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環境省なんていらない!?。
- 160 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/08/06(Sun) 19:57
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地球温暖化対策の本質を考える
〜グリーン・ニューディールを進めるにあたって〜
環境委員会調査室 杉本勝則
ところで我が国では、内閣官房が地球温暖化対策推進大綱関係予算を取りまとめ始めた 2003(平成 15)年度の1兆 2,866 億円から 2008 年度の1兆 2,166 億円まで、多少の増減 はあるものの毎年1兆円強の地球温暖化対策関係予算がつぎ込まれている。その内容とし ては京都議定書の温室効果ガス6%削減のための省エネ対策予算や新エネの開発予算等は あるものの、経済対策や雇用対策として計上されたものはない。これまで、温暖化対策を 脱炭素・脱化石燃料社会を築くための社会投資であるとの認識がなかったといって良いの かもしれない。 福田内閣においてようやく「低炭素社会・日本を目指して」(いわゆる福田ビジョン) が発表され、温暖化対策による社会構造変革の道筋が示されたが、これから温暖化対策に 向けた社会建設を始めようとする矢先に総理が退陣し、また、その後の金融・経済危機に よってその流れは不透明なものになっている。 このように多額の予算を使って温暖化対策を進めてきたが、その成果はどうであったか というと、2006 年度の温室効果ガスの総排出量は+6.2%の増加。2007 年度(速報値)で は+8.7%の増加となっており、このままでは京都議定書の国際約束すら達成できない恐れ
(「立法と調査」 2009.1 No.288(参議院事務局企画調整室編集・発行))
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