【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ六

106 名前：羽藤柚葉 ◆cfGE57zE 投稿日：2023/11/14(Tue) 12:20

>>104-105(アーチェロお嬢様）

＞わ、わかりましたから！もう、勘弁してください。

こちらの表情のお嬢様には凛々しさと頼もしさが半分、
そしてそのような御顔になってしまう状況への懸念が半分、ですね。
仮にこの怒りの表情で『主』と向かい合ったとしたら、

「尊い命の雫の有難みも知らず、貪るだけの蛇（くちなわ）風情が、身の程知らずにも“神”を名乗るなぁッ！！！」

と叫んでおられるようです…。
申し訳ございません、仰る通りここまでにさせて頂きますね。（汗）

＞やはり妹龍神様は、ちょっとぶっきらぼうでしたが、なにせ最愛の姉龍神様に対して
＞さえもツンデレでいらっしゃいますから。

柚明：「いえいえ、お土産はきちんと受け取って頂けましたし、“貴女の娘の女中には姉さんに普段から良くしてもらっているから”
と仰って頂けて何よりです。
書斎にある絵本で経緯を拝見させて頂いた通り、心の内はきちんと互いを想い合っているのが伝わってきました。」

それとお屋敷の庭園の花々が以前より生き生きしているのも、龍神姉妹様の水の加護のお蔭なの。
ギャラリーに飾られた絵の一枚の、お母さんがピンクの薔薇を背景にして微笑んでくれている姿が現実のものになったのも
お二人のお陰なのよ、お母さん…。

柚明：「ええ、ギャラリーも拝見させて頂きましたけれど、あれ程素敵に描いて頂けるなんて
本当に嬉しかったわ。アーチェロさん…。」

（翌日、お嬢様が>>58で仰っているように母娘水入らずで過ごせるようお休みの日を作って下さいました。）

柚明：「この街も、金木犀の素敵な香りに包まれているわね…。色鮮やかな紅葉に染まるのも、もうすぐかしら。」

（母と一緒に、愛するこの町の名所を散策しています）

柚明：「お父さん譲りで真面目な性格のあなただから、学校やお仕事の事は心配していないわ。
それでも今は離れて暮らしている以上、健康でやれているかしらと気にはなってしまうのよね。
だからこそあなたが、連絡やお便りを欠かさないでいてくれるのは安心出来るわ。」

お母さん…。

柚明：「でも、あなたや私に流れる血の事やあなたを大切に想ってくれるアーチェロさんのこれからを思うと
全てが平穏無事とはいかないかも知れない。
だからこそ、辛い時があれば私やお父さん、そして周りのあなたを大切に想ってくれる方々を頼って
決して一人で抱え込まないようにね。
“アカイイト”は、互いを結んでこそ意味があるの。
その結ばれた絆をもって、私も桂ちゃんも苦難を乗り越えてきたのだから。」

はい、それだけは決して忘れません。
そして自分を大事にしてこそ、お嬢様も大事に出来るという事は常に肝に銘じておきます。

柚明：「あら？うふふ…。アーチェロさんもオルキデア様と一緒に違うコースで
母子水入らずでこの町の景色の散策を楽しんできたみたいね。
さあ、柚葉はアーチェロさんの所に行ってあげなさいな。
今度はオルキデア様と、もう少しお話させてもらおうかしらね。（微笑）」

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