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【星のカービィデデデでプププなものがたり】影となりて、参上仕ります【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2013/10/12(Sat) 04:13

いらっしゃいませ シノです
お忙しい中、お越し頂きありがとうございます
前リーダーのデデデ大王に代わり、私がこのスレッドのリーダーを
担当させて戴く事となりました
こちらのスレッドは前回と同じ【星のカービィデデデでプププなものがたり】スレッドとして
活動しますが、私はオリキャラになりますので、今回は【オリキャラ注意】とつけさせて頂きました

それでは、早速ですがルールの説明に入らせていただきます

〜壱〜

質問をするのは名無し、質問を返すのはキャラハン
当たり前の事ですが、当たり前な事だからこそ当たり前に守って頂きたい所です
キャラハンには名無しさんからの質問を返す義務があります
私もそのキャラハンの一人です 頑張ります

〜弐〜

キャラハンは星のカービィシリーズのキャラのみとさせて頂きます
他作品のキャラクターを持ちこむ事は原則として禁止にしています
私はオリキャラですが…オリキャラでも世界観を崩さない程度なら大丈夫との事です

〜参〜

キャラハンなんてやった事がないって方でも是非気軽にご参加ください
やる気さえあれば歓迎します

〜肆〜

荒らし、中傷、煽り等の書き込みは禁止です
礼儀やマナーはどこに行っても守らなきゃいけません


以上のルールを正しく守りながら利用してください
ルールは絶対です 破った者には裁きが下ります
「皆が楽しく、皆で楽しく」を目標に、これからも頑張って参ります
宜しくお願い致します
それでは、始めます



〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

370 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/04/19(Sat) 00:08

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


老人「はあ………はあ…………儂はもう……駄目かもしれん………………」
バウンシー「しっかりしておじいちゃん!ちゃんと眠れるようになれるから…!
  ちゃんと眠れるようになったらおじいちゃんの病気、きっと治るから!だからもう少し頑張って……!
  辛いのはわかるけど………!」
老人「ああ…………済まないな………こんなに心配かけさせてしまって…………」
バウンシー「いいのよ、別にそんな………私、買い物に行ってくるから、留守番よろしくね!」
老人「ああ……気を付けて行きなさい……」


ツキカゲ「あああ〜〜〜テストの問題全然分からなかったよ……また今日も赤点だなあ………
  おまけに学校には遅刻しちゃったし……良い事なしだよお………
  ……あれ…!?あそこにいるのって……すみませーん!!」
バウンシー「あ、はい……? あっ…!あなた…昨日お会いした……」
ツキカゲ「ど…どうも……ツキカゲです………
  あ…あの……!昨日…ハンカチ落とされましたので……それをお渡ししたくて……」
バウンシー「あっ…!私のハンカチ……あなたが持ってくれていたんですね…ありがとうございます…!
  それ、おじいちゃんが私にプレゼントしてくれたもので………どこかに無くしちゃったと思ったら………」
ツキカゲ「そんなに大切なものだったんですね……今度は落としちゃ駄目ですよ
  そうだ!せっかく会ったんだし、ちょっとお話しませんか!?あ…あの……ぼ…僕が奢りますので…!」
バウンシー「えっ…!?良いんですか…?ありがとうございます……」
ツキカゲ(やったぁ〜〜〜!!こんな可愛い女の子とデート出来るなんて…やっぱり僕ってツイてるなあ〜〜〜!)


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第肆話 撃ち技、花火大爆発

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)

371 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/04/19(Sat) 00:10

ツキカゲ「おじいさんが不眠で苦しんでいる……?」
バウンシー「はい……暴走族が現れてから、眠れなくなってしまって………
  おまけに重い病気を抱えている事から、疲労も普通の人より激しくて………
  このままじゃおじいちゃんが………!」
ツキカゲ「だ…大丈夫ですよ…!暴走族はきっと僕達が……じゃなくって……
  正義のヒーローがちゃちゃっとやっつけてくれますよ!」
バウンシー「正義のヒーローか………本当にいるのかな……正義のヒーローなんて………
  警察にお願いしても適当に流されちゃうし………もう何を頼って良いかわからないの………」
ツキカゲ「じゃあ僕を頼ってください!」
バウンシー「えっ…?」
ツキカゲ「僕が貴方の……貴方だけの正義のヒーローになって見せます!
  だから泣かないでください……!!」
バウンシー「あ……ありがとうございます…………」


バウンシー「今日はありがとうございました…お陰で少し元気になれました
  それに、御馳走まで奢って貰っちゃって………」
ツキカゲ「いえ、良いんです 僕なんかより、バウンシーさんの方が沢山辛い思いをしているんだし…
  それじゃあ、機会があったら、また会いましょう!」
バウンシー「はい!ありがとうございました!」


ツキカゲ「…………はあ………貴方だけの正義のヒーローか……大きい声で何て事言っちゃったんだろう………
  でも……バウンシーちゃんのおじいさんの為にも、暴走族は絶対にやっつけるぞ……!
  …………あっ…!バウンシーちゃんの電話番号……聞いておけば良かった……!完全に忘れてたよお〜〜〜
  やっぱり僕って不幸なのかも………………」

 ピピピピピピピピピピピピピ!!

ツキカゲ「うわあビックリしたあ!なんだシノさんから電話か………」

シノ『シノです 今すぐボウリング場のアジトに来てください』


ツキカゲ「………どうしたんですか?急に呼び出しなんて……」
サスケ「……こいつを見ろ」
ツキカゲ「はい………これが何か…?」
シノ「私は昨日、暴走族の1人に小型の発信器をつけておきました
  ここに赤く光っている点があります…これが発信器の現在地です」
ツキカゲ「そうか……もしかしたらここに暴走族のアジトが………」
サスケ「その可能性は極めて高い
  俺は先日、暴風伯爵に挑戦を申し込まれた 俺はその挑戦を受ける事にした
  今夜俺は暴風伯爵の所に向かう…お前達はこの場所に行き、暴走族を1人残らず全滅させるんだ……分かったな」
ツキカゲ「分かりました……」
シノ「大変です…!」
サスケ「どうした…!?」
シノ「発信器が移動しています…!」
ツキカゲ「という事は……!」
サスケ「暴走族が動き出したと言うのか…!?まだ昼間だと言うのに…何の真似だ…!」
シノ「とにかく、急ぎましょう!もしかしたら街の人達に被害が…!」
ツキカゲ「はい!!」

372 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/04/19(Sat) 00:10

 ヴォンヴォンヴォーーーーーン!!!

暴走族「ハハハハハハハハハハ!!!雑魚共は雑魚らしく道の端っこでも歩いていやがれ!!」
暴走族「夜に走り回るのも良いが、白昼堂々ってのも悪くないぜ、ヒャッハーーーーー!!!」

バウンダー「くそっ……何て奴らだ…!走り回る事しか能の無い落ちこぼれ集団め……!」

暴走族「……あぁ…!?聞こえたぞ、この餓鬼…!」

バウンダー「あ…あああ………!!」

暴走族「今何つった!?走り回る事しか能の無い落ちこぼれ集団だと…あぁ!?
  態度のデカい雑魚はこうしてやる!!」

 ドガッ!!

バウンダー「うわあ!!」

暴走族「オラオラ!!反撃したけりゃ反撃したって良いんだぜ!?ヒャハハハハハハハハ!!」
暴走族「おいおい面白そうじゃねェか!俺にもやらせろよ!!」
暴走族「バーカ!次は俺だっつーの!」

バウンシー「やめなさいあなた達!!」

暴走族「あぁ!?何だお前…!?」
暴走族「オイオイ、女だぜ女!可愛いなあ!」
暴走族「ヘヘヘ…犯しちまいたいなあ…!」

バウンシー「…………………!」

老人「やめんか!!お……お前達……!うちの孫娘に手を出したら……許さんぞ!!」
バウンシー「おじいちゃん…!!」

暴走族「あぁ…!?やんのかよジジイ…!良いぜ、てめェから先にやってやる!!おらよ!!」

 ドガッ!!

老人「ぐあああっ!!」

バウンシー「おじいちゃん…!!やめて!!おじいちゃんに何するの!?やめてよ!!」
暴走族「五月蝿ェ!!メスは引っ込んでろ!!」

 ドガッ!!

バウンシー「きゃあっ!!」

暴走族「オイ!このジジイを皆でたたんじまおうぜ!」
暴走族「賛成だ!!」
暴走族「ヒャハハハハハハハハハ!!

 ドガッ!!ドガッ!!ドガッ!!

バウンシー「おじいちゃん!!やめて…!やめてよ……!」


シノ「はあああああああっ!!」

 ドガッ!!

暴走族「ぐああああっ!!」

暴走族「どうした……!?あっ…!てめェはあの時の……!」

シノ「…………………」

 ヒュッ!!

暴走族「あっ…!逃げやがった!追うぞ!!」

暴走族「おう!!」

 ブォォォォオオオオオオオオオオ!!!


ツキカゲ「はあ……はあ………はあ………!バウンシーさん!!」

バウンシー「おじいちゃん!!おじいちゃん!!目を覚ましてよ……!!おじいちゃん!!」

ツキカゲ「バウンシーさん……!!………駄目だ……もう事切れている……!」
バウンシー「そんな……!!おじいちゃん……!!おじいちゃん!!!
  …もう嫌よこんなの……!!幼い頃に父と母が亡くなって、私にはおじいちゃんしかいなかった……!
  おじいちゃんはずっと私を支えてくれた……!おじいちゃんまでいなくなったら私……!」
ツキカゲ「バウンシーさん……」
バウンシー「もう……何も信じられない………助けてって何度もお願いしたのに誰も助けてくれなかった………!
  その所為で私は1人になった………もう嫌……生きていて何も良い事がないなら……このまま死んじゃいたい……!」
ツキカゲ「そんな事言っちゃ駄目だ!!」
バウンシー「………!」
ツキカゲ「死にたいなんて……そんな事絶対に言っちゃ駄目だ!!そんなの、おじいさんは望まないよ!!
  おじいさんは、最期までずっと貴方と一緒にいたかったんだ……そして、貴方にずっと生きていて欲しかったんだ…!!
  例え病気になっても……おじいさんにとってバウンシーさんは大切な存在だったんだ!!
  だから死ぬなんて絶対に言うな!!」
バウンシー「………ごめんなさい……」
ツキカゲ「暴走族は僕が倒す……!!絶対に……!!
  闇の忍び部隊のメンバーの1人として……そして、バウンシーさんを守る正義のヒーローとして……!!」
バウンシー「闇の忍び部隊……?もしかして貴方…忍者…!?」
ツキカゲ「…隠していてすみません………僕は忍者なんです…………
  お金を貰って標的を仕留める暗殺者………ヒーローとは全くかけ離れた存在です………
  それでも、僕はバウンシーさんを守る正義のヒーローでありたい………」

 ビュン!!

バウンシー「ツキカゲさん……!!」

373 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/04/19(Sat) 00:12

ナレーション「そして、夜…………」

サスケ「……………………」

暴風伯爵「よォ……やっと来やがったか……」

サスケ「………お前1人のようだな……」

暴風伯爵「俺とお前の決闘に部下なんざ不要だ
  その代わり、部下共には昼間暴れて貰ったぜ」
サスケ「やはり貴様の命令で動いていたのか……!」
暴風伯爵「俺は上からの命令でプププランドを手に入れる為、プププランドを荒らしにやってきた
  その途中で奴ら暴走族と出会ったんだ……
  あいつらは社会から追い出された落ちこぼれ達で、憂さ晴らし出来そうな場所を探し回っていた
  俺は奴らを金で雇い、プププランドを荒らし回るよう仕向けた
  プププランドを荒らす…奴らとはそういう利害の一致で手を組み、奴らを俺の手下としてこき使ったってワケさ…!」
サスケ「暴走族と出会った経緯はどうでも良い……だが上からの命令というのが気になる……一体誰に命令された…!?」
暴風伯爵「俺に勝てば教えてやる…!ゆっくりと話している暇は無ェ…さっきからうずうずしてんだ
  さっさと始めようぜ……殺し合いをよ……!!」
サスケ「……………」


暴走族「……あの小娘、どこに消えやがった……!?」
暴走族「捜せ!まだどこかにいる筈だ……!」
暴走族「おい!あそこに誰かいるぞ!」
暴走族「小娘か!?」
暴走族「いや……小娘にしては体が小さすぎるぞ……!」

 シュッ!!

 ドスッ!!

暴走族「ぐああああああ!!」
暴走族「大丈夫か!!……これは手裏剣…!誰だ!!」

ツキカゲ「………お前らみたいな社会のダニ共に、名乗る名は無い……!!」

暴走族「格好つけやがって!!ガキの分際でよ!!お前ら!!まずはこのガキからやっちまおうぜ!!」
暴走族達「おーーーーう!!!」

ツキカゲ「バウンシーさんのおじいさんの仇……!お前達だけは…絶対に許さんッ!!!」



バウンシー「ツキカゲさん……!」


暴走族「死ねこのクソガキ!!!」

ツキカゲ「はっ!!!」

 シュッ!!

 ドスッ!!

暴走族「ぐああああああああ!!!」

暴走族「この野郎!!!」


ツキカゲ「うおおおおおおおおお!!!手裏剣怒り投げ!!!」

 シュシュシュシュッ!!

 ドスッ!!

暴走族「ぐあああああ!!」

 ドスッ!!

暴走族「ぐおおお!!」

 ドスッ!!

暴走族「ぐあああああああ!!」

 ドスッ!!

暴走族「ぐあああああああ!!」


ツキカゲ「…………………!!」

暴走族「なんだこのガキ……!!強すぎる……!!」
暴走族「おい!お前が行けよ!」
暴走族「冗談じゃねェ!!俺は逃げ……」

 ヒュバッ!!

暴走族「ぐあああああああ!!」

シノ「貴方達の相手は、私です…!」

暴走族「このアマ…!!」

シノ「この場所なら、人もあまりいない……貴方達を片づけるには絶好の場所です……!」

暴走族「こいつ…!俺達をここまでおびきよせる為にわざと……!!」
暴走族「うろたえるな!!相手はガキと小娘だ!!囲んじまえば大した事無ェぞ!!」


374 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/04/19(Sat) 00:13

シノ「……後ろ、任せても良いですか?」
ツキカゲ「はい……任せてください…!」
シノ「ありがとうございます…では、お願いしますね」
ツキカゲ「はい……」

 ビュン!!

暴走族「はっ…速い!!」

暴走族「うろたえるな!!拳銃で撃ち落とせ!!
  皆で撃てば一発ぐらいは当たる筈だ!!」

 ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!

 ビュン!!

シノ「使い方が甘い……そんな撃ち方じゃ、雀一羽撃ち落とせませんよ」

 ヒュバッ!!

暴走族「ぐあああああああ!!!」

暴走族「この……!!」

 ヒュバッ!!

暴走族「ぐああああああああああ!!!」

ツキカゲ「余所見するなよ…お前らの相手は僕だ……!!」

暴走族「偉そうにしやがってこのガキ!!うおおおおおおおお!!金属バットで、手裏剣なんざ跳ね返してやる!!!」

ツキカゲ「…………………………」

 シュッ!!

暴走族「へっ…来やがったか……行くぜ場外ホームラン……」

 ドスッ!!

暴走族「ぐああああああああああああ!!!」

ツキカゲ「……隙だらけなんだよ……下衆野郎が…!!」

暴走族「この野郎ォォォォオオオオオオオ!!!」

ツキカゲ「……………」

 シュシュシュシュッ!!

 ドスッ!!

暴走族「ぐあああああああ!!」

 ドスッ!!

暴走族「ぐあああああ!!」

 ドスッ!!

暴走族「ぐおおおおおおっ!!」


シノ「忍法・旋風大竜巻!!!」

 ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

暴走族達「うわああああああああああああああああああ!!!」


シノ「………これで全員ですね……」


ツキカゲ「…………………」
シノ「ツキカゲさん、私達はもう行きましょう……
  あとは警察の人達が何とかしてくれる筈です」
ツキカゲ「………はい……」


バウンシー「…………ツキカゲさん………ありがとうございました………」


375 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/04/19(Sat) 00:15

暴風伯爵「……………………行くぜ……」

 ビュン!!

暴風伯爵「喰らえ!!マシンガン連続射撃!!」

 ドガガガガガガガガガガガガガガ!!!

サスケ「………………………」

暴風伯爵「相変わらず素早い身のこなしだ!!良いぜ!!そうでなければ面白くは無いからな!!」

サスケ「黙れ!!」

 ドォォォオオオオオオオオン!!!

暴風伯爵「おおっと!残念だったな」

サスケ「チッ……外したか……」

暴風伯爵「少々腕が落ちたんじゃないか?
  昔のお前なら、今の一撃で俺の左腕ぐらいは貫く事が出来ただろう」
サスケ「………そうみてェだな……
  どうやら、若いの2人に振り回されて、腕が少し鈍っちまったようだ……」
暴風伯爵「そこでだ、どうだ、俺と手を組まないか?」
サスケ「何……?」
暴風伯爵「腕こそ昔と比べてそこそこ鈍くなったが、それでもプロの殺し屋だ
  プププランドの住人共を始末するぐらいなら1日かからなくても容易く出来る筈だ
  どうだ?俺達の仲間になり、この星を恐怖の星にしてやりたいと思わないか…?」
サスケ「……下らん、俺は住人共を始末する事やこの星を支配する事には興味は無い
  更に付け加える 俺は貴様達と手を組むつもりは無い」
暴風伯爵「……そうか、それは残念だ……ならば死ねぇぇぇええええい!!」

 ドガガガガガガガガガガガガガ!!!

サスケ「くっ…!!」

 ビュン!!

暴風伯爵「フハハハハハ!!近くにあった木に上手く隠れ、銃弾をかわしたか…
  だが、俺の銃弾は木さえも余裕で倒してしまうのだ!!」

 ドガガガガガガガガガガガガ!!
 バキッ!!ドガァァァァアアアアアアン!!

暴風伯爵「なっ……いない……!?どこに行った……!?」

サスケ(よし……二間…!この距離からなら………)

暴風伯爵「……むっ…!何っ…!?真上かっ…!!」

サスケ「貰った!!!」

 ドガォォォォォォオオオオオオオン!!!

暴風伯爵「ぐああああああっ!!」

 ドガァァァアアアアアアン!!!

暴風伯爵「くっ………!!」

サスケ「…………………」

暴風伯爵「今のは中々良かったぜ、サスケさんよォ……!だが残念だったな……
  腕一本負傷させただけでは、この俺は斃せん……!
  狙うなら、頭か、心の臓だ………!
  本当に残念だったな……どうやら今の一発が、竹鉄砲の限界だったようだな…!
  銃身が砕けてしまっている……これではもう、戦う事は出来まい!!
  この戦い……俺の勝ちだな……フハハハハハハハハハハ!!」

サスケ「くっ……!」

暴風伯爵「さあどうする?このまま負けを認めて俺の配下になるか…?
  それともこのまま俺に殺されるか…?好きな方を選ばせてやる さあどうするんだ?えぇ!?」

サスケ「……………どうやら、お前の要求を呑むしかなさそうだな………
  こんな所で命取られたらかなわねェしな…………
  良いだろう……お前達に協力してやる………」

暴風伯爵「そうだ…それで良い……それでこそ暗殺者だぜ……!
  賢いお前なら、俺に殺されるなんて馬鹿な選択はしないと思ったからな!
  嬉しいぜ、流石持つべきものは親愛の友だ!!ハハハハハハハハハ!!
  あんたが俺達の仲間になりゃ、この平和ボケした世界に大革命を起こすことだって容易いぜ!
  さあ、まずは俺と共にプププランドの住人共を血祭りに上げ、そして俺達でこの星を恐怖の星に変え……」

 ドォォォォォオオオオオオオオン!!!!

暴風伯爵「なっ……!!」

 ドガァァァァァアアアアアアアアン!!!

暴風伯爵「ぐあああああああああああああああっ!!?」

376 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/04/19(Sat) 00:17

サスケ「………………………………………………………………
  お喋りが多いんだよお前は……武器が無ェと分かった途端油断しやがって
  残念だったな暴風伯爵……俺はもう一丁、竹鉄砲を持っていたんだ…」
暴風伯爵「くっ……!!お…俺を騙しやがったのか……!!卑怯な……!!」

サスケ「それが暗殺者だ……勝つ為なら正々堂々なんざ関係無ェ……
  俺は最初に言った筈だぜ…?住人共を始末する事も星を支配する事も
  てめェらと手を組むつもりも無いってな………
  甘すぎんだよ俺の嘘にまんまと引っ掛かりやがって
  昔のお前なら、この程度の嘘は見抜く事が出来た筈だぜ……
  腕が落ちたのは、油断で慎重さをなくしたお前の方だったな」

暴風伯爵「くっ……………!!くそっ…!!」

サスケ「約束だぞ……教えろ お前に命令した奴の事を……
  そして、お前が所属する組織の事も全部………」

暴風伯爵「良いだろう…………教えてやる………
  プププランドを手に入れる為、この俺に命令を与えたのは、憤怒の将軍、デスドラースだ………!」
サスケ「デスドラース…!?」
暴風伯爵「俺達が所属する闇の組織の幹部の一人だ…………
  それだけじゃねェ……奴は警察署長の階級も持っている……プププランドの警察はデスドラースによって牛耳られているのさ……!」
サスケ「何だと……!?」
暴風伯爵「暗殺法師の一件、そして俺達が毎夜毎夜走り回っていた事について、警察共が大して動きを見せなかったのは
  奴が警察を操っていたからだったのさ…………………
  警察が敵に回れば、いくらお前でも立ち向かう事は出来まい………
  仮にデスドラースを斃す事が出来たとしても、他の幹部はどいつもこいつも曲者揃いだ……気をつける事だな………
  そして、その幹部達を統括する存在がいるという事もな………………そいつの名は邪幻斎………」
サスケ「邪幻斎………!?」
暴風伯爵「お前も名なら聞いた事があるだろう……かつて、ポップスターを恐怖で支配しようとした男だ……
  だが、その計画は現在の暗闇斎バイオスパークによって阻止され、邪幻斎はポップスターから離れた……
  しかし、十数年の時を経て、再びプププランドに戻り行動を開始したのだ……!
  ポップスターを再び恐怖で支配する時が……もう間もなくやってくるだろう……!
  お前達に勝ち目はない………!俺も奴に立ち向かったのだが、全く歯が立たなかった………
  邪幻斎の恐怖に支配された俺は、邪幻斎に従う事にしたのだ…………
  お前達も、いずれそうなる……………奴らに服従するか、それとも逃げるか、今の内に考えておくことだな…………」

サスケ「……………………………………………」



ナレーション「その後、暴風伯爵と暴走族軍団は警察に捕縛され、
  暴行罪と殺人罪、バイクの騒音でプププランドの住人に迷惑を掛けた罪で
  暴風伯爵は終身刑、他の暴走族軍団は懲役20年の罰を言い渡された
  闇の忍び部隊の存在は、明るみに出る事は無かったのであった……」


シノ「一先ずは任務完了ですね……」
ツキカゲ「そうですね でも何故なんでしょうか…サスケさんが元気が無いように見えるのは……」
シノ「はい………何かあったのでしょうか………」

サスケ「……………………………」

ナレーション「サスケは、暴風伯爵が遺した不吉な言葉が頭から離れずにいた……
  邪幻斎に立ち向かった者は、いずれ恐怖に支配され、邪幻斎に従う時が来る
  本当に自分達も邪幻斎に支配されてしまうのか……
  ポップスターの未来はどうなってしまうのか………
  果たして、得体の知れない巨悪に、シノ達はどう立ち向かって行くのか……!」


  第肆話 撃ち技、火炎花火弾 終

377 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/04/19(Sat) 00:18

次  回  予  告

ナレーション「プププランドに最強の戦士が現れた その名も武器狩り弁慶
  何人もの忍者が挑んだが、弁慶を斃した者は一人もいない
  そんな中、シノの前に怪しい影が現れ、「今回の仕事を引き受けろ」と言う
  果たして、怪しい影は敵か味方か……
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第伍話 ご期待ください」

忍者大図鑑 其の肆

ナレーション「今回紹介するのは暴風伯爵 デスドラース配下所属
  バイクを乗り回し、銃を操る、自称地獄のガンマン
  暴風はバイクで走り回る姿から名付けられ、伯爵は自分で勝手に名乗ったので、貴族というわけではない
  ちなみに、バイクは盗んだバイクではなく、自前の物らしい
  悪人と言えども、そういう所は律儀なんです」

ナレーションの声:デデデ大王

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