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アベノミクスに早くも冷や水・・! その行方は!?

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/28(Thu) 15:05
緊急経済対策を盛り込んだ総額約13兆1000億円の2012年度補正予算がねじれ国会の参院本会議で可決、成立し、アベノミクスの「大胆な金融緩和」と「機動的な財政政策」の「2本の矢」が揃ったその日に、イタリアの総選挙という外国の政治の結果によって、円高・株安に見舞われた。

アベノミクスってそもそも無理があるのでは!



2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/28(Thu) 15:07
寄り付きの日経平均は大幅反落、イタリア情勢の不透明感を懸念
ロイター 2月26日(火)9時26分配信



2月26日、寄り付きの東京株式市場で日経平均は大幅反落。都内で6日撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 26日 ロイター] 寄り付きの東京株式市場で日経平均は大幅反落。下げ幅は200円を超え、一時1万1400円を割り込んだ。イタリア総選挙が混戦となり、モンティ首相が進めてきた緊縮財政・経済改革路線が後退するとの懸念が台頭。

前日の米国株が大幅安となったほか、為替市場で円高が進んだことが嫌気され、電機、自動車などの輸出株や銀行、保険などの金融株に売りが先行した。イタリア政局の不透明感が増すことになれば、欧州債務不安が再燃するおそれもあるが、日本ではアベノミクスへの期待が強く売り一巡後は押し目買いで下げ渋っている。




3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/28(Thu) 15:09
伊政局不安 円急騰、東証も大幅反落 アベノミクスに冷や水
産経新聞 2月27日(水)7時55分配信

 イタリアの政局不安を受けた東京金融市場では26日、欧州債務危機の再燃への警戒感が高まった。株式などのリスク資産から資金が逃げ出し、円買いの動きが活発化。一時、1ドル=91円台と前日より2円以上も円相場が急騰し、東京株は3営業日ぶりに大幅反落した。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」への期待から進んだ「円安株高」に冷や水を浴びせた格好だ。

 イタリアの緊縮財政路線が後退するとの懸念から、前日のニューヨーク市場では約1カ月ぶりに1ドル=90円台を付けた円高の流れが継続。東京市場でも円買いが優勢となった。

 円高が製造業の業績改善を妨げるとの見方から、日経平均株価は前日比263円71銭安の1万1398円81銭で取引を終え、下げ幅は今年2番目の大きさだった。

 市場では、「ECB(欧州中央銀行)による国債購入などの安全網が整備されており、市場影響は限定的」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長)との見方がある一方、「欧州債務危機の根深さが改めて認識された」(みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミスト)として、日本の円安株高は調整局面入りしたと指摘する声も出ている。

 また市場では、安全資産とされる日本国債も買われて、長期金利の指標である新発10年債の利回りが一時0・675%に下落(債券価格は上昇)。約9年8カ月ぶりの低水準となり、投資家のリスク回避の姿勢を鮮明にした。



4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/28(Thu) 15:22
「アベノミクス」ってのは、どこにでもいるような大学の先生が講義で出てくるような空想にもとずくシナリオにすぎないのでは。

5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/01(Fri) 08:45
円安の必要条件は強いユーロとドルの存在である〜「何もしないのに」とばっちりを受けたアベノミクス

2013年02月27日 00:23

早川日銀総裁の後任に、「大胆な金融緩和」を支持する黒田アジア開発銀行総裁を登用する政府人事案が決まった翌日の金融市場は、イタリアの政局不安の煽りを受け、円相場が一時91円台へと前日比で約2円50銭急進。これを受け日経平均株価も今年2番目の下げ幅を記録。昨日の上げ幅276円の殆どを吐き出す結果となった。

「何もしないうちに」その効果が金融市場に現れたアベノミクス。今回は「何もしないのに」イタリアのとばっちりを受けた格好。

イタリアの総選挙の結果が「想定し得る最悪の結果」(ロイター)となったとはいえ、緊急経済対策を盛り込んだ総額約13兆1000億円の2012年度補正予算がねじれ国会の参院本会議で可決、成立し、アベノミクスの「大胆な金融緩和」と「機動的な財政政策」の「2本の矢」が揃ったその日に、円高・株安に見舞われたのは何とも皮肉な現象である。

また、イタリアの総選挙で反緊縮財政を掲げる中道右派が予想外の支持を集めたことが、日本で積極財政を掲げて大勝したアベノミクスに冷や水を浴びせる結果になるのも、皮肉なこと。震源地となったイタリアでは国債利回りが上昇し、余波を受けた日本では国債利回りは0.6%台と、実に9年8か月ぶりの水準まで低下した。

「大胆な金融緩和」を支持する日銀総裁人事案に対する国内の反応は、一段の円安が期待できるという好意的なものが殆どであった。しかし、こうした円の事情だけに着目した円安期待論は、ドルやユーロが相対的に強い状況を維持することが円安が続く必要条件であることを無視したもの。今回のイタリア発のとばっちりは、こうした議論のスキを突かれたものでもある。

「大胆な金融緩和」を支持する日銀総裁人事案が固まったとはいえ、日銀が今現在市場に提供しているハパワードマネーが欧米に比較して少ない状態にあり、ドルやユーロからのリスクオフの動きが生じた際、必要以上に円高になってもおかしくない状況が続いていることを忘れてはならない。

日本の「大胆な金融緩和」が物価上昇をもたらすという主張は妄想に近いが、「大胆な金融緩和」は「有事の円買い」が生じた際の円高を緩和するための必要な措置である。

イタリアの総選挙によって、忘れかけていたユーロ危機がゾンビのように甦ったが、米国でも今週は財政支出の強制削減問題や、バーナンキFRB議長の議会証言など、市場に影響を及ぼしそうなイベントが盛り沢山であり、日本の国内要因だけで円安が進行するとは限らない。

筆者の経験則からすると、「万人が悪材料と感じる材料による影響は、比較的短時間で終わる」ケースが多いが、日本の国内事情だけで円安が進むと盲目的に考えるのは危険である。当たり前のことであるが、為替市場は相対比較で動くものである。

6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/03(Sun) 16:10
アベノミクスとやらは、パソコンゲームのようなもので、現在期待でなんとかなってるが、
薄氷の上に載ってるようなもの。

7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/01(Mon) 08:20

    アベノミクス=物価を上げれば景気が良くなる論

景気が良くなると物価が上がる

しかし

逆=アベノミクスは真ならず!


これを学者とか、日本で実務経験の無い素人がやろうとしているのがアベノミクスというもの!。

8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/01(Mon) 11:11
景気が良くなると物価が上がるけど

物価をあげたからといって、景気が良くなる(=アベノミクス=という)わけではない!!。

誰でもわかること!。





9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/02(Tue) 11:20
景気が良くなると物価が上がるので

物価をあげれば景気が良くなる=アベノミクス=というのは

経済(エコノミクス〉とは似て非なる与太噺の素人ミクス!。


とてもミクスなどと呼べるものではないだろう!!。


このような状況下では

誰も再生産するための「設備投資」に踏み切れない。

「設備投資」の兆候すら見えてない。

景気など良くなるはずが無い。

だまされないように。






10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/02(Tue) 11:38
景気を占う指標は昔から[設備投資]です。
「設備投資」が急激に上昇して数年後に「景気」が良くなる・それはこれまでそうだった基本的な原則といえる。

しかし、「設備投資」は企業の「本気度」を占うもので、確実な「景気回復」を占う指標。
設備投資は莫大な資金が必要なため、本当に景気回復して儲けられるのでなければ踏み切れないもの。

この「アベノミクス」では、怖くてとてもとても本気で「設備投資」には踏みきれないのです。

いくら三本の矢、「成長戦略」と煽ってもだ。

11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/02(Tue) 11:54
ITでは景気は良くならない、やはり底辺の広がった景気回復には
設備投資が不可欠。

ITだとか、再生可能エネルギー?だとか医療などでは成長にならないピンボケ。

12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/03(Wed) 22:17
6日発表されたシャープとサムスンの資本提携。金策尽きて、かつてのライバルに助けを求めたわけだが、円安のせいで、「日本企業を買いたたくのは今だ」と海外勢が舌なめずりしているという、恐ろしい背景もある。

 経営再建中のシャープの頭痛のタネは、9月に待ち受ける2000億円の転換社債の償還だ。メーンバンクに「返すアテ」を示せなければ、追加支援を受けられず、償還できずに“ジ・エンド”。サムスンにすがるしかなかった。

 今後、シャープは、サムスンの下請け、部品工場と化していく。それを見たLGなどの韓国企業や海外勢はどう思うか。日本企業を買いたたこうと、触手を伸ばしてくる恐れがある。それを後押しするのがアベノミクスの金融緩和と円安だ。金融ジャーナリストの小林佳樹氏が言う。

「ここにきて海外のアクティブファンド、いわゆる“モノ言う株主”が日本株の買い増しをエスカレートさせています。欧米に加えて日本が金融緩和を進めることで、世界的なカネ余りが加速し、資金を調達しやすくなっているのです。ドイツ銀行の年次調査によると、13年の世界のヘッジファンドの新規資金は前年比3倍以上になる見通しです。ジャブジャブ余った世界中のマネーが、舌なめずりしてアベノミクスの日本に狙いを定めている。円安が進むほど安い円をどんどん調達でき、日本企業を買収しやすくなりますからね」

 日本企業は草刈り場になりかねないのだ。

 おまけに、欧米ファンドの資金には赤いマネーも入っている。中国政府系ファンドはすでに名だたる日本企業の株を大量保有し、時価総額は4兆円を超える。電機業界では、昨年9月末時点で、NECや日立(3位)、ソニー(4位)、パナソニック(5位)の大株主だ。今は「静かな株主」だが、いつ本性を現してもおかしくない。

「アクティブファンドは高い配当や資産売却を要求してきます。ハゲタカとなって日本企業に買収攻勢をかけてくることも考えられる。背後にいる中国系が日本の優れた技術や人材を狙ってきても不思議ではありません」(小林佳樹氏=前出)

 今回のシャープの一件は、ほんの序章に過ぎないのだ。





13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/07(Sun) 15:48
日銀の緩和策は「危険」=円下落止まらぬ恐れ―ソロス氏
時事通信 4月6日(土)6時17分配信

 【ニューヨーク時事】米著名投資家ジョージ・ソロス氏は5日、米CNBCテレビのインタビューで、日銀が決めた新たな金融緩和策に関し、円の下落がいったん始まると止まらなくなる恐れがあるとの認識を示した上で、「日本が行っていることは極めて危険だ」と警告した。
 ソロス氏は、黒田東彦日銀総裁の下で決定した金融緩和策について、「大変驚く内容で、非常に大胆なものだ」と評し、「日本は緩やかに死に向かっていたが、今や目が覚めた」と語った。 


14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/07(Sun) 15:54

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黒田日銀、海図なき航海=「満額回答」と市場は歓迎−新量的緩和〔深層探訪〕
時事通信 4月6日(土)8時30分配信



金融政策決定会合後、記者会見で笑顔を見せる黒田東彦日銀総裁=4日午後、日銀本店
 日銀は、黒田東彦総裁の就任後初の金融政策決定会合で、新たな量的緩和を決めた。予想以上の緩和策に市場は円安・株高で歓迎、上々の滑り出しとなった。だが次元の違う緩和で「海図なき領域」(加藤出・東短リサーチ社長)へと船出した黒田日銀は、難しいかじ取りを迫られそうだ。

長期金利、乱高下=過去最低から一時0.6%台−日銀緩和で思惑交錯・東京債券市場

 ◇黒田総裁の余裕

 「評価は市場がするものだ」−。マネタリーベース(資金供給量)や日銀の国債保有残高を2年で倍増させる異例の緩和に踏み切った黒田総裁は、4日の会見で余裕の表情でこう答えた。
 通貨マフィアと呼ばれた財務省財務官からアジア開発銀行総裁を経て、3月20日に日銀総裁に就任したばかり。今回の決定会合では、国債買い入れの増額などにとどめ、「レジームチェンジ」(体制転換)の具体策は4月26日の次回会合に先送りするとの見方が市場では有力だった。
 だが「やれることは何でもやる」と就任前から宣言してきた通り、新たな緩和策は大胆なものだった。毎年50兆円増やす長期国債の購入規模もさることながら、買い入れ対象を40年債にまで一気に広げた。株価指数連動型上場投資信託(ETF)の購入は同1兆円、上場不動産投資信託(J−REIT)も同300億円とし、保有残高を積み増す。
 市場は「これほどの満額回答になると予想した市場関係者はいなかったはず。インパクトのある内容」(黒瀬浩一・りそな銀行チーフストラテジスト)と歓迎。東京株式市場は全面高に転じ、円相場は1ドル=95円台に大幅下落した。

 ◇市場の期待は「魔物」

 黒田総裁は会見で「重大な副作用が直ちに表れる可能性は低い」と述べたが、長い目で見れば、新たな量的緩和による副作用のリスクは無視できない。
 緩和で毎月の国債買い入れ額は7兆円強と、新規発行国債の約7割に匹敵する。新たな緩和策決定を受けて4日の債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債利回りは0.425%と過去最低を更新した。
 日銀の緩和で人為的に金利が低く抑えられる状態が続けば、政府の財政規律が緩みかねないとの指摘は少なくない。仮にそうなれば円の信認の失墜、金利の急騰という事態が起こりかねない。黒田新体制の量的緩和が効果を発揮するには、政府が財政規律を失わないことが前提となる。
 黒田総裁は「期待を裏打ちする大胆な金融緩和を行う」と語って政策決定会合に臨んだが、市場の期待は「魔物」(加藤氏)でもある。市場は中央銀行にすぐに新たな緩和を催促してくる存在で、量的緩和策(QE)をとる米連邦準備制度理事会(FRB)も市場の期待を抑えきれず、QE第2弾、第3弾を繰り出す羽目になった。
 黒田総裁は会見で「現時点で必要な政策を全て決定した」と強調すると同時に、「必要があればちゅうちょなく調整していく」と発言。市場の緩和期待をつなぐことを忘れなかったが、第2弾の発動を迫られたときに今回ほどの効果が得られる保証はない。

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最終更新:4月6日(土)10時52分




15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/07(Sun) 15:58

“副作用”の指摘も…量的緩和策で円安加速
テレビ朝日系(ANN) 4月6日(土)13時16分配信

 5日のニューヨーク外国為替市場は、日銀の新たな量的緩和策を受けて円安が加速しました。市場からは、国債金利の急上昇などの危険性を指摘する声も上がっています。

 日銀による新たな金融緩和策への期待感から、ニューヨークの円相場は1ドル=97円84銭まで円安が進みました。約3年10カ月ぶりの水準です。アメリカの市場関係者からは、日銀の緩和策の副作用を指摘する声が上がっています。
 ヘイマン・キャピタル・マネジメント、カイル・バス代表:「すでに日本市場の終わりが始まっている。日本が国債危機に陥るのは時間の問題だ」
 アメリカのヘッジファンドを率いるカイル・バス氏は、日銀が長期国債の買い入れを大幅に増やして財政規律が緩み、国債が暴落する危険性を強調しました。最終更新:4月6日(土)13時16分



16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/14(Sun) 16:08
アベクロミクスに早くも赤信号

 アベクロミクスで株式市場は活況を呈していますが、早くも赤信号が灯り始めています。先行きを暗示する出来事が相次いで生じています。

 黒田日銀は「異次元」金融緩和の一環として、国債の7割を買い入れる方針です。そんなことをしたら日銀、引いては円の信認が揺らぎますから、市場が動揺するのは当たり前で、一儲けする好機到来という思惑も働いて、国債市場で異変が起きています。

 マスコミは意図的に無視していますが、値幅制限を超えて国債価格が乱高下したために、先週は5回も売買が一時停止となりました。サーキットブレーカーが頻繁に働くので、当局は値幅制限を緩和するそうですが、そんなことをして大丈夫なのでしょうか?

 国債を持つ危険性を投資家が感じ始めており、売りが殺到しているのです。今のところ先物市場での話ですが、このままでは長期金利が上がって国債価格が暴落するという展開になりかねません。そうなったら、国債を大量に抱える銀行や生保などは万事休すです。

 リフレ派の人たちは、日銀が無制限に資金供給すれば万事OKと簡単に考えていますから、国債が暴落したら金融機関を国有化すれば良いと言うかも知れません。しかし通貨の信用をなくしたら、輸入もままならなくなります。中東では、円での支払いを拒否されるというケースも生じているそうです。

 米国も安倍政権の手法を疑問視していて、アベクロミクスに待ったをかけ始めました。「テレ朝NEWS」は、昨日付でこう報じています。(ttp://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000003634.html)

   米財務省「競争力高めるための円安やめさせる」

 急激な円安を受けて、アメリカ財務省が「通貨切り下げをやめるよう圧力をかけ続ける」とする報告書を発表しました。

 報告書では、「アメリカは、日本に競争力を高めるための通貨切り下げをやめるよう圧力をかけ続ける」として、日本をけん制しています。また、「日本の政策がどのぐらい国内需要の伸びを支えているのかを注意深く監視する」としています。最近の円安を巡り、オバマ政権が日本の金融政策に厳しい姿勢を示したのは初めてで、安倍政権の経済運営に影響を与える可能性があります。報告書を受けて12日のニューヨーク市場では、1ドル98円台前半まで円高が進みました。

 親分の米国に「通貨切り下げを止めろ(円安誘導をするな)」と言われたら、安倍黒田のコンビは従わざるを得ません。来週18日からG20(20カ国の財務相・中央銀行総裁会議)が開かれますが、この時に政策の転換を迫られるかも知れません。そうなったら、今の株高も一瞬にしてしぼみます。

 焦った黒田総裁は、「(政府の財政状況は)おそらく持続できないと思う。財政赤字の縮小が必要だ」「現在の緩和策が続くわけではない。物価目標が達成されれば出口ということになる」「銀行券ルールはいずれ復活してくる」などと言い始めているそうです。(「日々坦々」資料ブログ)

 こりゃダメです。証券業界の扇動に乗って株式投資を始めた人は、今のうちに利益を確定をしておいた方がよいかも知れません。所詮黒田も役人で、自己保身が第一です。

 お金をジャブジャブ銀行に流せば物価が上がるというのがリフレ派の理屈ですが、そんな彼らを嘲笑うかの如く、世の中は逆の動きを見せています。牛丼チェーン店の吉野家は、並盛り牛丼を100円下げて280円にすると発表しました。デフレ傾向が強まっているのです。

 幾ら日銀が銀行の保有する国債を買い取っても、お金を借りる人がいなければ経済は活性化しません。企業は生産しても売れる見込みはないと見ていますから、設備投資などしようとしません。

 だから余った金は投機に回されていますが、殆どの国民には無縁の話ですから、財布の紐は固いままです。(財布の中に金が入っていないと言った方が正確かも知れません) 政治家も日銀幹部もリッチな人たちですから、庶民の実情など分からないのでしょう。

 書店に行くと、アベノミクス礼賛本で溢れていて、バラ色の未来を約束しています。副総裁の岩田規久男や、竹中平蔵の子分・高橋洋一なども本を出していますが、外れたらどうするつもりなのでしょうか?

 安倍の悪政をヨイショする魂胆が丸見えで、その奥には米国に対する屈従の精神も垣間見えます。米国様は、「お前らいい加減にしろ、このまま日本に破綻されたら自分たちに金が回って来なくなるじゃないか」とお怒りです。ひょっとして、わざと破綻して困らせようという自爆攻撃なのでしょうか?

17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/14(Sun) 16:12
>>16
「テレ朝NEWS」は、昨日付でこう報じています。
(ttp://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000003634.html)

   米財務省「競争力高めるための円安やめさせる」

 急激な円安を受けて、アメリカ財務省が「通貨切り下げをやめるよう圧力をかけ続ける」とする報告書を発表しました。

 報告書では、「アメリカは、日本に競争力を高めるための通貨切り下げをやめるよう圧力をかけ続ける」として、日本をけん制しています。また、「日本の政策がどのぐらい国内需要の伸びを支えているのかを注意深く監視する」としています。最近の円安を巡り、オバマ政権が日本の金融政策に厳しい姿勢を示したのは初めてで、安倍政権の経済運営に影響を与える可能性があります。報告書を受けて12日のニューヨーク市場では、1ドル98円台前半まで円高が進みました。

 親分の米国に「通貨切り下げを止めろ(円安誘導をするな)」と言われたら、安倍黒田のコンビは従わざるを得ません。来週18日からG20(20カ国の財務相・中央銀行総裁会議)が開かれますが、この時に政策の転換を迫られるかも知れません。そうなったら、今の株高も一瞬にしてしぼみます。

 焦った黒田総裁は、「(政府の財政状況は)おそらく持続できないと思う。財政赤字の縮小が必要だ」「現在の緩和策が続くわけではない。物価目標が達成されれば出口ということになる」「銀行券ルールはいずれ復活してくる」などと言い始めているそうです。(「日々坦々」資料ブログ)

 こりゃダメです。証券業界の扇動に乗って株式投資を始めた人は、今のうちに利益を確定をしておいた方がよいかも知れません。所詮黒田も役人で、自己保身が第一です。

 お金をジャブジャブ銀行に流せば物価が上がるというのがリフレ派の理屈ですが、そんな彼らを嘲笑うかの如く、世の中は逆の動きを見せています。牛丼チェーン店の吉野家は、並盛り牛丼を100円下げて280円にすると発表しました。デフレ傾向が強まっているのです。

 幾ら日銀が銀行の保有する国債を買い取っても、お金を借りる人がいなければ経済は活性化しません。企業は生産しても売れる見込みはないと見ていますから、設備投資などしようとしません。

 だから余った金は投機に回されていますが、殆どの国民には無縁の話ですから、財布の紐は固いままです。(財布の中に金が入っていないと言った方が正確かも知れません) 政治家も日銀幹部もリッチな人たちですから、庶民の実情など分からないのでしょう。



18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/14(Sun) 16:21
ほっといても円安局面にかったところを
通過安定をできない日銀がやけっぱちの金融緩和
まじめな実業家にとっては円安も円高も迷惑なことだ
大企業は円安で「海外配当が増えるから嬉しいだろうが
すでに海外移転されてしまった日本は
全国の限界集落に拍車がかかる
下痢ゾウ独裁政権で金持ちと富の海外流出がすすみ
日本は廃棄原発に囲まれたスラムの国となるのだ


19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/14(Sun) 16:50
はや!
4カ月目にしてもうアベノミスがミスっちまったか(笑)
だから騙されるな!ってはじめっから言ってるだろうに
安倍に何が出来る!何もできない

20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/14(Sun) 18:38
アメリカ 「アベノミクスは日本の終わりの始まりだ、1ドル=250円もあり得る」
日本政府の債務は「世界の終末」を迎えるのか? 1ドル=250円もありうる 『バロンズ』が警鐘 - market hack(2013年4月14日01時13分)


米国の投資週刊紙『バロンズ』に「Does Japan Face a Debt Apocalypse?」と題された記事が出ました。
Apocalypseはヨハネの黙示書とか世界の終末という意味です。以下抄訳:
未だ四月だが、今年ベストの投資戦略だった「円安演出の恩恵を蒙る日本株買い」というトレードは、もう賞味期間が終わったかもしれない。
日銀による巨大な量的緩和政策は、金融市場に活を入れた。だが日本国債にとってこれは危険な賭けかもしれない。
日本政府は低い金利で国債を売りだせるという事に依存しているからだ。
ダラスのヘイマン・アドバーザーズのファンドマネージャー、カイル・バスはかねてからそう指摘してきた。カイル・バスはリーマンショックの時にまんまと儲けた男だ。
現在、彼は「日本国債の金利が跳ね上がり、大きな円安が来る」というシナリオ下で利益が出るポジションを取っている。
日本がはじめた今回の「紙幣の印刷」の効果が短命に終わると見ているウォッチャーも居る。
「AbeはAsset-bubble economicsの頭文字じゃないか」というのはメリルリンチのストラテジスト、マイケル・ハートネットの指摘だ。
(中略)

日本の機関投資家は日本以外へも投資を分散させはじめている。
10年債の利回りが0.6%しかない日本国債より、もっと有利で、円安のヘッジにもなるような投資対象を求めているわけだ。
ここ数日、日本国債の市場は乱高下気味だ。カイル・バスはこれは「終わりの始まりだ」としている。
日本企業の多くは既に生産拠点を海外に移してしまっている。つまり空洞化は、もう起きてしまった後だ。だから円安の恩恵を日本のメーカーがフルに享受することはできない。
2%のインフレを望むという日本政府の新しい目標についてカイル・バスは「彼らは、一体、自分達がどんなことを望んでいるのか、しっかり考え抜いていない」としている。
金利が上がってしまうと、日本政府の借金のコストは上昇する。
ttp://news.infoseek.co.jp/article/markethack_51871064



21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/14(Sun) 19:14
2013/4/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


安倍首相が今月10日、衆院予算委員会で、こんな楽観論を振りまいていた。

「大胆な金融緩和でデフレマインドをインフレマインドに変える」「いよいよ、物価が上がると思わなければ、人は物を買わない。物が売れて企業の収益が上がり、労働分配率が増えて、だんだん従業員の給与が上がっていく」

アベノミクスで2%のインフレを起こす。そうなれば、人々は値上がりする前に物を買う。デフレマインドはインフレマインドに変わっていく。こんな見立てを改めて強調したわけだが、つくづく単細胞な男だ。

日銀が異次元の量的緩和をしたところで、物価が自動的に上がるわけではない。むしろ専門家は否定的だ。物価が過熱気味のときに金融を引き締めるのは効果があるが、逆は無理だ。そんな意見が圧倒的なのに、安倍は物価が上がり、物が売れて、賃金まで上がっていくと無邪気に言う。本気で信じているのだとしたら、大バカだが、実はもう、安倍の夢物語を打ち砕く出来事が現実になった。

吉野家の牛丼値下げだ。

並盛り牛丼を100円下げて280円にすることを発表したのだが、その理由を安倍に聞かせたいものだ。

「従来の価格では満足できる売上数に届かなかった。客が求める価値のうち、もっとも大きな要素は価格だ」と吉野家の安部修仁社長。

要するに、値下げしなけりゃ売れないのだ。世間では相変わらず、身を切るようなデフレ、値下げ競争が続いているということだ。

◆間違いと限界が露呈したアベノミクス

こうした動きは牛丼業界に限らず、ユニクロもイオンも政府が決めようとしている消費税還元セールの禁止に猛反発している。値下げしなけりゃ売れないことを一番よく知っている業界からの悲鳴である。

いかに安倍が能天気か、苦労知らずのボンボンかが分かろうというものだ。

「リフレはヤバい」の著者で慶大大学院准教授の小幡績氏はこう言った。

「アベノミクスの問題点は2つあります。1つは、吉野家の例でも明らかなように金融政策で物価は上げられないのです。上げられるのは株や不動産などの資産と、円安による輸入価格だけです。それなのに、アベノミクスはインフレを起こせると思っているし、そうなれば、駆け込み需要で物が売れると信じている。問題点の2つ目は、たとえインフレになっても物は売れないということです。200万円の車が来年、220万円になるからといって“今、買おう”というのはよっぽどの金持ちです。普通の人は“だったらやめよう”となる。つまり、アベノミクスで景気は回復しないし、吉野家の一件で限界が露呈したのです」

そうなのだ。「物価が上がった方がいい」「そうなりゃ、みんなが今買い物をする」なんてのは、バカな大金持ちの発想だ。庶民の生活はカツカツなのである。街には年収200万円の若者があふれている。主婦は安い小麦粉やトイレットペーパーを求めて、血眼で走り回っている。だから、吉野家も値下げなのだ。安倍はバカ言ってんじゃない。

◆マーケットに渦巻く 国債暴落懸念の背景

アベノミクスの化けの皮が剥がれた今、問題はこれからは副作用ばかりがクローズアップされる、ということだ。

景気は回復しない、物価は簡単に上がらない。しかし、日銀は物価が上がるまで「異次元の量的緩和」を続けるのである。その結果、どんな事態が起こるのか。

実はマーケットでは連日、恐ろしいことが起こっている。値幅制限を超えて国債価格が乱高下するため、今週は延べ5回もの売買一時停止措置が発令されたのだ。そのため日銀は証券会社などの幹部を呼んで会合を重ね、日銀の国債購入をアナウンスしている。

11日は翌12日に長期国債を一気に約2・5兆円買い入れると発表。15日には4・3兆円の資金供給を行うこともアナウンスした。

しかし、それでも国債はすぐに急落してしまう。12日なんて、週末なのに売りが広がり、長期金利(10年債)は0・620%まで跳ね上がった。金融機関は長期金利を引き上げ、黒田・日銀の「金利を下げて投資を促す」戦略は大外れ。

それどころか、「こんな危なっかしい国債は持っていられない」(国債ディーラー)という声が出始めている。その背景にあるのは、いくら黒田日銀が否定しても、「日銀が財政ファイナンスをしている」という見方だ。それが根底にあるから、常に暴落懸念がよぎる。日銀が国債を買えば買うほど、不安が広がる。実際、国債が急落したら、日本経済はクラッシュなのだから、恐ろしい。

国債の市場分析の第一人者、ソシエテジェネラル証券の東京支店長・島本幸治氏はこう言った。
「日銀が国債買い取りを発表しても価格が急落するのは、日銀が市場のコントロール機能を失っているからではないか。こんな見方が確かにあります。これが国債暴落懸念を想起させているのです。それでなくても日銀の別次元の量的緩和で国債の7割を買うことになったため、市場のプレーヤーが少なくなり、市場機能が弱体化している。今のマーケットは量的緩和の弊害ばかりが表に出ている状況です」



22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/14(Sun) 19:15
続き・・

◆黒田総裁が急に出口戦略を言い出した

それだけに、黒田日銀の青ざめていること。エラソーな日銀が市場関係者とミーティングを重ねて、情報発信するなんて異例だし、黒田総裁自身も新聞のインタビューに応じて、こんなことを言い出している。

「(政府の財政状況は)おそらく持続できないと思う。財政赤字の縮小が必要だ」「現在の緩和策が続くわけではない。物価目標が達成されれば出口ということになる」「銀行券ルールはいずれ復活してくる」(11日)

ちょっと前までは「2%まではなんでもやる」と強調、出口戦略について聞かれても、「いま具体的に話すのは時期尚早だ」なんて言っていたくせに、完全に逃げ腰ではないか。

このコメントを見た大阪商大教授の佐和良作氏(経済学)はこう言った。

「マーケットの反応に慌てているのだと思います。黒田さんは理論だけの人でマーケットのサジ加減のようなものを知らない。こういう政策を打ち出せば、市場がどう動くかという皮膚感覚のようなものがない。その弊害が出ていますね。国債急落の懸念が出てきたものだから、財政再建の必要性や出口戦略に言及せざるを得なくなったのだと思います」

こりゃ、日本は大変な事態になりつつある。前出の小幡績氏は「国債暴落だけは避けなければいけないが、危ない。黒田日銀は、そのリスクを高めてしまった」と切り捨てた。

何が平均株価急騰だ。そんなのに浮かれている間に、日本経済はのっぴきならなくなってきた。


 



23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/14(Sun) 21:01
不安を煽る書き込みの数々に一番影響を受け、洗脳されているのは、書いた本人ではないのか!?

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/15(Mon) 08:37

 今回のさじ加減は、生物兵器か地震兵器の
さじ加減だから、尚更不安になってくるね。

とりあえず黙っておけ、と在日みたいな反日
根性丸出しで、政府与党が、土豚舎じゃない
なら、恥ずかしくないのかな!

その証拠に!中国の不審な行動を前に、日
本政府が取った行動は、敵やマスゴミと足
並みを揃えて日本国民を脅迫強要恐喝し敵
と脅かして居るだけじゃないか!

例えば、チンピラが住むマンションが上が
るか?違法行為が行われる住宅街の地価が
上がるか?
バブルになったとしても、そこだけ上がら
ないんだよ、そして、そこというのは、日
本を指すんだよ。不安というのは、そうい
うところから、漏れて、あっけなく潰れる
のかもね。
バブルになるのは良いが、馬鹿が浮かれる
なって事だよ。


25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/15(Mon) 13:41
予告編

@北とユダヤのミサイル茶番劇
A自衛隊がユダヤ軍産複合体の武器をたんまり買わされる
B日中関係を急激に悪化させられる
C橋下、安倍などCIA協力者に憲法改正させる
D国防軍昇格
E日中戦争をさせられる
F武器を大量に売りつけられ、買うための金を利子付で貸しつけられる(日露戦争と同じ構造)。
G第三次世界大戦をさせられる
H利子の支払いを200年させる。(ユダヤに日露戦争戦費をいつまで払ってたか知ってる?)


26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/15(Mon) 23:21
ユダヤ人とクリスチャンとスパイを全て殺せ。

勿論、創価学会もね。

27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/16(Tue) 20:56
早くも、世界中、大暴落の兆し。

28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/16(Tue) 21:08
通貨安競争回避を再確認へ=18日からワシントンG20
時事通信 4月16日(火)20時56分配信

 ワシントンで18、19両日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の主な議題が16日固まった。会議では、世界経済のリスクや、日米欧など先進国の金融緩和策の影響などを点検。各国が輸出競争力の強化を狙って自国の通貨下落を促し、通貨安競争に陥るのを回避することを改めて確認する見通し。金融緩和に伴う過剰マネーの流入が新興国などに与える悪影響を注視することでも合意する。
 日本からは麻生太郎副総理兼財務・金融相と、黒田東彦日銀総裁が出席する。 

【関連記事】


29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/28(Sun) 22:59
池田教授が「アベノミクスバブルがはじける時」を予測〈週刊朝日〉
dot. 4月27日(土)16時10分配信

 大幅な円安と株価上昇を引き起こしたアベノミクス。だが、そんなバブル状態も雪崩を打って下落するかもしれないと、著名な投資家が”警告”したが、真相はどうか? 早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦氏が解説する。

*  *  *
 アベノミクスのインフレターゲット年2%という命を受けて、黒田日銀総裁はマネタリーベースを2年間で2倍にするという決定を行った。要するに日銀が市中銀行から国債を大量に買い入れて、市中銀行の日銀当座預金残高を大量に増やすという話だ。単純に考えて、市中銀行の日銀当座預金に金があふれたとしても、企業がこれを借りてくれなければ、実際に世の中に回る金(マネーサプライ)は増えないわけで、本当に効果があるのかしら。

 景気がよければ、消費者はお金を使い、企業は設備投資のために銀行から金を借りて、マネーサプライが増えてインフレが進行するという筋書きは素人でもよくわかる。でもねえ、マネタリーベースが増えれば、マネーサプライが増えて、インフレになって自動的に景気がよくなるなんて話は信用しろという方が無理だわ。なんてったって今は、現実に景気が悪いんだから。

 国家公務員や地方公務員の給与を引き下げて景気をよくする(すなわちお金をどんどん使ってもらう)ことは不可能である。どうせ赤字国債を発行するのであれば、その金で国家公務員の給与を20%くらい増額したらどうですか。国家公務員の人件費の総額はたかだか5兆円(2012年度)なのだから。先日も地方に講演に行ったら、公務員の方に、給与は下がるわ、ガソリンは上がるわで余分な物を買うお金はありません、とぼやかれた。確かに円は安くなり株も上がり、一部のお金持ちは儲かるかもしれないが、貧乏人がおこぼれに与(あずか)る前に、バブルがはじけるのは必定だと思う。市中銀行の日銀当座預金は借り手がいなければ、株や不動産などに注入されて、またぞろおかしなことになるに違いない。

 一番怖いのはもちろん、日銀が無制限に国債を買い入れれば、円安の進行が止まらなくなり、インフレが極度に進行することだ。著名な投資家のジョージ・ソロスは、円安が進行して、日本人がお金を海外に移したいと考えだしたら、円は雪崩を打って下落するかもしれないと、黒田日銀の極端な金融緩和に懸念を表明しているという。

 確かに1ドル=100円前後で推移していれば、輸出関連企業は一息ついて、景気にも好影響を与えるだろうが、ソロスの言うようにひとたび円が雪崩を打って安くなりはじめ、輸入製品が値上がりして、ガソリン1リットル300円、パン一切れ100円といった狂乱物価になれば、貧乏人は大変だ。そうなる確率は相当高いと思う。私は余命いくばくもないのでどうでもいいけどね。

※週刊朝日 2013年5月3・10日号




30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/29(Mon) 16:51
一部のエコノミストが語る「国債バブル」の危うさ
(更新 2013/4/19 11:30)
 

日銀新総裁の黒田東彦(はるひこ)氏は「2」がラッキーナンバーなのか。4月4日にあった金融政策決定会合後の記者会見は「2」の連発だった。

 市場に供給するマネーの量を2年間で2倍に膨らます。保有する国債は2年で2倍以上にし、物価目標2%を2年で達成する。「白川」から「黒田」に総裁が代わると、日銀パワーは「2倍」になりデフレ退治ができる、ということらしい。だが、この大胆な金融政策の裏で、一部の専門家からは「国債バブル」の危うさが指摘されている。

 黒田総裁の説明では、2014年末までに新たに130兆円の日銀マネーを増発する、という。しかし、130兆円が人々に分配されるわけではない。大半は銀行が保有する国債を買い上げることに使われる。日銀から出たマネーは銀行に溜まる。

 5日の国債市場で10年モノの国債金利が史上最低を更新、0.315%になった。前日の日銀決定を受け、国債の値が上がる(金利は下がる)と見た投資が殺到したためだ。
 
 10年モノの金利が0.3%というのはメチャクチャに低い。低ければ借り手が増える、というのが普通だが、ここまで金利が下がってしまうと0.5%も0.3%も借り手にとって大きな違いはない。おカネを借りてする事業があるか、ということが問題なのだ。金利低下を喜んでいるのは銀行だ。130兆円の日銀マネーがこれから流れ込むのだから、国債価格は上がる。

 いま買えば得する。銀行は融資より、国債運用に励む。

「国債バブル」と市場でささやかれている。1980年代のバブルは金融緩和のカネが不動産や株、ゴルフ会員権などに流れ込み資産バブルを煽った。いまは国債市場で「上がるから買う、買うから上がる」というバブルが起きている。

「国債市場には本来、財政膨脹に歯止めをかける機能がある。消化力を超えた大量の国債が発行されると、金利が上がって発行を抑制する。だが日銀が買いまくれば、その歯止めは失われ、財政規律が損なわれる」

 BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは言う。国債バブルが崩壊すれば金利が跳ね上がる。その時、政府や銀行は大変なことになる。

 だが、そうした発言を正面からするのは、河野氏ら一握りのエコノミストだけだ。

「当局に厳しいコメントはしづらい」(大手銀行の広報担当者)

 金融界には空気を読む人が多い。メディアを賑わす識者の声は「アベノミクス礼賛」がほとんどだが、裏で「国債バブル」を語る人が確実に増えている。

※AERA 2013年4月15日号





31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/30(Tue) 10:22
今、安倍内閣が発足した後、「輸出」が減少しているという。

主だった企業が海外へ出て行ったので円安効果ははあまり関係しない。
むしろ原材料の高騰などで利益が減っている。

自動車等は、為替差益で潤ってるだけ。

だから、「景気回復」の指標である『設備投資』が無い。

怖くて。設備投資に踏み切れていないからだ。

32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/30(Tue) 10:23
キヤノンなんか利益が急激に減っていると伝えられる。

33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/12(Sun) 08:34
ttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130501-00010001-php_t-bus_all&p=1
PHP Biz Online 衆知(THE21) 5月1日(水)17時30分配信


■実体がない株価の上昇はやがて揺り戻しがくる!■

アベノミクス効果によって株価が上昇し、投資家だけでなく企業も一般のビジネスマンも、「日本経済の復活がいよいよ始まった」と沸き立っている。しかし、それが「作られたバブルに過ぎない」と断言するのは、浜矩子氏だ。アベノミクスに踊らされて楽観していれば、あとで痛い目に遭うと警告する。そのように分析するのはなぜなのか。いまの日本の経済運営にどんな問題点があるのかをうかがった。<取材・構成:笠原崇寛/写真:永井浩>


アベノミクスは「アホノミクス」

 メディアのみなさんは「アベノミクスで日本経済が復活した」と騒いでいますが、実に許し難い状況です。具体的にはまだ何の政策もしていないのに、作り上げられたムードに市場が踊らされている。これは「アベノミクス」ならぬ「アホノミクス」ですよ。言葉だけが先行して、実態がないまま株価が上昇し、「株を買わなければ損だ」という雰囲気が蔓延しています。円安がさらに進むのではないかと、為替取引に資金を投じる人も増えているのでは。しかしこれはバブルにすぎません。

 そもそも、円安・株高になっているのはなぜか。それは安倍政権が日銀を政府の出先機関のような存在にして、金融緩和を強行できる体制にしてしまったからです。中央銀行の独立性を損なうこのやり方は、独裁国家と見紛うばかりです。

 安倍政権が言うところの「三本の矢」の1つ、「金融緩和」を行なって市場にお金をジャブジャブと注ぎ込めば、円の価値は相対的に下がって円安になります。円安になれば輸出企業を中心とした株価が上がります。また、金融緩和によって金余り状況を作り出せば、一部の資金は株式市場や不動産に向かい、値段が高騰します。

 また、日本の株価が上がったのは外国人投資家が買いに転じたことも大きい。アベノミクスで一儲けしようと思った彼らが、資金を振り向けてきた。こうした動きによって、円安・株高が加速したのです。

 しかし、この状況は景気が回復したわけではなく、演出された一時的なものです。先日、イギリスの『エコノミスト』誌が主催した勉強会に出席したときのこと、ある外国人投資家はいまの日本経済の状況を「安倍=ABE=アセット・バブル・エコノミー」、つまりは「資産バブル経済」だと表現していました。彼らも一時的な景気浮揚に過ぎないと見抜いているのです。 

 そういう人たちは、煽るだけ煽って、日本の一般市民が株を買って高値になったところで、売り抜けるでしょう。そのタイミングをみ計りながら、彼らは虎視眈々と市場の動きを見ています。外国人投資家はいまの状況をそのように見ていることを忘れてはなりません。




34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/12(Sun) 08:34
続き・・

いま給料が上がっても生活は豊かにならない?

 そもそも、円安になれば日本経済はほんとうに良くなるのでしょうか? いまやグローバル・サプライチェーンが構築され、円安で恩恵を受けるといわれる輸出産業にしても、さまざまな国から資源や部品を調達しています。円安になれば当然、それらの調達コストが上がり、利益を圧迫する。実際、ガソリンなどは円安になってから国内価格が上昇しています。円安=日本経済の利益とは一概にはいえないのです。

それでも日本は、一部の人の声に押されて、金融緩和で円安に誘導する「通貨安競争」へと乗り出してしまいました。それによって一時的に円安・株高になったとしても、相手国の景気が悪化すれば輸出は減り、その影響を受けることになります。

 先日のイタリアの総選挙の結果、政治が混乱するのではという予測が広がると、円が買われて円高になり、日経平均株価も値を下げました。その後のキプロスの預金封鎖をみても明らかなように、欧州の債務問題はまだくすぶり続けています。世界のどこかで問題が勃発すれば、円も日本の株価も大きな影響を受けるのです。

 世界全体の実体経済が良くならなければ、早晩いまのバブルは終焉を迎えるでしょう。そこで損害を被るのは、ムードに踊らされて、株や為替に手を出してしまった人たちです。

しかもいまの状況で心配なのは、富裕層など余裕のあるお金で投資する人だけが参加しているわけではないこと。雇用が不安定ななかで、収入や貯蓄の少ない人たちが生活のために投資に参加しているというケースも多いのではないでしょうか。主婦やサラリーマンを中心とした日本の個人投資家は「ミセス・ワタナベ」の名称で海外でも有名になりましたが、その実態は優雅なものとはかぎりません。家賃の支払いに困った江戸の庶民が賭博に手を出すような「生活防衛型投機」が大きな部分を占めているのではないかと、私は見ています。

 一部の企業がボーナスの増額やベースアップを発表していますが、全体で見れば働く人たちの賃金は上がることはないでしょう。いまの政権は、労働規制を緩和し、正社員を解雇しやすくするなど「雇用の弾力化」を進めようとしています。そうなれば、企業は正規雇用を減らして非正規雇用の割合を増やし、総人件費を抑える方向に動くはず。いま給料が上がっても、2、3年後にはリストラを言い渡されるかもしれない。決して喜んでばかりはいられないのです。


実態はかつてのバラマキ型公共投資

 問題は、株価がバブル的に上がっていることだけではありません。安倍政権が打ち出している経済政策に成長性が感じられないことも大きな問題です。

2月に訪米した際に、安倍総理は「ジャパン・イズ・バック(日本は戻った)」という表現を用いましたが、この言葉を聞くと「復活」ではなく、「過去への後退」を目指しているように聞こえます。なぜなら、「三本の矢」の2つ目である「財政支出」は、従来型の公共事業の復活に過ぎないからです。

 たしかに、それによって建設業を中心として一時的に潤う業界は出てくるでしょう。しかし、それで日本経済全体が復活することなどあり得ません。それに現在は、東日本大震災の復興需要によって、建築資材や建設業者が不足していることも考えなくてはなりません。せっかく公共投資の大風呂敷を広げても、資材不足・人手不足で工事が進まなければ、即効的な景気上昇効果すらおぼつかなくなってしまいます。同時に、三本の矢の3本目として掲げられた「成長戦略」については、いまだその具体策は見えてきません。

 実体経済の回復がないまま株価や不動産などの資産が高騰すれば、必ずつけを払わなくてはならなくなります。そのときに大怪我をしないように、踊らされない冷静な判断が必要です。

◆浜 矩子(はま・のりこ)エコノミスト/同志社大学大学院ビジネス研究科教授
1975年、一橋大学経済学部を卒業後、三菱総合研究所に入社。90年に渡英し、三菱総合研究所ロンドン駐在員事務所所長兼駐在エコノミスト。 98年に帰国し、三菱総合研究所主席研究員・経済調査部長。2002 年、同志社大学大学院ビジネス研究科教授に就任。国際経済学、国際金融論が専門。
著書に『「通貨」はこれからどうなるのか』 (PHPビジネス新書)など、多数。

浜 矩子(エコノミスト/同志社大学大学院ビジネス研究科教授)





35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/14(Tue) 18:19
・・金利急上昇中!!!・・
 
・1000兆円を超えた国債償還に暗雲いよいよ現実味!

・銀行が企業に金を貸さなくなる。
 設備投資など怖くてできない 、景気に直に影響!

・住宅ローン金利が上昇
 家を建てたいひとがこまるだけでなく、景気に悪影響

円安不況現実味に

36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/14(Tue) 18:32
長期金利3カ月ぶり高水準 日銀、投資・消費の思惑外れ
SankeiBiz 5月14日(火)8時15分配信

 日銀が4月に打ち出した「異次元」の金融緩和策にかかわらず、長期金利がじわじわと上昇し、その影響で企業向け貸出金利も上がっている。日銀の緩和策は国債を大量に買い入れることで世の中に出すお金の量を2年間で倍増させ、市場の金利水準をさらに引き下げ、投資や消費を促すのが狙いだ。だが、現状ではその思惑は外れている。

 13日の国債市場では、長期金利の指標とされる新発10年債の利回りが一時、前週末比で0.110%上昇(債券価格は下落)し、0.800%をつけ、約3カ月ぶりの高水準となった。先週からの円安株高を背景に、「投資家の間で、安全資産とされる国債を売ってリスク資産である株式に資金を移す動きが加速した」(債券ストラテジスト)ことで利回りが上がった。

 日銀が緩和策を発表した直後、新発10年債の利回りは一時、過去最低の0.315%まで下落したが、長期金利はその後乱高下し、足元では緩和策の導入前に比べて上昇傾向にある。

 こうした状況を踏まえ、みずほコーポレート銀行や新生銀行などは10日、企業向けの長期貸出金利の目安となる「長期プライムレート」を2カ月連続で引き上げた。また、日本生命保険や第一生命保険も10日、企業向けの貸付金利の判断材料とする「10年貸付基準金利」を上げている。

 「米国やドイツ、英国の長期金利も大幅に上昇しており、安全資産からリスク資産にシフトする動きが世界で広がっている」(前出の債券ストラテジスト)とされる中、足元の株高基調が続けば長期金利が一段と上がる可能性がある。


37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/14(Tue) 20:03
円安と国債金利上昇:緩和効果は今どうなっているのか。 - 釣 雅雄
アゴラ 5月14日(火)15時29分配信

本日発表の統計や金利,為替の動きは興味深いのでメモ書きしておきます。

通常,(短期では)為替は金利(差)が低下することで,円安に動きます。けれども,先週末と今日は,長期国債金利がずいぶんと上昇する一方で,円安方向へも大きく動きました。(ロイター「長期金利一時0.8%に上昇、日銀は柔軟なオペ運営で市場安定狙う」)

(いずれインフレになり,金利が上がって,円安にもなることは考えられますが,)アベノミクスから予想される動きとは矛盾します。たった2日間のことですが,しかし,これが現在の状況を理解するカギです。

さて,「大胆な金融政策」による効果の本命視されるべきは期待(予想)への働きかけです。最終的には株や債券ではなく,投資や消費への影響が求められます。けれども,まずは金融面で現れるはずです。

図は長期利付国債の売買差額(売付額−買付額,億円,日本証券業協会「国債投資家別売買高」)と10年国債金利(財務省)の動きです。金利が変化したときに,誰が買越して,誰が売り越しているのかをみてみました。(需要と供給の問題はなかなか要因がわかりにくいのに注意は必要です。)

ttp://livedoor.blogimg.jp/ikedanobuo/imgs/8/d/8dff2d9c.jpg


さっとみると,昨年12月の金利上昇では,地方銀行以外が売り越しています。特に外国人の売り越しが大きく,EU債務危機の沈静化に伴うリスクオンに対応する動きだと考えます。その後,金利は低下していますが,信託銀行の買いが要因になっています。ただしこれには,金融政策への反応ではなく,別の何か特殊要因があるのではないかと推測しています。(当事者に聞いてみたいところです。)

さて,重要なのは3月です。日銀総裁,副総裁の交代のちょうどその時に,都市銀行が大幅に買越していて,金利は大きく低下しています。私は,これは期待(予想)に働きかけた政策,すなわち大胆な金融緩和を見越して,都市銀行が国債を買ったとみています。

しかし,その期待は短期間でしぼんでしまった(あるいは市場が混乱した)ようで,金利は少し戻ります。

今日,日銀が4月のマネーストックを発表しました。( ロイター「4月マネーストックM3は前年比+2.6%=日銀」)下の図はマネーストックのうち一般法人の預金の動きです。預金通貨(普通口座など)の変化率をみると,季節性以上の変化率上昇はみられません。3月に都市銀行は国債を買いましたが,それは実需の資金の動きにはつながっていないようです。

ttp://livedoor.blogimg.jp/ikedanobuo/imgs/9/d/9d66d524.jpg




38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/14(Tue) 20:03
続き・・
一方で,外国人は3月も売り越しています。これは,外国人がアベノミクスに無関心というよりは,外国人にとっては長期的に円安になれば,国債保有が損になるからでしょう。あるいは,リスクオンの継続かもしれません。

いずれの要因でも今後も外国人の売り圧力は続きやすく,日銀や国内銀行の買いが薄めのときに金利は上がりやすくなります。また,国債を売った資金を外国人が他国へ移す場合は,円安にもつながります。今日のように金利高と円安の動きが同時に見られるのはそんなときでしょう。もし,国内金融機関が同じ方向で行動すれば,さらに大幅な動きとなります。

少し水準が円安すぎるのでアベノミクス効果が加わっているかもしれません。けれども,そのアベノミクスというフィルターを外してみると,今日の動きはある意味自然で,経済原理で説明されるものだとわかります。したがって,為替は財政面で底が抜ける可能性もありますが,また,バブル的な動きになる可能性もありますが,通常はどこかで落ち着く(あるいは少し戻る)はずです。

ところで,円安に動けば株価は上がります。しかし,円安で輸出産業の収益が改善しても,量的な生産拡大がなければ国内投資増へのつながりは期待できません。円安,株高が実体経済の改善,あるいはインフレにつながるのにもハードルがあります。

そもそも,昨年もすでに十分な低金利,金融緩和状態にありました。国内投資についてはEU債務危機という海外要因による金利低下で,金融政策によらない緩和効果も得ていたはずです。住宅投資には影響があったようです。しかし,海外の景気低迷や中国との関係悪化のため,生産増と投資増につながらなかったのです。

したがって,円安かどうかよりも海外の景気動向の方が重要です。この点では,少し期待できる状況に変化してきました。一方で円安による輸入,特にエネルギー関連の物価上昇は所得の増加を相殺してしまいます。プラス・マイナスでは微妙な状況です。

このように,金融政策のみでは高経済成長を達成するのはどうしても難しいと考えます。実際に私達が直面しているのはエネルギー問題だからです。現状で,原子力は天然ガスにより代替されていますが,しかし,価格は高く輸入に頼っており,高負担に耐える構造になっています。日本経済は実質所得の低下に耐えながら,国際競争しているのが実情です。アベノミクスは第3の矢が本命で,マクロではコストの低下こそが重要だと考えています。

岡山大学経済学部・准教授
釣雅雄(つりまさお)
@tsuri_masao




39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/15(Wed) 00:45
>>35

アベノミクスとやらは、 円安・株高・金利安 のはずだった。

ところが

金利については金利安どころか金利高になってしまったということ。

そんなにうまくいくはずもないというところだが、それが現実となった。

景気回復の上で、金利と言うのは重要な要素!!。

・・金利急上昇中!!!・・

こうした事が続くと

銀行が企業に金を貸さなくなる。
 設備投資など怖くてできない 、景気に直に影響!

庶民の受託ローン金利が上昇売ると
景気にも悪影響を及ぼす。

内閣支持率にも影響・・

 


40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/15(Wed) 00:48
庶民の住宅ローン金利が上昇するということは

切実な問題で、景気にも影響するし、内閣支持率にもでてくるだろう。

41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/16(Thu) 18:58
株価上昇の裏で進む「日本売り」のシナリオ
東洋経済オンライン 5月16日(木)8時0分配信



株価は好調。だが、その裏では…(撮影:尾形 文繁)
 株価が上昇することと、債券価格が下落することは、どういう関係にあるのか。それが問題だ。

【詳細画像または表】

 5月10日、日本国債の価格は大きく下落した。これは、米国の景気回復から、ドル金利上昇の可能性が高まり、円安が進み、同時に日本国債は下落、日本株は急騰した。円が1ドル=100円を突破すると勢いに弾みがつき、円は101円も突破し、日経平均株価は416円も上昇した。

■ 債券の下落よりは、株価上昇に注目が集まりやすい

 この流れは、翌週も止まらず、13日の月曜日には、日経平均は174円上昇し、ドル円は102円台をつけた。一方、日本国債は、大きく下落を続け、10年物で0.7%台となった。

 14日には、日本国債はさらに下落した。午後、売り一色の展開となり、国債先物は3営業日連続で1円安まで下げ幅を広げ、新発10年物の国債利回りは一時0.855%と昨年8月以来、9カ月ぶりの高水準を付けた。10年債利回りは9日からの3営業日で0.265%ポイント上昇した。

 さらに、15日は、円安が再度進んだことから、株価も勢いがつき、日経平均は1万5000円台を回復した。一方、債券は大幅下落を続け、4営業日連続の大幅下落となり、10年物の利回りは0.9%台に乗せた。

 このような日本の金融市場は、どうとらえたら良いのか。良いのか、悪いのか。株は急騰だが、債券は急落。どっちの現象が、日本の金融市場全体の現状を的確に表しているのか。
 もちろん、テレビなどの一般メディアは、株価に注目する。5年ぶりの高値更新となり、世の中の人々の雰囲気は明るくなる。一方、金融関連のニュースを中心としたニュースサイトなどは、国債急落を繰り返し報じる。4月4日の「クロダノミクス」の登場から、生保の今後の投資行動への推測は何度もニュースとなったが、彼らが日本国債を買うか、外債へシフトするか、それも、為替ヘッジを付けずに外債投資をするかどうか、注目を集めている。

■ 株の上昇過程では、債券価格下落は問題でないことも

 さらに、今回の国債急落は、長期的な暴落トレンドの開始としては、あまりに早すぎるタイミングであるため、金融関係者の間では、最も危険な兆候として恐れられている。

 このとき重要なのは、株価が急騰する中で、国債が急落していることだ。株価が上昇する中での債券の下落は、金融市場にとってダメージにならない可能性がある。その理由は、3つある。

 まず、株価上昇と債券下落は連動している可能性があり、債券は株価が上昇した結果として、下落しているならば、債券に対する見方が悪化したわけではないからだ。

 一般的に、株価上昇と債券下落が連動するルートは2つある。

 第1に、期待インフレ率が上昇した場合だ。将来のインフレを織り込んで、株価は上がる。一方、名目金利とは、期待インフレ率と実質利子率の和だから、実質利子率が変わらないのであれば、期待インフレ率の上昇は、名目金利の上昇に直結する。したがって、名目金利が上昇し、債券価格は下がる。

 第2の可能性は、株価が上がるという予想の下に、株式を買う資金を得るために、債券を売っている場合だ。だから、債券は下がり、株は上がる。

 第1のケースが、政府や日銀が想定している金融緩和の効果だ。そして、これが、将来の実体経済の景気回復を見込んで、その結果としてのインフレ予想の上昇なら、株価上昇、期待インフレ率上昇で、むしろいいことづくめだ。その結果として、名目金利が上がってしまい、債券は下落することになるが、これは異常な低金利の金利正常化の過程として、景気回復時には通らなくてはならないプロセスだ。


42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/16(Thu) 19:02
続き・・

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株価上昇の裏で進む「日本売り」のシナリオ
東洋経済オンライン 5月16日(木)8時0分配信

 ただし、名目金利の上昇は、期待インフレ率の上昇の結果とは限らない。名目金利と期待インフレ率とは表裏であり、金融市場が金融緩和により資金があふれても、実体経済に直接働きかける効果は、現在は極めて小さいと考えられるから、金融市場の中だけでマネーがあふれる可能性がある。そのときに、名目金利が上がって、期待インフレ率ではなく、実質金利が上がる可能性がある。

 これは、経済理論上は出てこない。なぜなら、実質金利は、実体経済における決定変数であり、金融市場によっては動かないものであるからだ。しかし、現実には、国債がリスクレスアセットで、ベンチマークとする以外に、理論と整合的な議論は出来ないので、実質金利プラスインフレ率が国債金利と考えられてしまう。

 しかし、本当は、名目金利、すなわち、国債金利(すなわち国債価格の裏返し)がベンチマークになってはいるが、国債は国債で個別の金融商品であって、個別のリスクがある。このリスクを反映して価格が変化した場合には、国債金利が経済、金融市場のベンチマークという認識が広まっているから、ベンチマークが変わると思われているが、実際にはそうではないのが問題なのだ。

 これが欧州危機で明らかになったことである。

 名目金利が上昇した理由が、国債のリスクが高まり、リスクプレミアムが上昇したことである可能性があり、それが問題となる。そのときに、株価が勢いよく上昇しているのは、このストーリーを打ち消す事実として解釈することが可能であり、多くの市場関係者はそれを望む。

 ただし、可能性としては、株価は、それ自体として、バブルとして勢いがついたために、皆が買う、買うから上がる、だからさらに皆が買う、という典型的なバブルの流れが加速している、ということもあり得る。実際、5月15日には、米国市場好調の流れを受けて、日経平均は大幅高、1万5000円台を回復したが、マザーズなどの新興市場の下落は激しく、バブルによる乱高下が起きていると解釈するのが自然な状態である。

 もうひとつの債券価格の大幅下落を気にしなくて良いストーリーは、株式へ資金が集まり、その流れを受けて、債券の投資家も債券から株に資金をシフトさせており、その結果として債券が下落しているというものだ。


43 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/16(Thu) 19:06
続き・・

これは、現在の金融市場で広く流布されているストーリーであるが、実際のところは、少し疑ってかかる必要がある。なぜなら、日本だけでなく、世界の金融市場においても、債券の投資家と株式の投資家は、別の人々や組織であることが多く、そのような投資行動は、個々にはあまり取られないからだ。

 世界的なヘッジファンドの一部に限られた動きである。しかも、今回は、地方銀行が売ったというストーリーも報道されており、可能性としては、国債の投資家が、これ以上の国債保有はリスクが大きいと考え、あるいは、今後、さらに金利は上昇すると考え、売り急いでいる、ということが考えられる。

■ 長期では国債は「安楽死」へ向かう? 

 これを、裏付ける動きは、5月15日の債券相場の動きだ。午前中に大きく下落し、5年物で0.4%台、10年物の利回りが0.9%台に突入した。この金利上昇を危険と見た日銀が緊急に買い入れを拡大し、金利を引き下げようとした。これは一時的には効果を上げ、国債価格は前日比で大幅下落から、上昇に転じた。

 問題は、これが持続せず、その後、やはり国債は前日比で下落となってしまった。この乱高下は、日銀の介入で流れを変えることは出来ず、同時に、投資家たちは、日銀の買いを、売りの絶好機ととらえ、次々と国債市場から退出を進めている可能性を示唆している。

 これが国債市場にとって、一番危険なシナリオだ。この話は、まもなく刊行される拙著「ハイブリッド・バブル」で詳細に分析したが、重要なのは、まともな投資家が国債市場から退出し、乱高下をチャンスととらえるヘッジファンドなどが、国債市場の取引ウェイトを上げていくということが起きていると言うことだ。これは、長期的には、国債市場を日銀だけが買い支える安楽死へと向かわせることになる。

 現状は、株価が上昇しているから、株安、債券安、為替安のトリプル安、日本売り、と解釈するのには無理がある。しかし、株式市場のバブルを除いて考えれば、日本売りのシナリオは着々と準備されていると考えた方がいいと思われる。

 危険な流れが金融市場に生まれている。

小幡 績



44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/16(Thu) 20:35
アベノミクス以外に何かいい方法があったのかというと、
無かっただろうなー

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/23(Thu) 11:33
長期金利が急騰、1%台に 1年2カ月ぶりの水準
朝日新聞デジタル 5月23日(木)9時15分配信

 23日の東京債券市場は、長期金利が急上昇(債券価格は下落)し、指標となる新発10年物国債の流通利回りは一時、前日終値より0・115%幅高い1・000%をつけ、2012年4月以来、約1年2カ月ぶりの水準となった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和策が縮小されるという観測が広がり、米国の国債が売られ長期金利が上昇しており、「日本の長期金利も連動して上がっている」(大手証券)という。

朝日新聞社

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46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/23(Thu) 11:41
>>45


昨日こう大見得をきったばかりなのにね〜



金利急上昇、容認せず=国債買い入れ「弾力的に」―黒田日銀総裁
時事通信 5月22日(水)16時35分配信

 日銀の黒田東彦総裁は22日、金融政策決定会合終了後の記者会見で、長期金利が上昇傾向にあることに関して「ボラティリティ(変動率)が過度に拡大することは回避しなければならない」と述べ、金利急上昇を容認しない考えを表明した。
 その上で黒田総裁は「今後とも債券市場の動きを十分点検し、必要に応じて弾力的な国債買い入れオペレーション(公開市場操作)を行う」と語り、新たな量的金融緩和の一環として行っている国債買い入れの頻度や、買い入れる国債の対象銘柄の調整などで対応する方針を示した。
 長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは今月15日に一時、1年1カ月ぶりの高水準となる0.920%に上昇。新緩和策で長期金利低下を促す日銀の狙いとは逆の動きを示している。
 黒田総裁はこれについて「欧米の長期金利上昇、日本での株価の上昇、円安進行などが背景」と指摘。大規模な国債買い入れで金利の上昇幅を圧縮しているため、「直ちに長期金利が大きく跳ね上がるとは考えていない」と強調した。さらに「今の時点で実体経済に大きな影響を及ぼすとはみていない」と述べた。 




47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/23(Thu) 11:54
>>45,>>46

新緩和策で長期金利低下を促す日銀の狙いとは逆の動きを示している。

そもそも「金融緩和策」って、「異次元金融緩和策」って、「長期金利を」下げて、企業等が銀行からカネを借りやすくして
景気回復させるのが目的だったはず・・・!!!

「金融緩和策」策実施前0.6%で、実施で0,3%になったのだが、
その後上昇に転じ、現在急上昇中で0.9%→1%へと上昇。

企業向け貸し出し金利上昇
住宅ローン等金利上昇
国債利払い金金利上昇

結果・・

⇒個人消費下降
⇒設備投資下降 5期連続マイナス
 
     ⇒⇒景気にマイナス ・・金融緩和目的に反する

もう「国債」を買うにも限度がある〈現在7割)


48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/23(Thu) 12:04
黒田日銀、安倍内閣は
  
 「異次元金融緩和策」で、長期金利を0,6%から下げるところ
  
  0,6%→直後0.3%  →1%

  と、2012年4月以来、約1年2カ月ぶりの上昇にした。  

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/23(Thu) 12:18
黒田総裁、金利上昇で追い込まれていますね。
アベノミクスはというと、追い込まれる以前に何もしていない。
土建ばらまきはやったけどね。

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/05/23(Thu) 16:52
東京株、暴落 終値下げ幅1143円 1万4500円割る
産経新聞 5月23日(木)15時11分配信



1143円下げて取引を終えた日経平均株価=23日午後、東京・八重洲のみずほ証券(鈴木健児撮影)(写真:産経新聞)
 23日の東京株式市場は、日経平均株価の終値が前日比1143円28銭安の1万4483円98銭と大幅反落した。終値ベースでの下げ幅の大きさは東日本大震災後に福島第一原発事故の状況が危機的となった2011年3月15日の1015円安を上回った。

「全然お金が消えないんですよ」 利益が出すぎて困る富裕層のナゼ

 下げ幅の水準は2000年4月中旬以来、13年ぶりとなる。この日の高値から下がった値幅は1458円に達した。

 終値ベースの安値水準としては、今月9日(1万4191円)以来、わずか2週間ぶりの間隔にとどまった。

 寄り付き後は315円高の1万5942円まで上昇し、2007年12月以来の高値水準となったが、そこから下落。午後の取引開始とともに大幅下落に転じた日経平均株価は、見る見るうちに下げ幅を拡大。何度か一服する場面もあったが、終盤に下げ幅は1000円を超えた。

 円相場が1ドル103円台から101円台へと急上昇したほか、英金融大手HSBCが23日発表した中国製造業の5月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が50を割ったことでアジア市場が株安となったことなどが引き金になった。

 東証株価指数(TOPIX)の終値は、前日比87.69ポイント安の1188.34。売りが膨らんで出来高は概算で76億5514万株、売買代金は5兆8376億円とともに過去最大の規模となった。東証1部銘柄の騰落は値上がりはわずか17、変わらず4。値下がりが98%超の1691と全面安だった。


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