っ建て小屋、速かれ遅かれ、奴らに気付かれる運命に過ぎなかっタ
  それならば、敵は撃退すル……それだけダ」
シノ「今夜中に迎撃の準備をします」

大王「おれさまはどうすれば良いんだ!?」
暗闇斎「大王様は大人しくしていてください どうせ出しゃばっていても碌な事にならないでしょう」
大王「おい…今のはどういう意味だ……?おれさまちょっとイラっときたデ……」
シノ「お許しください陛下!こうまで言わないと、無茶をするじゃないですか!
  陛下はそこでお休みになられて、私達にお任せください……!陛下が出るまでもありません……!」
大王「お…おお……そうか……」
シノ「父上!言葉はもう少し選んで遣ってください!今のはあまりにも酷過ぎます!陛下に向かって!」
暗闇斎「おお……それは済まなんだ………」
大王「シノにじゃなく、先ずおれさまに謝れよな……まあいいけど
  どうせ仮面は無いし、戦おうとしたってお荷物になるだけだ……良いデ、ここは実働部隊のお前らに任せるデ」

毒蛇騎士「おい」
大王「……?おれさまに用か…?」
毒蛇騎士「貴様…否、"お前"で良いカ……一つ言って置く事があル」
大王「な…何だ…?(お前……?)」
毒蛇騎士「俺は協力関係にあるだけでお前の配下になったつもりは無イ
  お前の指図は受けないから、俺に命令するなヨ 分かったナ」
大王「なっ……!」

毒蛇騎士「……………………」


大王「何だあいつ………!腹立つな………!」

チービィ「暗闇斎先生……」
暗闇斎「チービィ殿……どうしたでござるか?」
チービィ「僕もその実働部隊に入れて欲しいんだ」
暗闇斎「チービィ殿が…!?危険でござる…そもそもチービィ殿に実践経験は……」
チービィ「ああ、無いさ……でもただ見ているだけってのも嫌なんだ
  僕はもう弱くない……この日の為に戦う方法を編み出していたんだ……!」
大王「お前……」
カービィ「ぼくも仲間に入るペポー!」
暗闇斎「仕方あるまい……」
大王「…じゃあおれさまも」
暗闇斎「大王様はお退がりください」
大王「おれさまだけ仲間外れかよーー!!」
シノ「落ち着いてください陛下!陛下が出なくても、私達だけで充分という事ですよ……」
暗闇斎「では集合は今夜……各自準備を怠るなよ」


 その日の夜


大王「………ったく……何も仲間外れにしなくったって良いのにな……!
  おれさまにだって出来る事はある筈だデ……その辺の雑魚の相手とか……
  それに、おれさまがプププランドの住人に負ける筈ないだろ!いくら洗脳されているからと言っても、
  相手はただの住人!王であるおれさまが不覚を取るなんて有り得ないデ!」

???「ククク……後ろががら空きだぜ……!」

 シュッ!!

シノ「陛下!危ない!!」
大王「え……?」


26 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/10(Sat) 22:05

 ヒュッ!!

 キィィィン!!

 カランカラン……

大王「な……!これは……!」
シノ「毒針です……危ない所でした………
  …どうして出て来たのですか!?」
大王「そ…それは……!」
シノ「彼らは、陛下の命も狙っているんです…!無防備で歩けば格好の的です!」
大王「ああ……済まなかったデ………」
シノ「近くに私がいたから良かったですが、もし誰も居なかったら今頃どうなっていたか……!」

 バッ!!

???「キエエエエーーーーーーー!!」

シノ「くっ……!!」

 ヒュバッ!!

???「ぐああああ!?」

毒蛇騎士「何をぐずぐずしていル!?」
シノ「すみません……」
毒蛇騎士「お前……!大人しくしていろと言われたのを忘れたのカ!?」
大王「い…いや……悪かったデ……!」

毒針魔獣「くっ……!」

大王「こいつ……もしかしてダンゴか…!?外見は禍々しくなっているが、どこか面影がある……」
シノ「はい……操られた住人の皆さんは、あのように外見が禍々しくなっているんです…!」
毒蛇騎士「闇・エネルギーの影響によるものダ 多分だがナ
  斃せば元に戻ル 気にする程度の事では無イ」

毒針魔獣「くそっ……!」

 ビュン!!

毒針魔獣「……!」
シノ「逃がしません」

 ヒュバッ!!

毒針魔獣「ぐああああああ!!」

大王「倒した…!」
シノ「油断しないでください!敵はまだ隠れています!」
毒蛇騎士「ああ…気配があル……一刻も早く片付けるゾ」
シノ「はい!」


 ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!!

毒蛇騎士「……!上空カ…!」

飛行魔獣「げっ…!気付かれた……!こうなったら、突撃だ!!」

 ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!!

毒蛇騎士「………遅イ」

 ヒュカッ!!

毒蛇騎士「猛毒刺殺瞬雷槍!!」

 ザシュッ!!

飛行魔獣「ぐああああああああああ!!」

 ドサッ

ブロントバート「…………………」

毒蛇騎士「急所は外して置いタ…さっさと手当てしロ ぐずぐずするなヨ」
アニー「は…はい!!」


吹雪魔獣「グオオオオオオオオオオオオ……!!」

住人「うわあああああああ!!」
住人「寒い寒い凍る!!助けてえええええ!!」

チービィ「あいつはアイスドラゴンか……こっち来る…!……よし………!」

 ボシュッ!

 ジジジジジジジジ……!

吹雪魔獣「グオオオオオオオオ……!!」

チービィ「当たれ!!」

 ドオオオオオン!!

 ヒュルルルルルルルルル……

吹雪魔獣「ウガ……!?」

 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

吹雪魔獣「グオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

チービィ「よし当たった!!」

アイスドラゴン「ぐ……ぐああああ…………!」


カービィ「ねえねえロッキー、ぼくと遊ぶペポ〜」
岩石魔獣「なっ…何なんだお前は!!離せ!!離せっつってんだろ!!」
カービィ「ぼくと一緒に……遊ぶペポーーーーーーーーッ!!!」
岩石魔獣「どわーーーーーーーーーーーーっ!!!」

 ヒューーーーーーン!!

岩石魔獣「うわああああ落ちる落ちるーーーー!!うわあああああああああ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオン!!!!

カービィ「ロッキーあそぼ!ぼくといっしょにあそぶペポー!」
ロッキー「お…おぼえてろよ………!」


27 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/10(Sat) 22:05

大王「皆やるな……!よし、おれさまも……!あれは…!」

人型魔獣「…………………」

大王「あいつはバウンダーか……あいつくらいならおれさまにも勝てるかもしれないデ…!」


人型魔獣「はあ…皆一瞬でやられちまった…残りは俺1人だ……!
  どうすんだよ……ただいるだけで良いって言われたから来たのに……
  後は皆に任せようと思ったらこれだ……!ん……?」

 ドドドドドドドド…!

大王「観念しろバウンダーーーー!!」

人型魔獣「ひっ…!こ…こうなったら…逃げるが勝ちだ!!」

 ピューーーーーーーン!!

大王「あっ!逃げやがった…!待てーーーーー!!待ちやがれーーーーーーーーー!!」


大王「はあ……はあ………!思っていたより逃げ足が速いデ……!全然追い付けない……!
  ん……?向こうにいるのは………!」


宝石魔人「…………………………」

大王「やっぱり…!ジュエルじいさんじゃねーか!」



人型魔獣「ひいいいいいいいい!!」

 ビュン!!

宝石魔人「………何じゃい…?あんなに慌てて…」

大王「ジュエルじいさーーーーん!!そいつ敵!!敵だデ!!そいつを始末してくれ頼むーー!!」

宝石魔人「何じゃと……!?」

人型魔獣「ひえええええええええええええ!!」

宝石魔人「……何だかよう分からんが、とりあえず始末すれば良いんじゃな……
  どおれ…………フン!!
  喰らえ!!ワムバム一族最強の必殺拳!!グライドパンチじゃ!!!!!!」

 ドン!!

人型魔獣「………へ……!?うわああああああああああああああ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

バウンダー「はらほろひれはれ〜…………」

大王「ありがとなじいさん!お陰で助かったデ……それと、久し振りだな!」
宝石魔人「フン…!相変わらずの様じゃなデデデ」
大王「何だよあんたも戻って来てたのかよ!」
宝石魔人「暇潰しにプププランドに寄ろうと思っていた所だったんじゃ…
  だが、どこにもプププランドが無くてな………近くに知っている奴がおらんか丁度捜していた所だったんじゃ!」
大王「なら丁度良かったデ……実は、プププランドは樹海になっちまったんだ……」
宝石魔人「何!?」
大王「それで、その事件の元凶を倒す事になったんだ……!じいさん、頼む……あんたも協力してくれないか…!?
  あんたが協力してくれるんなら鬼に金棒…百人力だデ!」
宝石魔人「そういう事か………フン!愚問じゃな……儂を誰だと思うておる?
  儂はワムバムジュエル……最強の一族、ワムバム一族の最強の王とは儂の事じゃぁぁぁああああああ!!!
  この儂に斃せぬ敵など居ない!!儂がワムバム一族最強の王と知って尚挑んで来るような輩は、儂が1人残らず叩き潰してくれるわーーー!!!」
大王「よっ!流石じいさんだデ!よろしく頼むデ!じいさん!」


  第1話 大王が帰って来た! 終


次  回  予  告

大王「おっす!おれさまデデデ大王だデ!」
チービィ「毎回その挨拶する気か?いい加減怒られそうな気がして来たな……」
大王「怒られたらやめれば良い!怒られなければこれからも続けるデ!」
チービィ「怒られるまでやめないって子供かお前は……」
大王「じゃあ「おっす!」に変わる次回予告の挨拶を考えてくれよ」
カービィ「さーて、来週のデデデでプププななかまたち・旋風編はー?」
大王「却下 それもアウトだろ」
カービィ「えぇー」
チービィ「そんなの分かるわけ無いだろ 自分で考えろよ」
大王「じゃあこういうのはどうだ?ジャカジャカジャンケン、スタート!!」
チービィ「それもパクりじゃねーか!」
カービィ「これじゃあいつまで経っても決まらないね」
大王「まあいい!!次回、デデデでプププななかまたち・旋風編 第2話!絶対に見てくれよな!!」
カービィ「見ればー?」
チービィ「このノリで大丈夫か本当に……?」
カービィ「大丈夫だ 問題ないペポ」
大王「1番良い次回予告を頼むデ」
チービィ「もういい加減にしろ」
大王&カービィ&チービィ「どうも、ありがとうございましたー」


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