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あの世で俺に……詫び続けろーーッ!

1 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/07(Thu) 20:42
ヒャーッヒャッヒャヒャァ!
面白ぇ程簡単に引っかかってくれたなぁ!?
ここはライブ・ア・ライブのネタスレだってのにお前はよぉ。
お前の引き立て役だった過去に別れを告げる為に、
俺はやってやるッ!

752 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/14(Tue) 19:57
オルステッドを超えるボスはもう現れないだろう・・・

753 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/15(Wed) 21:43
>751
あいつが魔王に堕ち切れなかったのは、唯一己を信じる"私"という存在があったから……

………だとするならば………

嫉妬と憎悪の余り長年の友情を棄て、自分を信じる相手を裏切ってまで堕ちたというのに……
心の隅にまだ辛うじて残っていた友情が、魔王にまで堕ちるのを留まらせたのであるならば……
何度も繰り返すようだが……ただただ"皮肉"という他ない。
或いは……己が信じる人間、そして己を信じる人間が誰一人いなくなった者が"魔王"に堕ちるとするならば……
歪な形ではあるが……あいつに心移りをし、信じるようになったアリシアがいた以上……その意味でも魔王には堕ち切れなかったのかもな。
尤も、そのような歪んだ信頼がいつまで続くかの話、だがな………。

ルクレチアの歪な環境自体こそが、真に魔王を生み出す構造であったのだとすれば……
ルクレチア"自ら"が変革することで脱却を遂げるか、結局は変わろうとせぬままに滅びを迎えるか……
いずれは何かしらの形で終焉を迎えるのは、必定だったという事だろうか……。
であるならば……後者の道を辿ったルクレチアは……やはり、滅ぶべくして滅んだ訳、か―――。

>752
「私を超えるボスは、もはや現れない」―――。
それは……如何なる基準なり、要素を以ての言葉なのだ。
解釈次第では……どうとでも取ることが出来る。
強さ……存在感……バックボーン……与えたインパクト………
そうした様々な要素を総合した上で、私を超える者が現れないと解釈するならば………それは喜ぶべきやら、悲しむべきやら。

―――ただし、これだけは断言できる。
如何なる意味にせよ……決して、私を超えられる者が現れないなどという保証は、ない。
何故なら………人の世が続く限り……誰しもが、魔王に成り得る。
"人間"が存在する限り……私にも劣らぬ絶望、憎悪を抱きし者が現れたとしても、何ら不思議ではない。
あの英雄達ですら……何かが間違えば魔王に堕ちていた可能性……そして、これからも堕ちる可能性はある。
以前(>266)、「英雄と魔王は、ある意味では"表裏一体"であり……そして、英雄となるか魔王となるかは"紙一重"」と述べたようにな。

"漆黒の闇"や"魔の深淵"なるものから魔王が生まれるのではない………"愚かなる人間の業"こそが、魔王を生み出すのだ―――。
私………そして、いつしか私を超えるであろう者がな………。

754 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/17(Fri) 22:04
オルステッドよ

復讐を成し遂げよ

755 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/19(Sun) 23:07
>754
「復讐を為し遂げよ」、だと………?
そのような事……貴様などに指図されるまでもない。
それに……ルクレチアに限ってはとうの昔に達成済みだ。
「魔王オディオ」に生まれ変わった直後……私直々に滅ぼしに向かったのだからな。

私という"魔王"の襲撃を知り、少数の追手部隊だけでは各個撃破されると知ってか……ルクレチアの王国兵共は大軍で迎え撃ってきた。
ルクレチア国にとって初めての「魔王による襲撃」だった……当然その軍勢は物々しい雰囲気であった。
尤も………私にとって、あまりにも他愛はなさ過ぎたがな。
突発的な前代未聞の事態ということもあったろうが………散々"勇者"と担ぎ上げてきたこの私相手に、到底実力は及びもしなかった。
ただ、魔王としての力ではなく……敢えて鍛え上げた剣術のみで戦うようにした。

「これが、貴様らが"勇者"と持て囃してきた者の剣技だ………インフェルノへの手土産に、存分に味わって逝け」―――とばかりの皮肉を込めるようにしてな。

そうしてどの者も、恐怖と絶望と憎悪に染まりながら死んでいった。
無様に命乞いする者…神に必死に祈る者…私が地獄に落ちるよう憎々しげに喚き散らす者………一切の区別なくな。

―――だが、まだ終わってはいない。
ルクレチアを滅ぼしても……この世に"人間"という存在がいる限り………私の憎しみは決して晴れぬ。
それを間接的に果たすべく……各世界のオディオ達に力を貸すか……或いは、かの英雄達を我が世界に誘い、真実を知らしめた上で別れを告げさせるか………
いずれにせよ、必ず終焉を迎えさせてくれよう………この、"憎しみ"の力でなッ!

756 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/20(Mon) 17:54
オルステッドと似た境遇の主人公で、親友じゃなくて弟に罠に嵌められて、
処刑されかけて、邪神の手先になって虐殺を繰り返すみたいな展開のゲームがあったけど、
最後に弟が主人公への憎しみや嫉妬も嘘ではなかったけど、操られた結果やったことで、主人公への好意もあったし、
操られなければあんなことはしなかったのではないか?となる話が合った。
その展開が起きるまでは邪神の部下の言うがままに動いていて、選択肢事態出てこないんだけど、弟が死ぬ間際に、
正気に戻って謝罪してきた後から、今まで通り邪神につき悪逆の限りを尽くすか、邪神を止める為に動くかの選択肢が出てくる様になる辺り、
その主人公は弟の告白でかなり悩んでいた気がする。オルステッドも魔王落ちする前にストレイボウが操られていてかつ謝罪してから死んで、
その後アリシアが自害という流れだったら、プレイヤーが選べる踏みとどまるか否かの選択肢が出てきたかな?
一人も信じてくれる者がいなくなってしまったという事実は変わらないから無理かな?

757 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/22(Wed) 21:24
>756
親友どころか、弟からの裏切りによる闇落ち噺ときたか……。
だが……実はその弟が操られていた結果嵌められたことが後に判った上、その謝罪と共に逝かれてしまうとは……。
邪神の部下として手を血に染めてきた後になって、今更斯様な事を聴かされた処で………「ふざけるな」と叫びたくもなろう。
真実を知り苦悩する位ならば……寧ろ、知らないままの方が気は楽だったろうな。
そして………運命を分ける選択を迫られるという訳か。

仮に、この噺と似た流れを辿り、私も同様の選択を迫られることになったならば………。
ストレイボウを操ったであろう、元凶たる魔王山を完膚なきまでに破壊し尽くしてから自害を遂げるか………
或いは、「人の世の真実」を知った以上は今更踏み止まりなどせず、"魔王"であることを全うするか………
どちらを選ぶかは………その刻に、己が心の声に従うしかないだろう。

だが……唯一最後の心の拠り所としていた、アリシアに自害される事に変わりないのであれば………
やはり………魔王の道を往く方を選ぶ気がする。
もはや……愛想を尽かしたルクレチアの奴ばらを生かしておく気にもなれん以上は、な―――。

758 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/23(Thu) 22:08
ストレイボウをもっと恨めよ

759 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/25(Sat) 22:01
>758
………今更、これ以上あいつを恨んだところで何になる?
既にあいつには私の手で引導を渡したのだ……遥か昔にな。
不意に魔王山山頂での"あの時"を思いだし、仮に恨み辛みに任せて亡骸を穢したとて……虚しき徒労に終わるのみよ。
あいつの裏切りを赦す気なぞ毛頭ないが………今になって品位に欠ける八つ当たりなどしようと、結局は詮なきことだ。

ただ、「魔王オディオ」へと生まれ変わった刻………あいつへの恨みは、そのまま"人間"という存在への憎しみに転嫁した。
―――いや、「昇華した」とでも言えばいいか。
ある意味、あいつのおかげで「人間の真実」に気付くことが出来た以上………あいつを返り討ちにしただけで全てを終わらせずに済んだ。
その後、ルクレチアの奴ばらに……我が憎しみを、思う存分にぶつける事が出来たのだからな。

………そして、今度は各世界の英雄達の番だ。
筋も道理も通らぬ逆恨みである事なぞ先刻承知……己の勝利に酔いしれ、人間への"甘き幻想"を抱きし者共に……
私……否、敗れし我らの"憎しみ"の深さを、思い知らせてやらねばならぬ。
それこそが、あの者達………そして、不条理に満ちた人の世への……我々から贈る、"恨み"なのだ―――。

760 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/27(Mon) 17:21
本当に今更だけど、シマモト・カズヒコ先生が中世編と、最終編をコミカライズしていたことを知りました。
しかし、アリシアだけ幽霊になってから骸骨になっていたり、色々と反省描写が入っているみたいで、
ゲームでもああだったら、あまり非難されなかった気がします

761 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/28(Tue) 22:46
>760
そうか……カズヒコ・シマモトによる「Live A Live」のコミカライズを知ったか。
付け加えるならば、彼奴は「Live A Live」の中でも、特に思い入れの強い近未来編を描いた……
「超級!! ライブアライブ近未来編」、というタイトルのコミックを先に描いている。
それからも、私達の世界の出来事を描いた中世編……そして、私と英雄達との闘いを描く最終編の描写へと続いていく訳だ。
彼奴にとって何かしら琴線に触れるものがあったか……今更ながら、凄まじい熱の入れ具合だ。

生憎私は、いずれも目にしたことは無いが……とある場所での、先述の最終編(「超級!最終編」)の概要を見た限り……
貴様が言うように、カズヒコ・シマモトが描く最終編では……アリシアは死後、心のダンジョンで悔やんでいるようだ。
だが……それを聞いたアキラには、拒絶されている。
プレイヤー達の多くが、アリシアに対して否定的な印象を抱いていたように……シマモトにとっても同様に、彼女の言い分は身勝手に映ったようだ。

私には………それを肯定することも、否定することも………
今更………もはや、何も言うことも出来ぬ。
「届かぬ翼」の如く、彼女の嘆きは………もう、この私には届かないのだからな―――。

762 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/30(Thu) 16:11
肩書だけでしか人を見ない者は確かに愚かだけど、凄まじい肩書詐欺みたいなのがゲームの中でされているのは、
どう思いますか?ファイナルファンタジータクティクスってスクウェアのゲームだと、初期だと高潔だった騎士が、
色々あって悪魔と契約してし最悪の外道に代わってしまう事態が起きたりするけど、ジョブがホワイトナイトのままで、
ヘルプメッセージの職業説明では『汚れなき精神が生み出した聖剣技で邪なるものを退ける』ってなってました。
オルステッドもストレイボウも自分が道を踏み外した後に、メタ情報の職業説明欄みたいなものがあって、聖なる剣を振るい弱者を護る高潔なる英雄とか、
勇者を助ける偉大な英知を持つ魔導士とかなってたら、流石に直せよって創造主とかに言いたくなりませんか?

763 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/01(Sat) 01:17
憎悪とは梅雨の時期に大繁殖するカビのようだ
そこにあることを認識した時には既に深く根を張っていて
掃除しても掃除しても油断するとまたブワッと増えちゃうのだ

764 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/02(Sun) 10:40
人間を辞めて魔王になったことを後悔したことありますか?

765 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/02(Sun) 17:11
>762
それはそれは……何ともはや………。
当初は多かれ少なかれ、肩書に見合った生き方を貫いていながら……
紆余曲折の末に……聖なる剣技で邪を滅す騎士とやらが、その邪そのものに成り果ててしまうとは。
それ以後も、その者の肩書の説明が変わらないとあっては……最早その者の在り様を皮肉り、煽る程度の意味合いしか見出せぬな。

―――もし仮に、私たちの肩書についても……リメイク版のTIPS辺りで、斯様な説明が為されていたとすれば……
当初はまだ、「随分過大な持ち上げぶりもあったものだな」と苦笑い程度で済ませられても………
闇堕ち後も、まだ変わっていなければ……流石に、気分の良いものではない。
今となっては、私たちの在り様を嘲笑うだけのものにしかならぬからな………。

尤も、あいつの場合は……当初の頃でも、斯様な肩書に対しては……
「オレは徹頭徹尾あいつの引き立て役ってか? どこまでコケにすりゃあ気が済むんだっ………!」と……
内心、憤懣遣る方ない思いになってしまっていたやもしれぬが、な………。

>763
………まさか、憎悪を"黴"に喩えられることになるとはな。
憎悪こそを原動力とする私は、「黴などと同列にされた」と怒れば良いのか……
或いは、あまりに突拍子もなき喩えに、ただ呆れ果てれば良いのか……
どう反応すべきなのか………困ったものだ。

………まあ、敢えてその"喩え"に乗ってやるとするならば………
その"黴"の発生源は……言うまでもなく「人間」だ。
憎しみとは人間が抱くモノ………人間が存在する限り、この世から黴は絶えぬ。
幾度歴史の中で"掃除"が行われようが……暫くすれば、やがてまた増殖する……余りに不毛でキリがない。

ただし……そんな黴を根絶する、最も確実且つ効果的な方法は有る。
即ち、発生源そのもの………「全人類の抹消」だ。
そう考えれば、我が究極技の「ハルマゲドン」は………最初にして最後の、最大の"掃除方法"と言えなくもない、な―――。

>764
―――「後悔」、だと………?
あのような避けようもない事態に翻弄された結果……ならざるを得なかった。
ルクレチアのあの歪な環境下では……「なるべくしてなった」とすらも感じている。
かつては護った者達…信じた者…そして、愛した者から裏切られた結果……ある意味、そのお蔭で「人間の"真実"に目覚めること」が出来た。
そして、その盛大なるお礼として………絶望と滅亡をくれてやったのだ。
その事を後悔なぞ……何故私がする必要がある?

そうだ……私は後悔などしていない。
たとえ私自身にも……親友として正面から、あいつと向き合おうとして来なかったという"罪"があったにせよ……
今更魔王に堕ちたことを悔やみはせぬ………いや、してはならぬ。
ならざるを得なかったといえど……"あの刻"に私自身の意志で、魔王になると決めた以上………

私に後悔など―――――許されぬ。

もはや後戻りもやり直しなぞ利かぬ………ならば、最後まで―――貫くのみよ。

766 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/06(Thu) 21:30
魔王化して剣で戦わなくなったお前はかっこわるいよ

767 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/09(Sun) 16:57
>766
ふっ……そうか。 魔王と化した私は、格好悪いか。
まあ、世辞でも凡そ格好良いなどとは言えぬか。
グロテスクなるオディオモール、オディオアイ、オディアマウス形態に続いての、ピュアオディオ形態……。
戦闘フィールドが無数の死体の山の上であることも相まって、ただただ"悍ましい"の一言に尽きよう。
戦い方も、かつて剣で戦っていた頃とはかけ離れた邪悪な様相を呈しているのだ………格好悪いという言葉については否定せぬ。

………それで、だから何だ? それで私を誹ったつもりか?
たとえ魔王に堕そうと、剣で戦うなら格好いい……そんな戯言をほざきたいか?
見栄えの良さなぞ如何でも良い……己にとって如何なる形態・戦い方こそが効果的で望ましいか……ただそれだけの事。
彼奴等に「真実」を教えた後で絶望と死を贈るには、あの有り様こそが相応しい………そう考えたまで。

何より………私はもはや、かつてのルクレチアの奴ばらに一方的に求められた……
「どれ程邪悪で強大なる魔物相手にも果敢に剣で立ち向かい、常にか弱き自分達を守り救う為に命を賭してくれる勇者」ではない。
そんな無様で格好悪い己とは完全に決別した………それを示す為の"現在"でもある訳だ。
理解したか……単なる見栄えの良さでしかモノを見ぬ、愚か者よ―――。

768 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/11(Tue) 22:20
忍法矢車草をくらうかい?

769 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/13(Thu) 21:41
>768
………唐突にそんな事を言われ、素直に肯定するとでも思うか?
かの"人の道に目覚めし忍"が修得せし最強技は溜めを要するとはいえ……その時間は短い。
更に高威力+長射程+範囲攻撃+貫通属性と正に至れり尽くせり……喰らう側にとっては実に厄介だ。
そんな軽々しい調子で繰り出されては堪ったものではない………故に、こうするッ!

――――――――「キャンセラレイ」

ふっ……わざわざ貴様が莫迦丁寧に予告してくれたお蔭で、早めに発動準備が出来た。
そして、発動までの時間稼ぎが出来たことで、先手を打てた。
際どくはあったが……これで貴様の技は潰した。

―――さあ、次は私の番だ。
ここはほんの意趣返しとして………『「セントアリシア」を喰らってみるか?』

770 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/13(Thu) 22:47
凡人ではオディオになれないと思う
魔王もまた選ばれた人間であるのだろう、多分

771 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/14(Fri) 22:20
魔王なら魔王城を建設しなくちゃね

772 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/15(Sat) 19:44
>>767の返答読んで思いついたけどもしもオルステッドが、魔王であっても魔剣士みたいな魔王になっていたら、
もっと強くなっていたかな? 剣で戦ってた日々が長かったから、イメージしやすいだろうし

773 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/16(Sun) 11:57
>770
「誰しもが魔王になり得る」とはいえど……ただの凡人では不可能、か。
可もなく不可もなく、ただ平凡に日々を生きるのみの者では…到底魔王には成り得ないという事か。
歪んだ人の世を生きる以上、たとえ凡人でも何かを憎むことはあれど……
余程の事がありでもせぬ限り、全てを……己自身さえを棄ててでも、憎しみに染まり切る……。
斯様な形で……凡人が魔王に堕ちることはないのだろう。

尤も……それは、一線を踏み止まらせる、"心の支え"となる存在があればの話。
"余程の事"が起こり、何かしらの理不尽な形でその支えが完全に失われ……この世への絶望を覚えた刻……
自害を以て決着を図る道もあるが……やり場のない感情が深い憎しみとなり、それを世にぶつける道を選んだ場合は……その者はもう、"凡人"ではなくなる。
程度の差はあれど、もはや一種の怪物であり……そして憎しみが頂点に行き着いた者は、正しく「魔王」と呼ぶに相応しかろう。

最初から"選ばれた特別な人間"である必要はない……強き憎しみを抱いだ刻―――凡人は"凡人"でなくなるのだ。

>771
ふっ……魔王城か……。
確かに古今東西、あらゆる魔王が存在するが……大抵の者は居城を持つ。
住処であると共に、己の威厳や恐ろしさといったものを誇示するべく……禍々しくも威容を誇る。
尤も、国の威厳や権威の誇示という点では……人間の王国の城とは変わらないがな。

………それで、魔王になった以上は、魔王城を造らねばならないという話だが……。
先に答を言おう―――「己の城を築く必要はない」。
魔王山が既に塒になっている故………それを以て城の代わりと言えば良いか。
それに……全てを憎み、やがて滅ぼすと決めた以上……威厳や権威を誇示する必要も、意味もない。
廃城となったルクレチア城を改築して住まうという手もあるが……忌わしき過去がある処になど、死んでも住まぬ。

何より……今のルクレチアそのものが私の世界―――城どころか、魔王の「世界」なのだ………。

>772
剣を用いる"魔剣士"の如き魔王か………。
確かに、剣士として鍛練を積んできた上……戦いの日々の中、多くの剣技をも会得している故……
剣を用いて戦う方が有利且つ、やり易いやもしれぬ。
リメイク版では私が最終編の主人公の場合……闇に染まった姿で剣を持つからな。
仮にその姿で彼奴等と戦うならば……魔剣士という喩えも、強ち間違いではないか……。

だが……>437でも答えたように……私の知る限りでも最高峰の剣である「ブライオン」は、今では持てなくなった。
それに劣る平凡な剣で戦うくらいならば……モール・アイ・マウス、そしてピュア形態で戦う方がマシだ。

何より……剣を振るい戦うと……どうしても思い出してしまう。
己が………「"勇者"であった頃」を。
奴ばらにとって都合の良い……実に下らない存在であった頃を。
稀にこのスレ内で幾度か剣を振るうことはあったが……アレはあくまで戯れ程度の余興であり、戦いとは呼べぬ。

くどい様だが……「もはや己は、かつての己ではない」―――それを示す意味でも、剣を振るう戦い方は棄てた。
剣士の頃とは勝手や有利性が違おうと関係ない………私という"魔王"はこれで十分、だ―――。

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