【オリジナル】アラビアン・マッチョ【古代アラビア】

654 名前：月の沙漠を行く姫シャフルナーズ ◆EyAiQqWE 投稿日：2019/09/07(Sat) 09:15

>>650

こらこら、うらやまし…いや、けしからぬことをしておるな。
狼の鼻は敏感で繊細な感覚器なのじゃ。
その鼻を海女が見させてもらえたなら友として認められたという証しだという。
わらわですら畏れ多くてまだその高みには達せられぬ。
その場所を弄り回すとはなんとしたことじゃ。
それとも、師匠はあれを歓ぶのか？
そ、それなら、わらわも…。


>>651

沙漠とて雨は降る。
ただし、年1回の雨期のみじゃがな。
その時は激しい雨となり、沙漠の生き物はこの時とばかりにその命の糧を摂り込むのよ。
ある者は花を開かせ実を結び、ある者は伴侶を得て子をなす。
わらわたちもこの季節に殖えた命を狩ることもある。
サバクカピバラの肉は柔らかくて実に美味じゃからのう。
また、獲物が手に入るゆえこの季節犯罪者が沙漠に逃亡する例も多いゆえ巡視兵団を派遣することもある。
そなたも沙漠で怪しい輩を見たら通報してくれ。


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