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☆★☆★☆ 10ちゃっと♪設立21周年記念祭☆★☆★☆ 第2会場

526 名前:WWW ◆V.9gKSA. 投稿日:2023/09/27(Wed) 00:57

凪「さて、何番かなっと」

W「7番ってこたァ、ボルダリングか遊覧飛行か」

凪「どっちにする?」

W「どっちかっつうとボルダリングかねえ。空飛ぶだけなら自前でできるし」

凪「私も同じく。かと言って、崖登りにも興味ないんだよな」

W「ならオレが登るから、雨音は隣で応援しててくれ」

凪「了解。それじゃ、行ってみよっか」


W「結構高えなァ……何mあるんだ、これ」

凪「3〜5mだってさ。好きなの選んでいいそうだよ」

W「なら3mにしとくか」

凪「其処で一番低い壁を選ぶ辺り、WWWって感じがする」

W「うるせえ。とにかくこのぷよの内、同じ色のを掴んだり足を掛けたりしてよじ登るんだと」

凪「ぷよに体重を預けるとか、不安で仕方なさそうだな」

W「そうでもねえ。触った感触は硬いし、ぷよぷよは見た目だけだなァ」

凪「そっか、なら安心だな」

W「おう。貸出してるシューズに履き替えて、いざ挑戦だ」

凪「頑張れー」


W「最初の内は大したこたァねえ。ぷよも豊富で密度も充分、問題なく登っていける」(すいすい)

W「けどなァ……やっぱどう考えても、登る程取っ掛かりが減ってってんだろ」(ぐいぐい)

W「よっ……とと、あァいけねえ。掴まれるぷよが手の届く範囲にねえ。戻らねえと……」(ずるっ)

凪「あっ」

W「おわッ!? あ、危ねえ……足踏み外しちまった」(がしっ)

凪「気を付けろよ、WWW」

W「分かってらァ、ええと足場、足場は……」(すかすか)

W「畜生、ねえなァ。どの辺にあるか見て確かめ―――」(つるっ)


W「―――うおわあああああ!?」(どごしゃ)

凪「あーあ、言わんこっちゃない。WWWー、大丈夫かー?」

W「だ、大丈夫だァ……マット敷いてあるし」

凪「ま、そうだろうな。受け身も取ってたし……それでどうする? 続きやんの?」

W「当たり前だ」

凪「そう来なくちゃ」


W「よっ、ほっ……おっとこいつは違う色だ、他の他の―――――あっ」(ずりっ)


W「んっ……くっ……もう少し、もう少しで届く―――――あっ」(すかっ)


W「まだまだァ、こうなったら本気出してやら―――――あっ」(ぐらっ)


凪「で、何回落ちれば気が済むんだ?」

W「喧しい」


>>198(ハナビィ)

W「今と同じ形式の花火大会は3年前、18周年からだなァ」

凪「それ以前で私たちが参加した範囲だと、イベントとしての打ち上げ花火はなかった筈」

W「オレたちのこの屋台みてえに、個人が勝手にやっただけだったな」


凪「花火の専門家は確かに、今年はハナビィさんだけかな」

W「オレの参加した5年間でも、去年顔だけ出してった志波くらいしか記憶にねえ」

W「この界隈、供給の少ねえ職種もあるもんだな」

凪「でもその分、需要が集中するって事だもんな。大変な分、やり甲斐はあるのかも」


W「良くも悪くも、人は適応の生き物だからなァ。似たようなもんには慣れちまう」

凪「かと言って、全く未知のものに手を出すのは怖い。難儀な性分だよな」

W「だがそれでも、人が求めるからこそ、それに応える奴も現れる。そう言うもんだ」


>>206

W「基本的に、勝てる勝負にしか興味がねえだけだ」

凪「去年はあんなに楽しそうだったけどな」

W「あれは例外だ」


W「ともあれ、戦うなら勝つべくして勝つ。こいつがオレの流儀だ」

W「負けねえように、負けても損失は最小限に。博打を、負けを遠ざける」

W「いざ負けて奪われるって時には……はッ、そん時は話は簡単だ」

W「皆殺しにして負けを踏み倒せばいい。結局の所、ギャンブルで最後にものを言うのは暴力だ」

凪「無茶苦茶言い出したな。法治国家の住人として、それはどうなんだよ」

W「現代日本じゃ賭博も違法だろうが」



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