【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ六

608 名前：羽藤柚葉 ◆cfGE57zE 投稿日：2024/04/13(Sat) 17:50

>>599（アーチェロお嬢様）

（夕食後、お部屋でリラックスしています）

（コンコン）
はい、柚葉です。
レイナさんですか？如何されましたか？
お仕事の件でしたら、すぐに向かいます。え？違うのですか？

（部屋のドアを開けると、化粧箱を手にしたレイナさんが入ってこられました）

これは…。レイナさんから私に就職祝いですか？
お嬢様、三姉妹さんに引き続きレイナさんまで…。
私一人のために、本当に有難うございます。

これは本当に立派な化粧箱…。
しかもこちらのシャンパンの瓶には私の名前までも丁寧に彫り込まれていて…。
中身を飲み終えた後も、立派なアートとしてお部屋に飾っておける仕様なのですね。

部屋に入って飾られたこの箱と瓶を見る度に、きっと私はレイナさんからの祝福を思い出す事でしょう…。
それでは、共に乾杯を…。

思い返すと、こうしてレイナさんと二人きりでグラスを傾けるのは初めてかもしれませんね。
今までお仕事の中で指南して頂いた事は、きっとこれからも役立ちます。
無論私は社会人になると同時に、このお屋敷のメイドとしてもあり続けます。
何かありましたら、メイドの先輩としてお力になって下さいませ。
今後とも、よろしくお願い致します…。

＞（その後、柚葉さんの前に屋敷神様が立たれました）

屋敷神様？如何されましたか？
その…何かご用意いたしますか？
お酒を頂いたばかりですので、多少心許ない部分もございますが…。

＞「遅くなったが、就職祝いじゃ。とあるお酒工房で受注しておる手書きラベル付きの
＞梅酒じゃ。」

まあ、屋敷神様まで私のために…。誠に有難うございます。
私の初出社、初出勤の日の屋敷の皆様からの就職祝い…。
この日もまた、ずっと忘れない私にとってずっと大切な人なる事でしょう。

屋敷神様の梅酒の瓶のラベル、そして先程のレイナさんのシャンパンの瓶に彫られた名前…。
以前から私のために、準備して下さっていたのですね。
改めて、私がこのお屋敷の皆様にどれだけ愛されてきたのかを実感致します…。

あ、屋敷神様、少々お待ち下さいませ。
梅酒でしたら、良い組み合わせとして一昨日作ったレアチーズケーキがございます。
すぐに準備して参ります…。

（床に着いた後）
私の初出社の日は、お嬢様をはじめお屋敷の全員に祝福される
素晴らしい思い出の日となりました…。
これからも変わるものに驚きを隠せなかったり寂しさを感じる事もあれば、
変わらないものに安心感や安らぎを感じるのでしょう…。

まずはしっかりと研修を終えて、一人前に仕事をこなせるようにならなければ。
思えばグリッタちゃんは今より遥かに大変な時代を何度も潜り抜けて一人前になられたのですよね…。
彼女に比べれば、私は遥かに恵まれた時代に生きています。
何事があろうとも、前向きに行かなくては…。



掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧 ▲

名前： E-mail（省略可）：

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)