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☆★☆★☆ 10ちゃっと♪設立19周年記念祭☆★☆★☆ 第2楽章!

34 名前:坊や哲 ◆2xL2P2OI 投稿日:2021/09/16(Thu) 10:23
>791(達海猛)前スレ

スルーしてて悪かった。
それじゃ、返信といくぜ。

麻雀と出会っていなかったから、か…。
いや、俺は麻雀に限らず博奕に行き着いてたと思うぜ。
麻雀以外にも、チンチロ、手本引き、丁半、花札、博奕はいくらでもある。

学校は中退、働いたってカモられてるも同然で食うや食わず。
そんな日々を、俺がそのまま受け入れて細々とやっていたとは思えねぇな。

博奕に行き着いて、やがては麻雀に辿り着く。
結局のところ、俺にはこの道しかなかったんだ。
だからって後悔なんか微塵もねぇ。
汚い世界だとしても、俺はそこでしか生きられなかったのさ。
全ては、俺の選んだ道だ…。

>865

俺に博奕を教えてくれた「房州さん」と出会った頃の話だな。
俺は一度房州さんに完敗して、やっと見つけて再戦を挑もうとして断られた。
その場所が神社で、次に来る参拝客が賽銭箱に金を入れるか入れねぇかって賭けをしたんだ。

俺は入れる方に賭け、房州さんは入れない方に賭けた。
その時来たのが裕福そうな爺さんで、俺は運が来てると思った。
そして思った通り、爺さんは金を賽銭箱に投げたんだが…。

「だから、勝てねぇって言ったんだよ。」

と房州さんは素早く賽銭を取っちまった。
爺さんは気が付かなかったようで、そのまま帰っちまった…。

俺はふざけんなと食って掛かったが、

「俺がおめぇの立場なら、爺さんから金をふんだくってでも賽銭箱に金を入れただろう。」

「おめぇのは所詮、昼間の麻雀なんだよ。博奕じゃねぇ。」

と、完膚なきまでに叩きのめされた…。
あの後俺は土下座して、教えを乞うたんだ…。

あの時の賽銭を素早く取っちまった房州さんの姿は、よく覚えてる…。
正に、人生を変える「不意打ち」だったな…。

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