掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧



レス数が 1000 を超えています。残念ながら全部は表示しません。

【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ参

721 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2019/09/14(Sat) 22:00
>>714
こちらに関してはお嬢様が紹介された場所を参照して下さい。

>>716
>>717(アーチェロお嬢様)
まさかそれは、京都の一条戻橋の上で鬼の腕を切り落とした源氏の名刀「髭切りの太刀」では?
源頼光様を主君とする、渡辺綱様の?

真偽の程は私達では分かりかねますが、この国の大切な文化財にして
護国の宝刀であることには変わりありませんね。
丁重に扱わなくては…。

>あらあら、さっそく人間の姿に変化されました
>なんとも涼やかで雅な乙女武者でいらっしゃいますこと

早速お嬢様と、交友を温められておられるようですね。(微笑)
立ち上る殺気に少々身震いしましたが、流石はお嬢様。
殺気を緩やかに受け流し、お茶とお菓子を堪能されているようで何よりです。
「伊太利亜から来た大和撫子」は伊達ではありませんね。

では暫くの間は当家の蔵にてご逗留頂くとして…。
お嬢様、早速若杉財閥の当主にして、鬼切頭を務めるあの方に一度連絡して参ります。
文化財としても護国の宝刀としても、国を左右しかねない重要な立場の御方ですから
一度鬼切頭とは直接対面なさるのがよろしいかと。

その際には、鬼切頭だけでなく私の血族と所縁ある鬼切役や言の葉を司る白狐様も
参られるかも知れません。
お嬢様の交友が、更に広くなる機会となればよろしいですね。

>>718
>>719(アーチェロお嬢様)

お嬢様、お疲れ様でした…。
土地神様には三姉妹さんが知らせて下さいましたので、大きな騒ぎにはなっていないようです。
それとレイナさんと屋敷神様には、私にはお屋敷から一歩も出ないよう厳しく命じられましたので
お風呂とお茶の準備に勤しんでおりました。

…はい、妖にとって私の「贄の血」は垂涎の的であることは百も承知しておりますので。
かつて私の叔母が、主人の仇を狙い尚且つ主人の妹を守ろうとする猫又に「贄の血」を
与えたことがありましたが、その猫又は昨日今日成ったばかりにも関わらず人化の力を得て、
尚且つ400年を生きた鬼を容易く屠る力までも得たそうです。
(アオイシロ2巻収録 『アカイイト 花影抄』参照)

味方となる者に与えるのならまだしも、こちらを害する意思を持った者の手に渡れば
途轍もない災厄となるのは容易に想像がつきますので。

では、血を与える以外のお世話でしたら幾らでもさせて頂きます。
そういえば、猫のお世話をするために必要な物は今はお屋敷には殆どありませんね。
では必要になりそうなものを調べた上で、商店街で購入して参ります。
念のために、次女さんには同行をお願い致します。

>>720

私の知る限りですが、この国には無辜の人々に害を為し、災厄をもたらす異形の存在を斬るお役目の方々がおられます。
…最も、国の中枢と結びついている以上表面上の綺麗事や建前と、現実に行ってきた所業に大きな差がある事は否定できませんが。
その方々は「鬼切役」と呼ばれ、破魔の太刀を操る技を極めて戦っておられます。

源頼光様や渡辺綱様に由来する「鬼切」の伝承の事を思えば、異形の存在に打ち勝つことも可能でしょう。
ですが、勝つ負けるよりももっと大事なことがあると私は考えております。
異形の者に打ち勝つような力には誰しも憧れを抱くと思いますが、
力の使い方や道を誤れば自分自身が異形の存在と同じ道筋を辿ることになります。

ドイツの哲学者、ニーチェ氏も『善悪の彼岸』にてこのように述べております。
「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。
おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」

勝ち負け以上に、何より己自身に負けぬこと。
技を極めること以上に重要な事であると思いますよ。

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)