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【オリジナル】国立光明学院　２時限目【異能】

264 名前：WWW ◆V.9gKSA. 投稿日：2016/12/06(Tue) 01:44

「■ ■■■」

「■■■■ ■■」

「■■ ■■■ ■ ■■」

「■■■―――」


「―――ん」

「あぁ、いかんな。つい余計な"モノ"が漏れてしまったか」

「夢の奥へと、秘めておかねば」


>>248

「うん？ あぁ、よいのではないかな」


「………好きに夢見ろとは言っているのだが、自重は覚えた方がいいとも言おうか」

「そう言うネタは、炎の少年が帰って来た時まで取っておけよ」

「夏の夜の夢を真冬に見るなど、薄ら寒いだけだろうに」


>>251

「むう………」


「……お前は、あれだな」

「何と言うか、"ずるい女"と言うべきか」

「そんな言い方をされては捨て置けん。我ながら、難儀な性質だよ」


「………分かった」

「"悩みの解決のため心を開く"、"伝染を避けるため心を閉ざす"」

「どちらもやらねばならんと言うのは、確かに辛い所だが」

「お前の良き夢見のためなら、一肌脱ぐとしよう」

「若者のために骨を折るのも、年長者の務めだろうよ」


>>253

「まとも……？ あぁいや、お前がそう思うのならそうなのだろうが」

「まぁ、深くは問うまいよ。己が望むままに夢見る者こそ、俺は愛おしく思う」

「ならば愛そう、そのあるがままを」

「俺が俺である限り。そして、僕が僕である限り」


>>254

「それだけ"彼"を想っているのだろうよ、良い事だろう」

「あらゆる愛も祈りも願いも、理屈の型に嵌る程度では」

「所詮、そんなものは"綺麗事"でしかない」

「元より心底から何かを愛するとは、狂気の沙汰に他ならんのだから」

「あぁ、あぁ。愛いぞ愛いぞ、ならば祈ろう」

「愛を、真を、幸福を。憚る事無く謳ってくれ」


>>256-257

「………氷の少女が狂っている、と言うのは」

「お前たちがそう思うのなら、お前たちの中ではそうなのだろうが」

「俺の中の俺は、どうにも今一つ釈然とせん」

「だからこそ答えを求めたい。お前たち、彼女の何処が狂っていると思うのだ？」


>>258

「………ただ戻って来るだけなら、まだよかろうさ」

「目からビームで木っ端微塵に切り刻んだ筈が」

「微かに残った欠片から、渦虫か何かのように再生したぞ」


「……俺が此処にいる限り、此処にいる俺こそが真実」

「あぁ、そうだ。確かに、常から俺が言っている事だったな」

「俺がそう思う故に、俺の中ではそうである。それが全てで、それでいいのだ」

「すまんな、ノリノリ少年。ありがとうよ」


「好物か。好きな食べ物と解釈してよいのか？」

「それならヴルスト、ソーセージの類。あとジャガイモのパンケーキかな」

「焼きたてのそれらを肴にビールを呷る。仕事終わりのその瞬間は、夢見にも劣らん至福だよ」

「ざわめく心も、その時は落ち着く。凪のように安らぐのだ」


>>262

「………いいのか？ 本当にこのぬいぐるみを引き取ってくれると？」

「いや、しかし……果たして、本当にこれを渡してよいものか」


「……いや。救いの少年がそれを望むと言うなら、俺もそれに応えたい」

「ならば頼む。その刃を以て、どうか俺を救ってくれ」


「―――――これだッ」つ(草薙刃ぬいぐるみ from:>>12 ×50)


「流石にこんな量は飾っておけんからな。俺の寝床を占領されてしまう」

「これこそ正しく地獄に仏、渡りに船と言うべきか。いや助かるぞ、ありがとう」


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