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ファンタジー世界の酒場【冒険者ギルド】―16章―

23 名前:ルードル ◆m6xPcbWo 投稿日:2023/11/22(Wed) 00:02
>>19
「冬の冒険は何が怖いって寒さだぜ。
洞窟のダンジョンなんかだと外より温かいこともあるが山やら森なんかだと寒さで体力を奪われたら魔物と闘うのも一苦労だ。
着込むのも手だが厚着で身動きが取れないと不測の事態に困っちまう。
そこでサラマンダー印の携帯懐炉、この中のよくわからん魔術的構造が所有者の微力な魔力を熱に変えて体を温めてくれる………らしいぜ!
俺は魔力が使えないからコレ使えねぇんだわ」

「そんな詐欺師を見るような顔をすんなよ。
実質剛健、雪上を歩くのが楽になるかんじきもあるぞ。
こっちは俺も使ったし割とオススメだ」

>>20
「通貨を知らんとは遠い国からの旅人か?それともまさか自分達では金を見ない貴族の生まれか?
はたまた物々交換主体村から来たのお登りか」

まあいい、ここいらだとGって通貨が広く流通してるぞ。
ほれ、こういう金銀銅の貨幣だ。
金はいいぞ、手に入らん物は無いし持ってて困ることもない」

>>21
「ほほうこれは中々上物……だがギルドやら組合を通さない自家調合かふむふむ」

「いや、これを俺は受け取れないな。質が悪いからじゃねぇよ。
これだけ上手く作れるなら組合を通したほうが良い。俺の客の一人にその手の組合のやつが居るから紹介してやるよ。
(手頃な紙にササッと言伝を書くと手渡した)
「行商人のルードルの紹介って言ってそこへ持っていきな。
それでお墨付き印も貰えりゃこれからは例え作り過ぎたとしても作り過ぎる事はないだろうよ」

「なに、善意だけじゃねぇよ。
ちょいとした借りを返すついでに方方へ貸しをつくってんのさ」

>>22
「そうか、アンタも妻子持ちか。そりゃ俺も年を取ったもんだぜ。
ああ、お節介は善意として受け取っとく、だが女だ所帯だなんてのは俺の性に合わねぇし、俺は俺でこの生活をわりと気に入っててね。
そりゃ時にどこかへ腰を据えて店を持つべきかは考えるが、その度にまだその時じゃねぇと俺はそう思うのさ」

「そりゃあな、歴史も積み重ねたものも長く重く権威だの格式だのを重要視した論理立った魔法はより保守的だろうな。
しかもかそれが学校や教育ともなれば出る釘は打たれるこったろうね。
だが、諦める気はないならその意気だ。
その魔法剣ってのをより高めて分かりやすく使いやすい物にして行けば、自ずと道は拓けるだろうよ」

「さてね、その話が嘘か真かは俺の知るところではないな。
大酒飲みの戯言か詐欺師の作り話か、はたまた本当にそんな場所から来たのか見たのか……ま、少なくとも俺は海の底や空の彼方で商いをしたことはないからな。この目で見るまでは与太話さ。
だか、それを確認できるのは教職の魔法使いでも行商人でもなく、正しく冒険者ってもんなんだろうよ。
俺は泳げないし、見ての通り飛べねぇんだハハハッ」


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