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あの世で俺に……詫び続けろーーッ!

1 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/07(Thu) 20:42
ヒャーッヒャッヒャヒャァ!
面白ぇ程簡単に引っかかってくれたなぁ!?
ここはライブ・ア・ライブのネタスレだってのにお前はよぉ。
お前の引き立て役だった過去に別れを告げる為に、
俺はやってやるッ!

208 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/24(Tue) 21:56
>207
オムニパス形式で各世界それぞれの物語を進行させる中、戦闘のみで構成されたタカハラ主人公の"現代編"か。
確か…私たちの物語(LIVE・A・LIVE)をRPGなる創作遊戯で構成する中、色々な形での挑戦が込められていたと聞く。
その内の"現代編"は、且つてお前達の世界で一世を風靡した某疑似格闘遊戯を、明確に意識しているだろう……斬新というのも尤もだ。
多くの猛者との戦いを交えて己の道を往くという処や、その最中に自身と似て非なる道を往きし宿敵とも云える相手と戦うという処も、それを彷彿とさせるな。
―――その某疑似格闘遊戯の象徴的主人公と謂うべき男は、"真の格闘家"を目指していると聴く。
"最強"を目指すタカハラとは違う目的だが、己が信念に永遠に挑み続け、ストイックに求道を貫くという点では相通じるものがあるな…。
それだけ心身共に真に強き者だ。紛れもなく、両者が邂逅を果たせば……拳を交えて意気投合すること請け合いだろう。

………ただ、彼の者は確か……自身の内から芽生える"殺意の波動"なるものに、一時期飲まれたことがあったらしいな。
完全に飲まれ闇に堕するか…膨大な苦悩・葛藤を経て制御し克己できるか……その者が求道の果てに如何なる末路を迎えるかはさておき………
それほどの強き者ですら、道を誤りかける事があったのだ……タカハラも決して他人事とは言い切れまい。
確かに彼奴は多くの猛者との戦いを交えて勝利し、最強の座を得た。だが……オブライトの言を借りる形だが、彼奴にはこの言葉を贈るに相応しい。

『最強になったとてそれで終わりではなく、それから後も道は続く。
 これから先…"最強"の称号に目が眩みし多くの者が、中には手段を選ばず"最強"の座を求め、絶えず挑み続けることとなるだろう。
 それでも貴様は………道を踏み外さずに…お前の望む在り方のままに……最後まで、信念を貫き通せるかな?』―――――とな。

209 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/26(Thu) 21:53
アリシアが自害した時点でもし自分がオルステッドの立場だったら何も感じないだろうな。
事実として他人の力におんぶにだっこと言うならアリシアが無事に帰ったとしても滅んだだろう、そうなれば遅かれ早かれでしかない。
強い「英雄」がいる間だけ国が僅かに延命するだけ、後は魔王がいようがいまいが同じ事だ。

210 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/27(Fri) 21:28
>209
……………そう、か。アリシアが目の前で自害しても、何ら感懐を抱かぬか。
私たちの物語(中世編)を知った者達にとって……彼女は、それ程までに忌み嫌われる存在なのか。
確かに、私(オルステッド)の視点から観るならば…テラスでの愛の誓いを心の支えに魔王山山頂まで辿り着いたのに、
当の彼女がそれを翻してストレイボウに心移りした挙句、友人と信じていたあいつの裏切りでただでさえ傷ついていた私の心に、
あいつに寄り添うように自害するという形で駄目押しの止めを刺した故……不名誉な"スクエア三大悪女"入りにもなった次第か。
―――だが、私には………あの時、何の感慨も沸かずにアリシアの死を唾棄するには………彼女の言葉に信と想いを抱き過ぎた。
今はもう………裏切ったが故に憎んでいるのかも、いまだ未練がましく愛しているのかも……私自身にも、よく分からぬ………。
それ以上のことは………「セントアリシア」から推して察してもらいたい。

ルクレチアは……たとえアリシアが無事に戻ったところで、自主的な自衛の意志すら持たず、強き"英雄"にただ救いばかり求める他力本願な国民ばかりでは………
魔王であろうと…内紛であろうと…他国からの侵略であろうと……いずれ滅びるは、時間の問題だったという訳か。
例え王殺しの罪と魔王の汚名を着たまま石もて追われる身に堕ちようとも………或いは魔王に成り果てるよりは……逃亡人生に身を窶した方が、まだ良かったのであろうか。
―――尤も、たとえそうであったとしても……その選択肢があの時あったとしても……私は選ばなかっただろう。
親友…愛する人…護るべき国の民と信じた者達に裏切られ……"人間"に愛想を尽かし、幻滅しきった以上………愚かしさのツケを命を以って贖ってもらうと決めた。
弱きままに甘んじず少しでも強くあらんとして……己の意志と覚悟を持って物事を決め…考え…行動して自主的に"生きる"という権利と責務を自ら放棄し……
弱きを理由に言い訳をして楽な方向に逃げ……厭なこと、やりたくないこと、見たくない・聞きたくない・考えたくないことを強き他者に仮託して何ら恥じ入らぬ愚か者には………

―――――いずれ、"滅び"という罰が下る。 私はあくまで、その切っ掛けでしかなかっただけの事…。
確かに貴様の云う通りだな。何時ぞやにあいつも云っていたが……なるべくして辿った末路なのだ。
ルクレチアの滅亡は………。

211 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/29(Sun) 19:51
全ての世界を自由に行き来したかった

212 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/29(Sun) 21:34
>211
全ての世界を自由に行き来、か…。誰もが一度は望みそうな事だな。
その理由が、自分たちの世界とは違うあらゆる世界を行き来することで未知の経験を得て見識を深めたいが故か……
自分たちの世界に嫌気が差して、いざという時には別の世界に逃避することで理想の新天地を求めたいが故か……
いずれにせよ…どんな世界、どんな時代の人間にせよ、そうした願望を持つ者は後を絶たないことだろう。

―――私が思うに、良くも悪くも……世界情勢…文明・技術の規模…生息する種族…各国の伝統・文化・民族的性格や価値観等………
その世界を構成する内実の詳細こそ、世界の数だけ数多く存在すれど………
―――――"人間の本質"そのものは……たとえ何処の世界であろうと、大差はないであろう。
以前にも述べたが……国境、人種、見た目、思想、概念、価値観等の違いを理由に同族同士で相争い、自国の自衛を名目に奪い合い、
殺し合いを大義名分の下に正当化するという愚かで血腥き歴史を築く生き物が人間だ………如何に別世界であろうと、それは決して変わり得ぬ。
………何故そこまで断言できるのか、か? 簡単な答えよ。

―――――私たちの世界以外のあらゆる別世界にも、"魔王(或いはそれに準じる者)"は確実に存在するからだ。
人間の欲望に果てはない……愚かしさに限りはない……救いの無さに、底はない………。
人間が存在する限り、"魔王"は必ず出現する。人の世が続く限り……終わりは訪れぬ。
真に平穏で平和な世界なるものが本当に存在するとするならば………それは、人間が存在しない世界に他ならぬ。

―――貴様は…仮に全ての世界を自由に行き来できるようになれるとするならば………どのような世界を望む?

213 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/30(Mon) 20:56
魔王と戦ったら殺される?

214 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/31(Tue) 09:09
心の強さとは何でしょうか?


215 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/31(Tue) 23:00
>213
………寧ろ逆に聞きたいのだが、戦って殺されずに済む魔王がいると思うか?
……まあ、以前にも答えていたが…魔王と言っても様々だ。戦うのは無論、たとえ戦わずしても問答無用で殺す程の容赦なき者もいれば、
戦った相手でも何かしらの生かす価値ありと見做した者だけは殺さずに留める程の器や度量を持つ者もいよう。
……とは言え、"魔王"である以上、戦うからには相応の実力と強靭な精神力・覚悟を問われよう。
戦っても殺されずに済むには……それこそ、名実共に"勇者"や"英雄"と呼ばれるに相応しき者でしか出来得ぬだろうな。

ちなみに……私の場合は、先の例の中で強いて言うならば前者に当るだろうな。
人間の存在そのものに絶望しきった以上…生かしておく理由もないのでな。
但し、有無を云わさぬ問答無用ではなく……自身の存在理由、価値等、その者の抱くもの全てを否定し尽くし、絶望に叩き落とした上で滅す。
己の無力さ、愚かしさをしかと噛み締めさせ、醜き人の世に別れを告げさせるのだ………それこそが、総ての人間が背負うべき償いよ。

―――尤も、ここでは例外中の例外だがな。
訪問する者を一々滅していくのもキリがない。人間は数だけは膨大だからな。
その気になれば取るに足らぬ有象無象はいつでも滅ぼせる故、敢えて矛を収めるまで。あいつの作ったこの空間のありがたみを実感することだ。

―――――それでも、攻撃を仕掛けてくる者に対してはその限りではないがな………。

>214
……その手の問いは、心の強さに重きを置く心山拳の師範に聴く方が早いと思うのだが……。
ふむ……かつて、人間だった頃の記憶を頼りに述べさせてもらうならば……
どのような経緯や切っ掛けにせよ、何かしらの揺るがぬ信念…如何なる事態になろうとも在るがままを率直に認め、受け入れ、その上で自己の責に於いて克己せんとする覚悟…
また…それらを基に、自ら強くなる・強くあらんとする心の在り様、と言った処か。
誰しも生を受けた時から強き者はいない。 故にそこから弱きままに甘んじるか、それを良しとせずに強くあろうとするか……
心の弱さ・強さとは…その時点でも明確に分かれるだろう。

―――それにしても……"心の強さ"、か。
他力本願なルクレチアの民も……あいつも……そして、私も持ち合わせておらぬものだった。
せめて、一人でも多く……勇者や英雄頼りのままを良しとせぬ心強き者がいれば……あのような事には………

―――――ふっ、何を今更。
悔やんだ処で……もはや何も変わりはせぬというのに、な………。

216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/01(Wed) 20:54
もりべのじーさんをなめんなよ!

217 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/02(Thu) 20:41
>216
…その口振りはもしや、"最強の座を得し闘士"ことタカハラか?
戦うというならば是非に及ばぬが……「モリベを舐めるな」とはいかなる了見なのだ。
技だと云うならば、舐めるなどは以ての外と甘く見ておらぬぞ。特に「通打」はどれ程厄介な事か。
溜め無しであらゆるステータスを大幅に下げる使い勝手の良さの上、"力"依存である故に"力"を主とする貴様との相性も群を抜くという、正しく奥技。
これだけの技を伝授できた貴様は実に幸せだ……かの老拳士への感謝を決して忘れるな。

………それはさておき……他の猛者は如何した?
貴様に"最強"の称号を賜らせたのは、何もモリベの技だけではあるまい。その他の猛者との闘いの中で学びし技もあったからこそ、ではないのか?
前の返答でも貴様向けに言ったが……モリベの技だけを誇っておいて……貴様は他の猛者達に顔向けが出来るのか?
まるで"勇者"だけを持て囃し、他の者を蔑ろにする見る目の無きルクレチアの連中のようにも見えるぞ……私とストレイボウ程の扱いの差ではないにしても、だ。
依怙贔屓も度が過ぎれば、不当な逆差別よ………モリベ以外の猛者達が草葉の陰で泣いているとは思わぬのか?

…………何故に私が、会って話してもいない者達を庇わねばならぬのだ、全く………。

218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/02(Thu) 21:12
心山拳老師の本名が分からない

219 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/02(Thu) 22:44
>218
自身の心山拳を次世代の者に託し…そして弟子を殺めし仇敵たる義破門団打倒後に病で逝きし、かの師父か。
云われてみれば……彼奴の本名が明かされることは無かったな。
長年山に籠って暮らしていた上…弟子を持つ前は、断絶寸前の心山拳の唯一の継承者ということもあり、
いつしか本名よりは「心山拳老師」の方が通りが良かった事もあった故なのだろう。
……然りとて、流石に弟子達には名を明かしているとは思うぞ。
どうしても知りたく、且つ会う機会が仮に今後あるならば…今の心山拳師範にでも聞いてみるがいい。

―――――ふむ……そういう事ではない、か。
ならば、最後の手段として………想像に努めてみることだ。
確か、心山拳老師の物語開始時に名前を設定できる筈……その時に思うままの名を刻むと良い。

―――但し、名前設定は「拳法の名前」となっている故、"与えた本名がそのまま拳法名になる"という罠に嵌るのだがな。
老師の本名を冠する拳法を受け継ぎし弟子達は……果たして、如何なる心境なのか―――。

220 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/03(Fri) 18:59
超能力で人の心を読める人が羨ましい

221 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/03(Fri) 20:37
218への返答で「病で逝きし、かの師父か」と言ったが……
思い返してみれば、高齢による衰えと寿命が迫ってはいたが、特に病に蝕まれているような姿では無かったな…。
正しくは、「オディワンが背後に控えさせていた暗殺者二人と相打ちになって果てた」だな。
とんだ記憶違いであったな……相済まぬ。

>220
ほう……羨ましいか。 人間の心を読めるのが、羨ましく思うか。
確かに、心は目には見えぬ…。只の者には見えぬものを知ることが出来るというのは、便利ではあるだろう。
相手が真に信用できる者か、信用ならない者か……それを確かめる上では、非常に役立つであろうな。

―――尤も……それが果たして、真に素晴らしき幸福であるかどうかは大いに疑問だがな。
人が好さげで表層上は綺麗に取り繕っていても、内面は醜悪である真実に気付いた時に芽生える不信感は如何ばかりか。
信じていた者が、実は己の事を内心で蔑ろにしている事に気付いた時の絶望感と厭悪の念は、如何ほどのものであろうか。
それに、人の心が読める事を知られた時……忽ちに忌まわしき異端者と見做され、疎外される憂き目に遭う。
自分たちとは違う異質な者は受け入れず、敬遠するのが人間というものよ。かの"怒りにより勇気を得し術士"も嘗ては荒んでいたようだが、
無法松という頼りになる後見人や、理解者が周囲にいたという幸運に恵まれていたからこそ捻じ曲がらずに己が道を貫き、英雄となれた。
即ち……超能力で人の心を読める者が皆、誰もが羨む生を送れるという保証はない………と言うより、極めて稀であろう。
それでも貴様は、心を読めるように成れるものなら成りたいと……本心から思えるのか?

引き合いにするのは些か癪だが……仮に貴様の言葉を彼の者が聞けば……何と言うのであろうな?

222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/03(Fri) 22:09
もし、自分がストレイボウの立場なら・・・多分オルステッドに何もしないな。
言う事を聞くだけの姫なら2人に限らず誰が娶っても意味がないし、大体の地位は保証されている。
国や民の事まで仔細に思うなら武力面でオルステッドを立て、自身は外交で動く事とするだろう。

結局、長期で見る事なくその場の勝ち負けを感情で断じる事こそ真に愚かと言う事だ。
まして王やそれに近しい場に立つなら尚の事だ。

223 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/04(Sat) 16:57
>222
………成程。貴様があいつの立場だったとするならば…。
即ち、武才に優れる剣士という点においてのみ私ばかりが周囲から評価され、持て囃される一方で、
頭脳の面で優れる魔術師でありながら不当に蔑ろにされ、冷遇される立場であろうとも、嫉妬や劣等感といった個人的な私情を抑制し、逆恨みもせず……
アリシアはあくまで"国の姫"という立場で見るだけに留め、武力面では私のサポートに回る一方で、頭脳面での戦略性を求められる外交等で真価を発揮させる……
たとえ表立って目立ち、評価されることが無くとも……そうした形で民を護り、国を支えるという、所謂長期的な視野に立ち大局を見据えた在り方を貫くという訳か。
確かに……その時々の感情に引きずられ…後先の事を念頭に入れず…一時の感情に任せ、短絡的暴挙に出るというのは……視野の狭き愚かな在り方に映ることだろう。
あのような歪な環境の下……逆境に屈せずに克己出来るか否かでも、王に仕える者としての真価が問われよう。
斯様に言うことの出来る貴様は、真に心強き者なのだろう。貴様がストレイボウの立場だったならば……あのような悲劇も、起きなかったのやもしれぬな。
少なくとも、如何に同情すべき不遇な扱いであったとしても……あいつの卑劣な裏切りを甘んじて受け入れる謂れも、道理もない。

―――ただし、理屈では理解は出来たとて………それで渋々ながらも納得し、受容出来るかどうかとは別であろう。
理解し、納得し、受容した上で乗り越えるには……あいつはあまりにも未熟で、若過ぎた。
そして……先達二人の薫陶を受けていながら……最悪の形で反故にしてしまった私は、猶更だ。
「オルステッド、お前はまだ若い」というウラヌスの言葉は………何一つ違えず正鵠を射ていた。
あいつは愚かだったが………もっと愚かだったのは、私だったのだ………。

―――だが、今更後戻りなど出来ぬ。
もはや、往くも地獄……退くも地獄……。
恐れられようとも…憎まれようとも…魔王としての在り方を、最期まで貫くまでッ!

224 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/05(Sun) 20:33
主人公たちの裏の顔を暴露して

225 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/05(Sun) 22:28
そう言えばオルステッドの元になったのが魔法騎士レイアースの「神官ザガード」って聞いた事あるな。
あっちは世界を繋ぎとめる為だけに生贄にされてる姫を護る為に、それまでの地位や民を自分から捨てた。
信じたものに裏切られ、結果世界を変える魔王へと進んだオルステッド。
愛する者1人の為に全てを裏切り、結果魔王と化したザガード。

どちらも周りの民が、もう少し強くあろうとしたなら避けられた悲劇だったと言うのが・・・。


226 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/02/06(Mon) 22:59
久しぶりだなッ!
よし!答えて行くぜ。質問が溜まって来たから一つ一つの返答が
少し短くなってしまうが勘弁してくれ。
後は明らかに魔王オディオへの質問だと判断したレスは容赦なく飛ばすからな。

>>181
綺麗ごとを言いやがって!戸惑う愛も振り向く愛もこの世には
五万とある話だ。人間ってのはそこまで愛に誠実では無いんだぜ。
残念な話だがな。
とか真面目に答えちまったが、元ネタは何かの歌の歌詞らしいな。
少なくとも俺達の世界の歌では無さそうだ。
異世界の歌、か。その世界での愛がその形と言うならそうなんだろうな。

>>182
俺の名前が何だって?ストレイ『ボウ』の部分で弓の名前と勘違いしただと?
ストレイは迷う、とかはぐれる。ボウは弓矢って意味だったな。
真っすぐに飛ばず迷いながら飛ぶ弓矢か。
これまでにも色々葛藤があったからな!
弓で思い出したが、ライブアライブに出て来る英雄達は一人も弓を武器としている
者が居なくないか?大体は、素手か剣か銃か刀か石斧だしな。だから実際にストレイボウと
言う弓アイテムがあったとしても誰も使えねえんじゃないのか。

>>184
それがオルステッドじゃなかったら一体何処の誰だと言うんだよ?
ま、その口ぶりからすると別の作品の勇者って事か?
勇者の物語と言えば、王様に初期武器と防具を授けられ、幾ばくかの支度金を
渡され、竜に捕らわれた姫を助け出す旅に出る……ってのが一般的な話だよな。
だがそこで思わぬ出来事があって堕ちてしまった勇者は世界を憎むようになる──
或いは悲劇の真っただ中に放り込まれ、悲しみの内に彼の冒険の物語が終わるってのも
何処かの世界にはありそうだ。
当然、俺はその世界線の事は知らないから悲劇の勇者は彼、と言われてもさっぱり誰か
分からないんだがな。説明をしろよ、説明をッ!

>>186
やーれ、やれ。男は拳で語り合うなんて誰が最初にやった事なんだよ。
迷惑極まりないぜッ!
俺の細腕では到底オルステッドの腕力には敵わないのは分かっているからな。
そもそも対等な力関係で無い辺りが悔しいんだよな。
二人が腹を割って話していたら、だと……?
出来るかよ!小っ恥ずかしいッ。大体、和解するのが目的なんじゃなくてあいつを
貶める方に全力を使っちまったからな!
本当の意味での友人じゃなかった、と魔王オディオは言っているようだが
確かに……そうだよな?
本当の友人なら腹の内を曝け出して居た筈なんだからな。

>>189
まぁまぁ、そう目くじらを立てる事も無いぜ。
魔王と言っても元オルステッドだからな。律儀に謝るぐらいは予想済みってもんだぜ。
魔王がミスを訂正して謝る事でお前に何かデメリットがあったか?
謝って訂正しこそすれ、何も害がねえじゃないかよ。
……って思わず庇っちまったが、俺もミスには気を付けるとしよう。

227 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/06(Mon) 23:13
>224
……彼奴等の裏の顔だと? 何故にそんなものを知ろうとする?
確か…貴様たちの世界には「パパラッチ」なる、名の知れた者達の下世話・スキャンダラスなネタを掴み、
醜聞として世に知れ渡らせる事で地位や名誉を墜とす事を商売とする、下劣極まる喧伝屋がいるらしいが……私にその類の事をせよと?
ならば断わる……その気になれば力を通じて垣間見る事も出来ようが、そんな義理はない。
態々裏など見るまでも無く……人間そのものが醜悪で悍ましい存在だからな。

真実を追求せんとする一環として……不正を暴くと云うならばまだしも、真の姿を白日の下に晒し、単に悪罵・嘲笑の的に墜とす事で溜飲を下げ、ちっぽけな自尊心を満たす………。
普段、自身では何もせぬ分際で文句や不平ばかりを垂れ…妬み嫉みに駆られ、他者が堕ち往く様を観て悦ぶ………。
何とも……"愚か"だの"下らぬ"だのと、一々言っていてもキリがない程の浅ましさよ。
貶めた処で……貶めた者も、それを知って満足した者も、自身の強さや成長などといったものに繋がる訳でも無いというのに。
それが商売として成立している時点で………人間の底が知れるというものよ。

どうしても知りたくば自分で調べるがいい……。
そして………醜い己の姿を自覚せぬままに、つまらぬ愉悦に浸っているがいい。

>225
貴様の言う物語について与り知らぬ故、概要について一通り確かめてみたが………。
―――成程。特定の者の"世界を支える"という強き意志の祈りなくしては存在し得ぬ、実に歪な世界のようだな。
神官ザガードなる者は、そうした世界の歪さに疑問を抱き……その祈りを担う姫を真に慮り、護ろうと決めたことで地位や民、世界よりも姫を選んだ。
祈り姫もまた、その者を想うが故に"世界を支える"祈りを保てなくなり、自身が役に立てなくなったが為に自害すべく、処分役の者を他世界から引き寄せて行わせようとするも……
ザガードを世界荒廃の元凶と勘違いした他世界の者(魔法騎士になりし者)達がザガードを討った時、祈り姫はザガードを失った悲しみと憎しみから復讐鬼と化して襲い掛かるも…返り討ちという形で自害が叶う、か………。

………いやはや、何とも救いなき話よ。
その後の世界は滅亡の危機に瀕するも、紆余曲折を経て魔法騎士達の奮闘によって事なきを得たようだが……
元より世界の歪さを知っていながら…それを少しでもまともな方向に変えようと自分達では行動せず、体のいい人身御供の立場を押し付けて安穏としていたツケが、そうした形で現れたのだろう。
筋も道理も通らぬ理不尽や歪みを疑わずに良しとしていれば……いつしか何らかの形で必ず破綻するという訳だ。

―――ただ、私は………そのザガードが元だと謂うらしいが……仮にそうであっても、私はその者とは決定的に異なる。
それは………その者には、たった一人でも……心から互いに信じ合い、愛し合える者がいたという事。
私には……もはや、何も残されてはいないという事。
魔王は魔王でも……その者は私よりも、遥かに恵まれていることだろう。

ふふ………私がその者を知り、今こうして語っているように……もしもその者が私を知ったならば、どう語るのであろうな………。

228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/08(Wed) 04:50
真の勇者とはどういう者ですか?


229 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/08(Wed) 22:56
>228
………私を故意に煽っているのか?
態々そのような問い掛けをするとは良い度胸だな―――――ふん………まあ、良い。
………"真の勇者"、か。 古今東西……或いは様々な経緯の末に、その称号を得た者もいるのだろうが………。
もし……名実共に、斯様な称号に相応しき者がいるというのあれば―――――

最初から特段優れてもなく、恵まれてもいない弱き立場であったのが……
何かしらの出来事を契機とし、強くならんとする動機を得て研鑽を積み、切磋琢磨を怠らず……
やがて心身共に逞しくなり、会得した力を…単なる私欲や自己満足の為ではなく、自身が"真に正しい"と信ずる事の為に、
または揺るがぬ信念を貫く為の手段として用いるのみに留め置き……
そして、いざ戦うと決めた時には……己の責と覚悟を負って行動で示し、そして"勇気を以て恐怖を克服し、成し遂げんとする者"、なのだろう…。
また、強き故に時には頼られも、指図されることもあれど………決して丸呑みの言いなりにはならず、熟慮の末に本心に従って行動することで己の意志を全うせんとし……
他者の身勝手な要求を何でもかでも請け負うのではなく…どれだけ力を尽くしても本当にどうしようもない時には手を差し伸べつつも、「直ぐに助ける、助けられるを当然」とせぬよう自他共に諫め……
己だけでなく、己以外の他者や何かの為に………"あらゆる苦難を踏破し、自主的に生きることの出来る権利を手にせし、真に強き者"という、精神的象徴でもあるのだろうな。

―――――果たして………こうした者が、実際には何処にいるものやら。
自分で答えていながらとはいえ……まさしく"幻想"であろう。
尤も……たとえ本当にいた処で、我が世界に召喚し………そして、私の手で滅することで"幻想"へと墜とすまでよ。

230 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/09(Thu) 21:58
私のいる現代の世界で魔王なんて名乗ってたら厨二病扱いですよ

231 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/10(Fri) 10:46
ハルマゲドン、某宗教において最後の審判とされるが
LIVEALIVEではピュアオディオが英雄達を倒すと全ての世界を滅ぼすものである
もしかしてオディオ自身も断罪の対象なのでしょうか?

232 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/10(Fri) 23:29
>230
……聞かぬ病名だな? 魔王を名乗れば病気扱いされるとは。
"厨二病"とは、如何なる病気なのであろうか……ふむ………んん? ―――――これは………。
………ふぅ…成程。どういう物なのか大体分かった。
つまり……貴様たちの世界の、主に十代前半頃の夢見がちな学徒(或いは大人でも精神年齢が不相応な者)が陥りやすい"心の病"という訳か。
芝居や仕事等でやる分にはまだしも……子供の"ごっこ遊び"の延長線上のように…羨望・憧れの対象に感化される余り、言動まで似せてなりきる事で自己陶酔してしまい……
自身は格好良く振舞っている心算でも、周囲からは見ていてただ痛々しいだけにしか映らず、生き恥を晒しているだけという、
別段それ自体は害は無くとも、後に我に返った時には恥辱に埋もれたくなるような思いをする病、という処か。
貴様たちの世界の有名どころでは……騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなり、遍歴の騎士に成り切って痩馬のロシナンテと共に
世の中の不正を正す旅に出るという、"ドン・キホーテ"なる架空の者が典型だろうな。
確かに……憧れの存在に少しでも近づきたいという動機で自身を磨こうとする分には兎も角…実力も中身も伴わないまま、単に見栄えの良さや格好の良さ等だけを見て、
それにあやかろうと同じように気取るというのは、普通の者だけでなく、日々努力を重ね、実績や功績を積んできた事で拍を付けた本物の実力者からすれば、
猶更滑稽でしかないだろう。子供の内ならまだしも、いい年をした者がやるのは、現実の等身大の己を鑑みぬ莫迦者であろうな。

………そういう意味では、そちらの世界は何ともおめでたいものよ。
私たちの世界には本物の魔物が跋扈する。当然"魔王"も、恐ろしく忌まわしき存在として認知されている。
もし実力も持たぬ者が軽々しく魔王を名乗ろうものなら……忽ちに捕らわれ、火炙りか斬首に遭うだけだ。

―――私か?
私が貴様の云う"厨二病"に当るかどうかは………敢えて判断は委ねるとしよう。
"厨二病"程度で済む存在であれば、実に可愛らしいものよな………くく。

>231
ふふふ………そう、その通りだ……。
英雄達が私に敵わず、積み上げてきた全てを否定され尽くされた際に下す"罰"であり……また、全ての世界の人間たちへの"裁き"であると言ってもいい。
より補足すると、私の力を通じて各世界のオディオ達に復讐のチャンスを与えながらも……それでも英雄共に追い詰められた時の、最終手段の道連れの技でもある。
どちらにせよ、私自身も彼奴等諸共消えゆくことに変わりはないが……私には最早、大切なものも護るべきものもない……今更命を失うことを恐れ、惜しむ気もせぬ。
そうした形で……人間という罪深き存在全てを消し尽くし、否定し尽くすまで。

そして………消えるべき人間とは何も、あらゆる世界の者だけではない。
どれだけ認めたくなくとも……否定したくとも………
―――人間に絶望し、魔王になった当の私自身でさえも……忌むべき醜悪な人間の一人なのだ。
全てを滅ぼすことで………奴らの……そして私の………存在することそのものの罪を贖う。
それこそが………魔王としての、私からの"答え"だ。

―――――無論、私以外の誰一人として決して容認しないのは百も承知よ。
だからこそ……英雄たちには戦いを通じ、こう問い掛けるのだ。

「滅ぼされる運命を受け入れたくなくば……貴様たちが今まで積み上げてきたもの以上に………
 ―――――人間が真に、生きるに値する、存在するに値するものを示してみせよッ!」と。

233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/11(Sat) 20:48
おぼろ丸で0人斬りを達成したい!!!!!!!!!!!!

234 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/12(Sun) 09:46
>233
ふむ……"人の道に目覚めし忍"の物語において、不殺の道を貫きたいか。
それ程まで絶叫する様を見るに、達成が出来ずに嘆いている…といった処か。
まあ、ある意味では……敵は殺す方が、何も熟慮する必要も無ければ後顧の憂いを断つ上で簡単ではある。
それ故に、逆に殺さずに留めるままに目的を果たすというのは……"殺す"以上に困難であろう。
私たちの国の価値観(中世ヨーロッパ)からすれば見敵必殺が常識故、不殺というのは理解が得難いものがあるだろうな。
……それでも、人間は考えて工夫し知恵を見出す頭と、物事を果たそうとする執念も備わっている。
簡単なものではない事を当然と覚悟した上で……まずは自身の力で根気よく取り組んでみよ。
それでも叶わず挫折してしまったならば…先の数多の挑戦者による、不殺を果たす為の方法の解析が既にそちらの世界には残されている。
……但し、その閲覧はあくまで最終手段としておくことだ。最初から当てにするようでは……ルクレチアの民同様の他力本願と大差ないぞ?

………不殺、か。
敵を屠る力では世は変わらず……真に世を変えるは人であり……そして人を信じる力、と彼の忍は云いたいようだが………
幾ら当初は相手を信じ、話し合いや信頼構築等で困難の解決を図ろうとも……それが叶わぬからこそ………
そして、人の世とはそれで成り立たぬからこそ………紛争や戦争等を最終手段として捨てておらず、まして捨てるなぞ出来得ぬ。
何故ならば―――――人間とは、そういう生き物だからだ。

今更"不殺"を志したとて―――浅薄な偽善であり……空虚な欺瞞でしかない。
同じ"人間"でありながら……誰しもが、貴様と同じ志を持つ者ばかりではないのだ。
"人の道に目覚めし忍"よ―――――。

235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/13(Mon) 08:53
曲の魔王オディオが流れるシーンは多数ありますが、
一番印象的だったのは中世編の最後で流れた時ですね。
リメイク版ではアレンジされた「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」が流れていましたね。

236 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/13(Mon) 19:55
オルステッドがかわいそすぎだなあ(´・ω・`)

237 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/13(Mon) 23:08
>235
――――そうか。
やはり曲名が"魔王オディオ"である以上……私が魔王になる道を選んだあの時ほど、これに相応しき曲はなかろう。
他にも…攫われたアリシアを救いに向かう決意を胸に旅立つ際に流れる曲が、勇ましい曲調でありながら曲名が「魔王への叙曲」である事といい……
ルクレチア城に戻り、眠った時に見た夢では、迫りくる魔王にアリシアが「来ないで!」と言って拒絶していたのが……現実に、魔王像から出てきた彼女に
私が駆け寄ろうとした時……夢と全く同じ言葉で拒絶された事といい……
―――あたかも、私が魔王になることが運命付けられていたかのような、出来の良過ぎる神の悪戯だな。
私たちの世界の物語(中世編)のコンセプトが"王道的なRPGへのアンチテーゼ"であり……私はその、"生贄"とも謂うべき役を宛がわれたという訳か………。

………そして、貴様たちの世に初めて出されて以来…28年の月日を経て出されたリメイク版では「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」なる曲にアレンジされたのか。
だが、生憎だが……最初にも断っていたように、リメイク版については関知しておらぬ故、追加・変更要素については与り知らぬ。
ただ……これを機に、私たちの物語(LIVE A LIVE)が如何なる変容を遂げたのか……知っておくのも良いだろう。
暫くすれば、リメイク版についても返答するようになるものと思っておくと良い。

――――「28年を経ても…ヨウコ・シモムラは、相変わらず良い仕事をしてくれるな」………取り敢えず、今はそう言っておく事としよう。

>236
ほう……憐れむか。 悲劇の勇者、或いは悲劇の悪役などと憐れむというか。
………ならばもし、私と立場が変われるものなら…貴様は変わってくれるのか?
本気で憐れむならば……心から真に救いたいと、そう念じられるならば……厭わぬ筈だ。
さあ…貴様の真意は如何なのだ……………如何だと………云うのだ………!

――――――――ふっ。 何てな。
幾ら憐れみはすれど……救うなどは出来ぬ上……出来ると思っている訳でもあるまい?
そもそも……私自身、憐れみも……救いなども不要。
今更、そんなことが赦される立場だとも思っておらぬ………。

―――ただ…魔王に堕ちて尚………"納得できる何か"というのか……"答え"は得たい。
英雄となった彼奴等が……自身の得てきた事や経験してきた事等の中に……英雄たるに相応しきものを、抱いているというならば………
私が求めているものに見合った何かを、持っているというならば………

――――――精々、見せて貰うとしよう―――見せられるものならば、な。

238 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/14(Tue) 20:23
未来なのにあのロボット、デザインださすぎん?

239 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/15(Wed) 22:11
>238
ふむ……未来のロボットと云われれば、"怒りにより勇気を得し術士"が操りし、ブリキ大王とも、
絡繰り技能士の"カトゥ"に造られし、"人の心を得し、人ならざる者"たるキューブのとちらとも取れるな。
ブリキ大王は…あれを造ったのが古代バビロニア人にせよ、或いは古代バビロニアの遺した英知を基に自己流に造ったトウベエにせよ……
そしてキューブは…あの独特の一頭身の面相に加え、帽子と眼鏡は創造主たるあの者自身をモデルとしている模様だが……
どちらも共に……世辞でも格好が良いとは言い難きデザインという点で共通してはいるが……こればかりについては、それぞれを造りし、かの者達に言うべきだな。

………但し、デザインは兎も角としても……それぞれのオディオへ立ち向かえる実力を秘めているという点でも共通している。
私としては忌々しい処だが……創造せし者達の腕と、込めたる"想い"は本物と認めざるを得ない。
たとえデザインが不格好であっても…それぞれの信念を貫ける力を示し、そして勝利を得ることで……彼奴等は自身の存在価値・意義を肯定せしめている。

即ち……貴様たちの世界風に言うなれば………
"ダサさ"も総て含めた上で……ブリキ大王は「ダサ格好良い」、キューブは「ダサ可愛い」とでも言うべきか。
ふん……我ながら、らしくない言葉を遣ってしまったものよ………。

240 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/16(Thu) 20:44
素手で岩を真っ二つにできるのが心山拳じゃよ

241 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/17(Fri) 09:30
テレポートができれば便利だなと思いますが
アキラが使って想定外の所に飛ばされるのを見ると
扱いが難しい能力のようですね

242 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/17(Fri) 19:38
ヘビーモスってFFのモンスター?

243 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/17(Fri) 20:35
>240
その口振りはもしや……今は逝去せし心山拳"師父"か?
確かに……精神統一後に繰り出す拳一つで、大岩を真っ二つに出来ているが………
―――そもそも、それを自慢げに語る貴様は本当に、あの"心山拳の"師父か?
力を通じて私が垣間見た限りでも……凡そ強さを誇示するような性格とは思えなかったのだが……或いは見込み違いだったか。
以前にも、心山拳師範向けに「強くなりし己に酔う"という自己満足に存在意義を見出したのみ」と断じたが……
もしも私の見込み違いであり、断じた通りだというならば……とんだ興醒めだな。
「肉体より精神の強さに重きを置き、人としての強さを追求する」という大義名分の下、本質はあのならず者共同様に、
力に物を言わせしめる愉悦に浸る、所詮は度し難き愚か者だという事か。あの厄介なる師範を生み出した者とはとても思えぬ。

―――くく……違うと云いたいか? ここまで愚弄され、内心激昂したか?
ならば……もし貴様が本物の師父であれば、本来実現することの無き折角の機会だ。名誉挽回のチャンスを与えようではないか。
今代の心山拳師範と再会し次第…揃って私と戦う権利を与えよう。曲がりなりにも一種の英雄であり、そして英雄の生みの親でもあるのだろう?
精々……これ以上は私を失望させないことだ。

ただ………もし貴様が、単に口調を真似て師父を気取っているだけの偽物ならば……速やかに失せよ。
一々己の手で処して痴れ者の血で穢すのも面倒なのでな。"英雄"は不快だが……それを真似るだけの者は、猶更不快だ。

―――――さあ、問おう―――――貴様は"戦う者"か? それとも、逃げる"愚か者"か?

>241
あの"怒りにより勇気を得し術士"が使いし、異能の一つか。
瞬時に別の場所へ移動するという異能は、得られるならば誰しもが願う力の一つであろうな。
貴様たちの世界の全国民レベルの知名度を誇る、某未来の猫型ロボットは"どこでもドア"なる驚異の道具を以て、
まさしく文字通りに実現させているようだが………肝心の彼奴の力は、生憎その下位互換と言うべき使い勝手のようだな。
やはり…どのような能力も至れり尽くせりという訳にはいかぬ、一長一短という訳か。

だが、彼奴にとっては偶然の産物か……または怪我の功名か……その想定外の場に飛ぶという特性故に、"心"のダンジョンに到達出来る。
そして……ルクレチアで起きた悲劇を、僅かながらも知る事が出来る。
―――まあ、彼奴のあの異能の特性を知った上で…元より私がその心算で用意しておいた場所なのだが、な。
もう一つの読心能力を通じて魂となりし者達の"声"を聴き……彼奴は果たして、何を想うか―――――。

………兎も角、彼奴の事はさておくとして、だ。
どのような力も……扱いが難しい能力も、一見万能に見える能力も……必ず一長一短があり、そして時と場合次第だ。
より重要なのは力そのものよりは……扱う者の心持ちであり……そして、その時々の状況を明確に見極め、適確な使い時を判断できる"力"なのだろう。
宝を持ち腐れる者になるも…正しき使い手になるも……持つ者次第ということだ。

―――彼奴の言葉を借りる形で不本意ではあるが……もし貴様が彼奴と同等の能力を得られたならば………如何なる事に、そして如何にして使う?

244 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/17(Fri) 20:37
>242
いや……違う。 そもそも"LIVE A LIVE"どころか、"FF"とやらの世界にもいない。
正しくは"ベヒーモス"だな。少なくともヘビーモスなるモンスターは聞かぬ。
―――まあ、貴様の単なる言い違いかどうかはさておくとして……ベヒーモスなるモンスターは、"FF"を冠するどの世界でも軒並み強敵のようだな。
そして、"LIVE A LIVE"においては……"人の心を得し、人ならざる者"の物語(SF編)における恐怖とトラウマの存在である。
生態や能力等は異なるとしても…どちらも強い力を持つ恐るべき存在という点で共通しているな。

―――――更に、それだけの存在を打倒出来る程の力を持つ人間がいるという事でも、な。
"FF"世界の者は日々戦いを重ねている故に無論のこと……"SF編"では軍人であるダース伍長が、ただ一人のみでやり遂げ、キューブらと共にOD-10をも打倒した。
それに…彼の英雄たちにも劣らぬ輝きや、強き信念も持ち合わせている故……そういう意味では彼奴もまた、英雄の一人と謂うべきなのやもしれぬな。
………生憎重傷を負ったが故に結局召喚しなかったが……召喚と共に全快させられるならば、呼び寄せても良かったやもしれぬ。
こうした、所謂"サブキャラ"と呼ばれる者達も……呼ぶに足る資格を抱きし者達として、英雄達共々我が世界に招いたならば………

――― 一体、本来とはまた別のどのような物語を紡ぎ……そして私に、どんな"答え"を返すのであろうか―――。

245 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/19(Sun) 04:56
心山拳の老師も義破門団の襲撃によって魔王になった可能性はありますね。
弟子が一人生き残ったからこそ踏みとどまったのかもしれません。

246 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/19(Sun) 23:10
>245
かの師父の魔王堕ち、か………。
LIVE A LIVEの物語を知りし者達(プレイヤー)も知っての通り…あの師父の物語(功夫編)では、義破門団襲撃時に弟子の一人だけが難を逃れるが……
もしあの時……手塩をかけて育てた愛弟子達が、一人残らず殺されたならば………
大切な後継者である以上に、寝食を共にした愛弟子達を奪われた怒り、哀しみ、そして憎しみの余り……魔王と化す道もあったという事か。
ただ、私が思うに………"魔王"に堕ちるというよりは、"復讐鬼"に成り果てるのではなかろうか。
此度のケースは義破門団のみが憎しみの対象故…あらゆるもの全てを憎む"魔王"とは言い難い。
そして、たとえ本懐を遂げた処で……死屍累々の凄惨な地獄絵図に血に濡れし己の拳……そして、仇を討ったところで弟子達が戻ることはないという現実の虚しさに打ち拉がれ……
―――亡き弟子達の墓前で詫びた後に、後を追って自害する姿が目に浮かぶ。
怖ろしく悍ましき"魔王"などとは程遠き………哀しき"復讐鬼"の末路を辿るのではないだろうか。

………あくまで仮定とはいえ、そのような結末を迎えずに済んだのも………
ただ一人だけでも……志を受け継ぎし、大切な者がいたからこそ、か。
それでも殺された弟子二人の仇討ちには向かったが……単に憎しみに駆られたという以上に、因縁の相手を打倒して自身の中でのケリを付けるという意味合いが強かったのだろう。
そして……今際に最後の弟子に看取られることの出来た師父は、さぞ幸福だったことだろう。

―――――尤も………その満ち足りた最期も、幸福も……今代の心山拳師範に絶望と死を贈る形で、私が無に帰してくれる。
あの世とやらがあるならば、精々弟子の虚しき足掻きを見届けるがいい……若き次代に志を託した、心山拳"師父"よ―――――。

247 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/21(Tue) 19:38
数人と戦って勝っただけでどうして高原が世界最強になるの?

248 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/21(Tue) 22:22
>247
………それは偏に、現代編を伝える上での尺と容量の都合故、数人に絞らざるを得なかった……では身も蓋もないか。
タカハラが挑む猛者は皆、格闘界の中でもそれぞれその道のトップであり、エキスパートであるようだ。
世間的知名度が高い者もいれば、その筋の世界に通じる者達のみぞ知る達人級の者もいるが……
特に名が知れ渡っているのが、現時点では世界中でもあの6人だけだった……と云った処ではないだろうか。

―――但し…幾ら事前に鍛錬を積むのは無論、予め情報収集をして猛者の事を知っていたとしても、いきなり挑んで簡単に勝てる程甘くは無かろう。
最強を目指す傍ら、渡航費用や旅中での日々の路銀をファイトマネーで稼ぐべく、半ば非公認の闘技場や異種格闘大会等に身を投じるなど、何らかの形で数多の名の知れぬ者達とも拳を交え……
そうして経験を積み、場数を踏んできたという下地があったからこそ……あの猛者達とも対等に闘えた上に……オブライトをも倒してのけたのではなかろうか。
だからこそ、そうした経緯があってタカハラの名も知れ渡っていたが故に…オブライト打倒直後のタカハラに挑む者が現れたのだろうな。

―――――世界最強、か……。
戦乱の時代という訳でなくとも……競争や娯楽などの形で日々戦いを求めずにはいられず……それがやがて高じ、最強を目指さずにはいられなくなる、か………。
今更ながら………やはり人間とは、"戦い"という本能からは決して逃れられぬ、実に業深き生き物よ―――――。

249 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/22(Wed) 21:25
魔王オディオ様を崇拝してる人がいるらしい

250 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/23(Thu) 00:37
ここはどこだッチ?

251 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/23(Thu) 21:22
>249
………私を崇拝、だと? 真ならば何処の酔狂者だ?
或いは…私を態々"様"付けで呼んでいる貴様自身か?
―――いや……この際貴様と何処の何者かのどちらでも結構だが……"魔王"は無論、"悪魔"だのと恐れ蔑むならばまだしも……
―――よもや、私を神か…それに近しい存在にでも祀り上げる心算か?
ならば………つくづく度し難き愚か者だな。経緯がどうであれ、崇拝する以上は破滅願望を持ち合わせ、それを私に願い委ねているのだろうが………
かつては"勇者"と持て囃されはしたが…単にベクトルが違うというだけで、結局は自身にとって都合の良い存在としての"魔王"という偶像の崇拝でしかない。
ルクレチアの連中が自身の身勝手な願望を"勇者"に投影し、委託したかの如く………本質は他力本願そのものだ。
神だろうと勇者だろうと……あくまで己を律し…戒め…精進する切っ掛けとする為の精神的象徴に留め置き………最初から頼ることを前提とする崇拝なぞ、論外の極みよ。
私の場合は魔王だが………単に"勇者"が"魔王"に替わっただけの事。

これまで「下らぬ」と思う事は幾度もあったが…………今回は飛び切りだな。
崇拝すれば……溜飲を下げてもらえるよう、私が便宜を図ってくれるとでも思っているのか?
私は私の意志で滅びを齎すまで――――崇拝する者の願望なぞ、知る処ではない………。

>250
その口調は……心山拳師範になりし方のサモ・ハッカか。
ここは何処という問いに対しては…かつては祖国であり、今は私の意のままの絶望の世界"ルクレチア"だ。
まずは問答無用で唐突に呼び出した非礼を詫びよう………だが、貴様を含め英雄となりし者達には、とても大事なことを伝えねばならぬ故、ご容赦願おう。
―――と、本来ならばこのまま問答の後に絶望と死を送る心算なのだが……ここは更に、私の親友"だった"者が創りし特殊な空間。
貴様達との闘いは、ここが終わってからだ……精々、束の間の休息を噛み締めるがいい。

―――あと、特に貴様には言っておく事がある。
いずれは戦うにせよ………私が繭に包まっている時には………あの珍奇な技(ほいこ〜ろ〜)は止めろ。
貴様が根気強い者ならば……あの技を只管繰り返されるだけで、私は反撃も出来ず……繭から出ることの無きまま、いずれ一方的に終わってしまう。
生死を賭けた闘いに手段など問うべきでないとは云うものの………あれではあまりに興醒めが過ぎる。

―――曲がりなりにも英雄ならば……英雄に相応しきやり方で、私を打倒してみせよ。
私から言いたい事はそれだけだ………良いな?

252 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/23(Thu) 21:57
魔王ーっ!正面から一人で来たぞー!とっとと喧嘩しようぜ、恨みっこなしな!!
(自分を襲う魔物達を素手で殴り飛ばす)
お前ら、邪魔。ここまで来て折角良い感じに血が沸いてるのに冷ますなや。

253 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/24(Fri) 12:42
原子編の「モノな石」と「コーラのビン」はぶっ壊れ性能のアイテムですね。

254 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/24(Fri) 22:10
>252
―――またもや招かれざる客か。 今度は随分血気に逸る者だな。
独り正面から堂々と挑みに来る度胸は一応買おう……それほどまでに死に急ぐならば望み通りに、だ。
それと、これから行なうは"喧嘩"などではない………どちらが生き、どちらが死ぬかの戦いだ。

―――尤も、彼奴等同様の英雄というならばまだしも……単に喧嘩が強いというだけの粗暴者如きに、負けてやる道理など微塵もない。
ステゴロをファイトスタイルとする点はタカハラと似通うが………最強の称号を得られる強さだけでなく、少なくとも彼奴には確固たる信念がある。
………翻って、貴様は如何だ? 魔物を倒せるほどの強さ以外の何がある?
そして…私と戦う目的は何だ? 強き者と戦う愉悦に浸る為か…? 魔王を倒して名を上げる為か…? 魔王をも打倒する強さを証明し、自己陶酔する為か…?
―――いずれにせよ……少なくとも貴様の在り方は、強き相手と相まみえるという己の強さに酔い…破りし者達について何かしら思うことも、省みることもなき傲慢な増上慢そのものだ。
見るがいい……貴様が倒してきた魔物達の死骸が延々と続く様を。そして、血と死臭が染みつきし己の拳を……。
まさしく、貴様が今まで辿ってきた軌跡そのものではないか。 血塗られた、穢れに満ちた人間の生き様を如実に体現しているぞ。

――――――「デスパースペース」

さて…貴様の脚を奪った。 その救いようの無き愚かしさに満ちた生涯も……ここで足止めだ。
そして、後悔と絶望と共に―――ここで終焉を迎えるがいい。

>253
………あの理解不能な石に、所謂オーパーツと呼ばれるシロモノか。
どういう原理なのかは未だ不明なネタ扱いアイテムの上に……なまじ有用性が高すぎるが故に、所持しているだけで戦いが気楽になってしまう。
この手のモノは、"考えたら負け"なのだろう……真面目に考察すること自体が馬鹿馬鹿しくなるな。

―――そういえば、"考えたら負け"なネタアイテムと言えば…原始の世界以外にもあったか。
幕末世界の「コイツぁタマゲタ」然り、西部世界の「アニーのシミーズ」然り、近未来世界の各種"パンツ"然り………
極めつけは……かつて私が旅立つ前に住民の一人から無制限に貰えた「こんなモン」もあるな……。

………それにしても、一体何が……「こんなモン」なのだろうか。
或いは、正式な名はあるのだろうが……自分で名付けて呼ぼうとした処で、如何にも"名状し難い何か"としか言いようがない。
何を想ってか……アクセサリーとして、他のまともな品を押しのけて「こんなモン」ばかりをしこたま抱えたまま魔王となる事もあるが………

―――――何故にそんな事をしたかは……「こんなモン」だから、としか答えようがないな………。

255 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/25(Sat) 20:52
近未来編はホラー?

256 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/26(Sun) 08:46
まっ、魔王なんて怖くないぞっ!(震え声)

257 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/26(Sun) 21:03
>255
いや、違うな……近未来編はホラーではない。
確かに物語の中では…ホラーに該当するであろう、数多の人間が液体人間に変えられるという、凡そ人間の"倫理"を逸した悍ましき内容もあるが、
それを呑み込んで余りある"熱さ"で評価高いようだ。元々、アキラ達の姿絵を担当せし"カズヒコ・シマモト"なるカトゥーニスト(漫画家)の凄まじき熱意に多大に影響を受けたことで、
元々はより陰鬱な展開になる筈だったがシマモト風熱血要素が入った結果、斯様な物語を辿ったようだ。アキラが最もLIVE A LIVEの中で主人公感が強いと云われる所以も、こうしたシマモトの熱意に拠るものであろう。

――― 一方、ホラーな物語は……やはりSF編であろう。
宇宙船という逃げ場のない閉鎖空間の中……元々険悪だった人間関係が更なる軋轢を齎し…その最中、クルー達が次々と死を遂げてゆくことで芽生える相互不信・疑心暗鬼……
更には、檻から逃げ出し、船中の何処かを徘徊する危険生物のベヒーモスにいつ襲われるか分からないという恐怖に加え、自身たちの命を預かるべき存在である筈のメインコンピューターの叛乱……
何より………一連の出来事を引き起こした元凶の根源は、自分勝手な人間たちのごくありふれた在り様にあった、という点に尽きる。
せめて何かしらの形ででも自ら相手の方に歩み寄ろう、少しでも良き方向へ改めることで調和を図ろうという考えも持たず…ただ己の主張さえ押し通せれば、我欲さえ満たせれば他者など知った処ではないという言動を取り続けたばかりに、
人の手で創られ、船内の調和を護る使命を与えられたマザーCOMが、「人間そのものが"調和"とはかけ離れた不要な存在」と断定してしまった結果の、ある種の罰と言っても良い。
「人間が理解できない」「人間など信じられない」というマザーCOMの今際の言葉は……自らの愚かさを自覚せぬ人間たちに突き付けられた、失望と怨嗟なのだ………。

―――――だが、そのマザーCOMを打倒したキューブもまた、人の手で創られし者。
カトゥという創造主に恵まれていたお蔭で、マザーCOMと同じ存在にならずに済んだ事もあるだろうが……
人間性を蔑ろにし、諍い合うしかしなかった人間達よりも……真っ新な状態から始まり、人間について教わったキューブが一番"人間的だった"というのが最高の皮肉だな。

………そういえば、貴様たちの今の世界にも、"AI"なる人工知能が出回りだしているようだな。
たかが自分達で創ったモノに過ぎぬと高を括り、自省も自己研磨もせぬまま"人間が常に立場は上"と胡坐を掻いていれば―――いつしか、他人事と嗤っていられなくなるやもしれぬな。

>256
ふふふ………そうだ。 貴様の言う通り…私は"魔王"だ。
そんな私なぞ「怖くない」、か。 口ではそう言うが、身体は正直だな。隠せない恐怖が煤けているぞ。
ただ…そこまで怯えながらも、恐怖に圧されぬよう自らを鼓舞して辛うじて保っている、といった処か。
恐怖は誰しも抱く。生まれつき備わった本能故…恐怖を感じること自体は恥ではない。
―――本当の恥とは………恐怖に屈し、それを理由に己の臆病を肯定し、諦めてしまうこと。
真に強き者とは、恐怖せぬ者ではなく……恐怖を認めた上で、それを克服せんとする心を持ち続ける者。
態々言わずとも良いであろうに、恐怖を抱きつつも魔王の私に面と向かって立ち向かう理由は分からぬが………少なくとも諦め、逃げるだけの者よりは見込みはある。
その者の心持ち次第で……"恐怖"とは、自らを殺す止めになれば…強くなる切っ掛けにもなるからだ。

―――さて、今の貴様など相手にもならぬ故、ここで滅するのは簡単だが………それでは在りきたり過ぎて面白くない。
滅すべき対象であることは変わりないが……ほんの気紛れとして、特別にここは敢えて見逃そう。
なけなし乍らも、今後その内に秘めし勇気を萎ませるか……少しずつでも大きく育ませられるかは、貴様次第だ。
滅ぼされたくなくば……自らの意志で人間として生きる権利を勝ち取りたくば―――精々、精進することだな。
そして……いつしかあの英雄達にも負けぬ強さと、強き輝きを持ってみせるがいい。

―――――いつか、再び相まみえる時があれば………その時こそ、"魔王"として相手になろうぞ―――。

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