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あの世で俺に……詫び続けろーーッ!

1 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/07(Thu) 20:42
ヒャーッヒャッヒャヒャァ!
面白ぇ程簡単に引っかかってくれたなぁ!?
ここはライブ・ア・ライブのネタスレだってのにお前はよぉ。
お前の引き立て役だった過去に別れを告げる為に、
俺はやってやるッ!

315 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/03(Mon) 11:09
>313
ふん……またもや招かれざる酔狂な客か。
それも、師を超える為に食材を求め…この魔界と化したルクレチアの魔物の肝目当てで来るとは。
その"ある魔物"とやらを倒せるかは別としても……わざわざこちらに来るとは、莫迦な奴だ。
ここは私の支配下にあり、外界とは完全に切り離された別世界だ。
そして、一度入れば最後………私が死なぬ限り、永遠に出る事の叶わぬ絶望と死の世界だ。私も貴様などをここから出してやる心算も、その義理もない。
「魔王なんかどうでも良い」などと言っていられる余裕があるのかね?

―――それとも……魔物を倒して肝を手に入れるついでに……私も倒すか?
私を倒さぬ限り……師を超える事はおろか、生き延びる事すら出来ぬぞ。
持っているであろう包丁で刺し殺しでもしてみせるがいい………出来れば、だがな。
尤も、"食"の為ではなく……"殺す"為に使い、血に染まった包丁で作る料理などで、貴様の言う「師匠超え」を果たせるかは怪しいものだ。

何より……「食とは他の生物の命を"頂くことで生きる"」ということでもある。
師を超える為ならば、"ある魔物"を殺して肝を奪う事も厭わぬという態度からは……「食の為に命を奪うという行為」に対して思う処が、何ら見受けられぬ。
単に腕が凄いというだけで増長した、傲慢な者が弟子とは……貴様の師とやらは、一体今まで何を教えてきた?
そして貴様は………料理以外の、何を学んできたというのだ?

―――所詮貴様もまた、救いようのない人間の一人か。
挑むならば来るがいい。返り討ちにしてくれよう。
私から逃げても構わぬが…この世界からは脱出できぬ上、魔物があちこちに跋扈している以上……死ぬのも時間の問題だ。
悲願も果たせず、名も遺せぬまま―――愚かな有象無象の一人として、ここで消え果てるがいい。

>314
それは……「者に拠る」としか言えぬだろうな。
心身を鍛え、技を磨くとはいえ…「格闘技」はあくまで、貴様の世界での娯楽や競争の中でのみ存在が許されるものだ。
一定のルールや時間制限などで縛られるだけでなく、何より命の奪い合いではない「格闘技」と違い……化物・魔物との戦いには、そのような決まり事も禁忌もない。
正真正銘、弱ければ死に、強ければ生き残るという、シンプル且つ過酷な戦いだ……あくまで「スポーツ選手」止まりの闘士では、そこまで強くはなれないだろう。

―――その点、タカハラは"最強"を目指すが故に、それぞれの格闘技におけるどんな縛りも気にせず、強さを磨ける立場だ。
食い扶持を稼ぐ為に強くなるのではなく、「世界で最も強くなる」事そのものを目標・信念として持ち合わせているが故にな。
だからこそ……突如ルクレチアに呼ばれ、魔物と戦う羽目になっても生き延びられる訳だ。

些か不本意ではあるが、格闘技の強さだけではなく…タカハラのような心の強さも抱くことで、ようやく化物とまともに戦えることが出来るだろう。
もし貴様がタカハラに憧れ、彼奴のような闘士を目指すというならば………それ位の事は心しておくことだな。

316 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/03(Mon) 19:46
オルステッドを救済したかった……(涙)

317 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/05(Wed) 09:50
オルステッドとストレイボウ、お互いのいいところを言い合ってください。

318 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/05(Wed) 20:30
PSYCHOで夜露死苦〜♪

319 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/05(Wed) 21:14
>316
ふう……またもや憐憫を向ける者か。
以前の返答でも述べてきたが………変われるものなら立場を変わってやりたいという訳でもなければ……
単なる「悲劇の悪役」として憐れむ"だけ"で済ませるようなものなのであれば………要らぬ世話だ。
繰り返すが、浅薄な憐憫など無用……"教訓"や"戒め"といった、次の段階に進むものにもならない以上、侮辱に他ならぬ。

―――ただ……それでも、個人的心情として如何しても憐憫の情が絶えぬのならば………
……貴様たちの世界の二次創作物の幾つかには、LIVE A LIVE本編終了後の私の物語を考える物好きもいる。
その中で、私が知る物には……生前の姿と大差ない魂の形で別の特殊な世界に転移後…過去の罪業に苦悩し、葛藤しながらも……
………今そこに存在する理由・答えを、己なりに見つけ出そうと足掻く"私"が描かれている。
あくまで二次創作と割り切った上で、それでも「私の救済」なるものを見たければ……そちらの物語を勧める。
―――ちなみに、作品名のヒントとしては……「"マルコポーロ(?)"の魔王譚」と言っておく。
それなりに昔の作品であり、話の総数も多い故……暇を見ての閲覧を勧める。
ただし、所謂他作品との「クロスオーバー」物で、個人によって好き嫌いが別れる故……閲覧するかどうかは、そちらで決めるがいい。

>317
あいつの良き所、か………。
今まであいつについて言及する際、何度も繰り返し述べてきた事だが………昔からあいつは頭が良かった。
子供の頃から私よりも物の見方が広く……いつも先のことを見据えた言動を取っていた。
如何なる経緯で波長が合ったものか……他のかつての友たちよりも、あいつは特別な存在だった。
最初のレスでも答えたように………たとえ如何なる事があろうとも、この友情は不滅だと………本気で信じていた。

共に城に仕えてからは、日々の仕事や立場の都合上、顔を合わせる回数は減っていったのだが……それでもあいつの事を忘れることは無かった。
当時は周囲から称賛されること自体は素直に嬉しくはあったが……私ばかりが注目され、あいつがまともに評価されていない事は、私なりに気になっていた。
「私は剣士として腕が立つのは確かだろうが……あいつも、優れた魔術師として実績を積み、貢献を果たしているのだがな……」と歯痒く感じてもいた。
だが、それを態々口にするのは野暮であり、何よりあいつの自尊心を傷つけることにしかならないと思った。
負けず嫌いな処もある故……本当に辛くなるまでは、あいつは自分の力で逆境を克服しようとするだろうと考えた。
昔から努力家であることも知っていた為……実力で周囲を見返さんとする「心の強さ」も持ち合わせている………そう、信じていた。

―――――結局は……あいつの本心を与り知らぬ、私の思い込みから来る………買い被りでしかなかった。
そんなあいつの裏切りで、私の信じた"不滅の友情"は容易く崩れ………"虚しき幻想"に終わってしまった。
ふふふ………何度改めて思い出してみても、あまりにも滑稽で………お粗末極まる話だな―――――。

320 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/06(Thu) 20:34
ブリキ大王に歌がついたの知ってる?

321 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/07(Fri) 20:56
とある村では魔王への生贄として少年が捧げられたらしい。
崖から突き落とされた少年は当然村を憎み、大人になって報復を行おうとした。
が、大人になって憎悪を燃やし続けた男の眼に映ったのは大国の戦争に飲まれて跡形もなくなった村だけ。
それから人々の願いとは裏腹に広がり続ける戦争に、男は答えを出した。

愛がある限り、争いは生まれる・・・想いがある限り「苦しみの世」は変わらぬと。

オルステッドと筋道は違っても似たような結論に至った者はいる事を考えると、誰もがオディオになる可能性は十分にあるな・・・。

322 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/07(Fri) 21:04
>318
近未来編での戦闘時に流れる曲か。
主人公のアキラは"パンクファッション"なる格好のフリョウ少年であり、彼奴の兄貴分のムホウマツは"ハーレー"なる鉄馬を駆る、タイヤキ屋なる菓子売りの男。
そんな彼奴等の織り成す近未来編の戦闘曲は、"戦い"というよりは"喧嘩"をイメージさせるような、荒々しくも格好いい音楽として人気が高いようだ。
曲名の"PSYCHO"はアキラの超能力を示しているが、"夜露死苦"は………ニホンゴの挨拶の一つの「よろしく」に、ヤンキーやボウソウ族なる破落戸達が当て字をして使う言葉か。
そんな曲名通りの挨拶を、実際にアキラがしているのかどうかは兎も角……。
リメイク版ではエレキギターやサックスという楽器によるアレンジも相まって、更に格好の良い曲になっているという印象だ。
それに、SFC版では「ローキックが最強技」などと揶揄される程に弱すぎたアキラが、今作では強化されている。
これでこの曲に乗りながらの複数敵撃破を決めるという事も出来て、彼奴のファンにとっては喜びも一入であろうな。

―――ちなみに、私はこの曲を聴く際……筑波研究所に強行突入したアキラ(&タロイモ)が、黒服やガードマン達の追走に遭いながらも……
ムホウマツとの合流を果たし、黒幕に近づくべく研究所内を疾走する場面を想像する。
……その先で知る液体人間の研究の実態は、そうした曲調とは一転して陰惨でおどろおどろしい事この上ないが、な………。

>320
ああ……私も聴いた。オープニング時に流れる「GO! GO! ブリキ大王!!」か。
SFC版では、オープニング時に歌詞が表示されるのみであったのが……
作曲をヨウコ・シモムラ、作詞をタカシ・トキタ等に加えてかのカズヒコ・シマモトまでもが手掛け……
それをボーカルのヒロノブ・カゲヤマが力強く熱唱するだけでなく……
挙句、オープニング映像は貴様たちの国で以前流行った、「ロボットアニメ」なる映像娯楽を明らかに彷彿とする構成と来た。
技術進化したリメイク版において、特に凄まじき力の入れ具合だ。
7つの物語の中では…近未来編は最も優遇されていると言ってもいいであろうな。
3番まで歌詞がありながら、肝心の本編では1番目しか聞けないのは残念な処だ。

……上述したSFC版でのアキラの弱さについても、「アキラが弱い!」とカズヒコ・シマモトが相当嘆き、訴えていたそうだ。
それもあってか、「もはや"ローキックが最強"とは言わせない」とばかりにリメイク版のアキラは強化された。
それに、シマモト自身「LIVE A LIVE」に相当なる思い入れがある模様で、近未来編を描いた同人誌なる絵読み物まで刊行する程だ。
更には…公園でプロポーズ成立直前に女に逃げられ、悔恨に満ちた魂の叫びを挙げる男の声も……シマモトが当てているとまで来た。
絵姿といい、作詞といい、同人誌といい、声当てといい……"近未来編"はカズヒコ・シマモトを抜いては語れないと言っても過言ではないだろう。

………ちなみに、シマモトは私たちの中世編の物語を描いた同人誌も刊行している。
私は観たことはないのだが……シマモトから視た私たちの姿とは、如何なるものに映ったのであろうな………。

323 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/08(Sat) 19:41
俺は今、オルステッドにビビってる

324 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/08(Sat) 20:18
>321
村の存続という"エゴ"の所為で人身御供にされた少年が死なずに生き延び…
復讐心を糧に成長していくも…当の復讐の対象の村は、より大きな力を持った国家間の戦争の巻き添えに遭ってとうの昔に滅び…
平穏に暮らす者達の願いとは裏腹に、絶えず争いと憎しみの火種は広がり続けるという……そうした、無常な人の世の在り様を垣間見ることで…
―――「人の"愛"がある限り、争いは生まれ……人の"想い"がある限り、苦しみの世は変わらない」という答えを見出す、という話か………。

確かに……愛を抱くが故に、その対象となる掛け替え無きものを護るが為に、命懸けで戦う。
護れずに奪われてしまった刻は……愛が深いほど、それを奪った者への憎しみとなりて仇を討つべく戦う。
そして、想いは強くなれば執着となりて……満たされなければ、却ってそれを満たしたいという反動でより執着が強くなり、苦悩する。
挙句、時には自己のみならず……己が執着を満たさんが為に他者に何かしらの犠牲を強いることで、他者にさえ苦悩を抱かせ続ける。

―――そう………人がこの世に生きる以上、決して悩み…苦しみ…争いなどが絶える事は無い。
人の世とは……どこまでも因果で、深き業に満ちた……理不尽で歪なものだ。
正義…道徳…人道………それらは皆、人間が自身のそうした醜悪さを糊塗し、正当化する為の方便でしかない。
より力の強き勝者のみが、それを主張できる権利を持ち…独善的な主義を押し通し…全てにおいて在り方を肯定させられるのだ。

―――――そんな世が赦せず、強き憎しみを抱きし者こそが……「オディオ」となる。
貴様の言う通り………魔王となり得る者とは、私だけではないという事だ―――。

>323
ほう、私に怯えるか……。
まあ……その反応は自然であろう。何しろ誰もが恐れ、忌まわしむ"魔王"だからな。
それも、ルクレチアのみに留まる魔王ではなく、今やあらゆる時代・世界を超えて干渉できる。
そして、いざという時には究極技の「ハルマゲドン」で……全てに滅びを齎せる力をも得ている。
そんな魔王とは、恐れられて当然の存在だ……そこまで拍が付いたという事を歓喜すべきか、或いは自嘲すべきか………。

………それで、怯えるから何だというのだ?
私にとってはごく当たり前の反応故、それだけで済まされても…正直言葉と反応に困る。
勇気と覚悟を持って私に立ち向かう者でも、人間の中でもより度し難き愚か者でもない有象無象の一人なぞ、ここでは処すまでも無い、取るに足らぬ存在だ。

ただし……今更ではあるが、何かしらの問いを送ってくる分には随時応じよう。
あくまでこの場限りの、ほんの一時の戯れよ………程と分を弁えぬ、ものの程度を逸した内容でもない限りは、聴こうではないか。

325 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/09(Sun) 10:00
憎しみだけでなく、怒り、悲しみ、妬み…
負の感情があるかぎり魔王は生まれるのだ…

326 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/10(Mon) 21:57
星は平等だ、魔王であっても勇者であっても・・・全ての生命を産む星と言う母から見れば如何程の違いがあろう?
全ての命は、星に還る・・・そしてまた、別の世に零れ落ちる。その先など見えはせぬが。

私もまた、星に還る・・・魔王よ、お前もまた星の子だ。どれだけ否定しようとそれは変わらぬ。

327 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/11(Tue) 20:06
原始人の子がかわいい

328 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/11(Tue) 21:01
>325
魔王を生む原動力となるものは、何も憎しみ(オディオ)だけではない、か………確かに一理あるな。
誰しも抱き得る負の感情とは、凄まじいエネルギーを齎す。
ストレイボウに至っては、「友情余って妬み百倍」とでも喩えるべきか、私への嫉妬と殺意の化身に成り果てていた。
もしあの時私が敗れ、ストレイボウが生き残ったならば……先にも答えたように、嫉妬を意味する魔王「インウィディア」となっていたのではなかろうか。
あいつの殺意の対象は私だけでなく……眼の曇り切ったルクレチアの連中にも向けられるだろうからな。
負の感情を突き詰めて最大限にまで膨張し切ったその時こそが………人間が魔王になる瞬間なのだろう………。

――― 一方で、負の感情とは凄まじいエネルギーを齎すと共に……自身を蝕み……破滅へと誘う諸刃の剣でもある。
たとえ最悪の形で目的を達成でき、当初は満足感を得られたとて……そんな感情に囚われ切った者が、碌な最期を迎えられる試しなどはない。
仮にあいつが名実共に魔王になっていたとしても……破滅は必定であることは間違いない。

………そして、それは私も同様だ。
もはや憎しみに囚われ切った私には………未来も……希望も……救済も、一切ない。
魔王になった以上は………全ての者に絶望と破滅を与え、人間が今まで築いてきたもの総てを無に帰すという、魔王らしき最期を遂げるまでだ。

>326
………何とも詩的な事を言うものだな。よもや、貴様は詩人か?
まあ……言い得て妙ではある。我々は皆、この星から誕生している。
そして、生ある者はいつかは必ず死に、この大地へと還る。輪廻転生とやらが真かどうかは定かではないが……。
ともあれ、"星"という単位でみれば…それぞれの誕生から死までの過程が如何であれ、あらゆる生命とはその繰り返しであり……
"勇者"にせよ、"魔王"にせよ……私たちの時代での経緯など、悠久にも等しき刻を存在する"星"から視れば、ごく一瞬の出来事でしかないのだろう。
即ち………星から視れば、ほんのごく一瞬でしかない間に"私たち"が生を受け、"生きている"ことを実感出来るという事とは………
何兆分の一の確率の……まさに、"奇跡"と言っても良いのかもしれぬな。

………そんな奇跡を私たちに授けた、この母なる星とは斯様に美しいというのに。
―――――「人間」という生き物は、何故に斯様に醜いのか。
もし、母なる星に明確な意思があるならば……いつまでも愚かで醜いままの、人間という"子"に愛想を尽かし……こう嘆くことだろう。

―――――『産まなければ良かった』『愛さなければ良かった』、とな………。

………尤も、斯く言うこの私ですら、貴様の言う通りその一人でしかない。
ならば……救いようのない不出来な"子"のケジメとして、自らの不始末にはケリを付けねばならない。
貴様が星に還るのは勝手だが……もはや私を含め、私の代で人間という存在をこの星から消去し………
………人間の時代に終焉を迎えさせることは、決して変わらぬものと思うがいい―――。

329 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/12(Wed) 20:40
お前もヘビーモスが怖いと思うか?

330 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/13(Thu) 20:34
>327
かの"愛という名の幻想を得し狩人"を、可愛いと言う者がいるか…。
ふむ……彼奴は狩りをようやく許されたばかりの、まだ少年相応の年齢と顔立ちではある。
だが、狩りの時は兄弟同然のゴリと共に、本能のままに勇敢且つ我武者羅に戦う。
そして、異部族の少女に一目惚れし……一途を貫いたが為に部族の掟に反した所為で追放されても尚……
彼女への想いが冷めることなく、お〜でぃ〜お〜を倒し……最後まで守り通した結果、愛を成就させた。
可愛いというだけでなく、勇敢でもあり……一途で優しいと言っても良いのだろうな。

………そんな彼奴の在り様を視れば視る程……私自身の無様さや…惨めさが際立つ。
愛する者を守るべく戦ったという点では同じ筈なのに……私と彼奴とでは……何故にここまで差が出てしまったというのか。
あのような経緯があったが為……私にとって、「"愛"など結局は幻想だった」という答えを抱くこととなった。
それを彼奴にも思い知らせるべく呼び出したのだが……言葉がまともに通じないのは、今更ながら誤算であったな………。

>329
………ベヒーモスが怖いか、か。
「魔王に成り果てた今、何を恐れよと言うのか」では身も蓋も無い故、剣士だった頃に遭遇したと仮定するならば……。
率直に言うならば……「怖いか怖くないかで言うならば、"怖い"」だな。―――意外かね?
微塵も怖くないと言えば?になる……強力な未知の存在には、誰しも恐れを抱くものだ。

―――但し、ただ怯懦に震えるままの"恐れ"とは違う。
例えば、アリシア救出の旅の最中……未知且つ初遭遇の魔物と対峙した時は……常に油断は禁物だった。
どのような習性や攻撃手段を持ち…如何ほどの脅威足り得て…そして如何にして生き抜くか………全てが本番だった。
また、ベヒーモスは"新種の生命体"という、まさしく未知であり……且つTIPS曰く「民間流通の兵器では歯が立たない」程に強力だ。
………であるが故に、「"正しく冷静に"恐れ、その上で対処する」―――もしベヒーモスが害意を持つ魔物として襲ってきた時は、あくまで剣士として振舞うだろう。

―――尤も……ベヒーモス以上に遥かに恐ろしい化物がいる。
その拿捕した新種の生命体を……軍事利用し、恩恵に与ろうと考える…宇宙軍の連中だ。
多少の犠牲を容認してでも、自分達の管理・支配下に置き……都合よく利用しようという浅ましき欲に駆られた………
―――――そんな欲望の亡者たる"愚かな人間"こそが、真に恐ろしく……悍ましい化物だ。
身勝手な人間の都合で捕らわれた挙句、未知の恐怖に怯えて精神錯乱した末に……ダース伍長にとっては正当防衛とはいえ、最期は殺された(小説版参照)。

………ベヒーモスにとっては、「人間こそが恐ろしい」と感じたのではないかと思えてならないな。

331 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/13(Thu) 21:31
くらえー、魔王を倒した伝説の技


デ ス ト レ イ ル !!!

332 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/14(Fri) 22:35
>331
―――――くッ!?


…………ふぅぅ………今の一撃は、流石に多少効いたぞ。
かつてはハッシュが使い……私もまた使えるようになれた技を……今度は私が受けることになろうとは。
向ける側から、向けられる側になったという………まさに皮肉としか言いようがないな。

―――――だが、足りぬ………私を屠るには、到底足りぬ。
この技を使える以上、貴様もまた"勇者"なのだろう………だが、魔王を超える程の邪の力ではない。
「デストレイル」とは……勇者でありながら、「邪を以て敵を討滅せん」が本質。
翻って……貴様の邪は温すぎる。「邪に縋ってでも、絶対に魔王を倒す」という程の気迫や執念が感じられぬ。
「くらえー」だと………笑わせるな。 所詮児戯にも等しい。屠るに足らぬ、"多少"止まりだ。
貴様如きが私を倒す"勇者"など………片腹痛いッ!

……このまま魔王として滅ぼしてもよいが……良いことを思いついた。
特別に、貴様に本物の「デストレイル」を見せてやろう。(剣士だった頃の姿になる)
かつて"勇者"だった、私からの餞別だ………遠慮なく味わえ。

――――――――デ ス ト レ イ ル ! ! !

………ふっ、どうだ?
"オディオ"を源にした、正真正銘の邪の力に裏付けされた技の味は。
「死への道(デストレイル)」は私ではなく……貴様が往くがいい―――――。

333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/15(Sat) 09:07
魔王を倒し、俺が最強になる!!!

334 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/15(Sat) 20:52
お前も超能力で心を読まれるのはイヤか?

335 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/16(Sun) 18:26
>333
貴様はタカハラ………ではないな。
最強を求める点では同じだが……今の彼奴は既に「最強の称号」を得て、数多の猛者達に挑まれ続ける宿命の道を進んでいる最中だ。
少なくとも……魔王を倒すことでの"最強"などを目指すタマではあるまい。
彼奴等のように力を合わせて、ではなく………ただ独りで、己の力のみで挑みに来る、またもや酔狂な手合い、か………。

………まあ、誰であれ……挑むならば望む処よ。
私を打倒し、名実ともに最強の看板を戴けるかは甚だ疑問だが……いざという時には「ハルマゲドン」を発動出来る力を持つ以上、強ち間違いでもないやもしれぬ。
そんな私を倒せれば……「魔王を超えた者」には、間違いなくなれるだろうな。
貴様にとっては、さぞや挑みがいがある事請け合いであろう。

―――――尤も、打倒を果たせた処で………それは魔王以上の化物になる、という事以上の意味を持たぬがな。
魔王を超えた"最強"とやらになった者は……謂わば、"人を超越した存在"であるといえよう。
それは果たして……あくまで、"人間"としての強さと輝きを抱き続ける、かの英雄達と同じと言えるのか?
―――否。 単に、魔王より強いという"だけ"の化物だ。
そんなものを目指すのは貴様の勝手だが……つくづく愚かなものよ。
無論、貴様などに易々と命をくれてやる心算はない。 「最強」に眼が眩んだ、後先を考えぬ俗物如きにはな。

―――さあ、来るがいい。
愚か者の生涯に、直々に終止符を打ってやろう―――。

>334
生憎だが……その問いに関しては、>289からの問いへの返答で既に述べている。
そこにあるように、普通ならば当然忌避するが、かの"怒りにより勇気を得し術士"は英雄たる故に特別であり…
彼奴の全てを、抱きし幻想ごと否定し尽くす前に………ルクレチアの悲劇と、私の絶望と憎悪の深さを、彼奴に思い知らせる分には寧ろ丁度いいと考えている。
でなければ、彼奴を態々招待する意味も甲斐もないからな……。

返答できる内容がどうにも被るものと見られ、これ以上はあまり答えようがない故……こればかりはご容赦願いたい。

336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/16(Sun) 19:05
リメイクが出てからはどうだかわからないけど、ストレイボウは死後ちゃんと反省と後悔をしていたが、
アリシアは全くやったことを反省していない。と言う見方をする人が多くて、生前はストレイボウが悪いけど
死後の罪との向き合い方に関してはアリシアはストレイボウより悪い、という考えの人が多かったみたいです。
この意見についてどう思いますか?

337 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/16(Sun) 21:19
心山拳老師のお墓参りに言って来ようと思います

338 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/16(Sun) 21:45
人を傷つけて自分を護る弱さは
空しさを残してやがて自分も傷つく

今の時代、この歌のように真実を知らせる事が重要なのだ。

339 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/16(Sun) 21:57
鎮魂、歌ったりするん?

340 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/17(Mon) 09:44
この世に悪があるとすればそれは人の心、か…
憎しみのあまり魔王になるとは業が深いものよ

341 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/18(Tue) 19:51
閉ざされた宇宙船で迫り来る恐怖


この恐怖に打ち勝てる者は少ないのだ

342 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/18(Tue) 22:06
>336
"心"のダンジョンにてストレイボウが「俺の……せいなのか……あいつが………ああなってしまったのは………」と言っていたことに比べ、
アリシアは「お願いです……止めて下さい………オルステッドを………」と、自身の言動を省みぬままに哀願していると見て取れるが為に、
そのような考えを持つ者が大半となってしまったという訳か………。
貶められた当事者の私や、プレイヤーの側から視れば……そう考えざるを得ない処は有るだろう。

―――ただ……プレイヤーの中には、或る場所(サイト)においてより突っ込んだ考察をする者もいるようだ。
と言うのも………魔王山山頂で激しい感情をぶつけて私を否定した同一人物とは思えない程……魂となったあいつと彼女は、妙に憔悴しきっている。
大臣のように死後も私を恨み続ける者もいる以上……ストレイボウは恨みつらみを捲し立て……アリシアは「あの悪魔を殺して!」と懇願してもおかしくない筈。
だというのに、まるで"憑き物"が落ちたかのような様子は……不自然にさえ思えてはこないだろうか。

―――私が思うに……これが意味する処とは。
魔王山に宿る、邪の思念のようなモノが、まずはストレイボウの負の感情に付け込み、増幅させることで墜ちさせ……
そんなストレイボウに助けられたアリシアは…有る事無い事を吹き込まれるなり、精神操作の術等で篭絡させられた、という可能性も無きにしも非ず…と考えられる。
元より、訳も分からぬまま魔王(偽)に囚われるという極限状況下にあった彼女の精神状況が、凡そまともであった訳など無かった事は想像に難くない。
実情がどうであれ、ストレイボウの思惑にあっさり嵌った彼女が、ほんの少ししか言葉を交わさなかった私よりも、ストレイボウの方に心が傾倒するのは……ある意味無理もなかったのやもしれぬ。

―――そして、最後の仕上げとばかりに……そんなアリシアが私を否定し、目の前で自害してまで私を絶望の奈落へ叩き落としたのも……
……もしやすれば、私を魔王に仕立て上げる為に……邪の思念が彼女の精神に……あのように仕向けるように働きかけたのではないか、という気さえする。
"心"のダンジョンでの、あの様子からは……死して解放された事で正気に返り、本来の自分に戻ったようにも見受けられるからな。

―――――尤も、たとえそれが真実であったとしても……。
元々付け込まれる程の負の感情を抱いていたからとも……テラスでの言葉ほど私を信じてなどいなかった為に、あっさり心移りしてしまったからとも……解釈できる。
実際にはそれぞれの局面における被害者の側面があったにせよ……あの時においては、明確な意思を以って私を否定したのは覆せぬ事実。
悔いた処で、最早届きはせぬ……。 哀願した処で……最早、止められはせぬ。

―――――そこで見届けるがいい。 私がかつて"信じた"者達よ………。
私が齎す、全ての終焉をな―――――。

>337
心山拳"師父"の墓参りか……。
確か……大志山の山頂に彼奴の墓碑があった筈だ。
その口振りからして………大志山の麓の町で、師父に救われた者の一人か。
死して後も悼む者がいるというのは幸せだ……その者の心の内に在るという形で、"生き続けている"のだからな。

―――墓といえば、ハッシュについても"勇者の墓"があったな。
旅の最中では実際には生きていたが……「他力本願に当てにする身勝手な者達にとっての"勇者"は死んだ」とでも言うべきか……何かしらの隠喩とも思えてくる。
その辺りは黙して語らずだった故……何故あのような墓を拵え、ブライオンを隠したのか……今となっては真相は分からずじまいだ。

………だが、あくまでも私の推測ではあるが………。
師父の墓に比べて……勇者の墓に、墓参りに向かった者は……誰一人いなかったのではなかろうか。
大志山と違い、魔物が蔓延っていて危険だったこともあったろうが………たとえ魔物がいなくても、同様だったように思えてならぬ。
何故ならば………誰も彼も、"人間そのもの"ではなく"勇者"という肩書を通してしか視ない、脆弱な愚者ばかりだったからだ。
そこには、肩書に拠らぬ、一個人への本当の意味での信頼もなければ……羨望や崇拝といった、凡そ理解には程遠い気持ちしかなかったであろう。
それ故に……「死んだ」と認識した途端にあっさりと忘れ去り、墓参りすらせぬという冷酷な扱いが出来る訳だ。

………その点、貴様は他力本願で愚かなルクレチアの連中よりは、まだマシではあるな。
これからも精々……その悼む気持ちを忘れぬ事だ―――。


―――――残りの分はまた後日返答する………暫し待つがいい。

343 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/19(Wed) 21:24
>338
ほう……即ち、他者を傷つけてまで己を護るという行為は"業"となり……
いつしか因果が巡り、必ず返ってくるという事か……。
その言葉に一理はあるな………何ら自覚も無く重ね続ければ、やがて遺恨となって積み重なり……
いつしか何かしらの形となって……報いが下ることだろう。
だからこそ………「何かを成すにあたり、絶対に誰一人傷つけない」という理想なり、スローガンなりが出る訳だが……
夢や理想として語る分には兎も角……現実にそれを体現できる者が、果たしてどれ程いるものやら。
上手くいかなければ、いつしかそれは理想・スローガンの他者への"押し付け"となり、結局は傷つけるという矛盾と皮肉に満ちた結果で終わる。
同じ人間同士でありながら、生き方も、考え方も、価値観も異にする以上……傷つけ合うのは、人間の宿命的な"業"であるだろう。

―――それを承知の上で、覚悟の上で……あくまで開き直らず肝に銘じつつ、それでも尚生き続けていくか……
―――それを良しとせず、人間そのものを厭悪し、否定することで整合を付けようとするか……
………私の場合は、後者で自己完結する形になった。 もはや変更や放棄なぞ、通用はせぬ―――。

>339
―――レクイエムを歌うか、だと?
何故に人間などの為に歌わねばならぬ。「真実」を知り、滅ぼすと決めた人間などに歌う価値はない。
絶望……後悔……怨嗟に満ちた悲鳴を上げながら死に逝くがお似合いだ。ルクレチアに関しては皆そうだった。
誰もが私を恐れ……怨み……憎み……罵りながら………自身の愚かしさを何ら自覚せぬまま、死んでいった。
あのような奴らに捧げる鎮魂歌も……祈る言葉などは無い。

―――強いて、鎮魂の歌にこじつけられるものを挙げるとするならば……
「ハルマゲドン」によって人の世が滅び去った直後に、何処かで響く………鐘の音だな。
それは、ただ風に揺らされるがままに鳴る、虚しき音よ……全ての終焉を告げる、誰一人聴くことのない音だ……。
いずれ、かの英雄達と戦い……私が勝ち残った暁には、この音が響くことになろう。

―――――そんな鎮魂歌などが嫌ならば……ひたすら神に祈りを捧げるがいい………決して届かぬ、祈りをな―――――。

>340
ふん……知った風なことを言ってくれる。
確かに……善も悪も………全ては人間の心から生まれるものではある。
一方で…絶対的な善も悪も存在せぬ。―――見方や立場が変われば、どちらにでも転び得るもの。
所謂、善も悪も含め……「清濁併せ?む」ままに生きるのが人間なのだろう………。

………そして、それは私もまた……例外ではない、か。
当初は祖国と民を愛し、護る剣士たらんと………謂わば、ルクレチアにとっての"善"に努めようとした。
―――その民の身勝手さに愛想を尽かし……いや、人間そのものに失望し切った末に……人間にとっての"悪"に堕ち果てた。
愛が憎しみに転じて魔王になる、か………貴様の言う通り、実に業深いものよな………。

―――ならば、悪の総称たる"魔王"らしく………絶えず繰り返される業深き人の世に……終止符を打つまでだ。

>341
ふむ……>255への返答の中でも既に述べている事だが……
宇宙船という逃げ場のない閉鎖空間の中……元々険悪だった人間関係が更なる軋轢を齎し……
その最中、クルー達が次々と死を遂げてゆくことで芽生える相互不信・疑心暗鬼……
更には、檻から逃げ出し、船中の何処かを徘徊する危険生物のベヒーモスにいつ襲われるか分からないという恐怖……
そして、自身たちの命を預かるべき存在である筈の、メインコンピューターの叛乱……
挙句、その全ての根源は……自分勝手な人間たちの、ごくありふれた在り様に起因していたという事実。
SF編とはまさしくホラーではあるが……その恐怖を生み出すのは、結局は人間でしかないのだ。

―――ただし、貴様の言うように……少ないながらもその恐怖に打ち克ち、生き残る者もまたいる。
ダース伍長然り……カトゥー然り……あの、"人の心を得し、人ならざる者"然り。
あの極限状況の下、どう振舞えるかで……その者の本質が否が応でも顕れる。
恐怖に屈し、ただ怯懦に震えるまま死に逝くか……勇気と覚悟を抱き、恐怖に立ち向かうことで生き延びんとするか……

―――「もし自分が当事者だったならば、どう振舞えるか」………貴様たちも一度、考えてみるのも良かろう。

344 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/19(Wed) 21:28
魔王を倒したら平和になるというのは嘘だと思う。

345 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/20(Thu) 23:10
オルステッドは剣士だし、ストレイボウは魔術師。役割が違うから比べること自体ナンセンスな気がする

346 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/21(Fri) 17:27
>344
その通りだ………今頃気付いたのか。
魔王さえいなくなれば平和が訪れ、ハッピーエンドを迎えられる……などというのは甘い幻想だ。
正確には、"魔王"という人間にとっての共通の敵がいなくなり……一時期的な平穏が訪れるというだけの事。
遅かれ早かれ、暫く経てば………また新たな敵が現れる。

―――――その新たな敵とは………"人間"だ。
前の返答時でも述べたが………同じ人間同士でありながら、生き方も、考え方も、立場も……
そして、伝統・文化・風習等の価値観を異にする以上……傷つけ、争い合うのは、人間の宿命的な"業"だ。
たとえ、魔王を倒す為に一致団結したとしても……それはあくまで利害の一致による一時的な同盟関係に過ぎぬ。
この世に、立場を超えた永遠不変の麗しい友情や……尊き愛なぞ……存在せぬ。
所詮は人間が思い描いた妄想であり……有り体に言えば、自身を正当化させ、美化させる為の方便だ。
何かを切っ掛けに、いがみ合い、憎み合い、殺し合い……やがて、講和なり休戦なりで一旦決着を図る。

―――――人の世とは……それを絶えず繰り返すだけの歴史なのだ。
「"平和"とは、次の戦争に備える為の準備期間」とは、よく言ったものよな―――。

>345
そう……貴様の言う通りだ。 少し考えれば誰しも分かる、ごく当然の事だ……。
役割含め、利点、価値等がそれぞれ違う故……優劣の比較自体が無意味だ。
比較するならば、同じ分野・カテゴリー内での力や技量等の差を測り、優劣を確かめるのが筋だ。

………そんな、当たり前の事を……ルクレチアの連中は理解しなかった。
ただ、"武の強さ"のみに重きを置き、それ以外は蔑ろにする風潮が蔓延っていた故に…"常識"という名の一種の同調圧力、空気となっていた。
そんな中、魔術師でありながら……武術大会にエントリーしたストレイボウを、周囲の誰もが白眼視した。
ルクレチアにおける"普通"からは考えられない事だった故……訝しみはすれど応援する者は一人もいなかった。

『"武術"大会だというのに、何を考えているんだ?』『陰気野郎がしゃしゃり出て来るな』『魔術師風情が、身の程を弁えろ』―――そんな言葉が、表情や態度から聞こえそうだった。

誰もが無様な初戦敗退を期待していたが……それに反し、あいつは決勝戦まで勝ち進んだ。
一見、遠距離からただ魔法をぶつければ良いように思えるが……詠唱にもそれなりに時間がかかる故、接近戦が主となる武術大会において、魔術師のあいつにとっては不利な状況だったろう。
それを決勝まで勝ち進めているという時点で……あいつの、「絶対に見返す」という執念もあったろうが、実戦におけるあいつの魔術での戦い方が、如何にずば抜けているかが伺える。
尤も、眼の曇り切ったあの連中は……それすらも理解できなかったがな。

………それでも……いや、"だからこそ"、か………私もそんなあいつの本気に全力を以って応えた結果……あいつを上回り、勝った。
ただ、勝つには勝ったが……連中は、『ようやく溜飲が下がった』、『いい気味だ』とばかりの嬉しげな様子だった故……内心複雑でもあった。

―――――「特定の価値観のみに凝り固まるのは碌な事にならない」………教訓を見出すとすれば、まさにこれに尽きるだろう、な―――。

347 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/21(Fri) 20:02
ストレイボウの悪堕ちの一番の原因は昔からの積み重ねもあっただろうけど、武術大会での敗北も大きかったのは確かだ。
でも、オルステッドが手加減して勝たせてもそれはそれで侮辱されたと思って屈辱で憎しみが膨らんだと思う。もしも仮にだけど、
あの日の武術大会でストレイボウとオルステッドが戦った際に、オルステッドが手を抜いたからじゃなくて、
大きな幸運でストレイボウが勝利してかつ、オルステッドがわざと手を抜いたと誤解もしなければ、
魔王山の影響も受けなかったもしくは弱まっていたかな?

348 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/21(Fri) 20:20
ストレイボウにお詫びした?

349 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/22(Sat) 06:48
オクトバストラベラーとのコラボで
シナリオに時田さんが関わってるせいか
公式イフみたいになってるけど

オルステッドさんが手加減したのも
原因っぽいね、オクト・ア・ライブの
勇者編と魔王編がYouTuberで挙げられてるけど

最終的にストレイボウとオルステッドが
両方オディオ化したけど、主人公のお陰で
オディオ化がオルステッドが解かれてたけど

350 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/22(Sat) 15:51
連投失礼して、オクトバストラベラーの
コラボシナリオは、オルステッドも喋るし
オルステッド、ストレイボウ、アリシアの
心情面に深く切り込んだシナリオだったので

見れるなら、まじでオススメだと思う。

351 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/23(Sun) 16:26
>347
成程な………確かにあいつにとって、あの決勝戦はまさしく……優れた魔術師でありながら、長年日陰者として扱われてきた己と決別し……
何より、衆目環視の中、最大のライバルである私を実力で超えるという一世一代の絶好の機会であり……あいつの生涯の中で、最も本気の時だったろう。
並ならぬ努力家で負けず嫌いのあいつの事だ。私に勝つべく、人知れず凄まじい努力と研鑽を積んだことは想像に難くない。
―――だが………結果は私の勝ちだった。
恐らくあれで、あいつの中の"何か"が……決定的に崩れたのだろう………。

―――だが、もしも………あいつにとって納得の行く形で、あいつが勝っていたならば………。
皆、当然優勝すると思っていた私への失望と軽蔑で態度を一変させた他……ストレイボウに対しては、表面上は兎も角……感情では誰も納得も見直しもしなかったのではないだろうか。
「武という"正道"が、魔術という"横道"に敗れて良い道理はない」―――そんな理屈に凝り固まった連中の人望が、共に無に等しい状態だ。
そんな針の筵の中………お互い、それぞれ何かしらの負の感情を募らせていったのではないかという気がする。
そんな状態で、魔王山へ行く"必要"が生じた場合でも……やはり、多かれ少なかれ影響は受けていただろうな。

………尤も、こちらのケースの方が……魔王化の道よりも、ルクレチアに愛想を尽かして他国に鞍替えする道を辿る………
―――そんな"もしも"が、可能性としてはあったかもしれぬ、な………。

>348
………何故私がストレイボウに詫びねばならぬ?
寧ろ、詫びるべきはあいつの方だ。たとえ、境遇自体に同情の余地があったにせよ……
―――犯した所業が正当化される謂れも、道理などもない。
尤も、前にも言ったが、今更詫びなど不要だがな…。たとえ本心より詫びた処で、赦すことなど出来ぬ上……その心算もない。
魂となったあいつに出来る事は、永劫に悔み続けるのみ………誰にも聴こえぬ……何処にも届かぬ……"悔いの詩"をただ口ずさむのみよ。
それこそが、あいつの罰………愚かな卑劣漢には、似合いの末路だ―――。

………くくく………つくづく莫迦で、救いようのない奴よ……。かつては、無二の親友だったというに………
見る目も無い奴らに持て囃され、全肯定されて喜んでいた私が……そんなに妬ましかったのか。
ただ剣という武に秀でていたという"だけ"で、アリシアを娶れた私が……そんなに憎かったのか。

魔術師に成れるほどの、誰よりも卓越した頭脳を持っていながら―――――莫迦な奴だ………。

>349,350
………折角の連投の処、残念なのだが………私はその世界の物語については関知しておらぬ。
その為、貴様の言う「Youtube」なる映像板を通して一通り観てみたが……どうやら、別の世界線の私、ストレイボウ、アリシアの3人が関わるようだな。
あの英雄達も登場しても良さそうに思えるが……あの世界観に合うのは、中世編の私たちのみ故、か……。
あの決勝戦直前に、3人共別世界へ引き寄せられ……向こうの世界の主人公達との邂逅を遂げ……
本来の中世編とは別の物語を紡ぐ、という訳か………。
あちらの"私"は…故意にせよ、無意識にせよ、手加減していたのか……ならば、ストレイボウが侮辱されたと受け取るのも……無理からぬことよ。
だが、紆余曲折の果てに……あいつも私も、共に「魔王オディオ」と化すとは……IFとはいえ、つくづく数奇で因果な物語という他ないな。
ただ、貴様の言う通り……私たち3人の心情面が中世編より深く描かれている内容で、LIVE A LIVE本編とはまた違った魅力があるのは間違いないだろう……。

あと、極力ネタバレを避けたい故、多くは語らぬが……
この私と違い、あの終わりを迎えた"私"ならば………「ルクレチアの悲劇」が起きぬよう奮闘し……見事、成し遂げられるやもしれぬな。

最後に、これを機に……私たちの物語(LIVE A LIVE)の方にも…少しでも多くの者が興味を抱き、プレイをして貰いたいものだ。

352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/23(Sun) 16:50
自分が>>347で投降した話題の影響か、>>349さんが教えてくれたけど、本当に手を抜いた場合も悪堕ちしていたとは、
正直オクト・ア・ライブコラボは知っていたけど、ストーリは知らなかったので凄く嬉しかったです。>>349さんありがとうございます。

しかし、正直手を抜いた場合の方がストレイボウに失礼だと思うから、ここのオルステッドが取った対応の方が親友にちゃんと礼を尽くしていると思う。
そういう対応をしたここのオルステッドはひどい結末を迎え、ある意味情に負けて失礼な対応をしてしまった世界線のオルステッドが悲劇を回避できるかもしれないって、
結構理不尽な気もする。 せめて向こうのオルステッドが行った手加減は、意図的ではなく無意識の結果であってほしいな

353 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/23(Sun) 20:43
勇者オルステッドと魔王オルステッド

勇者の方は偽善者?

354 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/25(Tue) 21:01
>352
こちらの"私"は、「全力を以って応えるが礼儀」と信じた筈が、あのような結末になってしまった一方……
あちらの"私"はある意味情に負け…意図的・無意識問わず手加減したことで侮辱してしまい、あいつの魔王化の原因を作ってしまうも……
結果的には"希望を見出せる終わり方"を迎えたというのは……つくづく皮肉なものよ。
真っ当な(少なくともそうと信じる)やり方・在り方を貫いた処で、必ずしも良き方向に物事が向かうとは限らないという……
―――かくも人の世は、つくづく不条理に満ちているものだ………。
それ故、貴様の言うように………せめてあの手加減は、無意識の方であってほしいという言葉には同意する。

………あちらの"私"は……ストレイボウ共々魔王に堕するも………
あの世界の者の助けを得て……元に戻ることが出来た。
それに何より………まだ、取り返しのつかない一線を"超えていない"段階だった故、あの終わり方を迎えられたという訳だ。

―――それは……実に実に……掛け替えのない幸運に恵まれているという事だ、"私"よ………。
精々、その事をしかと肝に銘じ………私と同じ轍を踏まぬよう、奮闘してみせるがいい―――。

>353
「"勇者"オルステッド」は偽善者、か―――。
あの頃は、別段意識して「正義の勇者」を気取っている訳ではなかったが……
自戒している心算でも、周囲から称賛され、持て囃されている内に……もしやすれば……
―――無意識の内に、"その気"になっていた節は……有ったのやもしれぬ………。

―――だとすれば、その私はさしずめ……「多かれ少なかれ、勇者という称号に酔っていた偽善者」といった処か。
己の"正義"は……時や場合、状況等次第では……「正義」と必ずしもイコールにはなり得ぬ。
立場や見方が変われば、"正義"は容易く"悪"に変わる……「正義と悪は、相いれないながらも表裏一体」とはよく謂ったものよ………。

………では、魔王の私は……何なのであろうな。
よもや、偽悪者などではあるまい……であれば、正義から悪に堕ちた……掛け値無しの"絶対悪"か。
或いは、"勇者"という役割に散々翻弄された挙句、最後には一方的に梯を外された……無様な敗者、か。

―――勇者オルステッドが偽善者ならば……この私、魔王オディオとは"何者"か………果たして貴様たちには、どう映るのであろうな?

355 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/25(Tue) 22:41
と言うか勇者も魔王も全部オルステッドの側面であり、どちらも本人だろうよ。
そもそも論、誰もが大なり小なり何かの仮面を被るのが人生だ。良い悪いは結果論でしかなく、演じずにいられるなど自然そのものか赤子くらいのものだろう。

一面だけを自分と思い込むほど、恐ろしい事はないぞ。戻れる道も見えなくなるんだから。

356 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/26(Wed) 19:32
オディオのBGMが鳴ったら子供達は震え上がるよ!

357 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/04/27(Thu) 00:09
俺もオディオ化してしまうだと……ッ!?
まだ見ていない情報だが、オクトラアライブをチェックしとかないとな。
じゃ、続きから答えて行くぜ。

>>238
俺は実際にブリキ大王を見る事が出来ないが、何でも古代の文明人が
作った奴だろ?
昔の感覚と今の感覚を比べてみれば古臭いように見えるのも不思議じゃねえぜ。
テクノロジーが進めば古いデザインは一掃される。
だが、攻撃に特化したメカなんだろ?
少々デザインはださくても要するに敵を屠る能力さえあれば良い訳だ。
せいぜい上手く利用するんだなッ!

>>240
ほお、そいつはすげえな。
普通の人間は腕力がゴリラ並みでないと岩なんて割れないぜ。
俺がもし心山拳の老師の元に弟子入りしたら俺でも割れるのかよ?
弟子入りの条件が心の強さ、だとしたら弟子入り自体断られちまうかも
しれないなあ!?
よく考えてみれば素手で岩を真っ二つ、と言うのはハードルが高すぎる。
俺なら魔法で岩を割れるが、結局岩を割るんだったら楽な手段の方がいいしな。
素手だと手が腫れちまうかもしれねえ。

>>241
テレポートはこの世界では、使える者が今の所皆無で魔法書の類も無い。
だが、本で見た事があるが超能力と呼ばれる能力を生まれつき、
或いは後天的に身につけている人間が居るらしい。
それが英雄の一人のアキラだと言う事は知ってるぜ。
扱いが難しいとお前は言ってるが、確かにそうだろうよ。
逆に超能力を上手く使う事が出来る人間がもし居れば、悪だくみの
一つでもしちまうんじゃねえのか?

>>242
SF編のベヒーモスか?
ま、FFシリーズもライブアライブも同じ会社が作っているから
モンスターも似通っているんだろうがよ。
と言えば身も蓋もない答えになっちまうが、強いモンスターである事は確実だ。
あんなのとやり合って怪我をするのはご免だぜ。
俺なら罠を仕掛けて、……例えば睡眠ガスや麻痺毒針とかをセットして
昏倒している隙に倒すんだけどな。

>>245
老師が魔王に?はっ、そう簡単に堕ちるもんかねえ?
全員弟子を殺された事で、復讐には走る物の憎しみの権化の
オディオにはなっちまわねえような気がするぜ。
魔王オディオも言っているように、全てを憎むのではなくて
復讐の対象が明確に絞られている。
だが、仇討ちを果たした所で虚しいだけだろうな。

358 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/04/27(Thu) 00:38
>>247
それぞれの格闘技の頂点に近い立場の者を選んで高原は挑んだんだと考えている。
その他有象無象の輩との戦いは、おそらく本編の前に終わっているんだろ。
その全ての過程の描写は省かれているが、高原がどんどん
昇り詰め世界でもトップの格闘家と拳を交え、その技を習得するのが
現代編だ。俺達は所謂ハイライトな部分を見せられてる訳だぜ。
どうだ、無駄な部分を省いて居て見ごたえ抜群の演出だろッ!?

>>249
魔王オディオを崇拝だとッ!?くっくっく……ヒャハハハハァ!
お笑いだぜ、まさかオディオの崇拝者が居たとはな。
だが当の魔王オディオは全く歯牙にも掛けていないように見えるんだが。
だが勇者だったあいつにファンが大勢居たように、魔王のあいつにも
ファンが居るのはおかしくない話だと思うぜ。
魔王は力がある者だし、その強さに惹かれるなんて話に発展したりしてな。

>>250
何処から迷い込んで来たんだよッ!こいつは!
正式にキャラハンとして参加表明するならまだしも、一発ネタじゃねえか。
ここには飯はねえぞ。

(噂によるとこいつは、三十杯分のラーメンを
一度に食べるそうだからな……その上豚の足を煮込んだ料理を四十皿……
とんでもねえ大食漢だ。そんな奴が居付いたら俺の食料が直ぐに無くなっちまうぜ)

>>253
あぁ、確かにその二つはぶっ壊れだな。
特にコーラの瓶なんて反則級のアイテムだぜ。その代わり入手が途轍もなく難しいんだ。
キングマンモーが鬼のように強いし確か100パーセント落ちるアイテムじゃなかった
気がするぜ。
だが一度入手すれば、最終編まで持ち込めるし苦労して手に入れる
価値はある。それにしても原始時代にコーラの瓶があるのが謎なんだよな。
もしかして原始編以前の時代がSF編で、一度文明が滅んだ後にまた原始時代から
人類がやり直して居たなんて想像をしちまったぜ。

>>255
ホラーかと聞かれればホラーじゃないと思うがな。
その代わり胸糞展開はあるぜ。その最たる要素が『液体人間』。
何の罪も無い町の奴らを攫って液体人間にしちまうんだ、これは
俺でも眉をしかめてしまうぐらいの悪行だぜ。
それにマタンゴと言うキノコが街で流行っているらしいが、人に幻覚を見せる
麻薬に近い物だと知ってこれもあまり俺は好きじゃないな。
そもそも麻薬には副作用があって、人体と精神を駄目にしちまう。
麻薬服用だけは絶対にしてはならねえんだ。
ってまあ俺が説教垂れてもおそらく服用者は聴きやしねえだろうけどな。

359 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/27(Thu) 21:29
>355
―――――ッ!! ………ふ………ふふっ……そう、か………。
成程………これは……一本、取られたな………。
言われてみれば、確かにそうだ……誰しも表の面があれば…裏の面もある。
その時々の状況や、都合次第で……様々な貌を見せる。
あの英雄達とて…最初から今に至るまでずっと、英雄然としていた訳ではない……。
例えばアキラは、ワタナベ少年に使い走りをさせ、タエコの○○○を盗ませるという利己的な面もあった。
今代の心山拳師範も、それぞれ事情がどうであれ、元々はスリ・野盗・食い逃げ犯であった。
サンダウンでさえ(プレイヤー次第だが)、罠の材料を集める隙にアニーの○○をこっそり盗むという所業を働いている。
"英雄"とはあくまで、ある局面における一面でしかなく……彼奴等の本質の全てという訳ではない。
自ら志した訳でも、求めた訳でもなく……何事か為さんと生きる中で、いつしか勝手に付随してくるだけの「看板」の一つという事、か………。

―――私もそうだ。 元々は一介の剣士であり……それ以上でもそれ以下でもなかった。
アリシア救出は当然としても…「"勇者"だの"魔王"だのは本当はどうでも良い。私は私のままに、ただ自身の意志で事を為すのみ」だった筈。
"勇者"とは……本来はただの肩書の一つであり……"魔王"もまた然りだったのだ………。

………だが、遅い………遅すぎたのだ………。
あの時の私は……「アリシアが復活した魔王に攫われた」事で…ただ成り行きのままに、受動的に"勇者"になった。
そして、その果てに……人間を憎む余り、またもや受動的に"魔王"になってしまった。
貴様の言う事に、もっと早くに気付いていれば……今とはまた、違った結果になっていたのかもしれぬ……。

……ふ……もはや悔やんだ処で、遅きに失したがな。
やり直しや後戻りなぞ効かぬ以上……心弱き故に闇に堕した"魔王"として在り続けるまで、よ―――。

>356
くく……確かに、"魔王オディオ"は恐ろしい曲だ。
邪悪な闇を表現するが如き、おどろおどろしい曲調は……聴く者に不安と恐怖を抱かせる。
更にリメイク版では、魔王となった私専用バージョンの「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」という、
コーラスまで入った、悲壮感と絶望感に満ちたアレンジ曲も用意されているという徹底ぶりだ。
それを子供の時分に聴こうものなら……心弱い者は泣き出し、トラウマを抱えること請け合いだろうな。

………ただし、断っておくが……別に私が、無理やり聴かせている訳では無い。
文句ならば……これら至高の名曲を作り、世に放ったヨウコ・シモムラと……
主に子供層がターゲットの遊戯機械「ニンテンドー・スイッチ」での販売を決めた、スクウェア・エニックスに言ってくれ。

………あと、もしも貴様が保護者の立場ならば………
そもそも子供に、「プレイするにはまだ早い」と言い聞かせ、プレイ自体をさせないようにするのが筋だと考える。
―――中世編の所為で、万が一人間不信になってしまうという"恐れ"も、無きにしも非ずだからな………。

360 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/28(Fri) 20:18
忍術、心山拳、格闘術、剣術、超能力、原始人の力、ロボット能力、射撃能力

この全ての力を兼ね添えた人間が魔王を超える!!

361 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/29(Sat) 11:10
>360
ふふふ……随分力強く言い切ってくれるな?
オボロ丸…心山拳師範…タカハラ…アキラ…ポゴ…キューブ…サンダウン……
彼奴等の力を全て兼ね備えた者こそが魔王を超えるときたか。
だが、そうそう都合良くそんな者がいる筈も無かろう……。 居るとすれば、それはもはや人間とは呼べぬ。
良く言えば人間を超えた"超人"……悪く言えば人間を辞めた"化物"だ。
否定するに値する"英雄"ならば兎も角……ただ強大な力を持つという"だけ"の者に易々と負けてやる道理など………ん?

―――――待て……「剣術」だと?
それはもしや………私の事か? だとするならば……。
「全ての力を兼ね備えた人間」はこの際置いておくとして……その言葉を聞くと……
……まるで私も、彼奴等に力を貸して共闘することで"魔王"を打倒し、超えられるという風にも受け取れる。
だが、そんな……そんな莫迦な事が、あるものか…………魔王の私が、英雄の彼奴等と共闘するなど………
一線を超えて堕ち切ったこの私に……そんな機会が来るなぞ………
第一……私や彼奴等が打倒するという、肝心の"魔王"が……何処にいるというのだ……?

―――――そんな事は起こり得ぬ……起こらぬ筈だ………。 "魔王"は………私一人だけで、十分だ―――。

362 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/29(Sat) 12:30
まぁ世の中見渡すと「魔王オディオ?それが何?」なヤバい連中いるしなぁ・・・一例として。

・存在するだけで最終的に生命を根こそぎ奪う「星に寄生する害虫」
・星どころか宇宙全てを消し去り、自分さえも消そうとする「虚無の化身」
・星ごと命を飲み込む事で生命全ての欲望を自分の胎内で叶え続けると言うぶっ飛んだ「原初の女神」

正直理由もなく動き回るこいつらに比べりゃオディオってまだ「理由があるだけマシ」なんよ。

363 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/29(Sat) 13:47
オディオこと魔王になって、もしもそれが起きたら一番困ることって何ですか? やっぱり武力じゃなくて、
知恵と徳で理想郷を作るのに成功しそうな善人の出現で世界中の憎しみが滅茶苦茶減ってしまうとかですか?

364 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/01(Mon) 17:05
>362
一つ目については心当たりがある故、辛うじて判るが……
2つ目以降になると、もはや規格外過ぎて想像の埒外だな………。
理由も動機も不明で訳も分からぬままに、ただ滅亡を齎してくる強大なる存在とは……まさしく恐怖と絶望の対象と謂うべきであろうな。
一例で挙げられたそ奴等だけですら厄介だというに、そんな手合が他に幾らでも挙げられる程存在するとは……。
確かに、そ奴等に比べれば…私なぞ霞んでくるな。そ奴等から視れば……私も取るに足らぬ有象無象の一人にしか映らぬ事だろう。

―――――気に喰わぬな。
私の手に拠る、憎き人間への復讐という形ではなく………
訳も分からぬ、得体も知れぬ者の手で滅びが齎されるなぞ………。
もしそんな奴らが、私たちの世界においてもその在り方を押し通そうとするならば……

―――――「邪魔立て無用」として、抗うまでだ。

勝ち目が有るか、敵うかなぞは関係ない。そんな奴らに命運を握られ、理解不能な都合で行く末を決められるのは不愉快の極みだ。
人間如きを護る為ではない。人間の都合で生み出された"魔王"であり……そして、元"人間"でもある私の手で、決定づける為だ。
人間自身の愚かしさと救いの無さを、命を以って贖わせるべく………"滅び"の審判を下すのは―――この私だ。

…………尤も、滅ぼされる側の人間からすれば、理由が有ろうと無かろうと……どちらにせよ大して変わらないだろうが、な。

>363
"憎しみ"を源とする魔王たる私にとって、一番困る事か………。
そうだな……貴様が言うような、偉人とも形容すべき者達の手で憎しみが減っていき……
……やがて人の手による、争いなき平和なる世界が実現した時、だろうな。
戦争や紛争ではなく、相互協力での問題解決によって、あらゆる苦難を克服し……
偽善、欺瞞、見せ掛けなどではない……名実共に理想郷と呼ぶべき世界を、真に実現出来たならば………

―――それは、私にとって最も困る事と共に………ある意味、私にとっての"恐怖"かもしれぬ。
何故ならば………それは、私の存在意義が"否定"されることに他ならぬからだ。
「ルクレチアの悲劇」の結果、人間自身の愚かしさを思い知らせるべく魔王となった筈なのに……。
そんな私なぞどこ吹く風と、嘲笑うが如き在り方を実現してのけたならば………こう嘆かずにはいられぬ。

「これが………これが、人間の"真実"だというのか………!?
 ならば………あのルクレチアで起きた悲劇や……私が抱えた絶望と憎悪は………一体、何だったというのだッ!!」、とな。

………尤も、この世に人間が存在する限り、「魔王」は必ず現れる。
である以上、そんな"真の偉人"の出現も…"理想郷"の実現も…所詮、幻想の域を超えられぬだろうよ―――。
たとえ、そんな偉人とやら本当に存在するとしても……"真実"を教えるに値する対象として誘い……ルクレチアの末路を知らしめ………
―――――その上で私の手で否定し尽くし………"幻想"に堕としてくれよう。

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