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【探偵】FanDet【怪盗】
609 名前:
キース&ウィリアム・リデル ◆
2kkxYfkE
投稿日:2014/03/12(Wed) 04:06
>>602
「――ん? 外で今物音がしなかったか?」
そうだね、誰かが此方に向かってくる様な足音と気配がする。ちょっと扉を開けて覗いてみるよ。
「大丈夫だとは思うが、気をつけろよ……万が一って事もあるからな」
はいはい、分かってるよ……――っと。やっぱりまだ風が冷たいか。来た時よりは弱まってるみたいだけど。
気配の正体はあそこの人影かな。こんな夜中に大声で何か言ってるみたいだけど……所謂不審者?
『うぃっく。おい、そこの、わしに酒買ってこいや〜。うぃっく。
わしは酔ってないぞ〜!はよ買ってこいや〜。金ならありわい!!』
――あー……なるほどね、典型的な酔っ払いさんか。
遠目からでもかなり寄ってるのが分かるし、お酒の臭いがキツそうだな……。
一瞬私に言われてるのかと思ったけど、あれはどう見ても看板に話し掛けてるよね……。
「キース、どうだった――寒っ!」
春間近とはいえ、まだまだ室内との気温の差があるよね。
ほら兄さん、あそこに居る人みたいだよ。
「――なんだ、噂をすればの警察か追手かと思ったが、杞憂だったか。
しかし見事なまでに酔っ払ってる奴だな。俺としては逆に珍しいものを見た気分なんだが」
兄さんの周りはお酒に強い人ばかりだから気持ちは分からなくもないな。
お酒に関しては昔、叔父様達にしこたま飲まされて鍛えられたって聞いたけど?
「叔父上やその側近の人達がウワバミすぎるんだよ……ほぼ毎晩何杯も酒飲んでたからな。
お陰で酒は好きになったし、強くなったのには感謝してる」
――何だか恐ろしい事を思い出したって顔してるけど大丈夫?
ただ、『酔っ払いの振りをした追手』の可能性も捨てきれないから、あちらに気付かれない内に中に戻ろうか。
「ああ。念には念をってやつだな。――なあキース、気付いたか?」
うん、今日は来訪者が多いらしいね。しかも……片方の、この気配には覚えがあるよ。
>>604
ジャック君
やっぱり君だったか、久し振りだね。
「ジャック・ドールか。音沙汰無いと嫌な想像もしてしまうもんだが、無事だった様だな。
それは何よりだが……」
まあ確かに規則の遵守は大切な事だからね。
それはしっかりするべき所ではあるけれど、私達は帰還には反対しないよ。
「俺達も数年空けて帰ってきた立場だからな、反対する理由や資格も無いだろうし」
規則とかモラルとか、守るべき所をしっかりすれば大丈夫だとは思うんだけど……。
とにかく、今言うべきは『お帰りなさい』だね。
「忠告するなら、自分の今迄の行動を省みるのは大事だぜ、多分な。
まあ、人はその意思があれば変われるとも言うし」
そうだね、全ては君次第。
改めて、今後とも宜しくお願いするよ。
>>605
Mr.ヴィドック
今度は初対面の方の様だ。
初めまして、私はキース・リデル。此方は兄の……。
「ウィリアム・リデルだ。長かったらウィルで構わない」
しかしその名前には聞き覚えがあるな……ねえ兄さん?
「ああ。かなり興味深い生涯を送ったっていう先祖がいるらしいって噂の探偵さんか」
確かパリ警察の密偵で、フランス文学の某大河小説の登場人物のモデルになったとも言われているんだったかな?
あの作品なら『民衆の歌』が大好きなんだけれど……っと、失礼。話が逸れてしまった。
「申し訳ない、弟は好きなものの事になると暴走しがちになるきらいがあるんだ。
――貴方自身に関しても面白い噂は何度か耳にしたんだが、一応は敵対する立場として面白がってばかりもいられないか」
そうだね、兄さん。でも素敵な人がまた一人、此の場所を訪れるというのは喜ばしい事だよ。
参加に関しても、私達は勿論反対するつもりも無い。
「というか、そもそも俺達が『許可する』なんて偉そうな事を言える立場じゃない。
どうぞ貴方の望む様に、好きな様にすれば良いと思いますよ?」
まさしく兄さんの言う通りだね。
私達は貴方を心から歓迎します――「『ようこそ、FanDetへ!』」
これからどうぞ宜しくお願い致します。
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