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【オリジナル】国立光明学院　１４時限目【異能】

436 名前：凪沙雨音 ◆V.9gKSA. 投稿日：2022/09/06(Tue) 04:53

「WWWだと思ったか？ 私だよ」


>>424(天野　優月)

「あ、ゆず……えっと……天野さん」

「安心してくれよ、陰口叩いてた訳じゃないからさ」


>どーしたの？私で良ければ相談乗るよ？


「ん？ いや別に、大した事じゃないよ」

「ただ、その……いや、上手く言えるかは分からないが」

「ちょっとだけ、聞いてもらおうかな。申し訳ない気もするけど」


>きにしないでいいよ、友達なんだから


「……ふふ。ありがとう」

「けどそう、友達。友達なんだよな、私たち」

「生きてた頃は同性の友達なんて、1人もいなかったもんだから」

「まだどうも距離感が分かんなくて。早い話、どう呼んだものかなぁって」

「今は苗字で呼んでるけど、ちょっと距離がある気がしてさ」

「けど名前で呼ぶのもこう、何と言うか……今度は近過ぎるんじゃないかな、と」

「気にし過ぎってのは分かってるけど、どうにもな。考えれば考える程に」

「君たちをどう呼べばいいのか分からなくなるんだよ。ごめんね、素直じゃなくて」


「………向こうではもう名前で呼んじゃってるし、慣れ切ったらこっちでもそう呼ぶ心算だから」

「気長に付き合ってくれると助かる。うん、気長にな」


>>425

「な、なんだって！ それは本当かい！？」

「まさか、まさかだろ……いややっぱり嘘じゃないよな？」

「話を盛ってもいないよな？ 過不足なく真実だと言えるか？ 言えよ？」


「まさか………」

「天野さんに親友が1人しかいなかったなんて……意外だッ」


>>426

「あ、危ない！ ……と思ったけど、襲われてる訳じゃなさそうだな」

「でも何かの拍子で周りの人を襲ったりすると困るし……」(E:殺虫剤)


「さて、どうしたもんかな。見た目の絵面に安心感が微塵もないんだけど」

「異能を見せびらかしたかっただけなら、せめて蝶々とかあったよな」


>>427

「血縁があるから同じ異能を持つとか言う思い込み、一体何処から湧いて出たんだろうな」


「……まぁいいや、どうでも。私にはこれっぽっちも関係ない話だ」

「兄弟はいないし、両親は異能を持たない。高齢だから新しい弟妹にも期待できない」

「私自身も生きてるのと死んでるのとが中途半端で、子供ができるとは到底思えない」


「………そうさ。考えたって、どうにもならないよ」

「ただ辛いだけだ。嫌になるだけだ。だからこの話は、もう終わりにしよう」


>>434

「浄化の異能か、それともまたなんか漫画やラノベの技を真似する奴か」

「どっちでもいいしどうでもいいけど、あんな所で毒物を扱ってたら」

「危険行為として注意なり指導なり行くんじゃないか？ 失敗して毒が拡散したら不味いだろ」


「………あ、あれは確か生徒会の……誰だっけ、田中くん？」

「まぁいっか、後で話す機会があったら名前を訊こう」

「それより今は」(瞬間移動)


「教師陣の監督もなく、校庭で解毒の実験をしてる生徒がいるんで」

「通報しにきたんだけど、極道くんの手は今空いてるかい」



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