掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

ファンタジー世界の酒場【冒険者ギルド】―16章―

29 名前:ルードル ◆m6xPcbWo 投稿日:2023/11/24(Fri) 02:54
十年そこらぶりにこの酒場にまで来たわけだがこの盛況は嬉しい大誤算だ。
しかし同時に思った以上に客が多いもんでどうも上手く捌き切らんな。
俺もヤキが回ったか、これが歳ってやつか……。

いやなに、閑古鳥が鳴いちまうよりは頗るありがてぇ話なんだが、もしかすると時々諸々返事に時間がちょいとばかし間が空いちまうかもしれん。
俺も上手くやってくように心掛けるが、時にその広い心で許してくれよな。
冒険者は持ちつ持たれつ、そうだろう?

>>24
「危ない橋はいくらか渡ってきたが一番危なかった話か……」

「昔ここのギルドに居た頃に妙な怪物にバッサリ切られたやつか、それともでっけえゴーレムの討伐に行って危うく瓦礫に埋まりかけた時も中々死ぬかと思ったな。
ま、俺はギルドのクエストでは基本荷物持ちとか後衛とか鑑定が仕事だからな。
どうしたって本職の戦士やら魔術師に期待するような聞いてて血湧き肉躍る英雄譚みたいな華のある話はあまりねぇなぁ」

「そうそう、昔々はここいらも治安が悪い時期があってな、アレも中々危ない目にあったと思うぞ。よくわからんが俺を狙ってナイフが飛ぶやらならず者の集団が酒場を
>>26「「ザッケンナコラー!!スッゾコラー!!」」

「ナンデ?!」
行商人は 物陰に 身を隠した!

>>25
「いい夢じゃないか。アンタの教えた魔法が脈々と受け継がれてゆく良い物になれば、この先をゆく若い冒険者の道にもなるだろう。
それはきっと空の果てにも海の底へも繋がってるさな」

「しかしアンタ、ずいぶん酔っちゃいないか?
俺もアンタ程のペースじゃないが、この強めの酒を数杯は飲んだと思うぞ。
それに気が付かないとは酔いが回ってるんじゃあないかい。
それ、そこの燭台のろうそくは何本に見えるよ?」

「ああそうか、そんな事もあったか。
それで魔力回復役の類が入り用と来たか、さっきの調合士のポーション仕入れときゃよかったなえーっと」
背嚢をガサガサと探る
「マンドラゴラの根とか月香草の干したやつはあるぜ。
漬けてよし粉薬にしてよし、東では湯船に投げ込んで薬湯にするって話も聞いたがそれはどうも眉唾だな」

>>27
「宝の地図を売る商人を探してるだって?
宝の地図じゃなくて商人ってところがポイントと見たが、まさか偽物の地図でも掴まされて金をふんだくられたか?それで復讐しようってんならそいつはご苦労なこった」

「悪いが俺には心当りはないな。
別に隠しちゃいねぇよ、本当に心当たりがねぇのさ。
疑うのは構わねぇが、俺が悪徳商人ならここで嘘言って情報料をせしめてるとこだ。
こう見えてお互い信用が大切な商売なもんでね、俺はそれなりには信用とか義理を気にしてるのさ」

>>28
「すまんな、それはさっき売れちまって在庫はないんだ。
そうさな、炎の書と氷の書一冊ずつならあるがそれじゃ代用不可能なのは魔法を使えない俺でもわかる」

「しかしアンタは運が良い、そこのサイラスって魔術教師なら持ってるかもしれんぞ。
売ってくれなくても何か学びはあることだろうよ」

「さて、紹介料って程じゃないが何か一つ買ってきな。
アンタは恩を小銭で返せるし俺は売れてラッキー。こういうのはその場で終わらせときゃ後腐れもなくて損はねぇのさ」

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧
名前: E-mail(省略可)

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)