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662 名前:WWW ◆V.9gKSA. 投稿日:2022/09/25(Sun) 22:14

>>471(星崎リリア)

凪「ま、確かにな。家に帰ったら何時も一緒だし」

W「今じゃァ寝床まで同じだからなァ。傍にいねえと調子狂うっつうか」

凪「あるある。お昼休みになったらつい、WWWに声をかけようとしちゃうし」

W「仕事中に雨音の教室を通りかかったら、つい声かけそうになっちまうし」


W「冷え性っつったらまァ確かにそうなんだが、氷川の場合は極端でなァ」

凪「夏日でも冬用のコートとマフラーを手放せないくらい、って言ったら」

凪「度合いは大体察せると思う。強力な異能は大抵、マイナスも厳しいものだけど」

W「あいつの苦労っぷりは、同年代でも図抜けてっからなァ」


W「オレよりも全能に近いが、全知って訳じゃねえし」

W「あいつも一応オレと同じく、頭ン中にねえ事はどうしようもねえ」

凪「結果を思い描く事ができない場合、異能そのものは無力だって事さ」


W「9月中に学院に顔出した面子の中では、オレともう1人」

凪「私の担任の、草薙先生って人が現状のツートップかな」

W「仮にそうじゃなく、オレが最強だったとしても」

W「そもそもオレ自身、強さを誇示するキャラじゃねえからなァ。大っぴらにでかい口を叩く気はねえよ」


>>485(ユニ)

W「父親はいねえし、母親は寝たきりだったからなァ」

W「文字通りの意味で、誰にも頼れやしなかった」

凪「そもそも私たちの世界だと、異能は基本的に遺伝しない」

凪「異能を受け継がせる技術を、特殊な家系が確立したとかしないとか」

凪「そう言う話はあるけどさ。あ、私の両親もWWWのお母さんも普通の人間だよ」

W「オレの知る限り、他の生徒も突然変異的な覚醒が多い。例外らしい例外と言えば」

W「今言った異能を受け継がせる家系出身の前野って奴と、その付き人的な一族の羽藤って奴くらいだ」

W「親が能力者でも異能を持たなかったり、特に関係なさそうな異能を宿したりもするしなァ」


W「変身ならオレもできるが、そのための異能となると……あァ、いたな」

W「2年、雨音の1つ上に三角って生徒がいる。話した時間は短かったが、面白え奴だ」

凪「私とはタイミングが合わなくて話せてないまま、最近めっきり見なくなってな」

W「また戻ってこねえかなァとは思ってんだが、いやはやあいつ今何してんだか」


凪「分身の異能……とは、また少し違うんだけどな」

凪「私の能力は"遍在"。何処にでも、どれだけでも、どの程度でも存在できるし」

凪「逆に何処にも存在しない事もできる。"遍く世に在る雨音さん"とは私の事さ」

W「何だそのキャッチフレーズ」

凪「ふふん……気にするな」


凪「それと私、生前から病気はしてなかったよ。常識的な範囲で風邪に罹った事はあるけど」

凪「死ぬような病はない。……私はね、殺されたのさ」

凪「同級生の男子数人に、遊び半分で、何日もかけて、嬲り殺しにされたんだ」


W「オレの知る限り、あいつが此処に来た事はねえし」

W「多分、見てもいねえと思う。貰い事故みてえなトラブルが以前あったから、自衛してんだよ」

凪「彼にどんな事ができるか、本当に知らないんだよ」

凪「戦ってる所とか、見た事ないからな。これ以上は何とも」


凪「WWWならまだしも、私みたいなか弱い女の子さんが」

凪「束になった所で、たかが知れてると思うけどな」

W「オレは確かにそうだが、雨音の場合は……どうなんだ?」

凪「そもそもダメージを負う事自体が稀、かな」

凪「出すも消すも自在だから、傷付きそうな私を消せば無傷で済むし」

凪「喧嘩……と言うか、戦いで分身するような事もない」

W「オレもこいつも、頭数を増やす必要性の薄い戦い方だからなァ」

凪「それにそもそもの話、戦う事自体があんまりないからな」


W「オレのおすすめなら、やっぱこれよ」(おろしジャガイモを潰して油で焼き上げ)

W「何人かにも好評貰ってる、オレ一番の得意料理」(皿に盛ってリンゴソースを回しかけ)

W「あいよ、できたぜ。おあがりよ」っ(ポテトパンケーキ・4枚)



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