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【名無し参加型】うち、女勇者。【オリジナル】

1 名前:マッチ ◆jlUtTwCg 投稿日:2015/12/14(Mon) 20:44

ちゃっす、うち女勇者。
なんかさ、ある日いきなり王様に呼び出されて
「お前の先祖は勇者だから、世界制服を企む魔王を倒してこい」
とか言われちゃったワケ。
ていうか、魔王ってのが何処にいるのかも知らないし、姿形も知らないし、なーんにも知らないんだけど。
いきなり魔王討伐とかありえなくない?
王様は大したお金もくれないしさ、情報も自分で探せ!ってことらしいよ。
まぁ、このスレが1000に到達するまでに倒せればいいんじゃない?
それじゃ、テキトーに冒険の旅に出てみましょ。

【名前】マッチ
【性別】女
【年齢】16
【職業】勇者(仮)
【レベル】1
【装備】ひのきのぼう、布の服
【呪文】まだ使えない
【その他】黒髪ロング、低身長、生意気、浪費癖あり

ルール
・名無しの提供してくれた情報を元に冒険するRPG(世界観、アイテム、呪文、モンスター等)
・もちろん、普通の質問、書き込みもOK
・一緒に冒険してくれる仲間も募集(上の自己紹介テンプレ使ってください)
・下げ推奨

931 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/07(Sun) 06:30
・名前
・軽量級/中量級/重量級
・キャラクター情報
 得意マシン、特別コースなど


〜台詞〜

1、キャラクター選択
2、マシン選択
3、スタートダッシュ成功(ターボ)
4、スタートダッシュ失敗(スピン)
5、アイテム使用(発射タイプ)
6、アイテム使用(ワナタイプ)
7、アイテム使用(強化タイプ)
8、敵にアイテムをぶつけた
9、敵が仕掛けた罠にかかった
10、攻撃を受けた
11、攻撃を防いだ
12、ターボアクション
13、ジャンプアクション
14、敵を抜いた
15、敵に抜かされた
16、コースアウト
17、一位でゴール
18、上位でゴール
19、ランク外でゴール
20、特殊セリフ

932 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/08(Mon) 10:58
今日、7月8日はナンパの日です。
目が合った人をナンパしてみてください。


933 名前:ゼノ ◆XENOyk06 投稿日:2019/07/11(Thu) 19:02
ゼノだ。質問に答えるぜ。

>>931
レースゲームなー。まぁパズルや恋愛ゲームよりはオレ向きかな?
レーサーってさ、カッコいいよな。

・中量級(加速力と耐久性の両立に成功したぞ!)
・キャラクター情報
ボディ:B
ブースト:B
グリップ:C
メカニックによる解説:ヒーロー願望が強いがいつもザナージュ様の影に隠れてしまうため、ヒーローになれない小僧。
   意外と堅実な性格なので性能もバランス型だ!素人はこいつを使ってな!
   それと、雷雨中のレースだとテンションが上がってパワーアップするぞ!やっぱりガキだな!ハッハー!

〜台詞〜

1、キャラクター選択 「オレはいつだってアクセル全開さ!」
2、マシン選択 「カッコいいじゃん。これにしようぜ」
3、スタートダッシュ成功(ターボ) 「このままブッちぎる!」
4、スタートダッシュ失敗(スピン) 「くっ……空回り……!」
5、アイテム使用(発射タイプ) 「食らえ!」
6、アイテム使用(ワナタイプ) 「これならどうだ!」
7、アイテム使用(強化タイプ) 「限界までブッ飛してやる!」
8、敵にアイテムをぶつけた 「恨みっこナシだぜ!」
9、敵が仕掛けた罠にかかった 「うわっ、なんだこれ!?」
10、攻撃を受けた 「いって……!」
11、攻撃を防いだ 「食らうかよ!」
12、ターボアクション 「ブーストファイア!」
13、ジャンプアクション 「決まった!」
14、敵を抜いた 「じゃあなっ!」
15、敵に抜かされた 「逃がすかよ……!」
16、コースアウト 「……こ、ここがオレのアナザースカイなんだよ」
17、一位でゴール 「へへっ、次のレースもいただきだ!」
18、上位でゴール 「(満更でもなさそうに)不満だぜ」
19、ランク外でゴール 「練習あるのみだよ、これは……」
20、特殊セリフ「優勝インタビュー?えっと、そーだな……そりゃまぁ嬉しいっつーか……え、もう終わり!?ちょ、待てよ!」

934 名前:ゼノ ◆XENOyk06 投稿日:2019/07/11(Thu) 19:02
>>932
ナンパの日?なんで人間ってそういうワケわかんねー記念日作りたがるんだろーな。
つーかナンパって……硬派なオレはそんなことやらねーよ。ザナージュじゃねーんだからさ。

……いや、でも依頼だしな。やるしかねーよな。
依頼だもんな。別にオレがやりたくてやるワケじゃねーし。
依頼から逃げずに受けるんだからむしろ硬派じゃん?ここで逃げたらそれこそ軟派じゃん?
つーワケでその依頼、受けて立つぜ!
えーと、ターゲットは……おっ、キレイな姉ちゃん見っけ。あのコにしよう!

ターゲット:美人の町娘

な、なぁ、姉ちゃん、ちょっといい?
(よーし、声かけるとこまではイケたぜ!次はえーと……そうだ、ザナージュから渡されたこれを使おう)



ザナージュ(回想)『困った時はこいつを押しな』
ゼノ(回想)『なんだコレ?防犯ブザーか?』
ザナージュ(回想)『効果は使ってからのお楽しみさ。だが必ずお前の力になってくれるはずだ』



ゼノ「(よし、頼んだぜザナージュ!)」ポチッ

ゼノ(CV:ザナージュ)『姉ちゃんいいチチしてんじゃん、カネ出すから一発揉ませてくんねー?』

ゼノ「」



(頬を押さえて)
クソッ……やっぱザナージュなんか信用するんじゃなかった……。
だけど!このまま負けっぱなしで終わるワケにはいかねーんだ!
さっきはターゲットの選択をミスったんだ。
もっと堅実に確実に、成功確率が高そうな相手を選ばねーと……。
よし、次のターゲットは……キミに決めた!!

ターゲット:茶屋のお婆ちゃん

あー……っと、そこのお姉さん?オレと一緒にお茶飲みませんか?
え、オッケー?やったー、成功だ!婆ちゃん……あんがとな……!
オレ、実は仲間と離れて一人になっちまって……ずっと不安でさ……オレ、こんなに美味くて柔らかいせんべい初めて食ったよ……!

【その後、泣きながらお婆ちゃんとおせんべいを食べるゼノが目撃されたそうな】

935 名前:ルキ ◆RUKlnYJ2 投稿日:2019/07/11(Thu) 19:03
……ルキです。質問に答えます。

>>931
もう、ザナージュがヘンなフラグ立てるから……。
私がレースって……恋愛してるより違和感あるでしょ……。

天の声『いや、嬢ちゃんの場合は男作るより、グランプリで優勝する方がまだ可能性あるだろ』

……不快な幻聴が聴こえた気がするけど、気にしない気にしない。

・軽量級(自己申告)
・キャラクター情報
ボディ:E
ブースト:B
グリップ:A
メカニックによる解説:なりゆきで不本意ながらレース参戦が決まった幸薄お嬢ちゃん。
   性能はグリップ力は最高、ブースト力も高めだが、ボディは貧相極まりないから接触には気をつけろ!
   氷使いだから、コースやマシンが凍結の影響を受けないのも地味に便利だ!ボディはやっぱり貧相だがな!こればかりは天才メカニックの俺でもどうにもできねえぜ!ハッハー!

〜台詞〜

1、キャラクター選択 「なんでこんなことに……」
2、マシン選択 「これでいいんじゃない?よくわかんないけど」
3、スタートダッシュ成功(ターボ) 「出だし好調……」
4、スタートダッシュ失敗(スピン)「幸先不安……」
5、アイテム使用(発射タイプ) 「あげる」
6、アイテム使用(ワナタイプ) 「ここにしよ」
7、アイテム使用(強化タイプ) 「使い時ね」
8、敵にアイテムをぶつけた 「悪く思わないで」
9、敵が仕掛けた罠にかかった 「今のうちに……」
10、攻撃を受けた 「この……!」
11、攻撃を防いだ 「……残念でした」
12、ターボアクション 「加速装置ッ……!」
13、ジャンプアクション 「上出来」
14、敵を抜いた 「お先」
15、敵に抜かされた 「……割り込み禁止」
16、コースアウト 「これ?……近道してるだけ」
17、一位でゴール 「私だって……やればできるんだから」
18、上位でゴール 「まぁ上々じゃない?」
19、ランク外でゴール 「絶対人選ミスだってば……」
20、特殊セリフ 「私の人生にも一度くらいこんな日があったっていいでしょ?」

936 名前:ルキ ◆RUKlnYJ2 投稿日:2019/07/11(Thu) 19:04
>>932
……これ、私はしなくていいよね。

天の声『ダメだ、やれ。お前に拒否権はねえ。テキトーな男ひっかけてテキトーに遊んで金を受け取ったら撤収しろ』

……あんた私をなんだと思ってんの、ザナージュ?

天の声『俺はザナージュではない。世のレディたちを優しく見守る天の声さ。この仕事が終わるまでお前のことも見守ってやるからな』

じゃあさっさと仕事を片付けて悪霊には退散してもらわなきゃ……。
とはいえナンパはちょっと……これじゃ>>854のこと言えないし……。
そりゃこんな美少女に声かけられてイヤがる男はいないだろうけど……。

天の声『プッ。……自惚れるなよ、干物が……』

ムカつく……!私だってできるってとこ、見せてやるから……!
標的は……あの人にしよ。

ターゲット:真面目で気弱そうな青年

すみません、あの……ちょっといいですか?お兄さん今ヒマ?
少し付き合ってほしいんだけど……。
(えっと……なるべく笑顔で……)
ふふ……ね……?お願い……ッ(くわっ)

天の声『ガン飛ばしてどうすんだ、お前』

うっさい。
え?な、なんでもないの。ただの独り言。
ここじゃなんだから、場所を変えましょ。なるべく人気のないとこに……。

天の声『連れ込んで刺すのか?』

ちょっと黙っててよ、ザナージュ!あんたマジで刺されたいわけ!?
あっ、ち、違うの!今のはあなたに言ったわけじゃ……!
え……なにこれ、サイフ?ち、ちがっ、私そんなつもりじゃ……!
あっ……わ、私急用思い出しちゃった、じゃあね、お兄さん……!(逃亡)



天の声『やればできるとこを見せてくれるんじゃなかったのかい?』

……あんたが黙ってればね。

天の声『人のせいにしてる場合かよ。ゼノ坊の方は成功したようだぜ?一応』

(一応?)ゼノが……?くっ……私も一人くらい……!
あっ、次はあの子にしよ……。

ターゲット:公園で遊ぶ子供

ねぇ、ぼく。お姉さんと一緒にチュッパチャプス食べない?甘くて美味しい……よッ(くわっ)

……え、いらない?
そ、そんなこと言わずに……お願いだから、ね?
私、なんでもするから……!パプリカだって踊るから……!
そ、そうだ、一緒に踊ろ?あれ踊れたら女の子にもモテるから!
ほら、こうやって踊るの!パプリーカー、花が咲いたーらー ふーんふーふふふーふーふふーん♪

天の声『……お前恥ずかしくないのか?しかも歌詞最初の部分しか知らねえのか』

こうするしかないじゃない……私にはもう……こうすることしか……!

【このあとルキは見知らぬ少年とチュッパチャプスを食べたそうな】

937 名前:ザナージュ ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/11(Thu) 19:05
ラストを締めくくるのはやっぱりこのザナージュ様しかいないだろ?

>>931話 THE MEANING OF TRUTH

笑ったぜ。まさかマジで持ってくるとはな、気が利きすぎだ。
ま、今頃嬢ちゃんあたりは俺にブツクサ文句言ってるだろうがな。
にしてもレースゲームのセリフを考えることになるとは思ってもなかったぜ。
こんな経験のあるキャラハンは俺たちくらいのものじゃねえか?

・重量級(マシンが、だぜ?)
・キャラクター情報
ボディ:A
ブースト:A
グリップ:E
メカニックによる解説:いつもおいしい所を持っていく音速の貴公子。
   危険走行を好むクレイジーなナイスガイ。レースで大事故が起きた時は大抵この人の仕業だ!
   性能も高いが、グリップ力は完全に捨てているので扱い注意!まさに玄人向け!これがワイルドスピードってやつさ!ハッハー!
 
〜台詞〜

1、キャラクター選択 「Show me your moves !」
2、マシン選択 「任せとけ、この車は四駆だぞ!」
3、スタートダッシュ成功(ターボ) 「俺は止まらねえからよ!」
4、スタートダッシュ失敗(スピン) 「止まるんじゃねえぞ……」
5、アイテム使用(発射タイプ) 「ヒャア がまんできねえ!!」
6、アイテム使用(ワナタイプ) 「アイテム置いとくぞ、使ってくれ!」
7、アイテム使用(強化タイプ) 「アドレナリンどっぱどぱだぜ!」
8、敵にアイテムをぶつけた 「ヘイ、スピードの出し過ぎは事故の元だぜ?」
9、敵が仕掛けた罠にかかった 「俺の道で何してくれてんだ、てめえ」
10、攻撃を受けた 「オワアアアアア〜……」
11、攻撃を防いだ 「まだガキの走りだな」
12、ターボアクション 「ブラックファイア!」
13、ジャンプアクション 「ヒャッホウ!」
14、敵を抜いた 「遅すぎだぜえ?」
15、敵に抜かされた 「そんなに飛ばして腹でも痛いのかい?」
16、コースアウト 「このプレイデータはゴーストにはできません」
17、一位でゴール 「お前らの先に俺はいるぞ!」
18、上位でゴール 「フッ、タイヤがパンクしてなきゃトップも狙えたんだがな」
19、ランク外でゴール 「みんなもアクセルとブレーキの踏み間違いには注意しろよ?」
20、特殊セリフ 「ドラテクは教えられて身につくもんじゃねえ。自分で見つけるもんさ」

938 名前:ザナージュ ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/11(Thu) 19:05
>>932話 甘く危険なナンパ銃士

ヒュウ、まさに俺のための依頼じゃないか。
オーケーオーライオールコレクト。
そこらのナンパ師とはひと味もふた味も違うプロの美技に酔いな。
おっと、タイミングよく道行く美女発見。では軽〜くいきますか。

ターゲット:少女A

ヘイ、そこの彼女!今一人かい?それなら今から俺と一緒にお茶でも……

 「どこまでもお供しますわ、ザナージュ様!」
 「(無視)」
→「失せろ」

ワーオ、そりゃないぜベイビー。
(ま、そう簡単にはいかないか。だがここまでは想定内、ここからが腕の見せ所さ)
……オーケー、わかった。じゃあいくら欲しい?



(頬を押さえて)
オーウ……実に強烈な一撃だった……。
まさかあの言葉でオトせねえとは……どうやらこの世界のレディは俺が思っていた以上にガードが固いようだな。
フッ、面白え……ナンパってのはそうでなきゃ面白くねえ!
久々に熱くなってきたぜ……!

ターゲット:熟女B

ヘイ、そこの彼女!バナナの皮を剥くようにあなたの服を……ほぶっ!!

ターゲット:幼女C

ヘイ、そこの彼女!キミはなんていうか……そう、最高にキュートだ。まったく小学生は最高だぜ!

ターゲット:女性憲兵

ムラムラして声をかけた。相手は女性なら誰でもよかった。
そうだ、この取り調べが終わったら一緒に劇場でもどうです?
今やってる『パピヨン』っていう演劇が……

ターゲット:ルキ

嬢ちゃん、まさかお前が面会に来てくれるとは思わなかったぜ。
俺は元気だからよ、坊やにもよろしく伝えといてくれ。
ところで保釈金は用意してくれたか?

939 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/12(Fri) 06:52
今は銃より刀剣の方がモテるらしいよ

940 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/13(Sat) 18:45
ハンター募集中

今なら装備もついてくるよ

941 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/13(Sat) 18:52
豊胸手術はじめました
今なら無料お試し実施中!

942 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/15(Mon) 15:12
>>939話 三匹がKILL!

ザナージュ「というわけでサムライに転職したぜ」
ルキ「転職はや。ていうかなんでサムライ?『刀剣』なんだから普通に剣士でよかったんじゃないの?」
ザナージュ「たまには和風ってのも悪くないだろ?今回はワノ国乱舞編だ。嬢ちゃんの着物も用意してるぜ。ほら、向こうで着替えてきな」
ルキ「なんで私まで……」
ザナージュ「(とかなんとか言いながらしっかり着替えに行くんだな)」



ルキ「じゃん。……どう?」
ザナージュ「おっ、いい感じじゃねえか。そのカラスより暗い黒髪と真っ平な体によく似合ってるぜ。
   馬子にも衣装とはこのことだな」
ルキ「……一言どころか三言くらい多い」
ザナージュ「さて、次は名前を決めねえとな」
ルキ「名前?」
ザナージュ「ああ、俺はサムライのザナクロウで通す。嬢ちゃんは妖術師のおルキだ」
おルキ「……それ意味あんの?」
ザナクロウ「雰囲気を出すためさ。どうせやるなら徹底的に楽しまねえとな」
おルキ「ま、なんだっていいけど……。ところでゼノは?こういうの一番好きそうなのに」
ザナクロウ「坊やなら一足先に着替えて買い出しに行ったぜ。そろそろ戻って来るんじゃねえか?」

ゼノ「てーへんだてーへんだー!!」
おルキ「あ、ホントに戻ってきた」
ザナクロウ「おう、どうしたゼノえもん」
ゼノえもん「ゼノえもん!?オレやだよ、そんなタヌキみたいな名前!」
おルキ「別にタヌキっぽくはないと思うけど」
ゼノえもん「と、とにかくもっとカッコいい名前にしてくれよ!できれば忍者っぽいカンジでさ、サスケとかそーいう系の」
ザナクロウ「じゃあ山田ゼノ己でいいか」
ゼノえもん「ミスターサスケェ……」
おルキ「名前は後でいいから、まず何があったのか話してくれない?」
ザナクロウ「そうだな、何があったのか教えなゼノギアス」
おルキ「まさかのスペースオペラ?」
ゼノギアス「あっ、そうだ!団子屋の姉ちゃんが悪代官と越後屋にさらわれたって騒ぎになってるぜ!」
おルキ「めちゃくちゃね」
ザナクロウ「バカ野郎、てめえなぜそれを早く言わねえ!こうしちゃいられねえ、娘さんを助けに行くぞ!」

ゼノギアス「いや、その必要はねーよ」
ザナクロウ「はあ?」
おルキ「どういうこと?」
ゼノギアス「よくわかんねーけどエチゴ?とかいうとこから来たチリメンドンヤのゴインキョ?とか言う人たちが必殺『桜吹雪』と『卍斬り』と『天覇封神斬』で既に救出したってさ」
おルキ「なにその尺の都合としか思えない展開……。さっきまで『てーへんだ』って騒いでたのに……」
ザナクロウ「ちっ、水戸のジジイめ!いつもいつも人の仕事を奪いやがって!一度シメてやる必要があるなあ?」
おルキ「あ、ご隠居さん」
ザナクロウ「な、なに!?ははー!!(土下座)」
おルキ「落武者……」
ゼノギアス「今度もまた負け戦だったな」


       完!

943 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/15(Mon) 15:12
>>940話 gun for money 募集中

ゼノ「看板だ。なになに……ハンター募集中、今なら装備もついてくるってさ」
ザナージュ「けっ、何が装備だ。どうせひのきの棒とか鍋のフタとか、笑点の賞品並にしょうもねえもんだろ」
ルキ「さすがにそんなガラクタを配給はしないだろうけど……まぁ人手が足りないくらいだし、それほど余裕のあるギルドではないかもね」
ザナージュ「むしろウチの事務所こそ人手不足だっつうの。たった三人しかいねえんだぜ?しかも二人は未熟なガキときたもんだ」
ゼノ「無計画な無責任男がテキトーに経営する貧乏オフィスじゃそんなモンだろ」
ルキ「あんたがちゃんと給料を払う人間なら“未熟なガキ”以外の人材も集まるかもね」
ザナージュ「やれやれ、口だけは一人前だなキミたち。……そうだ、俺たちもここで誰か勧誘するか」
ルキ「ムリムリ……わざわざ好き好んでウチに来る人なんているわけないし……」
ゼノ「そもそもこれ以上誰か雇うような余裕ねーだろ」
ザナージュ「だからお前らのどっちかをクビにして……」
ルキ「ザナージュ、いつもお疲れ様。肩凝ってるでしょ?私、マッサージしてあげるね」
ゼノ「ザナージュ、ゴミ出し終わったぜー!次はどこを掃除すればいい?」
ザナージュ「よろしい、リストラは勘弁してやろう」
ゼノ&ルキ「ほっ……」
ザナージュ「だがハンターを追加したいってのは本当さ。ウチには回復役がいねえからな」
ゼノ「そういえばそうだな。みんな攻撃的で回復どころか補助も苦手だしな……」
ルキ「……ゼノ、僧侶に転職すれば?」
ゼノ「はぁ?やだね、オレはガンガン前に出る方が性に合ってるって言っただろ」
ルキ「だから杖で敵をガンガン殴る僧侶に……」
ゼノ「怪僧じゃねーか」
ザナージュ「男の癒し手じゃ傷は癒せても俺の心までは癒せん。やっぱり若くて美しいシスターじゃねえとな」
ルキ「しょうがないなぁ……じゃあ私が」
ザナージュ「ま、ないものねだりしたって始まらねえか。さ、旅を続けよう」
ゼノ「一応看板だけ立てとこうぜ、シスター募集中!ってさ」
ルキ「……をい」

944 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/15(Mon) 15:14
>>941話 ちっぽけな勇気

ゼノ「看板だ。なになに……豊胸手術はじめました、今なら無料……だってさ」
ザナージュ「ルキという名前の方は特に大歓迎……だと?」
ルキ「……それは書いてない」
ゼノ「……」
ザナージュ「……」
ルキ「……なに?何か言いたいわけ?」

ザナージュ「行けよ、嬢ちゃん」
ルキ「え……?」
ゼノ「行きてーんだろ?行って来いよ、ルキ」
ルキ「ザナージュ……ゼノ……」
ザナ&ゼノ「(ニッ)」

ルキ「いや行かないから」
ザナージュ「なっ……にい……!?」
ゼノ「マジ……かよ……!?」
ルキ「なにバカみたいに驚いてんの?行くわけないでしょ」
ザナージュ「いや、だが!わかってんのか、嬢ちゃん!?これはチャンスなんだぜ!?」
ゼノ「そーだぜ、ルキ!これでお前は苦しみから解放されるんだぞ!?」
ルキ「……この際だから言っとくけど、私は自分の体のことなんて気にしてないし不満もないから。
   ただあんた達にそうやってネタにされるのがウザいってだけで」
ザナージュ「だからネタにされたくなきゃ手術しろって言ってるじゃねえか」
ルキ「……あんたがネタにしなきゃいいだけだっつってんの!!だいたい手術なんてした方がネタにされるに決まってんでしょ!!?あんたバカ!!?バカでしょ!!?なんでそんなバカなの!!?このバァァァカ!!」(ゴワッ)
ザナージュ「あ、ああ……俺が悪かった……いやその……マジすんませんっした……許して……」
ゼノ「(ま、魔人化……!?こんなキレたルキも怯えるザナージュも初めて見た……)」
ルキ「……疲れた。さっさと宿取って今日はもう休みましょ」
ゼノ「そ、そーだな!そうすっかザナージュ!」
ザナージュ「よ、よーし、嬢ちゃんのためにスイートルームを予約してくるぜ!!」
ルキ「……普通の部屋でいいから」

(夜)

ルキ「……(こそこそ)」
ザナージュ「おや、こんな時間に若い娘が一人で出歩くのは危ないぜ?」
ルキ「(ビクゥッ!!)ザ、ザナージュ……!?」
ゼノ「オレもいるぜ」
ルキ「な、なんで……あんた達、こんな時間に何を……?」
ゼノ「それはこっちのセリフだぜ。お前こそこんな時間にどこ行こうってんだよ」
ルキ「え、えっと……ジョギング?」
ゼノ「いやオレらに訊かれても……」
ザナージュ「嬢ちゃん、言っとくがこんな時間に手術はやってねえぜ」
ルキ「……はぁぁ?別にそんなんじゃないし。ただのウォーキングだし。健康のためだし」
ゼノ「ジョギングじゃなかったか?」
ザナージュ「それともう一つお知らせだ。あのクリニックならもうないぜ」
ルキ「え……」
ゼノ「あのドクター、詐欺師だったんだってさ」
ルキ「え……」
ザナージュ「あいう」
ルキ「え……」
ゼノ「(大丈夫かよ、こいつ)」
ザナージュ「ま、そういうことだ。まだジョギング続けるか、嬢ちゃん?」
ルキ「……今夜はやめとく」
ザナージュ「オーケー、いい子だ。じゃあ帰るか」
ルキ「ザナージュ……昼間は怒鳴ってごめんね」
ザナージュ「ハッ、気にしてねえよ。それよりお前、あんなデカい声出せるんだな」
ルキ「……でっかくなっちゃった♪」
ザナ&ゼノ「(なってねえよ)」

945 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/18(Thu) 00:36
どうでもいいけどヴェルトール(世界すべて)の後継機がゼノギアス(異質な歯車)ってパワーダウンしてね?

946 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/18(Thu) 08:43
夏だから怪談話しようぜ!

947 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/20(Sat) 12:22
>>945話 全ての始まりにして終わりなる者

ザナージュ「ゼノ先生、出番だぜ」
ルキ「通訳と解説よろしく」
ゼノ「任せろよ。まずゼノっつーのは未知とか異物を意味する言葉で……って、オレに振るなー!!」
ルキ「ノリツッコミ……?」
ザナージュ「この野郎、方向性を変えてきやがったな?頑張ったじゃねえか。ヘタクソなりに」
ゼノ「うっせー!ちょっとカッコいい言葉が出ると毎回オレに振ってきやがって……」
ルキ「カッコいい言葉……?」
ザナージュ「(この坊やが言うとボケてんのかマジなのか判断に困るな)」



ザナージュ「では本題に入るが、お前らどう思う?」
ゼノ「その異物感がいいんじゃんか。体制に歯向かう反逆者って感じでさ。
   そっちの方が主人公っぽいだろ?世界を支配する魔王に立ち向かう勇者みてーなモンさ」
ルキ「……そんなことばっかり言ってるから、中学生みたいって言われるんじゃない?」
ゼノ「お前らからしか言われてねーよ」
ザナージュ「そういやお前の名前はそこから取ってんのか?」
ゼノ「いや、オレは悪魔のゼノンからだってオヤジが言ってた。その名に恥じぬ悪魔に育ってほしかったんだってさ」
ザナージュ「ハッ、そうかい。だが今のお前を見る限り、親父さんは教育に失敗したようだな」
ゼノ「……オレのオヤジはアンタだよ、ザナージュ」
ザナージュ「へ!?バ、バーロー、俺は親父なんて言われる歳じゃねえや!」
ゼノ「なにテレてんだ?気色ワリーな。冗談に決まってんだろ」
ザナージュ「脳天ブチ抜かれてえのか、ガキ」
ゼノ「ま、アンタは手のかかるアニキってとこかな」
ザナージュ「バ、バーロー、兄貴なんて言われる歳じゃねえや!」
ゼノ「歳だろ」
ルキ「というか兄貴に歳は関係ないでしょ」

948 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/20(Sat) 12:23
>>946話 エクソシストと金田一の曲がたまにごっちゃになる者

【※この物語はノンフィクションです】

ザナージュ「だが断るぜ」
ゼノ「オレもパース」
ルキ「ふーん……?怖いんだ」
ゼノ「はぁ?怖くねーし。健康のためだし」
ルキ「……関係なくない?」
ザナージュ「俺はオカルトにゃ興味ねえんだ。金にならねえからな。
   それにな、こんな陰気なガキどもと怪談話なんてクソほどつまらねえぞ。
   カワイイ女の子でもいるなら話は別だがな」
ゼノ「うるせー、それはこっちのセリフだよ陽気なオッサン」
ルキ「カワイイ女の子がいればいいの?だったら」
ザナージュ「言っとくがお前はノーカンだぜ?俺はキャーキャー怖がってくれるようなコを求めてんだ」
ルキ「……ゼノがキャーキャー騒いでくれるんじゃない?」
ザナージュ「野郎のキャーキャーなんざ求めてねえんだよ!」
ゼノ「つかそこまでビビらねーよ!怪談ごときでビビるかよ!幽霊でも妖怪でもなんでも来いってんだ!」
ザナージュ「なんかようかい?」
ゼノ「……なんか冷えてきたな」
ルキ「妙ね……怪談はまだ始まってないのに……妖怪のせいかもね」
ザナージュ「……うるせえ、さっさと始めるぞ」



ザナージュ「それでは第946回チキチキとにかく明るい怪談大会を始めるぜ!ドンドンパフパフ〜!!」
ゼノ「いよっ、待ってました!!ワーワー!!ヒューヒュー!!」
ルキ「テンション高……」
ザナージュ「今回は特別にパーティーグッズの鼻メガネと
   海外のコメディドラマとかでよくある観客の笑い声(ラフトラック)を用意したぜ!☆」
観客『HAHAHAHAHA!』
ルキ「それいる?」
ゼノ「暗いこと言うなよ、ルキー!今日は思いっきりやろーぜ!」
ルキ「(全力で恐怖感に抗ってる……)」
ザナージュ「嬢ちゃん、まずはお前から行け」
ルキ「私から?」
ゼノ「こういうのはルキが適任だろ。オレは怪談とかよくわかんねーし」
ザナージュ「俺もさ。その点、嬢ちゃんはマイナスエネルギーの集合体みたいな存在だから心霊体験も多いだろ」
観客『HAHAHAHAHA!』
ルキ「だからあんたは私を何だと思ってるわけ……?あと笑い声不愉快。
   あ、でも心霊体験といえばこの前……」
ゼノ「な、なんだよ?」
ザナージュ「お前いきなり声がブルってるぞ」
観客『HAHAHAHAHA!』
ゼノ「うっせー」
ルキ「……映画で『エクソシスト』ってあるでしょ?寝る前にあれの曲聴いてたら金縛りにあっちゃって……」
ザナ&ゼノ「キャアアアアア」
ルキ「まぁでも金縛りは心霊現象って言うよりストレスとか疲労で起こるものだから、そんなに怖い話ってわけじゃ……」
ゼノ「いやこえーよ!!金縛りよりも、寝る前に暗い部屋で一人エクソシストの曲聴いてるお前がこえーよ!!」
ルキ「え、そっち?」
ザナージュ「そっちしかねえだろ。その内ブリッジしたまま走り回るかもしれねえな、こいつは……」
観客『HAHAHAHAHA!(パチパチパチパチ)』

♪エビウェイユーロー エビウェーイ イザハー♪

949 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/20(Sat) 18:14
レジェンドモンスターを狩ってユニーク装備がウハウハです

950 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/20(Sat) 20:27
ハンター学園編マダー?

951 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/25(Thu) 17:01
迷子になって泣いている子供をルキちゃんに押し付けてみる

952 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/27(Sat) 10:50
>俺はキャーキャー怖がってくれるようなコを求めてんだ

ばっかだな!そう言うときこそゼノ子ちゃんの出番だろうが!


あとゼノが俺の親父はお前だって言い出した時タイムトラベルものキタコレ!
ってwktkした俺の胸のときめきを返せ!
って言うかあれ本設定で行こうぜ

953 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/28(Sun) 23:01
ザナージュ「おおっと、ここもついにレッドゾーンに突入したようだぜ」
ゼノ「いよいよって感じだな。けどホントに1000まで行ったら元の世界に帰れんのか?」
ザナージュ「たぶんな。ま、もし帰れなかったらもう一周すればいいだろ、HAHAHA」
ルキ「……笑えません、帰るまでは」

>>949話 ゼノ

【※今回ルキは外出中につきお休みです】

オレはゼノ。見た目は人間だけど、これは世を忍ぶ仮の姿で、ホントの正体は悪魔だ。
別に自慢でもなんでもねーけど、オレのオヤジは魔界じゃ結構……いや、かなり有名な大悪魔だった。
正直オレはオヤジが嫌いだった。短気だし粗暴だし……まぁ悪魔なんだからそれが普通なんだけどさ。
いずれは魔界を統べる後継者としてオレを育てたかったらしいけど、
その理由は単なる功名心で、オレのことも都合のいい道具くらいにしか思ってなかった。
母さんはオヤジと違って優しくしてくれたけど、
それはオレへの愛情というより、オレがあの男の息子だったからだと思う。
実際、母さんが最期に呼んだのもオヤジの名前だった。
オレがオヤジを好きになれない理由には、もしかするとそんな子供じみた嫉妬心もあるのかもしれない──


ザナージュ「長えんだよ」(ポカッ
ゼノ「いでっ、なにすんだよ!」
ザナージュ「何をボーッとしてやがる。どうせまたわけの分からん妄想でもしてたんだろ?」
ゼノ「妄想じゃねーよ、回想だよ」
ザナージュ「同じこった。ほら、ボケッとしてねえでさっさとモンスターを探せ。
   そしてレア装備を売り捌いてポケットマネー、ゲットだぜ!これで俺たちもウハウハだ!」
ゼノ「はぁ〜あ……レジェンドとか呼ばれてる魔物がそんな簡単に見つかるワケねーだろ……」
ザナージュ「映画館があれば配布されてそうなもんだがな」
ゼノ「それは違うレジェンドモンスターだよ。……この辺にはいそうにねーな」
ザナージュ「ちっ、魔物探しなら嬢ちゃんの得意分野だってのに、こんな時に限ってお出かけ中とはよ」
ゼノ「つーか魔物探しならルキが戻ってからにすればいいんじゃねーの?」
ザナージュ「そんな悠長なこと言ってられるか。他の強欲勇者やハンター共に先を越されたらどうすんだ?」
ゼノ「『レジェンドモンスターを狩ってユニーク装備がウハウハ』なんて噂を信じるのはアンタくらいしかいねーって……。やっぱガセだったんだよ。帰ろうぜ」
ザナージュ「うだうだ言うな。捜査は足で稼げって言うだろ。こういう地味で地道な捜査活動が大切なのさ。
   ま、東方に伝わるニンジャみたいなもんだ。忍務だと思ってお前も頑張りな」
ゼノ「ニンジャ……!?そうか、これがニンジャか……!わかった、オレ頑張る!」
ザナージュ「(乗ってきたか。フッ、チョロい坊やだぜ)」

ゼノ「よーし、そうと決まれば……シュリケン変化ッ!」(バッ

ザナージュ「!?」
ゼノ「これでよし。どこからどう見てもニンジャだ」
ザナージュ「……お前、いつもそんな服持ち歩いてんのか?」
ゼノ「変装用だよ、変装用」
ザナージュ「……逆じゃねえのか?普通ニンジャだとバレないように変装するもんだろ」
ゼノ「細けーこたーいいんだよ!オレはあっちを張り込んでくる。ザナージュはこっちを頼んだぜ!」(シュバッ
ザナージュ「あっ、オイ!……行っちまいやがった。ま、これで捜索はあの坊やが続けてくれるだろ(にやり
   俺はアイスでも食いながらのんびり報告を待つとするか♪」

954 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/28(Sun) 23:01
>>950話 ザナージュ

俺はザナージュ。見た目は男前の人間だが、それは当然である。人間だもの。
だがただの人間じゃない。人間でありながら魔物どもを狩る凄腕のバウンティハンターだ。
ん?そんな俺がなぜ今日はこんな古ぼけた校舎にいるのかって?
フッ、その疑問は至極当然だね。ま、答えは単純明快。
依頼人からのムチャ振りで教師に転職したってわけさ。
そう、今日から俺は教師。女子生徒たちとのバラ色の学園生活が俺を待っている!
さあ〜て、まずはインパクトのある登場を演出してみるか。
学園物じゃ新任教師にヤンキー気取りのバカが絡んでくるのが定番だからな。
ナメられちゃいけねえ。教室の扉を弾丸でブチ破ってド派手に登場だ!

(BUDDABUDDABUDDABUDDA!!)

ザナージュ「ヒャッハー!俺が今日からてめえらの担任を務めるザナー……」

ゼノ「……」
ルキ「……」

ザナージュ「すっくな!!生徒少な!!二人!?オイ、他のガキどもはどこ行った!?」
ゼノ「元々このクラスには二人しかいねーよ、センセー」
ルキ「クラスって言うか先輩たちもみんな卒業しちゃったから、今は全校生徒合わせて二人しかいないんだけど」
ザナージュ「マジで!?それ過疎化して廃校寸前のやつじゃねえか!!
   うわあああ、なんか違う!俺が想像してたのと違う!俺の脳内ではずっとポイズンが流れてたのに!」

ゼノ「なにワケわかんねーこと言ってんだ、このセンセー?」
ルキ「さぁ……?それより先生、さっさと授業始めてください……」
ザナージュ「あ、あー、じゃあまずは……とりあえず皆さんにはちょっと殺し合いをしてもらいます」
ゼノ「とりあえずフザケんな」
ルキ「先生、そういうのいいんで……。マジメにやってくれません?」
ザナージュ「いや、これでも先生なりにマジメにやってんだぜ?
   やっぱ学園物にはケンカが付き物だろ?ほら、先生のイメージじゃ学園ドラマって言うとGTOとかごくせんだからよ」
ゼノ「アンタがさせようとしたのはケンカじゃねーじゃん!バトロワじゃん!!GTOじゃなくてGTAだよ!!」
ルキ「(ガタッ」
ザナージュ「ん?どこ行くんだ、嬢ちゃん」
ルキ「早退します。……これ以上付き合ってられないんで」
ザナージュ「!……待ちな」

『言いたいことも言えないこんな世の中じゃ〜♪』

ゼノ「曲流すタイミングおかしくね?」
ザナージュ「俺が担任をやっている以上、そんな勝手なマネは許さねえぜ。退学になりたくなきゃ俺に従いな」
ルキ「なにそれ……恫喝ですか?」
ザナージュ「そうだ、俺はお前ら全員退学にする力を持ってんだぜ?」
ゼノ「あーあー、センセーあんなこと言ってるぜ。どーする、ルキ?」
ルキ「……これを世間に公表しましょ」
ザナージュ「ん、なんだそりゃ……?あっ!てめえらまさか……テープ回してねえだろうな!?」
ゼノ「そのまさかだよ、センセー」
ルキ「さよなら、先生。短い間でしたけど、お世話になりました……」
ザナージュ「い、いや、悪い悪い!今のは場を和ませるためのジョークさ!HAHAHA……」
ルキ「そんな言い訳が通用するとでも?」
ザナージュ「……オーケー、じゃあ謝罪会見を開く」
ゼノ「いやいいよ、もう尺も少ねーしさ……」
ザナージュ「教師が謝ろうとしてんのにそれを止めるのは生徒じゃねえと俺は思います!!(号泣)」
ルキ「号泣会見……」
ゼノ「そもそも謝るようなことすんなっつー」

955 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/07/28(Sun) 23:02
【※今回ゼノは仕事中につきお休みです】

>>951話 ルキ

私はルキ。魔族の父と人間の母との間に生まれた存在。いわゆる半魔ってやつ。
と言っても身体の作りは魔族よりも人間に近いし、見た目だって人間とそう変わらない。
好きなものは甘いもの。人付き合いは少しだけ苦手。
そんなどこにでもいる可愛い(重要)女の子。
なるべく部屋に引きこもっていたいけど、今日は勇気を出して外の世界へ出てみた。
なぜなら先着50名限定アイスが発売されるから。

だけど、そんなどこにでもいる可愛い(強調)私にある災難が降りかかってきた……。

『迷子になって泣いている子供をルキちゃんに押し付けてみる』

ルキ「な、なんで……?意味がわからないんだけど……。
   (どうしよ……ほっとくわけにもいかないけど……早く行かないとアイスが……!)」

心の中で、人間の私と悪魔の私が葛藤しているのが分かった。

人心「ガキなんて助ける義理ないだろ?ほっとけよ。それよりアイスだ、ほら急ぎな。このままだと売り切れちまうぜ?」
魔心「今はアイスどころじゃねーだろ!子供を助けるべきだ!そーだろ、ルキ!」
人心「てめえは黙ってろ悪魔野郎!他人に優しくしたってなあ、いいことなんてねえんだよ。自分のことだけ考えろ。そうすりゃ裏切られて傷つくこともねえんだぜ?」

ルキ「そうかも……ね……」

人心「ブハハハハ!そうだろ、そうだろ。さあ、アイスを買いに行くぞ」
魔心「ま、待てルキ!こんな人間の口車に乗るな!」
人心「うるせえ!!(パァン」
魔心「うわぁっ!!」
人心「ハッハー、これで邪魔者はいねえ。嬢ちゃん、お前は自由だ。
   なあに、ガキの保護なんてアイスを食った後でもできるさ。違うかい?」

ルキ「……一理ある」

魔心「くっ……待てっ……!ルキ、お前ホントにそれでいいのかよ……!」
人心「ちっ、まだ生きてやがったか。しつけえ悪魔だぜ。トドメをさしてやる」
魔心「あの子はお前と同じなんだぞ!!」
ルキ「!」
魔心「ガキの頃、大好きだった両親がいなくなっちまって泣いてたお前と!あの子は同じだろ!」
ルキ「私と……同じ……」
人心「バ、バカなあ……!?俺の体が消えていく……!?敗れるのか、この俺があ……あ……ぁ……──」

ルキ「……そうだよね、早くお父さんとお母さんに会いたいよね。
   ぼく、お姉ちゃんが一緒に探してあげるから泣かないで、ね?(菩薩スマイル)
   ん……この気配は……!」

【雑魚モンスターの群れがあらわれた!】

ルキ「こんな時に……!(こいつら……大した相手じゃないけど数が多い……。この子を守りながら戦うのはちょっとキツい……かも)」

??「そこな娘、見事なり」
【謎の覆面男があらわれた!】

ルキ「!?(あああああ!!もうイヤ!!ナンデ!?ナンデこんなヘンなのばっか来るわけ!?) 」

謎の忍者「安心めされよ。拙者は忍の者。義によって助太刀いたす」
ルキ「え……み、味方……なの?」
謎の忍者「うむ。さぁ、この場は拙者に任せてお主はその童を連れて逃げよ」
ルキ「……わかった。ありがと、ゼノ!」
謎の忍者「名前言うな!!」



その後、私はあっちこっち駆けずり回って何とか迷子を両親の元に送り届けることができた。
道中、散々な目にあったしアイスも恐らく売り切れただろう。
でも……泣いてるのか笑ってるのかよく分からない顔でお礼を言うあの親子を見ていたら、
そんなことはどうでもよくなった……かな。

ルキ「……あ、ここアイス屋の前……ふふ……さすがにもう残っては……
   あっ!?ラ、ラスト一個!?か、神様ってホントにいるんだ……!」
ザナージュ「おっ、最後の一つだって?ヘイ、マスター、この限定アイスっての貰うぜ」
ルキ「ああああああああ」

邪神がいた。



ザナージュ「本日のお務めは終了だ。>>952は次にな。ついに俺の過去が明かされる……!?」
ゼノ「そういえばアンタって何気に謎が多いよな」
ルキ「何も考えてないだけなんじゃない?」
ザナージュ「男ってのは自分の過去をベラベラ語るもんじゃないのさ。
   ま、お前らガキには分からねえかもな。俺が若い頃は……」
ゼノ「思いっきり自分語りしてんじゃねーか」

956 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/30(Tue) 23:28
伝説の剣だと思ってたものが実はレプリカだった件!

957 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/07/31(Wed) 19:03
もうすぐ1000ですがどんな最終回にしたいですか?

958 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/05(Mon) 18:57
ザナージュ「ちくしょう、まーだ頭がクラクラしやがる」
ゼノ「あんまムリすんなよ、ザナージュ。病み上がりなんだからさ」
ルキ「もう……真夏だって言うのに、そんな暑苦しいカッコで動き回ってたら倒れるに決まってるじゃない」
ザナージュ「仕方ないだろ?外行きの服はこれしか持ってないんだ。あいにく金欠でな」
ゼノ「せめてコートと帽子脱げよ」

>>952話 時空破壊神ゼノン

ザナージュ「いや、ゼノ子ちゃんはホラ…あのコはあのコでネジが飛んでるっつうか、ちょっと変わったコだからな」
ゼノ「シツレーなこと言うな。あんな純粋なコは他にいねーよ」
ルキ「ゼノ、あんた自分で言ってて虚しくならない?」
ザナージュ「あのコの場合は『キャーキャーO(≧∇≦)O』って感じのキャーキャーだろ?」
ゼノ「まーな、ゼノ子ちゃんは基本的に怖いものナシだからさ」
ルキ「元はゼノなのになんで性別が変わっただけで人格まで変わるわけ……?」

952『って言うかあれ本設定で行こうぜ』

ザナージュ「だが断るぜ。そんな設定取り入れたら俺が悪魔ってことになっちまうだろ」
ルキ「いいじゃない、すでに悪魔みたいなもんだし」
ザナージュ「悪魔+悪魔+半魔じゃバランスが悪いだろうが。これだと半魔のお前が主人公みたいだしな」
ルキ「それよくない?」
ザナージュ「よくねえよカス」
ルキ「カッ……!?」
ゼノ「機嫌ワルっ!」

ザナージュ「問題はそれだけじゃねえ。ゼノ坊の名前の由来は悪魔とか言ってたよな。
   俺は、我が子に悪魔の名前を付けるようなDQN丸出しの親になるのはゴメンだね」
ゼノ「DQN言うな!魔界じゃポピュラーな名前なんだよ!人間で言うジョンとか太郎みたいなモンだから!」
ザナージュ「ウソつけ、月と書いてライトとかそんなノリだろ」
ルキ「どちらかと言えば悪魔くんじゃない……?そういえばザナージュの名前の由来ってなに?」
ザナージュ「XANADU(ザナドゥ)、つまり桃源郷のことさ」
ゼノ「オレと同じようなモンじゃねーか!!」

ザナージュ「とにかくゼノ坊は俺の息子じゃねえぜ。だいたいそれなら俺の嫁さんは誰になるんだ?まさか嬢ちゃんか?」
ルキ「う、うぅ、やだぁ……勘弁してください……」
ザナージュ「……そこまで嫌がることはねえだろ」
ゼノ「けど息子が過去に飛んできて父親を助けるって展開は熱くねーか?」
ザナージュ「暑いのはこの気温のせいだカス」
ゼノ「カッ……!?」
ルキ「(病み上がりだからか機嫌悪っ……)」


ザナージュ「あ……ダメだ……俺は少し寝るぜ……」
ゼノ「オイオイ!だからムリせず休んでろって言ったんだよ」
ルキ「やれやれ、今日は引き上げた方がいいかもね……」
ゼノ「ま、ザナージュもやっぱ人間ってことだな」
ザナージュ「嬢ちゃん、頼む……俺にくっついてこの火照った体を冷ましてくれ……」
ルキ「……軽口を叩くだけの余裕はありそうだけどね」
ザナージュ「すまねえ、名無したち……酒が抜けたら出直すからよ……」
ゼノ「はっ?酒?……あっ、まさかアンタが倒れた理由って……!」

959 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/05(Mon) 23:12
ようこそ、時の回廊へ。ここから過去に戻れます。

960 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/08(Thu) 12:04
よお、風の伝説!

961 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/17(Sat) 18:20
いい時に来たじゃないか、お前達
30分後、街外れの空き地で町長と冒険者ギルドオーナー共同出資の
バーベキューパーティーが開かれるんだ
参加費?いや、支払いは町長ら持ちらしいから取らないぞ
参加する冒険者連中の中には食べる物持ち寄ったりしているのもいるみたいだが
まあご自由にって事だな!



<どうする?(個別に選んでもOK)>

・何も持っていかない
・野盗から奪取した酒樽を持っていき、お茶をにごす
・スーパーマーケットで半額になっていた安い鶏肉を買い、持っていく
・誰かの食費4日分相当で高級豚肉を買っていき、人間の器を見せつける

962 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/20(Tue) 20:35
ザナージュ「あーよく寝た」
ゼノ「ようやくお目覚めかよ。……ったく心配させやがって」
ザナージュ「少し夢を見ていたようだ……」
ルキ「……調子は悪くなさそうね」
ザナージュ「待たせたな、レディース&ジェントルメン。ザナージュ様完全復活だ!」

>>956話 ラノベ特有の長いタイトルを見習って俺も愛のままにわがままにキミだけを傷つけない剣

ザナージュ「それはエクスカリパーだな」
ゼノ「エクスカリパー?なんか弱そうな名前だな……。でもレプリカを伝説の剣と間違えるか、フツー?」
ルキ「盗難対策として、貴重品は偽物とすりかえてあるっていうのはよくある話だけど……」
ザナージュ「なるほど、つまり956は伝説の剣と勘違いしてレプリカを盗んじまったってことか」
ゼノ「勝手に人を盗人扱いすんなよ」
ルキ「自分がやってることは皆やってると思ってるからね、ザナージュは」
ザナージュ「別に隠さなくてもいいだろ?武器を奪うくらい勇者サマだってやってることさ。ま、あいつらは平気なツラして何でも奪っていく畜生だからな」
ゼノ「アンタ勇者に親でも奪われたのかよ」
ルキ「警察を嫌う犯罪者的な思考なんじゃない?」

ザナージュ「それより956、これを機におたくも剣から銃に乗り換えてみたらどうだい?剣なんてもう古臭いだろ。
   銃はいいぜ?気に食わない野郎がいたら、このトリガーを軽く引くだけで簡単に地獄に招待してやれるからな」
ゼノ「なに言ってんだよ、男は剣だろ。銃にはロマンがねーよ、ロマンが」
ザナージュ「バカ野郎、二挺拳銃なんてロマンの塊だろうが」
ゼノ「へへーん、それを言うなら剣には二刀流があるんだぜ」
ザナージュ「ほーん、で?つうかロマンとかどうでもいいし」
ゼノ「くっ……このヤロ……。ルキ、お前はどう思う?」
ルキ「……別にどっちでも」
ザナージュ「はいはい、逃げた逃げた。この臆病者めが。チキンラーメンでも食ってな」
ゼノ「そういうのがお前の悪いとこだぞ、ルキ」
ルキ「はぁ……敵を楽に殺せるのは銃。殺した時の手応えがあるのは剣。返り血がイヤなら銃、血にまみれたいなら剣。
   両方備えた銃剣がロマン面も含めて最強。……これでいい?」
ザナージュ「うわあ……なに言ってんだ、こいつ……」
ゼノ「オレさ、たまにお前のことが怖ーよ、ルキ……」
ルキ「で、あんた達はどっちがお望み?それくらいは選ばせてあげるけど」

963 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/20(Tue) 20:36
>>957話 うち、女勇者。

ザナージュ「最終回と言ってもこれはシーズン1の終了に過ぎないぜ?俺たちの戦いはこれからさ。ハンターズの次回作にご期待ください」
ゼノ「打ち切られてんじゃねーか」
ルキ「今から考える必要なんてないでしょ。なるようになるだけだし」
ザナージュ「相変わらず冷めたお嬢ちゃんだぜ。ま、いつものことと言えばいつものことだが」
ゼノ「いつも通りの日常が続けばそれでいいってことさ。そうだろ、ルキ?」
ルキ「……そうね。このまま何事もなく終わればそれで……」

魔王『そうはいかん』

ザ&ゼ&ル「!?」

魔王『お前たちにはここで死んでもらう。食らえ、しねしねこうせん!!』

ゼノ「うわー」
ルキ「きゃー」
【ゼノとルキはちからつきた】

ザナージュ「なっ……おい、お前ら!しっかりしろ!……てめえ何モンだ?」
魔王『我は魔王。この世界のラスボスよ』
ザナージュ「ハッ、そうかい。わざわざ自分から出て来てくれるとはな。探しに行く手間が省けたってもんだ。
   ……てめえを倒して俺は元の世界に帰らせてもらうぜ。あのガキどもと一緒に、な」
魔王『クックック、そのガキどもは既に瀕死の身。貴様一人で我に勝つつもりか?』
ザナージュ「ちっ、確かに俺一人じゃ分が悪いか。だが……」

??「一人ではなかった……としたら?」

魔王『ぬう?何奴?』

占い師「わたしは英雄の介添人として生を受けたもの。
   従者として、その偉業を手助けするもの」

侍「某はあても無く流離う、しがない旅の剣客で御座る。
    闇を斬り祓う……それが我らに課せられし使命ぞ 」

大魔王「ワタシは大魔王。 『魔王』を通り越して『大魔王』がやって来るのは想定外だったのか。
   束の間の戯れってやつを楽しむとしようか! 」

女学生「仲間も増えてやる気満々、さぁいこー。
   ≪ムルカムトムルを全力で振り回して牽制・・・というか応戦≫」

魔法剣士「あー、えーっと……ハンターさん、こんなところで何してるのかな? 一人じゃ危ないよ? 」

吸血鬼「ケータイから書き込めるかテストだよ! 」

奇術師「困ったねえ。ここん所、魔物の活動が活発化していて片っ端から殺して回ってるんだけどキリがなくてさ・・・ 君・・・僕と手を組まないか? 」

魔導士「……面白い事になりそうだな。(その男は周囲を見渡す。そして短く思案した後、ニヤリと微笑を浮かべて誰に言うでもなく一人呟いた) 」

学生剣士「 いくら異世界っつっても、そこらの暴漢程度なら撃退できる。
    少なくともあの程度の相手に後れは取らねぇよ。降りかかる火の粉は払うぜ!」

格闘家「ほぉ、あれが魔王か・・・。 近くで見るとこうも迫力があるとはな、これは並のハンターには荷が重かろう。
   幸か不幸か・・・俺は「並」ではないけどな」

イカ娘「魔王は海を汚す敵でゲソ。わたしが征服してやろうじゃなイカ」

魔王2「オレは通りすがりの魔王だ。この世界のハンターが戻れない間、異世界の魔王が此処をクエストしてやろう!」

陰陽師「 この世界には、多くの妖魔が蔓延っているのだな……まるで、平安の世の京の都だ。
   ……ならば、私がこの世界に転生したのも『この世界の禍を退けよ』との天命なのかもしれぬ」

ゴーレム「私は殺人人形(キラードール)の異名を持つ…女性型ゴーレムよ。
   この力…ハンターとその仲間の為に振るいましょう」

魔剣士「 どうやらこの世界にはヴァルザード様に断りもなく魔王を名乗る不届き者がおるらしいな……
   この世界のハンターとやらの手助けをするようで何か癪だが、異界の魔王など、この私自らの手で滅してくれよう」

盗賊「 【魔王討伐】クエスト、受注完了っと。 さて! これで準備は整ったわ。
   そうと決まれば、この世界のどっかで踏ん反り返ってる魔王様とやらをブッ飛ばす愉快な旅を始めようじゃないの! 」

退魔師「父上は修行の一環として、ハンターの魔王討伐の旅に同行せよと仰ったが……致し方なし」

魔王3「 この人界はいずれ魔族の手に堕ちる!貴様ら人間も全て我が眷属となるのだ!
   だが……まずは我のおらぬ間魔王を名乗り調子に乗っておる小童に灸を据えねばなるまい」

デカイ犬「オレハ、誇リ高キ魔獣 ダ!アンマリ 舐メテット 頭カラカブリツイテヤル!」

女勇者「ちゃっす、うち女勇者。」

964 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/20(Tue) 20:43
ザナージュ「とまあ最終決戦はこんな感じでどうだい?なかなか熱いだろ?」
ゼノ「オレとルキがクソみてーな扱いなのを除けばな」
ルキ「……視聴者の皆さん、不満や苦情等はザナージュまで」

>>959話 黒のトリガー

ザナージュ「よし、行くぞ」
ゼノ「なんでだよ」
ザナージュ「面白そうだろ」
ルキ「あんたね……戻れなくなったらどうする気?」
ザナージュ「その時に考えればいいさ」
ゼノ「今考えろよ」
ザナージュ「考えてばかりじゃ前には進めねえんだよ。敵か味方か分からないヤツは撃つ。道が分からない時はヤバそうな方に飛び込む。それが俺の生き方なのさ」
ゼノ「ハタ迷惑な生き方だな」
ザナージュ「何とでも言いな。俺は行くぜ!」
ゼノ「あっ、オイ、ザナージュ!クソッ……マジで飛び込みやがった……!」
ルキ「……どうする?」
ゼノ「ほっとくワケにもいかねーだろ。追うぞ!」
ルキ「まったく……」



ゼノ「オイ、ザナージュ!」
ザナージュ「なんだお前ら、結局来たのか?」
ルキ「あんたを野放しにしたら何するか分かんないし」
ザナージュ「とか何とか言って俺と離ればなれになるのが寂しかったんだろ?このこのー」
ルキ「ウッ……!」
ザナージュ「あん…?オイ、どうした嬢ちゃん?」
ルキ「ザァ」
ザナージュ「……お前な」

ゼノ「にしてもオレたちホントに過去に戻ったのか?つーかここどこだ?」
ルキ「この場所……何か見覚えがある気がする……」
ザナージュ「……俺たち三人が初めて出会った場所だ」
ルキ「違うから」
ザナージュ「ちっ、ノリが悪いな」
ゼノ「……思い出した、ここはオレらの偽物と遭遇した場所だ!」
ザナージュ「なるほど、あの時のか(>>846)」
ルキ「あぁ、あの小うるさい美少女と厨二病の剣士と勘違いキザ男が現れた場所ね」
ザナ&ゼノ「オイ」

影ザナージュ「ん?」
ザナージュ「あ?」

影ザナージュ「ハンサムガイと無愛想なガキ二人があらわれた▼」
影ルキ「せいぜいホラガイかカンチガイでしょ、あんたは」
影ゼノ「くだらねー言い争いしてる場合かよ。何モンだ、こいつら……」

ザナージュ「(オイオイ、マジかあ?こいつは面白い展開になってきたぞ)」
ゼノ「(面白くねーよ!大丈夫かよ、これ?ややこしいことになってねーか?)」

影ルキ「ふふ……あんたに化けた不届き者の首は私が取ってあげるから安心してね、ザナージュ」
影ゼノ「お前ら、頼むからちゃんと偽物を狙ってくれよな……」

ザナージュ「(HAHAHA!俺たち偽物扱いされてるぜ?)」
ゼノ「(まぁ向こうから見たらそーなるんだろうけどさ……)」
ルキ「さっきから黙って聞いてれば偽物偽物って……ウザいんだけど」
影ザ&影ゼ&影ル「!?」

ゼノ「(オイ待て、ルキ!ヘタに過去の自分と接触したら未来が変わっちまうんじゃねーか……!?)」
ザナージュ「(まあいいじゃねえか。なるようになるさ)」

ザ&ゼ&ル「……」
影ザ&影ゼ&影ル「……」
影ザナージュ「……で?」
ルキ「え?」
影ザナージュ「おたくらは一体何者だい?俺たちのコスプレイヤーってワケじゃなさそうだが」
ゼノ「(あれ?こんな展開だったか?)」
ザナージュ「(お前がセリフ飛ばすから展開が変わっちまったんだろ)」
ゼノ「(え、マジ?オレやっちまった!?)」
ザナージュ「(とにかく何か言え、確か『オレたちは偽物じゃねーよ』的なセリフだったはずだ)」
ゼノ「(わ、わかった。えーと……)我らは紛い物に非ず。我らは忍の者なり」
ザナージュ「(なに言ってんだお前)」
ルキ「(アレンジしすぎじゃない……?)」

影ザナージュ「シャベッタァァァァァ!!しかもなんか痛えー!!」
影ルキ「ゼノに似てるような似てないような……」
影ゼノ「まったく似てねーよ!やめろテメー!オレの姿でワケわかんねーセリフ言うな!」

ザナ&ルキ「!?」
ゼノ「(ほ、ほら見ろ!軌道修正成功だ!)」
ルキ「(次は私の番ね……)あはは、恥じらいなんて捨てて正直に全部さらけ出しちゃえばぁ?私みたいにさぁ?」
ゼノ「(ノリノリだな、ルキのヤツ……)」

965 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/20(Tue) 20:44
影ルキ「な、なに言ってんの、あの美少女……?」
影ゼノ「お前が何言ってんだ」
影ザナージュ「さらけ出すだと?ハッ、笑わせんな!お前はさらけ出すほど……」
ルキ「言わせない!(ドゴォ」
影ザナージュ「うごっ!?」
ゼノ「(オイ、ルキィィィ!!攻撃仕掛けんのはヤベーってぇ!!)」
ザナージュ「(ああ、リーダーがやられたんじゃさすがに他の二人が黙ってねえぜ)」

影ルキ「ナイスね、私の偽物」
ルキ「ふん、それはどうも」
影ゼノ「ザナージュ、アンタまた余計なこと言おうとしたんだろ」
影ザナージュ「ぐっ……なぜ分かった……偽嬢ちゃんは心が読めるのか……?」

ゼノ「(……なんか上手く行ってね?)」
ザナージュ「(ちっ、あのザナージュの野郎。仲間からまったく信用されてねえな……)」
ゼノ「(あれアンタだからな?)」

ザナージュ「(ん?まずい、体が消えかかってやがる。そろそろ時間切れか)
   待ちな。……そろそろ文字数がヤバい。帰るぜ、二人とも」
影ゼノ「うわっ!アンタ喋れたのかよ!?」
ルキ「えーもう帰るわけ?……まぁ文字数がヤバいなら仕方ないけど……じゃあまたね」
ゼノ「我らが主の命とあらば、従わぬわけにはいくまい。……なーんてな、また会おうぜ。異世界のオレたち」
影ゼノ「そうか、また来いよ忍者でカッコいいオレ」
影ルキ「元気でね、美少女さん」
ザナージュ「ああ見えて結構酷いヤツらなんだ。騙されんなよ」
影ザナージュ「おたくは帰らなくていいのかい?ハンサムガイ。お供の二人はもう行っちまったぜ?」
ザナージュ「あっ、ま、待てお前ら!!」



ゼノ「……過去に戻るってのも悪くはねーな」
ルキ「そうね、貴重な体験ができたかも」
ザナージュ「ちっ、もう二度とゴメンだぜ……」

>>960話 特攻(ツッコミ)のゼノ

ゼノ&ルキ「……?」
ザナージュ「よう、相変わらず元気そうだな」
ゼノ「なんだよ、ザナージュの知り合いか?」
ザナージュ「いや、知らん」
ゼノ「相変わらずって言葉は、知ってるヤツに使う言葉なんだぞ」
ザナージュ「俺はこのミスターを知らないが、このミスターは俺のことを知ってるらしいぜ」
ルキ「そういえばさっき風の伝説って……何のこと?」
ザナージュ「俺の通り名さ」
ゼノ「……アンタがそんな風に呼ばれてんの聞いたことねーぞ」
ザナージュ「呼ばれたことがないからな」
ゼノ「通り名ってのは呼ばれてる名前のことを言うんだぞ」
ザナージュ「呼ばれたことはないが語感がいいだろ。……風の伝説ザナージュ」
ルキ「……そんな名前で呼ばれたら恥ずかしくない?」
ザナージュ「オゥ、“嬢ちゃん”……呼びもしねーのにジャストなタイミングだ……“ハードラック”と“ダンス”っちまうぜ……!?」
ゼノ「それは疾風伝説(かぜでんせつ)だろーが……!?」
ルキ「“意味”がわかんないんだけど……!?」
ザナージュ「たぶん“意味”なんてねえぞ……!?」
ゼノ「“オチ”もねーぞ……!?」
ルキ「じゃあ“次”行く……!?」
ザナージュ「そうすんべ……!?」

966 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/20(Tue) 20:45
>>961話 栄光のヤキニクロード

ザナージュ「ほらよ、お前ら。今日のディナーだ」
ルキ「カップ麺一つ……またこれだけ……」
ゼノ「これを三人で分け合う日々……やっぱツレーわ……」
ルキ「ここしばらくザナージュが仕事せずに休んでたからね……」
ゼノ「しっかりしてくれよ、アンタリーダーなんだからさ」
ザナージュ「なんだ俺が悪いのか?こんな時にそういうこと言うのか?じゃあこのカップ麺は……こうだ♪ペッ(唾を吐く)」
ゼノ「あー!!なんてことしやがんだテメー!!もう食えねーじゃねーか!!」
ルキ「最悪……!」
ザナージュ「ハッハー、食いたきゃ食っていいぜ?」
ゼノ「野郎……!ペッ」
ザナージュ「なぁぁぁ!!て、てめえ……なんて汚えマネを……!」
ゼノ「ヘッ、道連れだ。こういう手はアンタに散々教わったからな!」
ザナージュ「ぐぬぬぬぬ……!」
ルキ「はぁ……もうイヤ……」

961『30分後、街外れの空き地で町長と冒険者ギルドオーナー共同出資のバーベキューパーティーが開かれるんだ 』
   参加費?いや、支払いは町長ら持ちらしいから取らないぞ』

ルキ「なん……」
ゼノ「だと……!?」
ザナージュ「……行くぞ、お前ら。肉が俺たちを待ってる」
ゼノ「ああ、食い尽くしてやる……何もかも」
ルキ「ようやくこの醜い争いに終止符を打つ時が来たみたいね」



ザナージュ「ここが会場か。ヒヒヒ……美味そうな匂いがしてやがる……!」
ゼノ「ここがこの世の楽園かぁ……!」
ザナージュ「HAHA、大袈裟なヤツだぜ。……ところでお前ら、その荷物はなんだ?」
ゼノ「これか?鶏肉さ、スーパーで安売りしてたんだ」
ザナージュ「主婦かお前は。だいたいどこにそんな金があったんだ?そんな金があるなら俺たちのために使いやがれ」
ゼノ「アンタはすぐに使っちまうから隠してたんだよ!」
ザナージュ「けっ。そもそも今回のパーティーの費用は主催者持ちなんだ。わざわざ食材を持ち込む必要なんてねえぞ?」
ゼノ「そりゃそーだけどこういうのは一般的なマナーだろ」
ザナージュ「甘いねえ。魔界の一般常識を人間界に持ち込んでちゃ長生きできねえぜ」
ゼノ「アンタはもう少し人間らしい常識を身につけてくれ。……ルキ、お前はなに持ってきたんだ?」
ルキ「……お酒。前に盗賊討伐したでしょ?あの時の戦利品。どうせザナージュしか飲まないしね」
ザナージュ「あっ、てめえ!それは俺が飲もうとしてたんだぞ!」
ルキ「だから持ってきたの。また飲み過ぎて倒れられたら困るし」
ゼノ「だな、これを機に禁酒しろよザナージュ」
ザナージュ「くっ……こうなったら今日は思いきり食って飲んでやるぜ!」
ルキ「やれやれ、懲りないヤツ……ところでザナージュは何を持って来たの?」
ザナージュ「何も持って来てないぜ?」
ルキ「……」
ゼノ「マジかよ、コイツ……」
ザナージュ「ハッ、冗談さ。いくら俺でもそこまで非常識じゃねえ。締める所はしっかり締めるさ」
ゼノ「ハハ……そっか、そういうヤツだよな、アンタは」
ザナージュ「タッパーなら大量に持ってきた。持ち帰りの準備は万端だぜ!」
ゼノ「ハハ……そっか、そういうヤツだよな、アンタは」

967 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/21(Wed) 02:16
風の伝説ザナドゥは通じなかったらしい
それはそれとして、2丁拳銃とか二刀流よりかっこいいのは
カトラスとピストルの組み合わせでパイレーツスタイルだと思うの

968 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/21(Wed) 22:16
某所への出張ご苦労ザナージュ君
注意事項についてアドバイスをするザナージュ君を見た時は
実は紳士的で神対応をする男なのだなと感心したよ
…しかし最後まで話を聞かせてもらったら
やっぱりうんこ野郎だったじゃないか君は!渡す予定の金一封は半分にさせていただく

969 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/22(Thu) 22:24
>>963
『うち、女勇者。』
これは世界を救った23人の勇者の物語である。


勇者多すぎィ!

970 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/24(Sat) 17:45
某所に出張お疲れさまです。
まさかの場所でザナージュさんをお見かけしてとても嬉しくなりました。
ザナージュさんは議題に出ていたお祭りに参加するご予定はございますか?

971 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/26(Mon) 16:18
どうしたんだい?ザナ太くん?
えぇ?ナンパがうまくいかないって?しょうがないなあ?。
テッテレ-、ギャルゲーみたいに好感度の上がり下がりを
数字に表してくれるようになる眼鏡?

972 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/26(Mon) 16:29
>>967話 デッドマンズ・チェスト

ザナージュ「通じなかった?バカ言っちゃいけねえな。俺に通じないのは常識だけさ」
ゼノ「こんな痛々しい大人にはなりたくねーモンだ」
ルキ「常識どころか言葉も通じないしね」
ザナージュ「それはお前らもだろ、コミュ障ども。
   元ネタは分かったんだぜ?レスする時は一応全部調べてるからな。
   あれだろ?風の伝説ザナドゥ。知ってるさ。面白いよな、風の伝説ザナドゥ。やっぱり風の伝説ザナドゥは最高だぜ」
ルキ「……ホントに知ってんの?」
ザナージュ「知ってるに決まってんだろ。むしろお前ら知らないのか?あの風の伝説ザナドゥを」
ゼノ「どんな映画なんだ?」
ザナージュ「高度産業文明を崩壊させた『火の7日間』という最終戦争から1000年、汚染された大地に……」
ルキ「それ風の伝説じゃなくて風の谷。あと風の伝説ザナドゥは映画じゃなくてゲーム」
ザナージュ「……」
ゼノ「やっぱ知らなかったんだな」
ザナージュ「いや、知ってる!名前だけは知ってる!内容はまったく知らん!」
ゼノ「知らねーのと同じじゃねーか」



ルキ「パイレーツスタイル……ザナージュには似合うんじゃない?」
ザナージュ「ジャ×ク・ス×ロウに似てるからか?」
ゼノ「似てねーよ」
ルキ「海賊が似合いそうだから」
ザナージュ「沈めるぞクソガキ。……ま、確かに剣も銃も使える俺ならそのスタイルも可能だろうさ」
ゼノ「じゃあなんでそうしないんだよ?その方がカッコいいって言われてるぜ?」
ザナージュ「俺のようなスタイリッシュ色男が剣と銃なんて使ってたら、デビルでメイなクライだと思われちまうだろ」
ゼノ「思われねーよ」
ルキ「デビル名倉イ?」
ザナージュ「泣かすぞクソ悪魔」

ゼノ「でもオレ的にはやっぱ二刀流が至高だな」
ザナージュ「二刀流ってのは厨二ホイホイだからな。お前が好むのもよーく分かるぜ」
ゼノ「うるせー」
ルキ「そういえばゼノ的に三刀流はどうなの?」
ゼノ「いや、あれはちょっと……」
ザナージュ「よりによって、幼なじみの女の子の形見を口に咥えるってのは、なかなかマニアックな趣味だと思うぜ。
   俺も三挺拳銃ってのをやってみるかな?当然、口に咥えるのは……」
ルキ「あんたに幼なじみの女の子なんているの?」
ザナージュ「いるわけないだろ」
ゼノ「……ルキ、ちゃんと謝っとけよ」
ルキ「……ごめん、ザナージュ」
ザナージュ「HAHA、謝る必要なんてねえさ嬢ちゃん。代わりにお前が俺のビッグキャノンを咥……」
ゼノ「言わせねーよ」

973 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/26(Mon) 16:29
>>968話 God Rest Ye Merry Gentlemen

ザナージュ「神対応?ちゃう、優しいの」
ルキ「それはもうわかったから」
ゼノ「紳士的で神対応?ザナージュが?信じらんねーなー」
ザナージュ「それはお前に見る目がないからだ。俺はレディに対しては真摯な紳士なのさ」
ルキ「ちょっとなに言ってるかわかんない」
ゼノ「まぁ他所の人たちに迷惑かけてねーならいいさ。なんかさ、ボーナスも出るらしいぜ?」
ザナージュ「フッ、かわいい女の子と交流して金ももらえるとは最高だな」

968『…しかし最後まで話を聞かせてもらったらやっぱりう×こ野郎だったじゃないか君は! 渡す予定の金一封は半分にさせていただく』

ルキ「ふぅ……まぁこんなオチだろうとは思ったけど」
ザナージュ「オイオイオイ、そりゃないぜダンナ!あれは彼女の身を案じてだな……」
ゼノ「女の子の身を案じてナンパしたのかよ?」
ザナージュ「そうだ」
ゼノ「そ、そんなに自信満々で言われると何も言えねーよ……」
ルキ「弱っ……」
ザナージュ「相手のコも嫌がってなかったし、いいだろ?むしろ喜んでたぜ。
   しかも俺が、デートするならどこに行きたい?って聞いたら祭に行きたいとさ。
   あれはつまり『ザナージュさんに……お祭に連れて行ってほしいです……』ってお誘いだろ?」
ルキ「なんて都合のいい解釈……。単に向こうが大人の対応をしてくれただけでしょ」
ザナージュ「お前は、人を信ずることができぬと言うのか。哀しみの暴君ディオニスみたいなヤツだな」
ルキ「……まぁあんたが祭に行くのも浮かれるのも勝手だけど、他の人たちに迷惑はかけないでよ?」
ゼノ「そうだぜ、セクハラなんてしたら一発アウトだからな?」
ザナージュ「HAHA、わかってるって。まったく、心配性なヤツらだな」
ゼノ「誰のせいだと思ってんだか……」

974 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/26(Mon) 16:30
>>969話 23人もいる!

ゼノ「た、確かに多いな……これじゃリンチじゃねーか。しかも魔王やらイカ娘やらまで仲間になってるしさ」
ルキ「カオス……」
ザナージュ「待て、その23人には俺たちも含まれてんのか?聞き捨てならねえな、俺は勇者なんかじゃねえと言っただろ?」
ゼノ「そこは別にいいだろ」

ザナージュ「だいたいな、23人と言っても何人かは出落ち要員じゃねえか」
ルキ「ザナージュ、それ禁句」
ゼノ「あんまり好き勝手言うと怒られるぜ」
ザナージュ「構わねえよ。怒るなら怒れ。文句があるなら俺の前に現れて直接言いな。……最後くらい顔出したって罰は当たらねえさ。
   ゼノ坊がいつか言ってたよな。俺たちがこの世界に来たのは、この世界を救うためなんじゃねえかってよ」
ゼノ「あ、ああ……言ったけどそれがどーした?」
ザナージュ「たぶんそれが正解なんだろうぜ。この世界が消えちまうとアレも消えちまうからな」
ルキ「あれって?」
ザナージュ「先輩たちが残してくださった足跡ー!僕たちはー!私たちはー!守りぬきまーす!」

ゼノ「なんで卒業式みてーになってんだよ。……まぁアンタの考えはわかったよ」
ルキ「……ま、どのみち1000まで行かなきゃ私たちも帰れないし。だったら最後までやるだけ、でしょ?」
ゼノ「だな。それにオレらの前に頑張ってた先輩たちの努力が消されちまうのも夢見が悪いしな」
ザナージュ「そういうこった。……にしてもここは女性陣も多かったようだな。ちくしょう、もう少し早く転移していれば……!」
ゼノ「まぁまぁ、もしかしたら戻って来てくれるかもしれねーぜ?(ねーだろーけど……)」
ルキ「そうね、まだ終わりじゃないし諦めるには早いんじゃない?(もうすぐ終わるけど……)」
ザナージュ「そうか、そうだよな……まだ希望はあるよな。みんな見てるかーい?俺はキミたちの復帰を待ってるぜー!
   マッチちゃーん、マリアちゃーん、オオトリくーん。続いて2列目、ゾディアくーん、メェ〜イちゃぁ〜ん……」
ルキ「ズ×サタ……?」
ゼノ「ト×ロも混じってんな」



ザナージュ「っと、今日はここまでにしとくか。続きはまた今度だ、バイビーベイビー!」

975 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/26(Mon) 21:04
月末だし勇者募集でもしたらかつての面々がしれっと混じって出てきたりして

「おめにかかれて こうえいです(以下略)
わたしのなは ねこスライムと もうします」
「わたしのなは マガレットと もうします」
「わたしのなは ジョニーと もうします」

みたいな・・・

976 名前:マリア ◆A13MARIA 投稿日:2019/08/26(Mon) 21:09
おめにかかれて こうえいです
わたしは とおりすがりの うらないし マリア と もうします

ごいっこうの こんごの ごかつやくを
こころより しゅくふく もうしあげる ものです

977 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/29(Thu) 14:54
ザナージュ「思い出とかけまして、今年の夏と解きます」
ゼノ「その心は?」
ザナージュ「いつの日も雨」
ルキ「……お後がよろしいようで」

>>970話 男は祭りをかついで生きてきた

ザナージュ「ワーオ、正直な子猫ちゃんだ。サンキューベイビー。
   俺も嬉しいぜ。何でかって?キミの笑顔が見られたからさ。
   ……と言いたいところだが、眩しすぎてよく見えなかったんだ。もう少し近くで見せてくれるかい?この俺だけに」
ルキ「この気色悪い言い回し……絶好調ね、ザナージュ」
ゼノ「ああ、キレッキレだな。背中のムズムズが半端ねー」
ザナージュ「妙なパラメータで人の調子を測るな、お前ら。
   で、パーティーの件だが俺は当然参加するぜ」
ゼノ「まぁそうなるよな。祭り好きだからなーアンタ」
ルキ「くどいようだけど、他の人に迷惑かけないようにね」
ザナージュ「ヘイヘイ」
ゼノ「拾い食いとかするんじゃねーぞ?」
ザナージュ「しねえよ」
ルキ「あと美人に誘われても付いていかないように。騙されてるから」
ザナージュ「……」
ゼノ「それと……」

ザナージュ「分かってるようるせえな!親かお前ら!」
ルキ「……心配なの」
ザナージュ「おっ?意外に可愛いこと言うじゃねえか」
ルキ「お土産が」
ザナージュ「ワーオ、正直なメス猫だ。ファッキューベイビー」
ゼノ「アンタのことだからトラブルに巻き込まれても心配はねーけど、トラブルを起こさねーかが心配なんだよな……」
ザナージュ「起こさねえっつうの。ま、ToLOVEるなら起こすかもしれんが」
ゼノ&ルキ「……」
ザナージュ「いちいち真に受けんなよ、ジョークだジョーク」
ゼノ「心配だ……幼い息子が一人で海外旅行に行くのを見送る親ってこんな気持ちなのかもな……」
ザナージュ「そこまで言うか?俺はブラ×カか?緑色の獣人になって帰って来てやろうか?」
ルキ「……無事に帰って来てね、絶対」
ゼノ「ずっと待ってるからな」
ザナージュ「お前ら……」
ゼノ「ははは……」
ルキ「えへへ……」
ザナージュ「そんなに土産が欲しいのか?」
ゼノ&ルキ「うん!!」
ザナージュ「よーし、素直で大変よろしいクソガキども。
   ……だったらお前らも一緒に来いよ」
ルキ「え……?それは……ムリ……」
ゼノ「そーだよ……オレらはホラ……こんな性格だしさ……それに悪魔だし……」
ザナージュ「うるせえ!!行こう!!どん!!」
ルキ「……!」
ゼノ「……うるせえって勧誘があるかよ」

978 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/29(Thu) 14:55
>>971話 ザナ太の内面探査器

ザナージュ「サンキュー、名無えもん。報酬の『ミイちゃん盗撮写真(猫の裸写真)』だ。受け取りな。
   ククク……こいつはいい取引をしたぜ。ナンパの前に少しガキどもで遊んでみるか」

ザナージュ「よう、嬢ちゃん」
ルキ「……何か用?」
ザナージュ「お前少しデカくなったんじゃねえか?」
ルキ「は、はぁ……?何いきなり……」
(↑↑)
ザナージュ「おおっ、ホントだ。好感度が上がってる!」
ルキ「好感度?」
ザナージュ「いや、何でもねえ。それよりお前、やっぱりデカくなったよな?……身長」
ルキ「は、身長?……別にそうでもないと思うけど」
(↓)
ザナージュ「ブハハハ!正直なヤツだな、お前は!データは嘘をつかねえ!」
ルキ「何こいつ……?」

ザナージュ「よし、次は坊やだ……。オーイ、ゼノ坊!お前に手紙が来てるぞー!」
ゼノ「手紙?誰からだ?」
ザナージュ「女の子からさ」
ゼノ「え、マジ?」
ザナージュ「ウソだ」
ゼノ「……あ?」
(↓↓)
ザナージュ「ブハッ!ブハッ!ブハハハハハッ!!」
ゼノ「なんだこのおっさん……ヤベーよ……」



ゼノ&ルキ「好感度が分かるメガネ?」
ザナージュ「ああ、名無えもんが貸してくれたのさ」
ゼノ「そういうことかよ。ったく名無えもんのヤツ、余計なことしやがって……」
ルキ「まず名無えもんって誰」
ザナージュ「未来からやってきた親切なアンドロイドさ。
   『ナンパに失敗してまたルキ子とゼノにバカにされた〜』って相談したら、快く助けてくれたぜ」
ルキ「ルキ子……?待って、私は誰の役なの?」
ザナージュ「ジャイ子ちゃんだ」
ルキ「異議あり!」
ザナージュ「却下!」
ゼノ「オレはそのままなのか?」
ザナージュ「お前はムクだ」
ゼノ「オレ犬!?」
ルキ「(ナンパに失敗して犬にまでバカにされる男、ザナ太)」
ザナージュ「さて、それじゃ俺は街へナンパに行ってくるぜ!」
ルキ「あっそ、せいぜい刺されないようにね」
ゼノ「夕飯までには戻って来いよー」



ザナージュ「……撃沈した。俺が喋るたびにみんなの好感度がみるみる下がって行った……」
ルキ「でしょうね」
ゼノ「別に好感度が上がる道具じゃねーしな、それ」

979 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/29(Thu) 14:55
>>975話 帰ってきた元勇者

ザナージュ「2匹ほど知らない猫と狂犬が混じってやがるな……。出てくるならマガレットちゃんだけでいい」
ゼノ「ゴーレムの姉ちゃんだっけ?」
ザナージュ「ああ、この世界の魔族に生み出された殺人機械(キリングマシーン)だ」
ルキ「殺人人形(キラードール)ね。……メイド服を着た美少女型ゴーレム、だってさ」
ザナージュ「製作者の趣味が伺えるな……素晴らしい。俺にも一体造ってほしいもんだ」
ゼノ「じゃあさ、ルキにメイド服着てもらえばいいんじゃね?」
ルキ「はぁ?意味不明」
ザナージュ「嬢ちゃんは冥土服だろ」
ルキ「はぁ?意味不明」
ゼノ「いや、なんとなく分かる」



ザナージュ「勇者募集か……。やってみる価値はありそうだ。実際に効果があったようだしな」
ルキ「それはまた後程語るとして……戻って来たとしても、ここもうすぐ終わっちゃうけどいいの?」
ザナージュ「何も戻って来てレスを返せと言ってるわけじゃねえさ。
   マリアちゃんのようにひょこっと顔出して何か一言残してくれりゃそれでいい。
   懐かしい顔に会えりゃ昔からここを見てた連中も喜ぶだろうぜ。
   何よりそういう最終回って……素敵やん」
ゼノ「じゃあ改めてここで一発告知しとくか?」
ザナージュ「ああ、そうしよう。ついでにageとくぞ。
   その方が目立つし、終わりが近いスレなら覗いて行くヤツも増えるだろ。埋め荒らしとか1000狙いの盗賊とかな」
ゼノ「いらねーよ、そんなヤツら」
ルキ「それにここってsage推奨なんだけどね。いいの、ザナージュ?ageたら契約違反で報酬も出ないけど」
ザナージュ「ハッ、構わねえよ。世の中には契約や報酬よりも大切なもんがあるのさ」
ゼノ&ルキ「ザナージュ……」
(↑↑)

ザナージュ「ゼノ『さすがザナージュだぜ!世界一カッコいいぜ!尊敬するぜ!』」
ザナージュ「ルキ『素敵……惚れ直しちゃう……抱いてザナージュ』」

ゼノ「言ってねーよ」
ルキ「黙ってザナージュ」



ザナージュ「というわけでここを見てる関係者の方は、よければメッセージを残していってくれると嬉しいね。採用された方には俺からの愛を贈呈するぜ」
ルキ「きっともう誰も帰って来ない冷えきった部屋の中」
ゼノ「(↓↓)←今、多分みんなこんな感じになってるな」

980 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/08/29(Thu) 14:56
>>976話 マリア

ザナージュ「ワーオ……なんてこった。俺は夢でも見てるのか?目の前に聖母が現れるなんて」
ゼノ「祝福ありがとな、姉ちゃん」
ルキ「付き合わせちゃってごめんね」
ザナージュ「くっ、マジメに返しやがってこいつら……またもや俺だけバカだと思われるじゃねえか……」
ゼノ「アンタもマジメにやれよ」
ザナージュ「あーオーケー。ゴホン……お初に、ミス・マリア。最初期の立役者とも言えるキミが呼び掛けに応じてくれたことも、
   キミがずっとこの場所を見守ってくれてたことも嬉しいぜ。礼を言わせてくれ。そして抱かせ」
ゼノ「言わせねーよ」
ザナージュ「ちっ、邪魔すんなガキ!マリアちゃんはなあ、俺が愛すべき人なんだ!時に強い孤独を感じる俺を満たしてくれる人なんだよ!」
ゼノ「そんなことばっか言ってるから独り身なんだよ」
ルキ「ザナージュの周りを見渡せば誰もが足早に通りすぎていくもんね」

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