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あの世で俺に……詫び続けろーーッ!

1 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/07(Thu) 20:42
ヒャーッヒャッヒャヒャァ!
面白ぇ程簡単に引っかかってくれたなぁ!?
ここはライブ・ア・ライブのネタスレだってのにお前はよぉ。
お前の引き立て役だった過去に別れを告げる為に、
俺はやってやるッ!

230 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/09(Thu) 21:58
私のいる現代の世界で魔王なんて名乗ってたら厨二病扱いですよ

231 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/10(Fri) 10:46
ハルマゲドン、某宗教において最後の審判とされるが
LIVEALIVEではピュアオディオが英雄達を倒すと全ての世界を滅ぼすものである
もしかしてオディオ自身も断罪の対象なのでしょうか?

232 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/10(Fri) 23:29
>230
……聞かぬ病名だな? 魔王を名乗れば病気扱いされるとは。
"厨二病"とは、如何なる病気なのであろうか……ふむ………んん? ―――――これは………。
………ふぅ…成程。どういう物なのか大体分かった。
つまり……貴様たちの世界の、主に十代前半頃の夢見がちな学徒(或いは大人でも精神年齢が不相応な者)が陥りやすい"心の病"という訳か。
芝居や仕事等でやる分にはまだしも……子供の"ごっこ遊び"の延長線上のように…羨望・憧れの対象に感化される余り、言動まで似せてなりきる事で自己陶酔してしまい……
自身は格好良く振舞っている心算でも、周囲からは見ていてただ痛々しいだけにしか映らず、生き恥を晒しているだけという、
別段それ自体は害は無くとも、後に我に返った時には恥辱に埋もれたくなるような思いをする病、という処か。
貴様たちの世界の有名どころでは……騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなり、遍歴の騎士に成り切って痩馬のロシナンテと共に
世の中の不正を正す旅に出るという、"ドン・キホーテ"なる架空の者が典型だろうな。
確かに……憧れの存在に少しでも近づきたいという動機で自身を磨こうとする分には兎も角…実力も中身も伴わないまま、単に見栄えの良さや格好の良さ等だけを見て、
それにあやかろうと同じように気取るというのは、普通の者だけでなく、日々努力を重ね、実績や功績を積んできた事で拍を付けた本物の実力者からすれば、
猶更滑稽でしかないだろう。子供の内ならまだしも、いい年をした者がやるのは、現実の等身大の己を鑑みぬ莫迦者であろうな。

………そういう意味では、そちらの世界は何ともおめでたいものよ。
私たちの世界には本物の魔物が跋扈する。当然"魔王"も、恐ろしく忌まわしき存在として認知されている。
もし実力も持たぬ者が軽々しく魔王を名乗ろうものなら……忽ちに捕らわれ、火炙りか斬首に遭うだけだ。

―――私か?
私が貴様の云う"厨二病"に当るかどうかは………敢えて判断は委ねるとしよう。
"厨二病"程度で済む存在であれば、実に可愛らしいものよな………くく。

>231
ふふふ………そう、その通りだ……。
英雄達が私に敵わず、積み上げてきた全てを否定され尽くされた際に下す"罰"であり……また、全ての世界の人間たちへの"裁き"であると言ってもいい。
より補足すると、私の力を通じて各世界のオディオ達に復讐のチャンスを与えながらも……それでも英雄共に追い詰められた時の、最終手段の道連れの技でもある。
どちらにせよ、私自身も彼奴等諸共消えゆくことに変わりはないが……私には最早、大切なものも護るべきものもない……今更命を失うことを恐れ、惜しむ気もせぬ。
そうした形で……人間という罪深き存在全てを消し尽くし、否定し尽くすまで。

そして………消えるべき人間とは何も、あらゆる世界の者だけではない。
どれだけ認めたくなくとも……否定したくとも………
―――人間に絶望し、魔王になった当の私自身でさえも……忌むべき醜悪な人間の一人なのだ。
全てを滅ぼすことで………奴らの……そして私の………存在することそのものの罪を贖う。
それこそが………魔王としての、私からの"答え"だ。

―――――無論、私以外の誰一人として決して容認しないのは百も承知よ。
だからこそ……英雄たちには戦いを通じ、こう問い掛けるのだ。

「滅ぼされる運命を受け入れたくなくば……貴様たちが今まで積み上げてきたもの以上に………
 ―――――人間が真に、生きるに値する、存在するに値するものを示してみせよッ!」と。

233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/11(Sat) 20:48
おぼろ丸で0人斬りを達成したい!!!!!!!!!!!!

234 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/12(Sun) 09:46
>233
ふむ……"人の道に目覚めし忍"の物語において、不殺の道を貫きたいか。
それ程まで絶叫する様を見るに、達成が出来ずに嘆いている…といった処か。
まあ、ある意味では……敵は殺す方が、何も熟慮する必要も無ければ後顧の憂いを断つ上で簡単ではある。
それ故に、逆に殺さずに留めるままに目的を果たすというのは……"殺す"以上に困難であろう。
私たちの国の価値観(中世ヨーロッパ)からすれば見敵必殺が常識故、不殺というのは理解が得難いものがあるだろうな。
……それでも、人間は考えて工夫し知恵を見出す頭と、物事を果たそうとする執念も備わっている。
簡単なものではない事を当然と覚悟した上で……まずは自身の力で根気よく取り組んでみよ。
それでも叶わず挫折してしまったならば…先の数多の挑戦者による、不殺を果たす為の方法の解析が既にそちらの世界には残されている。
……但し、その閲覧はあくまで最終手段としておくことだ。最初から当てにするようでは……ルクレチアの民同様の他力本願と大差ないぞ?

………不殺、か。
敵を屠る力では世は変わらず……真に世を変えるは人であり……そして人を信じる力、と彼の忍は云いたいようだが………
幾ら当初は相手を信じ、話し合いや信頼構築等で困難の解決を図ろうとも……それが叶わぬからこそ………
そして、人の世とはそれで成り立たぬからこそ………紛争や戦争等を最終手段として捨てておらず、まして捨てるなぞ出来得ぬ。
何故ならば―――――人間とは、そういう生き物だからだ。

今更"不殺"を志したとて―――浅薄な偽善であり……空虚な欺瞞でしかない。
同じ"人間"でありながら……誰しもが、貴様と同じ志を持つ者ばかりではないのだ。
"人の道に目覚めし忍"よ―――――。

235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/13(Mon) 08:53
曲の魔王オディオが流れるシーンは多数ありますが、
一番印象的だったのは中世編の最後で流れた時ですね。
リメイク版ではアレンジされた「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」が流れていましたね。

236 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/13(Mon) 19:55
オルステッドがかわいそすぎだなあ(´・ω・`)

237 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/13(Mon) 23:08
>235
――――そうか。
やはり曲名が"魔王オディオ"である以上……私が魔王になる道を選んだあの時ほど、これに相応しき曲はなかろう。
他にも…攫われたアリシアを救いに向かう決意を胸に旅立つ際に流れる曲が、勇ましい曲調でありながら曲名が「魔王への叙曲」である事といい……
ルクレチア城に戻り、眠った時に見た夢では、迫りくる魔王にアリシアが「来ないで!」と言って拒絶していたのが……現実に、魔王像から出てきた彼女に
私が駆け寄ろうとした時……夢と全く同じ言葉で拒絶された事といい……
―――あたかも、私が魔王になることが運命付けられていたかのような、出来の良過ぎる神の悪戯だな。
私たちの世界の物語(中世編)のコンセプトが"王道的なRPGへのアンチテーゼ"であり……私はその、"生贄"とも謂うべき役を宛がわれたという訳か………。

………そして、貴様たちの世に初めて出されて以来…28年の月日を経て出されたリメイク版では「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」なる曲にアレンジされたのか。
だが、生憎だが……最初にも断っていたように、リメイク版については関知しておらぬ故、追加・変更要素については与り知らぬ。
ただ……これを機に、私たちの物語(LIVE A LIVE)が如何なる変容を遂げたのか……知っておくのも良いだろう。
暫くすれば、リメイク版についても返答するようになるものと思っておくと良い。

――――「28年を経ても…ヨウコ・シモムラは、相変わらず良い仕事をしてくれるな」………取り敢えず、今はそう言っておく事としよう。

>236
ほう……憐れむか。 悲劇の勇者、或いは悲劇の悪役などと憐れむというか。
………ならばもし、私と立場が変われるものなら…貴様は変わってくれるのか?
本気で憐れむならば……心から真に救いたいと、そう念じられるならば……厭わぬ筈だ。
さあ…貴様の真意は如何なのだ……………如何だと………云うのだ………!

――――――――ふっ。 何てな。
幾ら憐れみはすれど……救うなどは出来ぬ上……出来ると思っている訳でもあるまい?
そもそも……私自身、憐れみも……救いなども不要。
今更、そんなことが赦される立場だとも思っておらぬ………。

―――ただ…魔王に堕ちて尚………"納得できる何か"というのか……"答え"は得たい。
英雄となった彼奴等が……自身の得てきた事や経験してきた事等の中に……英雄たるに相応しきものを、抱いているというならば………
私が求めているものに見合った何かを、持っているというならば………

――――――精々、見せて貰うとしよう―――見せられるものならば、な。

238 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/14(Tue) 20:23
未来なのにあのロボット、デザインださすぎん?

239 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/15(Wed) 22:11
>238
ふむ……未来のロボットと云われれば、"怒りにより勇気を得し術士"が操りし、ブリキ大王とも、
絡繰り技能士の"カトゥ"に造られし、"人の心を得し、人ならざる者"たるキューブのとちらとも取れるな。
ブリキ大王は…あれを造ったのが古代バビロニア人にせよ、或いは古代バビロニアの遺した英知を基に自己流に造ったトウベエにせよ……
そしてキューブは…あの独特の一頭身の面相に加え、帽子と眼鏡は創造主たるあの者自身をモデルとしている模様だが……
どちらも共に……世辞でも格好が良いとは言い難きデザインという点で共通してはいるが……こればかりについては、それぞれを造りし、かの者達に言うべきだな。

………但し、デザインは兎も角としても……それぞれのオディオへ立ち向かえる実力を秘めているという点でも共通している。
私としては忌々しい処だが……創造せし者達の腕と、込めたる"想い"は本物と認めざるを得ない。
たとえデザインが不格好であっても…それぞれの信念を貫ける力を示し、そして勝利を得ることで……彼奴等は自身の存在価値・意義を肯定せしめている。

即ち……貴様たちの世界風に言うなれば………
"ダサさ"も総て含めた上で……ブリキ大王は「ダサ格好良い」、キューブは「ダサ可愛い」とでも言うべきか。
ふん……我ながら、らしくない言葉を遣ってしまったものよ………。

240 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/16(Thu) 20:44
素手で岩を真っ二つにできるのが心山拳じゃよ

241 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/17(Fri) 09:30
テレポートができれば便利だなと思いますが
アキラが使って想定外の所に飛ばされるのを見ると
扱いが難しい能力のようですね

242 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/17(Fri) 19:38
ヘビーモスってFFのモンスター?

243 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/17(Fri) 20:35
>240
その口振りはもしや……今は逝去せし心山拳"師父"か?
確かに……精神統一後に繰り出す拳一つで、大岩を真っ二つに出来ているが………
―――そもそも、それを自慢げに語る貴様は本当に、あの"心山拳の"師父か?
力を通じて私が垣間見た限りでも……凡そ強さを誇示するような性格とは思えなかったのだが……或いは見込み違いだったか。
以前にも、心山拳師範向けに「強くなりし己に酔う"という自己満足に存在意義を見出したのみ」と断じたが……
もしも私の見込み違いであり、断じた通りだというならば……とんだ興醒めだな。
「肉体より精神の強さに重きを置き、人としての強さを追求する」という大義名分の下、本質はあのならず者共同様に、
力に物を言わせしめる愉悦に浸る、所詮は度し難き愚か者だという事か。あの厄介なる師範を生み出した者とはとても思えぬ。

―――くく……違うと云いたいか? ここまで愚弄され、内心激昂したか?
ならば……もし貴様が本物の師父であれば、本来実現することの無き折角の機会だ。名誉挽回のチャンスを与えようではないか。
今代の心山拳師範と再会し次第…揃って私と戦う権利を与えよう。曲がりなりにも一種の英雄であり、そして英雄の生みの親でもあるのだろう?
精々……これ以上は私を失望させないことだ。

ただ………もし貴様が、単に口調を真似て師父を気取っているだけの偽物ならば……速やかに失せよ。
一々己の手で処して痴れ者の血で穢すのも面倒なのでな。"英雄"は不快だが……それを真似るだけの者は、猶更不快だ。

―――――さあ、問おう―――――貴様は"戦う者"か? それとも、逃げる"愚か者"か?

>241
あの"怒りにより勇気を得し術士"が使いし、異能の一つか。
瞬時に別の場所へ移動するという異能は、得られるならば誰しもが願う力の一つであろうな。
貴様たちの世界の全国民レベルの知名度を誇る、某未来の猫型ロボットは"どこでもドア"なる驚異の道具を以て、
まさしく文字通りに実現させているようだが………肝心の彼奴の力は、生憎その下位互換と言うべき使い勝手のようだな。
やはり…どのような能力も至れり尽くせりという訳にはいかぬ、一長一短という訳か。

だが、彼奴にとっては偶然の産物か……または怪我の功名か……その想定外の場に飛ぶという特性故に、"心"のダンジョンに到達出来る。
そして……ルクレチアで起きた悲劇を、僅かながらも知る事が出来る。
―――まあ、彼奴のあの異能の特性を知った上で…元より私がその心算で用意しておいた場所なのだが、な。
もう一つの読心能力を通じて魂となりし者達の"声"を聴き……彼奴は果たして、何を想うか―――――。

………兎も角、彼奴の事はさておくとして、だ。
どのような力も……扱いが難しい能力も、一見万能に見える能力も……必ず一長一短があり、そして時と場合次第だ。
より重要なのは力そのものよりは……扱う者の心持ちであり……そして、その時々の状況を明確に見極め、適確な使い時を判断できる"力"なのだろう。
宝を持ち腐れる者になるも…正しき使い手になるも……持つ者次第ということだ。

―――彼奴の言葉を借りる形で不本意ではあるが……もし貴様が彼奴と同等の能力を得られたならば………如何なる事に、そして如何にして使う?

244 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/17(Fri) 20:37
>242
いや……違う。 そもそも"LIVE A LIVE"どころか、"FF"とやらの世界にもいない。
正しくは"ベヒーモス"だな。少なくともヘビーモスなるモンスターは聞かぬ。
―――まあ、貴様の単なる言い違いかどうかはさておくとして……ベヒーモスなるモンスターは、"FF"を冠するどの世界でも軒並み強敵のようだな。
そして、"LIVE A LIVE"においては……"人の心を得し、人ならざる者"の物語(SF編)における恐怖とトラウマの存在である。
生態や能力等は異なるとしても…どちらも強い力を持つ恐るべき存在という点で共通しているな。

―――――更に、それだけの存在を打倒出来る程の力を持つ人間がいるという事でも、な。
"FF"世界の者は日々戦いを重ねている故に無論のこと……"SF編"では軍人であるダース伍長が、ただ一人のみでやり遂げ、キューブらと共にOD-10をも打倒した。
それに…彼の英雄たちにも劣らぬ輝きや、強き信念も持ち合わせている故……そういう意味では彼奴もまた、英雄の一人と謂うべきなのやもしれぬな。
………生憎重傷を負ったが故に結局召喚しなかったが……召喚と共に全快させられるならば、呼び寄せても良かったやもしれぬ。
こうした、所謂"サブキャラ"と呼ばれる者達も……呼ぶに足る資格を抱きし者達として、英雄達共々我が世界に招いたならば………

――― 一体、本来とはまた別のどのような物語を紡ぎ……そして私に、どんな"答え"を返すのであろうか―――。

245 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/19(Sun) 04:56
心山拳の老師も義破門団の襲撃によって魔王になった可能性はありますね。
弟子が一人生き残ったからこそ踏みとどまったのかもしれません。

246 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/19(Sun) 23:10
>245
かの師父の魔王堕ち、か………。
LIVE A LIVEの物語を知りし者達(プレイヤー)も知っての通り…あの師父の物語(功夫編)では、義破門団襲撃時に弟子の一人だけが難を逃れるが……
もしあの時……手塩をかけて育てた愛弟子達が、一人残らず殺されたならば………
大切な後継者である以上に、寝食を共にした愛弟子達を奪われた怒り、哀しみ、そして憎しみの余り……魔王と化す道もあったという事か。
ただ、私が思うに………"魔王"に堕ちるというよりは、"復讐鬼"に成り果てるのではなかろうか。
此度のケースは義破門団のみが憎しみの対象故…あらゆるもの全てを憎む"魔王"とは言い難い。
そして、たとえ本懐を遂げた処で……死屍累々の凄惨な地獄絵図に血に濡れし己の拳……そして、仇を討ったところで弟子達が戻ることはないという現実の虚しさに打ち拉がれ……
―――亡き弟子達の墓前で詫びた後に、後を追って自害する姿が目に浮かぶ。
怖ろしく悍ましき"魔王"などとは程遠き………哀しき"復讐鬼"の末路を辿るのではないだろうか。

………あくまで仮定とはいえ、そのような結末を迎えずに済んだのも………
ただ一人だけでも……志を受け継ぎし、大切な者がいたからこそ、か。
それでも殺された弟子二人の仇討ちには向かったが……単に憎しみに駆られたという以上に、因縁の相手を打倒して自身の中でのケリを付けるという意味合いが強かったのだろう。
そして……今際に最後の弟子に看取られることの出来た師父は、さぞ幸福だったことだろう。

―――――尤も………その満ち足りた最期も、幸福も……今代の心山拳師範に絶望と死を贈る形で、私が無に帰してくれる。
あの世とやらがあるならば、精々弟子の虚しき足掻きを見届けるがいい……若き次代に志を託した、心山拳"師父"よ―――――。

247 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/21(Tue) 19:38
数人と戦って勝っただけでどうして高原が世界最強になるの?

248 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/21(Tue) 22:22
>247
………それは偏に、現代編を伝える上での尺と容量の都合故、数人に絞らざるを得なかった……では身も蓋もないか。
タカハラが挑む猛者は皆、格闘界の中でもそれぞれその道のトップであり、エキスパートであるようだ。
世間的知名度が高い者もいれば、その筋の世界に通じる者達のみぞ知る達人級の者もいるが……
特に名が知れ渡っているのが、現時点では世界中でもあの6人だけだった……と云った処ではないだろうか。

―――但し…幾ら事前に鍛錬を積むのは無論、予め情報収集をして猛者の事を知っていたとしても、いきなり挑んで簡単に勝てる程甘くは無かろう。
最強を目指す傍ら、渡航費用や旅中での日々の路銀をファイトマネーで稼ぐべく、半ば非公認の闘技場や異種格闘大会等に身を投じるなど、何らかの形で数多の名の知れぬ者達とも拳を交え……
そうして経験を積み、場数を踏んできたという下地があったからこそ……あの猛者達とも対等に闘えた上に……オブライトをも倒してのけたのではなかろうか。
だからこそ、そうした経緯があってタカハラの名も知れ渡っていたが故に…オブライト打倒直後のタカハラに挑む者が現れたのだろうな。

―――――世界最強、か……。
戦乱の時代という訳でなくとも……競争や娯楽などの形で日々戦いを求めずにはいられず……それがやがて高じ、最強を目指さずにはいられなくなる、か………。
今更ながら………やはり人間とは、"戦い"という本能からは決して逃れられぬ、実に業深き生き物よ―――――。

249 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/22(Wed) 21:25
魔王オディオ様を崇拝してる人がいるらしい

250 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/23(Thu) 00:37
ここはどこだッチ?

251 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/23(Thu) 21:22
>249
………私を崇拝、だと? 真ならば何処の酔狂者だ?
或いは…私を態々"様"付けで呼んでいる貴様自身か?
―――いや……この際貴様と何処の何者かのどちらでも結構だが……"魔王"は無論、"悪魔"だのと恐れ蔑むならばまだしも……
―――よもや、私を神か…それに近しい存在にでも祀り上げる心算か?
ならば………つくづく度し難き愚か者だな。経緯がどうであれ、崇拝する以上は破滅願望を持ち合わせ、それを私に願い委ねているのだろうが………
かつては"勇者"と持て囃されはしたが…単にベクトルが違うというだけで、結局は自身にとって都合の良い存在としての"魔王"という偶像の崇拝でしかない。
ルクレチアの連中が自身の身勝手な願望を"勇者"に投影し、委託したかの如く………本質は他力本願そのものだ。
神だろうと勇者だろうと……あくまで己を律し…戒め…精進する切っ掛けとする為の精神的象徴に留め置き………最初から頼ることを前提とする崇拝なぞ、論外の極みよ。
私の場合は魔王だが………単に"勇者"が"魔王"に替わっただけの事。

これまで「下らぬ」と思う事は幾度もあったが…………今回は飛び切りだな。
崇拝すれば……溜飲を下げてもらえるよう、私が便宜を図ってくれるとでも思っているのか?
私は私の意志で滅びを齎すまで――――崇拝する者の願望なぞ、知る処ではない………。

>250
その口調は……心山拳師範になりし方のサモ・ハッカか。
ここは何処という問いに対しては…かつては祖国であり、今は私の意のままの絶望の世界"ルクレチア"だ。
まずは問答無用で唐突に呼び出した非礼を詫びよう………だが、貴様を含め英雄となりし者達には、とても大事なことを伝えねばならぬ故、ご容赦願おう。
―――と、本来ならばこのまま問答の後に絶望と死を送る心算なのだが……ここは更に、私の親友"だった"者が創りし特殊な空間。
貴様達との闘いは、ここが終わってからだ……精々、束の間の休息を噛み締めるがいい。

―――あと、特に貴様には言っておく事がある。
いずれは戦うにせよ………私が繭に包まっている時には………あの珍奇な技(ほいこ〜ろ〜)は止めろ。
貴様が根気強い者ならば……あの技を只管繰り返されるだけで、私は反撃も出来ず……繭から出ることの無きまま、いずれ一方的に終わってしまう。
生死を賭けた闘いに手段など問うべきでないとは云うものの………あれではあまりに興醒めが過ぎる。

―――曲がりなりにも英雄ならば……英雄に相応しきやり方で、私を打倒してみせよ。
私から言いたい事はそれだけだ………良いな?

252 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/23(Thu) 21:57
魔王ーっ!正面から一人で来たぞー!とっとと喧嘩しようぜ、恨みっこなしな!!
(自分を襲う魔物達を素手で殴り飛ばす)
お前ら、邪魔。ここまで来て折角良い感じに血が沸いてるのに冷ますなや。

253 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/24(Fri) 12:42
原子編の「モノな石」と「コーラのビン」はぶっ壊れ性能のアイテムですね。

254 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/24(Fri) 22:10
>252
―――またもや招かれざる客か。 今度は随分血気に逸る者だな。
独り正面から堂々と挑みに来る度胸は一応買おう……それほどまでに死に急ぐならば望み通りに、だ。
それと、これから行なうは"喧嘩"などではない………どちらが生き、どちらが死ぬかの戦いだ。

―――尤も、彼奴等同様の英雄というならばまだしも……単に喧嘩が強いというだけの粗暴者如きに、負けてやる道理など微塵もない。
ステゴロをファイトスタイルとする点はタカハラと似通うが………最強の称号を得られる強さだけでなく、少なくとも彼奴には確固たる信念がある。
………翻って、貴様は如何だ? 魔物を倒せるほどの強さ以外の何がある?
そして…私と戦う目的は何だ? 強き者と戦う愉悦に浸る為か…? 魔王を倒して名を上げる為か…? 魔王をも打倒する強さを証明し、自己陶酔する為か…?
―――いずれにせよ……少なくとも貴様の在り方は、強き相手と相まみえるという己の強さに酔い…破りし者達について何かしら思うことも、省みることもなき傲慢な増上慢そのものだ。
見るがいい……貴様が倒してきた魔物達の死骸が延々と続く様を。そして、血と死臭が染みつきし己の拳を……。
まさしく、貴様が今まで辿ってきた軌跡そのものではないか。 血塗られた、穢れに満ちた人間の生き様を如実に体現しているぞ。

――――――「デスパースペース」

さて…貴様の脚を奪った。 その救いようの無き愚かしさに満ちた生涯も……ここで足止めだ。
そして、後悔と絶望と共に―――ここで終焉を迎えるがいい。

>253
………あの理解不能な石に、所謂オーパーツと呼ばれるシロモノか。
どういう原理なのかは未だ不明なネタ扱いアイテムの上に……なまじ有用性が高すぎるが故に、所持しているだけで戦いが気楽になってしまう。
この手のモノは、"考えたら負け"なのだろう……真面目に考察すること自体が馬鹿馬鹿しくなるな。

―――そういえば、"考えたら負け"なネタアイテムと言えば…原始の世界以外にもあったか。
幕末世界の「コイツぁタマゲタ」然り、西部世界の「アニーのシミーズ」然り、近未来世界の各種"パンツ"然り………
極めつけは……かつて私が旅立つ前に住民の一人から無制限に貰えた「こんなモン」もあるな……。

………それにしても、一体何が……「こんなモン」なのだろうか。
或いは、正式な名はあるのだろうが……自分で名付けて呼ぼうとした処で、如何にも"名状し難い何か"としか言いようがない。
何を想ってか……アクセサリーとして、他のまともな品を押しのけて「こんなモン」ばかりをしこたま抱えたまま魔王となる事もあるが………

―――――何故にそんな事をしたかは……「こんなモン」だから、としか答えようがないな………。

255 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/25(Sat) 20:52
近未来編はホラー?

256 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/26(Sun) 08:46
まっ、魔王なんて怖くないぞっ!(震え声)

257 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/26(Sun) 21:03
>255
いや、違うな……近未来編はホラーではない。
確かに物語の中では…ホラーに該当するであろう、数多の人間が液体人間に変えられるという、凡そ人間の"倫理"を逸した悍ましき内容もあるが、
それを呑み込んで余りある"熱さ"で評価高いようだ。元々、アキラ達の姿絵を担当せし"カズヒコ・シマモト"なるカトゥーニスト(漫画家)の凄まじき熱意に多大に影響を受けたことで、
元々はより陰鬱な展開になる筈だったがシマモト風熱血要素が入った結果、斯様な物語を辿ったようだ。アキラが最もLIVE A LIVEの中で主人公感が強いと云われる所以も、こうしたシマモトの熱意に拠るものであろう。

――― 一方、ホラーな物語は……やはりSF編であろう。
宇宙船という逃げ場のない閉鎖空間の中……元々険悪だった人間関係が更なる軋轢を齎し…その最中、クルー達が次々と死を遂げてゆくことで芽生える相互不信・疑心暗鬼……
更には、檻から逃げ出し、船中の何処かを徘徊する危険生物のベヒーモスにいつ襲われるか分からないという恐怖に加え、自身たちの命を預かるべき存在である筈のメインコンピューターの叛乱……
何より………一連の出来事を引き起こした元凶の根源は、自分勝手な人間たちのごくありふれた在り様にあった、という点に尽きる。
せめて何かしらの形ででも自ら相手の方に歩み寄ろう、少しでも良き方向へ改めることで調和を図ろうという考えも持たず…ただ己の主張さえ押し通せれば、我欲さえ満たせれば他者など知った処ではないという言動を取り続けたばかりに、
人の手で創られ、船内の調和を護る使命を与えられたマザーCOMが、「人間そのものが"調和"とはかけ離れた不要な存在」と断定してしまった結果の、ある種の罰と言っても良い。
「人間が理解できない」「人間など信じられない」というマザーCOMの今際の言葉は……自らの愚かさを自覚せぬ人間たちに突き付けられた、失望と怨嗟なのだ………。

―――――だが、そのマザーCOMを打倒したキューブもまた、人の手で創られし者。
カトゥという創造主に恵まれていたお蔭で、マザーCOMと同じ存在にならずに済んだ事もあるだろうが……
人間性を蔑ろにし、諍い合うしかしなかった人間達よりも……真っ新な状態から始まり、人間について教わったキューブが一番"人間的だった"というのが最高の皮肉だな。

………そういえば、貴様たちの今の世界にも、"AI"なる人工知能が出回りだしているようだな。
たかが自分達で創ったモノに過ぎぬと高を括り、自省も自己研磨もせぬまま"人間が常に立場は上"と胡坐を掻いていれば―――いつしか、他人事と嗤っていられなくなるやもしれぬな。

>256
ふふふ………そうだ。 貴様の言う通り…私は"魔王"だ。
そんな私なぞ「怖くない」、か。 口ではそう言うが、身体は正直だな。隠せない恐怖が煤けているぞ。
ただ…そこまで怯えながらも、恐怖に圧されぬよう自らを鼓舞して辛うじて保っている、といった処か。
恐怖は誰しも抱く。生まれつき備わった本能故…恐怖を感じること自体は恥ではない。
―――本当の恥とは………恐怖に屈し、それを理由に己の臆病を肯定し、諦めてしまうこと。
真に強き者とは、恐怖せぬ者ではなく……恐怖を認めた上で、それを克服せんとする心を持ち続ける者。
態々言わずとも良いであろうに、恐怖を抱きつつも魔王の私に面と向かって立ち向かう理由は分からぬが………少なくとも諦め、逃げるだけの者よりは見込みはある。
その者の心持ち次第で……"恐怖"とは、自らを殺す止めになれば…強くなる切っ掛けにもなるからだ。

―――さて、今の貴様など相手にもならぬ故、ここで滅するのは簡単だが………それでは在りきたり過ぎて面白くない。
滅すべき対象であることは変わりないが……ほんの気紛れとして、特別にここは敢えて見逃そう。
なけなし乍らも、今後その内に秘めし勇気を萎ませるか……少しずつでも大きく育ませられるかは、貴様次第だ。
滅ぼされたくなくば……自らの意志で人間として生きる権利を勝ち取りたくば―――精々、精進することだな。
そして……いつしかあの英雄達にも負けぬ強さと、強き輝きを持ってみせるがいい。

―――――いつか、再び相まみえる時があれば………その時こそ、"魔王"として相手になろうぞ―――。

258 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/27(Mon) 19:52
オルステッドが化物になっちゃった(号泣)

259 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/28(Tue) 10:28
英雄としての条件が他力本願を良しとしないことでしたら
西部編のマッドドッグも英雄と呼べるでしょうね。
サクセズ・タウンの他力本願の住人たちに発破をかけて勇気を奮い立たせ、
尚且つ街に罠を仕掛けさせるという安全な方法で協力させるとは見事です。

260 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/28(Tue) 21:17
>258
くくく………その通り。 私は化物だ。
即ち、信じた者達に裏切られ……追い詰められた末に"魔王"へと墜ちた、"勇者"の成れの果ての姿。
絶望しきった事で……或いは自害し、自ら終わる結末も選べただろうが……人間への失望と共に芽生えた"憎しみ"を基に、"魔王"になる道を選んだ。
全ての人間に恐怖と絶望を齎し、滅びへと誘う……ルクレチアの悲劇が生んだ、悍ましき"化物"だ。
―――そんな私に貴様は同情し、号泣する程に悲しむのは勝手だが………だから何だというのだ?
今更憐れまれた処で……もはや後戻りなど出来ぬ上、何もかもが遅きに失した。
身も心も墜ち果てた以上……たとえ心から同情する者などがいた処で……『人間』という存在を、赦すつもりはない。

―――――ただ……私に同情するという貴様(達)に問うべきことは一つ。
そのように憐れみ……悲しみ……そして、単にそれだけで済ませる心算か?
もしそうならば…結局は他者の悲劇を"楽しむ"のと同義だ。架空の世界の中で主人公達が悲劇に遭う物語を、「"悲しむ"ことで楽しむ」のと同様に、な。
後戻りも…まして、救済など決して叶わぬ以上……本心から悲しむというならば………

―――その想いを決して忘れぬまま、自身(達)への"教訓"なり……"戒め"とすることだ。
ルクレチアの愚かな者達と同じ立場とならぬよう……そして、私たちのような末路を辿らぬよう………自ら省み、成長する糧としてみせよ。
悲劇を忘れず……さりとてそれだけで終わらせずに"他山の石"とし、自らの意志と覚悟で良き未来を切り開くことを、実現出来たならば―――

―――――その時には、私たちの無念も………少しながらでも、報われよう。
軽薄な憐憫なぞ不要―――そこまで悲しむからには……くれぐれも己の本心を軽んじ、貶めてくれるな。

>259
無法の世界の中で賞金稼ぎを生業とし、"英雄の名声を得し銃手"を追い続ける若き銃士か。
彼奴もまたサンダウンに負けず劣らずの銃の使い手であり……勇無き者達を奮い立たせ、罠という形で協力を取り付け…
そして最後はサンダウンと共に、成り行き上とはいえあの町を救った以上……貴様の言う通り、彼奴にもまた英雄の資質があると言えるな。
結局呼ぶ事はなかったが……以前にも答えたように、もし英雄達共々我が世界に招いたならば……彼奴は私に対し、何を想うだろうな?

―――それにしても、ルクレチアに比べれば小規模ながら……サクセズ・タウンは、ルクレチアとは実に対比的だな。
あの町には"勇者"に該当する者がいなかったからこそか……ただ無法者共に屈するを良しとせぬ保安官の息子と酒場の主人の娘だけが、"勇気"を持っていたな。
ただの蛮勇ではなく、恐怖を承知の上で…それでも、理不尽な暴虐を甘んじて受け入れるを良しとせず、立ち向かう勇気と覚悟こそが……人を成長させ、強き者たらしめるという事なのだろう。

………ルクレチアの民には、そのような者が一人もいなかった。
もしも……急に"勇者"ほど強くなる事までは求めずとも…"勇者"という英雄に頼りきり、堕落せぬよう……
日々、心身共に切磋琢磨するよう発破をかける事で、自他共に成長の道を歩んでいたならば………
―――あのような悲劇は………起こらなかったのやもしれぬ。

もし貴様たちにも、何かしら心当たりがあるならば……精々、気を付けることだ。
全てにおいて他者に縋らず…『掛け替えのない大切なものは、自分達の手で守る』―――――その意志こそが、"真に守る力"となるのだから………。

261 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/02(Thu) 20:40
オルステッドを救済できなかったのはこの世界のせい

262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/03(Fri) 08:13
あっ、、、
あっ、、、

あいぃ〜〜〜ッ!

263 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/03(Fri) 21:17
>261
「この世界」とは……人の世か……ルクレチアか……或いは、その両方か。
そもそも私たちの世界が、かつて貴様たちの世界で流行した「初代ドラゴンクエスト」なる遊戯に代表されるような、
"誰もが称える勇者が、攫われた王国の姫を救い、魔王を倒し世界を救う"という王道的な中世RPGモノへのアンチテーゼとなっている故、
予定調和のままに悪しき魔王がいなくなった事で誰しもが幸福になり、"めでたしめでたし"………という結末などは最初から無かった。
何かしらの見えざる意志が働いたのか……当初は私は何も喋らず、他者から云われるがままに、期待されるがままに…いつの間にか、"勇者"の役割を演じていた。
だが……あいつは……特にストレイボウは……単なる"勇者の引き立て役の親友役"の立場に収まるを良しとせぬ、良くも悪くも生々しい感情を抱いた"人間"だった故……
あいつの裏切りを引き金として…王道的な中世RPGの物語は崩壊し……やがて、取り返しのつかない事態にまで行き着いてしまい………

―――気が付けば、私は"勇者"役から引きずり降ろされていた。
ようやく自身の意思を持って、言葉を発した時には………全てが………遅すぎた。
"勇者"でなくなり……何もかもを失った私に残された、最後の道は…………"魔王"のみだった。
私への"救済"なるものが叶わなかったのは……ルクレチアという国の、ある種の歪さもあったろうが………
―――――私自身も………他者に云われるがまま……期待されるがままに、自身の意思を委ねていたことも……遠因にあった。

後悔先に立たずと謂えど……他力本願や、生き方を他者に拠って決められる等に陥らぬよう……自主的・自律的に生きるべく、自他共に叱咤激励なりしていれば………
―――『真に己を救うは、独り立ちせし己の意志のみ』という真実に、早く気付けたのかもしれぬ……。
………ふっ、今更嘆いたとて………詮なき独り言よ。

>262
―――――――そう、か。 『愛』、か……………。
私は……………ただ……………
――――――それだけが、欲しかったのやもしれぬ―――――――


………と言うには、まだ早いぞ? "愛という名の幻想を得し狩人"よ。
英雄の資質あり故に呼び出したとはいえ……言葉の発達していない世界の住人の貴様が主立って(主人公になって)対峙してきた時、
会話にならない言葉の一方通行に、如何に内心苦々しく思っているか分かるか?
先の「『愛』、か〜」云々の言葉にしても、貴様が「それ」しか言わぬが故、苦心の末に浮かんだものだ。
それを言った時……貴様以外の英雄たちに内心、「………えっ、駄洒落……?」「こんな時に何を言っているんだ?」「笑えなくてスベッていて寒い……」等と引かれているのではないかと、
恥辱や羞恥に埋もれたくなる思いなのだぞ。
せめて……"言葉"以外でも……何かしらの身振り手振りなりジェスチャーなりで、意思疎通を図ろうとはせなんだか………?

―――――ふぅ………こんな愚痴をぶつけた処で、貴様はどこ吹く風で己が気持ちのままに在り続けるのだろうな。
コミカルに当たる世界の住人の相手は、まったく遣り辛くて敵わぬ………。

264 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/03(Fri) 22:37
結局、魔王も勇者も勇気を持てぬ・・・否、持とうとすら考えぬ他人が勝手に作った偶像・泡沫よ。
本来なら勇者や英雄に頼らぬ世こそが最も在るべき姿と言うのにな、そんな者が輝く場など戦場以外にありはしないのだ。

それぞれの足元にある「人」と言う形、今こそ見つめなおす時と思うがな・・・。

265 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/04(Sat) 20:38
オルステッドが真の主人公になると思ってたのに、


裏切られた(´;ω;`)ウゥゥ

266 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/05(Sun) 10:23
>264
―――成程。
自身の意志を以て戦う勇気と覚悟を持たず……本気で腹を括り、臨まねばならぬ事さえ他者に丸投げしておきながら……
自身にとって都合の良いものだけを"正しい真実"として認め、報せ、既成事実を築き上げ……
その流れから…その時々の情況によって身勝手に他者に投影し、仮託する為の体の良い象徴、或いは方便として生み出された偶像の一つが………"魔王"であり、"勇者"という訳か。
"魔王"は、考える必要も無く問答無用で倒すべき存在であり……"勇者"や"英雄"は、困った時には無条件で身を挺して自分達を救ってくれる、実に便利な……より露骨に言えば、"生贄"といった処か。
確かに、"勇者"にしろ"英雄"にしろ……実際に存在価値が求められるのは「戦い」においてのみであり………「戦い」なくしては、必要とされぬ。
弱き己ではどうしようもないが故に、強き者に頼りたくなるという気持ちはある意味当然だとしても………それを当然と考え、疑わなくなった時点で……人としての"成長"は終わる。
―――誰しも、生まれた当初から強き者などはいない。何らかの事情や経緯があって、強くあらんと心掛け……少しずつ成長していくもの。
その過程で、自身の為すべきことをしっかり成し遂げた後に……"勇者"や"英雄"といった肩書などは………勝手についてくるだけに過ぎぬ。
そうした、事の本質を理解せぬまま…そんな自身の"在り方"というものを少しでも省み、改めようとも…いつまでも自覚しようともせぬ者こそが………真の"愚か者"なのだろうな。

―――――尤も、かく言う私もまた………そんな愚か者達の造り上げた、泡沫の偶像に踊らされた……愚か者の一人でしかない。
かつては"勇者"であり……そして今度は、"魔王"になっただけに過ぎぬ。
人間に絶望し、忌み嫌っておきながら………そんな人間の造った偶像に、いまだに縛られた………ふふっ、実に滑稽な存在だ。
―――ただし、言っておくが……当初は私を"勇者"と持て囃しておきながら……誤解とはいえ、今度は"魔王"と断じたのは………他ならぬルクレチアの人間達だ。
都合の良い間は"勇者"として持ち上げ……都合が悪くなってからは、手の平を返すが如く"魔王"にして突き落とす。
そんな身勝手極まる皆々様のご期待を裏切らぬよう……ご要望通り、懺悔も許しを請う暇も与えぬよう、"魔王"として滅ぼして差し上げた。

―――そして、それでも尚…憎むべき『愚かな人間』が存在する限り……"魔王"で在り続けざるを得ない。
"私"という存在の形は、「魔王」で確定した。 果たして貴様たちは、如何かな?
結局はルクレチアの者共と同列の、"滅びゆく者"か………
それとも、いざという時には己の意志と覚悟を以て行動し……人間が、真に生きるに値する価値や輝きといったものを示す事の出来る、"生き抜く者"か………今一度、己に問いかけてみよ。

>265
それは即ち……あの7人を差し置いて、私が"真の主人公"になると思っていた筈が、その望みを裏切られた……と云いたいのか?
ふむ……悲しむのは結構だが………もし私に言っているならば、「ご期待に沿えず、申し訳ない」とでも言っておこうか。
ただし、私だけに言われても……それはそれで困る。別段、意図して裏切った訳ではないからな。
しつこく繰り返すようだが………寧ろ、裏切られたのは私だと言いたい。
親友…愛する者…護るべきと決めた者達……そして、"王道的な中世RPGの世界の物語"に、裏切られた。
どうしても文句があるならば………そちらへ向けて言ってくれ。

―――ただ……"運命"というものがあるならば……神の悪戯か、気紛れか………何か一つの掛け違いででも大きく変わり、または狂う。
英雄となりし彼奴等にせよ……もし、何かしらの間違い等があったならば……英雄にはならず、或いは私と似たような末路を辿っていたのではなかろうか。
英雄と魔王は相反しながらも、ある意味では"表裏一体"であり………そして、英雄となるか、魔王となるかは―――――"紙一重"でもあるのかもしれぬ……。
私も……予定調和通りの"英雄"となれたなら……彼奴等と肩を並べることに、なっていたのであろうか………。

―――――ふっ、下らぬ。
そんな、"もしも"に基づく仮定なぞ………らしくもない事をしてしまったな………。

267 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/05(Sun) 20:47
なんでいろんな時代の7人の主人公とオルステッドが戦ってるのかよくわからんね

オルステッドの自己満ってこと?

268 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/06(Mon) 22:32
>267
―――「自己満足」、か。………ふん……まあ、否定はせぬ。
見方を換えれば、そう映るのも止む無し、か……。
生き方や考え方は違えど……己の勇気や覚悟、信念を賭して難事に臨み、挑んだという点では相通じるものがありながら………
彼奴等は己のすべき事を成し遂げたことで得たいものを勝ち取り、"英雄"となって凱旋を果たしたが……
私は何一つ成し遂げられず、何もかもを失ったばかりか………"魔王"に墜ち果ててしまった。
そんな私自身、彼奴等の存在に対し………少なからず、嫉妬や羨望の念は有るには有ったが………
何故こうなってしまったのか………私と彼奴等とでは、一体何が違うというのか―――――斯様に納得いかなかったが為に………

―――――私が知った"真実"を教え………そして、味わった"絶望"を思い知らせてやりたい―――――そんな、強き衝動に駆られた事は確かだ。
それを身勝手な自己満足と云われればそれまでだが………突き詰めていけば、それも一理あるだろう。
但し……私に限らず、生きとし生ける者は皆、多かれ少なかれ何かしら"自己満足"を得たく、日々生きていると言える。
私利私欲を満たすのは無論……己以外の他者や属する共同体等といった別の何かの為に生き、それが叶い報われることで得られる達成感・充足感もまた"自己満足"と言えよう。
中には、その自己満足すら碌に得られぬ不憫な者もいるだろうが………人間は皆、「魂の充足」を乞い願い、生きているのではなかろうか。

―――ルクレチアの愚かな連中も皆、面倒で厭なことは強き他者に押し付け……自分達だけは、身勝手な自己満足を得られるがままに人生を全うしたいと願っていた。
そして、そんな奴等を滅ぼした私は………"人間"の全てを否定し、滅ぼし尽くしたいという……奴等以上の最悪の自己満足を得ようと決めた。
もはや、やり直しも……贖罪も……何もかも叶わぬ以上……"魔王"らしき、邪悪な在り方を全うするまで。

―――――それを否定したくば、精々足掻いてみせよ。
誰しもが肯定する"自己満足"を得ることの出来た、英雄たちよ………。

269 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/07(Tue) 09:43
#$%&〜
(キューブが何かを伝えようとしている)

270 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/07(Tue) 19:56
勇者が魔王になっちゃうんだ?

271 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/07(Tue) 19:57
もりべのじーさんの弟子になるか
心山拳老師の弟子になるか


どちらか選べ

272 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/08(Wed) 21:44
>269
………先ほどから音を立てているが、何の心算だ?
―――いや、違うな。 正確には……"何を言って"いる?
貴様があの宇宙船にいた時は、周囲には"自律思考型ロボット"なる存在への一定の認識と理解を持つ者がいたが故に、人語を介さずとも其れなりにやれたのだろうが………
生憎私は貴様たちの時代のような技術・文明レベルが進んだ世界の者ではない故……「見慣れない魔物の鳴き声」程度にしか受け取れぬ。
言葉を介せぬというのは、何かと不便なものだ。 貴様の生みの親のカトゥ―に、いずれマザーCOMのような「言語機能」を備え付けて貰うがいい。

―――――尤も、それは貴様が生きて元の世界に生還できればの話、だがな………。
貴様が何を言っているかは皆目解せぬが……言わんとしていることは、朧気ながら分かる。
即ち………「人間でありながら、"人間"を否定するのは虚しい」とでも伝えようとしているのだろう。
だが……貴様も短い間ながら見た筈だ。あの船の中でいがみ合い、日々大義名分や題目等でも挙げるような、"平和"だの"調和"だのを自ら否定する、醜き人間達の姿を。
生還できたとすれば、それからも貴様はカトゥ―の"家族"として過ごし、様々なことを数多く学んでいくのだろう………歪で悍ましき「人間の本質」も含めて、だ。

―――――それでも貴様は……マザーCOMと同じ道を辿らずに………"機心"の中に宿りし「ヒューマニズム」を、抱き続けられるかな?

>270
その通りだ……切っ掛け次第で、誰しもが魔王になり得る。
それは、"勇者"であっても例外ではない……所謂、"闇堕ち"だ。
そして、一度堕ちれば決して後戻りも取り返しも付かない。魔王から勇者への"光昇り"などというものは聞いた覚えは無かろう?
貴様たちの世界で流行りの、所謂「異世界転生」ものの物語の中には、或いはあるやもしれぬが………
"魔王堕ち"はあっても、"勇者・英雄昇り"なるものは……まず無いだろうな。

―――所で、その口振りからすると……「LIVE A LIVEの物語」を知らぬ者であろうか。
"勇者"が"魔王"に堕ちる話は、これが唯一という訳ではないが……「LIVE A LIVE」においては、私たちの世界の"中世編"で語られる。
知らぬがそれなりに興味があるならば、これ以上はネタバレになる故語らぬ。是が非でも貴様自身の手に取り…触れてみるがいい。

―――――そして、知るといい。 私たちの世界で、一体何が起きたのかを………。
顛末を知った時……どう感じ、どう受け止めるかは―――――貴様次第だ。

>271
………何故選ばねばならぬ?
骨法を極めし老拳士"モリベ"だろうと、心山拳"師父"だろうと……弟子になる心算もない上、出来よう筈もない。
それぞれ、編み出し技の有用性は目を見張るものがあるが………それを目当てに弟子入りするなぞ、筋違いも甚だしい。
そもそも、貴様の指図を受ける謂れはない。

―――あの者達は、自身の強さを磨く道において"拳"を選び…… 私は"剣"を取った。
強さは強さでも……拳で得る強さと、剣で得る強さでは、根本で異なる。
生き方・考え方も別々である以上、仮にタカハラ同様に得ようとした処で……オディワン・リーが言う処の"付け焼刃"止まりだ。
そんな中途半端な"付け焼刃"で技を得る事自体………あの者達と、己自身への侮辱でしかない。

―――――逆に、貴様は一体……如何なる考えでそんな選択を迫ったのか……‥私から聞かせて貰おうか?

273 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/09(Thu) 09:29
魔界となったルクレチアの中でも、本能のダンジョンに住むアムルクレチアは異質な存在ですね。
魔王の影響が及ばないのは、住んでいる場所と本人(人?)の力でしょうか?

274 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/09(Thu) 20:09
勇者オルステッドもまた勇者に倒される運命なのだ

275 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/11(Sat) 00:27
>273
あの、古くからルクレチアに住み着いているという巨大なゴールデン・カープ(黄金鯉)か。
私のオディオの力と、各世界の憎しみの念を吸い取って創り上げた魔物達と違い…唯一私の息が掛かっていない。
何故か、貴様たちの世界の「カンサイベン」なる言語で喋る上に、「ゴールデン・チョンマゲ」を欲しかる珍妙な奴だ。
もしや、過去の時代の二ホンの"オオサカ"の成金辺りの生まれ変わりかとでも勘繰りたくなるな。
アレもアレで……ルクレチアの謎の一つと言っても良いな。

………アレの正体は、自ら「ルクレチアの歴史よりも長く生き、自身が神格化したようなもの」と答えているが………
その言を信じるならば……長年生き続けて年経た鯉が、やがて力を得て神格化を遂げたことで、私の力の影響をも受け付けず……
そして、ルクレチアについても我関せずのまま気儘に過ごしているといった処か……。
ある意味…こうした者が一番幸せなのやもしれぬ。幾世もの時が経ち、あらゆる他のものが変わり移ろおうとも……自身だけは何の変化も受け付けず、自身の思うが儘に在り続けているのだからな。

―――しかし……この世に永遠不変なるものは存在し得ぬ。それは、たとえ神や神格化した者とて例外ではない。
………いつしか、良きにしろ悪しきにしろ…何かしらの形で彼奴自身の在り方そのものの変化が求められる日も来ることだろう。
その瞬間、彼奴が抱きし想いとは……果たして歓喜か……憤怒か……悲嘆か………或いは、何もないのか………
―――――いずれにせよ、私たちには知る由はないだろうな。

>274
―――「運命」か。 随分軽々しく言ってくれるな。
その言葉が真実ならば……都合良き存在として"勇者"と担ぎ上げられた事も……信じていた者達に裏切られ、"魔王"に堕ちた事も……
………そして、各世界より呼び出した"勇者"達によって打倒される事も―――全ては最初から定められた「運命」だという訳か。
ふん……不愉快の極みだな。都合の良い時だけ、「運命」なる言葉で結論付けるとは。
ならば………私が勝利した暁には……私諸共、各世界の"勇者"達だけでなく………
"ハルマゲドン"であらゆる次元・あらゆる世界が消え去り、滅びゆくこととなる。
即ち………私が彼奴等に倒される「運命」を覆し、私の願う「人間という存在全ての滅亡」が叶う―――それもまた、「運命」と言わせて貰うぞ?

あの日以来……「運命」なるものも、唾棄すべきものと見做すようになった。
少なくとも…"魔王"となって人間共自身の愚かしさ、身勝手さを絶望と共に思い知らせようと決めたのは…私自身の意志だ。
それを………「運命」などという言葉で………いとも容易く片付けるなッ。

彼奴等が生き抜くかは彼奴等の力と信念次第であり……逆に、私が滅びを齎せるかも……私自身の力と"憎しみ"の強さ次第だ。
「運命」ではない………決めるは、どちらの力と信念・想念がより強いか、よ。
―――尤も、"魔王"として招く以上………易々と"勇者"達に負けてやる心算はないがな―――。

276 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/11(Sat) 08:01
………>273への追記だ。
アレが住んでいる場所の"本能"のダンジョンには、逃げ続ける勇無き弱者達の末路を示すオブジェとして、
石化したワタナベ親子がいる。つまりは………"そういう事"だ。
影響を受けていないのはアレのみであり……やはり、アレ自身の力に拠るものだろう。……それでも、ハルマゲドンが起きればアレとて無事で済むかは分からぬが、な。
どうにも返答しきれていないと思えた故、追加とさせて貰おう。失礼したな………。

277 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/11(Sat) 08:39
一片の悔いもなく、己が人生を生きる
簡単そうに見えて、何と難しい事よ

278 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/11(Sat) 20:08
キューブは癒しキャラ?

279 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/12(Sun) 10:04
>277
ふむ……言い得て妙だな。人の『生』とは………それに尽きる。
生きる以上……それぞれの生を送る中での悩みや苦しみは必ず芽生え、困難が立ちはだかる。
それを無事に乗り越えられれば、苦労の重さに比例して喜びも一入だが……何かしらの取り返しのつかぬ失敗や過ちを犯せば……消えない後悔となって残る。
悩みも苦しみもなく、一切の悔いも残さない存在など、人でなければ"常に正しき全能の神"であり………人であれば、"亡者"だ。
分相応に己の身の丈を弁えた上で……それでも悔いを残さぬよう、一度きりの生を真剣に生きる事こそが…ありきたりに思えて一番難しいのだろうな………。

―――但し、"後悔しない"という事には……忘れるか、そもそもの自覚自体が無いことも含まれる。
何かしらの過ちを犯した時……それを真摯に受け止め、自省の為の戒めとするならば兎も角………
碌に受け止めも自省もせずに開き直り、自己弁護や自己肯定に終始して恥じ入らぬことで後悔せぬ者は……愚劣の極みよ。
悔いつつもそれに圧し潰されず、真剣に悩み考えた末に克己するか……悔いすらもせずに居直り、やがてあっさりと忘れ去り、無かった事にするかで……その者の生の価値は決まるだろう。

―――――かつてのルクレチアにおいては、大臣がその最たる例だったな。
思い出すだけで虫唾が走る。牢から脱出した私に命懸けで挑む兵士たちを余所に、いけしゃあしゃあと玉座に座っていた挙句……
保身の為にルクレチアを私に売り渡してきた時は……絶句して答える気にもなれなかった。
それから、名実共に魔王になった後に再び城に来た時………醜悪さに拍車が掛かっていた。

『何故わしがこんな目に遭わねばならない!?』『わしは何も悪くない! 悪いのはお前じゃないか!』『嫌だ! 死にたくない!!』『神よ! この悪魔に天罰を!!』

……己のかつての言動を何ら省みず、悔いもしない上に…聞くに堪えない言い訳や罵詈雑言を喚き散らすだけの屑故に生きる価値無しと見做し……滅びを与えてやった。
そして……ルクレチアに限らず……あらゆる人の世は、所詮大臣の如き脆弱で醜悪な人間が殆どを占めるのだと………私は断じた。

―――違うというならば………私の得た答えを上回るに足る"答え"を………あの英雄達から、しかと見せて貰おうぞ―――。

>278
「癒しキャラ」とは………貴様たちの世界で謂う処の、「心を和ませ、安らぎを与えてくれる可愛げを持つキャラ」という事か。
ふむ……教わったばかりの「コーヒーを配る行為」で、澱み荒んだ心になっているクルー達に一息を尽かせる……
リメイク版では、言葉は喋らずとも「電子音」を駆使し…悲しい時やピンチの時などには低い音で、喜んでいる時などには高い音で反応することで感情表現が豊かになり……
何より、戦闘においては範囲状で体力回復+状態異常回復効果を持つ「ハイスピードオペ」で、実際に言葉通りに仲間達を癒す……
―――ふむ、貴様の言う通り……「癒しキャラ」であることは間違いないな。

………但し、攻撃面では他の英雄達に劣ってしまうが為に、主人公ながらサポート要員にならざるを得ない。
それ故、サポートの必要が無い状況では…時を持て余しがちになってしまう。
そんな彼奴にも、攻撃面での活躍の場を与えるには……アキラが持ち込む、ロボット用の「兵器アイテム」が必要だ。
近未来編でのタロイモ用の「兵器アイテム」をキューブにも転用させる事で……癒しも戦いも熟せる「マスコットキャラ」になること請け合いだろう。

―――中には、特に強力ではあるが「昭和キントト砲」だの、「昭和ヒヨコッコ砲」だのという珍妙な兵器もあるが………。
幾ら強くとも、そんな兵器で止めを刺されれば………死んでも死に切れぬ。
………せめて私と戦いし時には……くれぐれも、それら兵器での打倒はしてくれるなよ?
"人の心を得し、人ならざる者"よ―――――。

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