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☆★☆★☆ 10ちゃっと♪設立20周年記念祭☆★☆★☆ 第2会場

169 名前:カガリ・ユラ・アスハ@軍服 ◆o/ozwmLo 投稿日:2022/09/17(Sat) 03:28

>>113-115 (煉獄杏寿郎)
『真の意味で「弱きものを助けた」と言えるのだろうか。』

それは――――とても難しい疑問だな・・・
正直、今は軽々しく口に出来ないと思う・・・ちょっと考えさせてくれ。


でも、今思う事は・・・この広く固くなった手のひらを見ろ、この手でどれだけ命を救った?
戦う大義は人其々だが、“自分でない誰かの為に”“弱き人を助けることが、強く生まれた者の責務”が
杏寿郎の大義なんだろ?
幾多の罪のない人々の命が奪われ続けていた事は忘れてはならないと思うし、
杏寿郎に救われた沢山の命は今もなお燃え続けている、それだけは事実だ。

『知る事』は時として判断を鈍らせ、引き金を引けない時もある。
でも『知らなければ』何も得る事が出来ない事もある。

まだ出会って間もなく的確な発言はできないけど、伝わってくるのは
その意志の強さと頑なまでの信じ抜く心、きっと相手を知ってしまっても
自分を貫き戦いに全力で挑めるんじゃないかと思ってる。

正式な答えはもう少し待ってくれるとありがたいな。


『君のその篝火のような情熱があれば、今よりずっと良い方向へと向かうだろう。』

ああ、ありがとう!!
行く先が不透明であるからこそ、己で目標を定め立ち向かわなくてはならない。
何も出来ずにただ頭を抱え震えているだけでは何の解決にも至らないからな!

出来る筈なのに何もしないで終わらすなんて出来ない。
杏寿郎に言われるとなんか力が湧いてくるようだ、流石これが“柱”の力なのか?
不思議とこの胸に響き時折胸を刺す、戦場に身を置く者同士だからこそ、なのか・・・。


じゃ、さっき言った型を軽く、ゆるく見せてくれ!
『うむ!では一通り続けてお見せしよう!』
『ここは開けていて、人通りもないから丁度良いだろう!少し離れていると良い!』

ああ、分かった!この辺で見てる!


 炎の呼吸 壱ノ型 不知火 →使えそう
 炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天 →使えそう
 参ノ型 気炎万象ッ → ちょっと怖い
 肆ノ型 盛炎のうねり → 使えそう

 炎の呼吸 伍ノ型 炎虎 → もはや見えんむしろ虎

杏寿郎!分かった、これより上はちょっと肉眼では確認しづらい!
もういい、ありがと――――う!?


『それから…最後に見せるのは少々特別だ。巻き込まれないよう決してその場を動くな。』

え?ちょ、杏寿郎?


『スゥゥゥゥッ…

 (燃やせ)

 (燃やせ…)

 (心を燃やせ…!!)


  炎の呼吸  奥義  

 ――――ゴォォォォォォッ


  玖の型  煉獄ッッ !!!!』



――――――!!


横から見ているのに渦巻く風に足を掬われそうになる・・・灼熱の業火が一直線に突き抜け、
轟音と共に衝撃も走る、目を開けているのがやっとだ――――っ、えっ!?


一瞬辺りがオレンジに輝くと、身体に奥から熱い何かに貫かれる感覚に陥った。
この何か分からない熱を帯びた衝撃に、込み上げてくる胸に迫る感情が勝手に零れてくる。

瞳からはポロポロと何故か涙する・・・・・・・なんだこれ?

『すまないカガリ!大丈夫か!』


・・・・・・・・・・・・・。

『ははは!非難の目も当然だが、これでも加減はしたつもりだ!!
特に壊した物もないし!まぁ、ちょっと地面が抉れてしまったがな!
後で元に戻すとしよう!はっはっは!!』

――――はっはっはじゃない!早く起こせ!!足元持って行かれた!!
しかも泥沼に落ちたじゃないか!まあいい、それより今の技、奥義って言ってたけど・・・・

『聞いての通り俺の姓を冠したこの技は、炎の呼吸の奥義であり』
 全身全霊、命ごと敵に斬撃を浴びせる究極の技だ。
 同じく炎の心を持つ君に、見せぬわけにはいかないだろう。』


ああ・・・そうか・・・だから――――いや、いくらなんでもこれは会場では使えないな。
あ、いや、ま、なんて言ったらいいか、その・・・・こ れ は ヤ バ い !
これは絶対使わない方がいいし、身が持たなそうだ!使うなよ、絶対に使うなよ!!

でも、杏寿郎のこの技を持って宿敵と対峙した時はその、真っ直ぐな情熱と信じる心で
戦い抜けるんじゃないかと思った・・・本当にこれはヤバい。
貰い事故とはいえ、10ちゃっとでこれを食らったのは私が初めてだろうな。

あ、なんでもない。



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