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【オリジナル】地上に舞い降りた、飛べない天使

881 名前：水橋 パルスィ ◆Parseejo 投稿日：2023/05/17(Wed) 20:32

>>878
妖怪はまたの名を化生、それは如何なる姿にも化けて人間を喰らうが故
体重など人間でさえコロコロ変わるものを超常の存在が変えられないと思ったかしら？
飛行能力と自重を変えることで第三宇宙速度にさえ容易に達することができるわ。
地球を離れるメリットが現時点で無いからやらないけれど。

るり、筋肉を誇るような妖怪なんて本格の鬼くらいよ。
妖怪のほとんどは人間の考える美人・美少女の姿を取ることを好む。
自らの姿を疑似餌として、不用意な人間に近付き、その血肉を貪ることが生業
だから中々そのアドヴァイスを具現することは難しいでしょう、人間の女ならなおのこと。

体重云々を言うのであれば、人間で身長177cmの女性が持つ体重・BMIの中央値や適性とされる値から私は逸脱している。
標準よりも遥かに大きいものをぶら下げていれば当然ね、慎ましやかな人間が妬ましい。
一方で羨望や嫉妬の視線も常時受け付けているわ、自ら発するものも他から受けるものも等しく私の糧になるだけだから。
「据え膳食わぬは男の恥」という言葉があるわよね、妖魔の糧になることを恐れぬのであれば、私に釣られてみない？

>>880
悪くない提案ね、そして貴方が私達の作ったものを総取りかしら、姑息な手を考えたもの。
自らの殻に閉じ篭ることは心地よいかもしれないけれど、私には常に刺激が必要よ。
思考過程から出力されたものに至るまで出来不出来に関わらず、他人のものは霊感を私に与えるわ。
一に嫉妬、二に霊感、三四で出てくるものはきっと何か違う、その過程で貴方を利することくらいは甘受しましょう。

前菜はズッキーニと生ハムにトマトのピンチョスよ、呪術で保冷しておくから蒸し暑い季節でも問題無いはず。
主食としてライ麦パンのサンド、具はアボカドをクリームソースにして小エビをトッピングしてみたわ。
主菜は鶏肉にポルチーニ、シメジ、エリンギを詰めたローストよ、サルサソースも付け合わせでどうぞ。
スープはヴィシソワーズを召し上がれ、今週は暑いから涼を取るのに良いでしょう。

さて、この人間のものは元より、るり、ヴィーネ、パノッティの分も用意してあるわ、残したら審判の刻まで祟るわよ。
折角だからまた公園辺りに行って広げるとしましょう、ちょっとした行楽気分になれるし、周囲の嫉妬も集めやすい。
まだ調理や配膳が終わっていなかったら手伝うわ、敵の手の内を知っておくのも重要な要素
技を盗んで、次の機会が訪れるまで妬みつつ、一人研鑽を続けることにするわ。

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