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■ ■中世ファンタジー世界総合 11■ ■

1 名前:シェンリー ◆LnUU8pic 投稿日:2020/10/25(Sun) 00:41
ファンタジー世界を背景に持つオリキャラの総合スレです。
ファンタジー系のキャラクターを演じて
名無しさんの投下するネタや質問に答えたり、仲間に話題を振って会話をしましょう。

【ルール】
 1. 参加キャラは、このスレッド独自のオリジナルであること。
 2. 参加キャラは、キャラ紹介テンプレを使って自己紹介をすること。(>>2にあります)
 3. 単発系の質問・ネタ投下歓迎。
 4.誹謗中傷などはスルーすること。


【外部サイト】
中世ファンタジー世界総合スレッド避難所
 ttp://jbbs.shitaraba.net/otaku/17089/

中世ファンタジー世界総合wiki
 ttps://wikiwiki.jp/medievalftsy/

219 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/14(Sun) 12:42
隠れ家を派手な装飾で飾り付けるぞ
そんなに目立ってたら隠れ家の意味がない?
フッ、その先入観を逆に利用するのさ

220 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/14(Sun) 18:06
特技は地獄耳!
弱点はその分騒音に弱い!

221 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/14(Sun) 22:30
魔術のライバル的存在が現れれば張り合いも出るかもしれないが、今のところは見つからないんだ

222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/15(Mon) 14:43
俺は小人だよ
おい!どこ見てんだ!こっちこっち!
ここにいるじゃねえか!気づかねえのかよ!

223 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/01/16(Tue) 01:34
私の故郷には魔物が多く出る……という話は以前にしたかな。
昔、坑道を調査していた魔物討伐隊が、背後から急襲を受けたことがあるという。
通ってきた坑道は既に調査を終えており、安全を確認した後のことだった。
まさに“無から急に大量の魔物が湧いて出た”としか言えないような状況だったと。

任務はどうにか遂行したものの、討伐隊の生存者は半数にも満たなかったそうだ。
その場はどうにか生き延びても、怪我が元で命を落とす者も多くいたと聞く。
魔物が増える前に片付ける仕事なのだから、例年はそう危険なものではない。
だからこそ、隙を突かれたような状態だったのだろうな。

この話を語る時、父はいつも苦い顔をしていたよ。
幸いにして、そのような怪事件は後にも先にもそれ一度きりだったようだが……。
……何にしても、気味の悪い話だ。

>>218
おや。それは興味深い話だな。私は秘密など持った記憶がないのだが。
私のことを知る者は皆、口を揃えてこう言うよ。
「話しかけたら最後、聞いてもいない内容まで延々と語り出す男だ」とな。
全く以てその通りだ、返す言葉もない。

貴公、この仮面の下を誰かと間違えているのではないかな。
あるいは、私が特に秘密にしていない内容を秘密と勘違いしているのか。
私は水を向けられれば大抵のことを話してしまうが、
自主的には触れようとしない話題も確かにある。
例えば――

――おっと、危ない。
また一方的に話し続けてしまうところだった。
ああ、特に何かを隠そうとしているわけではないとも。
しかし最近、どうにも長広舌が過ぎていたからな。
少し抑えねば、肝心の客人を置き去りにしてしまうと思っていたんだよ。

さて、私のお喋りは程々に。
聞かせて頂こうかな。貴公が、私の何をご存知なのか。

>>219
なんということだろう。
ありふれた隠れ家が、まるで……まるで……何だこれは……?
かつては周囲にさりげなく調和していた伝統建築も、
今や目を背けたいのに視線を吸い寄せる魔性の家、名状しがたい一塊の違和感に。
これが匠の域な計らいというものか……。

ああ、貴公の主張を頭ではなく心で理解できたよ。
隠れ家が見つかってしまうのは隠そうとするからだ。
逆に考えるんだ。「隠れなくてもいいさ」と考えるんだ。
そういうことなのだろう?

しかし、ここまで……何と言うべきか、独創的な装飾は初めて見たな。
見ているだけで平衡感覚が蝕まれていくような感覚さえ――

……待てよ。貴公、その外壁の塗料に何を使った?
魔光茸の色素ではないか? 微弱ながら幻覚作用がある。
考えたな。これなら確かに、無関係な人間を避けるには向いている。
関係者でさえこの家に入るのは躊躇われるのだ、効果は絶大だろうさ。

224 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/01/16(Tue) 01:34
>>220
貴公のように感覚の鋭敏な者は、特に遺跡の探索で重宝されると聞く。
失われた高度な古代文明……その知識や技術を求める者は少なくない。
大規模な遺構ならば、国を挙げて調査団が組まれることすらあるという。
冒険者にとっても格好の稼ぎ口、宝の山というわけだな。

だが、重要な遺構であればあるほど、防衛機構もまた高度なものだ。
罠の存在は言わずもがなだろう。一瞬の油断で命を取られる。
更に厄介なのが、自律して動く守護者の存在だな。
多くはゴーレムだが、まれにキメラが配備されていることもあるそうだ。
各種の危険を素早く察知するためにも、貴公のような人材は重要だ。

貴公が自ら口にした通り、鋭さは弱点と裏表一体の関係にある。
だからこそ、個々の弱点を補うために調査人員には幅が必要なのだろう。
その点、私などは頭部を覆っている都合上、大半の感覚が人より鈍くてな。
能力面でも向いているとは言い難い。遺跡探索に携わる機会は滅多にないよ。
実に残念だ。古代の知識には、興味が尽きないのだが。

>>221
さすが、天才的な魔術師様は言うことが違うな。
内心はどうあれ、生活に不自由はしていないのだろう?
切磋琢磨する相手を求める気持ちは分からなくもないがね。

この大陸で魔術と言えば、魔法大国アヴィオールだな。
あの国なら、貴公と並び立てる人員も見つかるだろう。
可能性が高いのは、魔法学校か魔導研究所あたりかね。
魔術の才能さえあれば、身分を問わず出世できると盛んに喧伝されている。
そのおかげで、向上心と競争心に満ち溢れた若者が多いという噂だよ。
もしもまだ行ったことがないのなら、いずれ訪ねてみるといい。

……と、私の知る範囲の話を語ったまでは良いが。
貴公がかの国の出身であったなら、全て知っている話になるか。
もし詳しい話を知っているのなら、むしろ私が聞かせてほしいところだよ。
私はあの国とあまり縁がなくてな。通り一遍の知識しかないのさ。

>>222
……む。どこからか声が聞こえたような。
しかし、……周辺に人影は見当たらんな。幻聴か?
普段の発作周期とはズレがあるが……しかし、先日の霧の件もある。
念の為、記録をとっておくべきだろうな。日時、天候、状況に症状と……。

以前にもこんなことがあったような気がするが、一体いつだったか。
手記に何か手がかりが――ああ、妖精の時か。と、いうことは……ふむ。
こっちとはどちらだ貴公、もう少し大きい声で頼む。ここか?
石の下には流石にいないか……虫でもあるまいし。

――ああ! そこか! 悪いな貴公、本当にいるとは。
いや、待てよ……本当にいるのか? 幻視の可能性も――
こら、叩くな叩くな。分かったよ、冗談だ。悪かった。
小人殿、度重なる非礼をお詫びしよう。私に何かご用かな?
何か役立てることがあるのなら、喜んでお手伝いしよう。

225 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/16(Tue) 08:28
ほっほっほ、私は通りすがりの長老じゃ
君は最近よく励んでいるようじゃな

関心関心これからもよく励み時にはよく休むがよいぞい

226 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/18(Thu) 18:11
あっ!UFO!

227 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/01/19(Fri) 00:51
現在、私は村の空き家を借りているのだが……どうにも奇妙なことが起きる。
ふと気がつくと、どこからかひそひそと囁き声が聞こえるのさ。
注意深く探せど姿は見えず、言葉も明確には聞きとれん。
しかし、そう悪いものではないと考えているよ。なぜって?
僅かに聞き取れた言葉が「祝ってやる……祝ってやる……」だったからな。
おそらく、恥ずかしがり屋の妖精でも住み着いているのだろう。

>>225
これは長老殿、お散歩かな。ご健勝で何より。
先日、空き家のご差配と湯治場の情報をくださったのは貴公だったな。
改めて、心より感謝を申し上げる。
膝、腰など痛む箇所あらば、何なりとこの薬師めにお申し付けを。

……ああ、年寄りと侮る気は決して。お気を悪くなされぬよう。
我が師は長老殿より年若いが、膝を痛めて隠居したものでな……。
ご老台と見ると、つい気にかかってしまうのさ。許されよ。

さて、仰せの通り私はよく励んでいるが、一方で多少だらけてもいる。
どうも先日の豪雪で、次の目的地に至る橋が落ちてしまったようでな……。
迂回するにせよ、修復を待つにせよ、しばらくは出られんというわけだ。
これが冬場の旅の難儀なところだな。足止めを食らうと長い。
いっそ、教えて頂いた湯治場を訊ねてみようかと考えていたところだよ。
極力、人目のない時間帯があれば良いのだが……。

>>226
どうした貴公、空など見上げて。何、ゆー……?
ほう。夜空に輝く丸いものが……ああ、分かった。あれか。
気にするな。通常、そう大きな害はない。……通常はな。
どちらかと言うと、問題となるのはあれを崇める連中のほうだろう。

何にせよ、いちいち恐れていては生活に支障が出るぞ。
何しろあれは、この国では毎晩のように姿を現すからな。
遠くの国でも、大概は似たようなものかと思っていたが……
その様子からすると、貴公の国では違うのか。
月だろう?

……おや、何だ。納得いかない様子だな。何か違うのか?
夜空に浮き、丸くて、光っていて……動いた?
ああ、月も動くが。こう少しずつ、東から西へと……もっと俊敏に?
月神は気まぐれな方だからな。そういうこともあるかも知れん。

貴公も、あの神の気まぐれには気をつけたまえよ。
下手に寵愛を受けては人の身でいられなくなると聞くからな。
一方、神に嫌われてどうなるかなど、想像するだに恐ろしい。

228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/19(Fri) 10:40
祝いの藁人形の伝説…あなたも聞いてしまったのですか…

229 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/19(Fri) 14:37
もっともっと強い風巻き起これぇ!
寒いだろ寒いだろぉ!

230 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/20(Sat) 12:05
俺はなにもやってねえのに食い逃げ犯と間違えられてんだ助けてくれ

231 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/20(Sat) 22:19
くんくん、オマエからは貴人のにおいがするな
いけ好かないが落ちぶれたってんならまあ・・・・同情はするよ

232 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/21(Sun) 22:20
俺はその気になればいつでも英雄になれるんすよ。ただチャンスがないだけ

233 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/01/22(Mon) 00:11
……さむ……何だこれは……寒すぎる……。
貴公、ご足労頂いたところすまないが、今日は休業だ。
私はもう寝る。耐えられん。

……と、言いたいところだが……むしろ寝たら死にかねんか。
仕方ない。起きよう……で、要件は何だね。
……なるほど、外の様子が妙だから調べてほしいと。
しかし調査しようにも、この寒さではな……防寒着でも借りるか……。

>>228
貴公、何か知っているのか?
私もあの声が気にかかってな、村人に軽く聞き込みをしたのだが……
一言目には「あの祠に行ったのか!?」
二言目には「ダメと言ったらダメだ、忘れなさい」
……誰に聞いてもこの繰り返しだ。話にならん。

ご存知だろうが、私が声を聞いたのは長老殿に差配して頂いた空き家だ。
おそらく、村人が漏らした“祠”という単語が鍵になるのだろう。
……もしかすると、空き家の敷地のどこかにあるのか。祠。
それとも、匠の手により限りなく空き家風に改装された祠なのか。
有り得んとは思うが、匠の発想はしばしば常人の理解を超えるからな。

最終的には、長老殿に直接お話を伺うことになるだろう。
しかしな……こういう時は慎重に事を進めねば、ろくなことにならん。
十分な情報がないままでは、はぐらかされて終わりだろうさ。
真相を追求したいのならば、適切な時、的確に証拠を突きつけねば……。
そうして謎を解き明かしたその時こそ、改めて祝ってもらいたいものだな。

>>229
貴公、随分と力が有り余っているようだな?
おかげで防寒着の暖かさを実感できたよ。どうもありがとう。
私も旅をして長いが、こんなに着膨れたのは初めてだ。
丸々と膨れた冬毛の小動物は愛らしいものだが、
残念ながら私は小鳥ちゃんと呼ばれているだけの成人男性でな。
視覚的なサービスに至らず申し訳ない限りだよ。

さて、実は貴公に労働の場を紹介してやろうと思ってな。
なに、そう難しいものではないさ。風車小屋で粉を挽く仕事だ。
……風を起こす力で? まさか。面白い冗談だな。
村の風車は、貴公の暴風で羽根が壊れてしまったというのに。

だから風力の代わりに、貴公に粉を挽いてもらおうと言うんだよ。
奴隷が棒を押して、妙な装置を回している絵を見たことはないかな?
細部はともかく、大体、あのようなものを想像してもらえば良いさ。

そういうわけだ、ここは大人しく捕縛されたまえよ。
正直に言うと、今の私はあまりの寒さに気が立っていてな。
もはや癇癪を起こす一歩手前、気の利いた言葉の一つも出せんのさ。
さらに抵抗でもされては、重労働が辛くなるような傷をつけかねんぞ。

234 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/01/22(Mon) 00:12
>>230
おや、それは気の毒に。
親切な人に飯を食わせてもらった以外『何も』していない――
――特に料金も払っていない、というわけかな?

ああ、冗談だよ。すまない。
昔、吟遊詩人から聞いた滑稽話によく似た状況だったものでな。
開放されたばかりの農奴が都会に行って騒動を起こすという題材の話で、
大昔は実際にそういうことがよくあったとかいう触れ込みだった。
まあ、今は笑い話をしている場合ではないか。

お詫びに一つ、良い手段を教えてさしあげよう。
追いかけてきた者の前で、一つ小芝居をしてやるのさ。
「今ここに、自分と同じ顔の男が来なかったか?」
「そいつが食い逃げ犯だ、追え!」
そうして追跡隊に加わって、我が身の潔白を主張するわけだ。
簡単だろう?

真犯人が見つかるかどうかは運次第。
信じてもらえるかどうかは貴公の説得次第と言うわけだ。
では、頑張りたまえよ。幸運を祈る。

>>231
……クク、そうか。では貴公、私を鳥貴族とでも呼ぶかね?
子供の頃は、口さがない雀どもから下賎の血と囁かれたものだが……
それが今になって貴人と見なされるとは皮肉なものだ。
まあ、否定はすまい。半分とはいえ、この身には貴人の血が流れている。

と、言っても……私は既に廃嫡された身でな。
土地も財も権力も持たず、代わりに特別な荷物を持たされている。
何かって? この、謎の病に冒された体だよ。
羨ましく思ったのなら申し訳ないが、残念ながらこの荷物は譲ってやれん。

――ああ、同情なら結構。落ちぶれてなどいるものか。
私は今なお誇り高く、貴い使命を果たしている真っ最中だ。
大陸各地を巡り、痛みや病に苦しむ人々の治療に勤しんでいる。
これを貴い行いと言わずして何と言えよう。
少なくとも、私自身に恥じることは何一つないとも。

……それにしても貴公、間が悪いな。
よりによって着膨れてフワフワしている時にこんな話をすることになるとは……。
こんな出で立ちでは、いくら格好つけたところで様にならんじゃないか。

>>232
なるほどな。言うなれば、貴公は地中に眠りし原石というわけだ。
私の故郷には鉱山があってな。貴重な鉱石、貴石がよく採れた。
しかし、いくら良いものが埋まっていようと、掘り出せるとは限らない。
特に貴石は脆いからな。万全の形で掘り出されるほうが稀だよ。

採掘師の手元が狂えば傷つき、ヒビが入り、場合によっては割れてしまう。
運が悪ければ、砕かれた挙句にクズ石の扱いを受けるのが関の山だ。
運良く掘り出されたとて、研磨師の腕が悪ければ台無しにされてしまう。

その点、貴公には足も腕も、なんと口まであるからな。
採掘師や研磨師を待たずとも、自ら動き出せるというわけだ。
輝かしい未来を望むのならば、待つのをやめても良いと思うがね。

とは言え……英雄になるばかりが良いとも限らんか。
貴石を素晴らしいと称えるのはあくまで人の都合だからな。
石にとっては、地中にて眠り続けるほうが幸福かも知れん。
貴公にとっても同じこと。周りの評価より自らの意思に従うが良かろうよ。
私もそのようにしよう。今日は寒いので、明日から本気出す。

235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/23(Tue) 00:50
鳥のお医者様、いつもありがとう
この花はお礼の気持ちです
(マスクの通気孔に花を挿してゆく)

236 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/24(Wed) 18:49
雪山で生存できるスキルはある?

237 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/01/26(Fri) 00:08
おや、貴公。良いところに来てくれた。
もし暇ならアーモンドを砕くのを手伝ってくれないか。
薬に使うのだが、粉状にするのが少しばかり手間でな。
粉になったら砂糖と卵を混ぜて……菓子? いや、薬だよ。
失恋に効くという伝統的な薬だ。確かに、空腹にも効くがね。
手伝ってくれるのなら、完成品を一つ差し上げよう。

>>235
それはどういたしまして。また何かあったら来たまえよ。
花か。この時期は殺風景になりがちだからな、嬉しいよ。
有難く受け取……、……??????

貴公。その……なんだ。感情表現が独創的だな……?
おそらく今、私は嘴に花を咥えたような状態になっていると思うのだが……
――メルヘンでカワイイ? ああ、それは良かった。どうも。
だが一つ耳寄りな情報を授けると、実は私は手でものを掴むことができる。
その代わり、自由に空を飛ぶことはできないがね。

……それで、貴公。一つ気になることがあるのだが。
私のように手頃な穴がない相手の場合、どのように気持ちを伝えるのだね。
耳か? それとも、まさか鼻……いや、やはりこの話はやめた方が良いか。
昨今は花粉と聞いただけで恐れ慄く者も多いからな……。
そう無闇に彼らを震え上がらせることもあるまい。

>>236
これは断言できるな。無い。
雪山で命を落とさぬ方法はただ一つ。雪山に入らぬことだよ。
健康な体と十分な体力、充実した装備に、豊富な知識と経験――
そこまで揃えたとて、山の機嫌ひとつで命を持っていかれるのが雪山だ。

一方、私が持つのは病んだ体と貧弱な体力。
更には、手放せぬ道具類が装備を圧迫する。
ただの山越えでも厳しいのだから、雪山など以ての外だろう。
辺り一面真っ白すぎて、天国に迷い込んでも気づかないかも知れん。
生き残れることがあれば、運命神のご贔屓が過ぎて見返りの要求が怖い。

私にできることは、体温の維持を助ける薬を作るぐらいのものだな。
それも、さほど長く効果が続くものではない。
冒険者として危険地帯に行かざるを得ない状況に陥ることはあるにしても、
必要に迫られない限りは、暖炉のある部屋で平和に過ごしたいものだよ。

238 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/26(Fri) 07:56
俺、狼男なんですけど別にいいですよね?
毛深いだけだし

239 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/27(Sat) 16:12
この魔法書は擦りきれていて読めない
復元する方法はないだろうか

240 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/27(Sat) 21:01
戦闘力数値で表せる?

241 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/28(Sun) 13:57
魔女じゃ!災難は全て魔女の仕業なのじゃ!

242 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/28(Sun) 14:22
食人植物って人間まるごと食うくらいだから
野菜にしちまえばかなり栄養あるんじゃないか?

243 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/28(Sun) 23:51
この箸で飛ぶ虫を掴んでみせよ

244 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/01/30(Tue) 00:52
失恋の薬があるのだから、当然、恋の薬もある。
昨今では、西の大陸で採れる豆を使用したものが特に人気だな。
……ああ、私は作っていないよ。材料が手元にない。

もし興味があるなら、西の港街に行ってみるといいだろう。
豆の形ならカカオ、加工品ならショコラトルの名目で売っているはずだ。
今の時期は、価格が高騰しているかも知れんがね。

>>238
自分ではごく普通だと思っている部分が、他人の目を通せば奇異に映る。
自分ではひどく奇妙に感じている部分が、他人には気付かれてさえいない。
人狼に限らず、個性というのは往々にしてそういうものだよ。
貴公はおそらく、自身で認識しているよりも個性的だ。
……少なくとも、私の目には『毛深いだけ』には見えんな。

ああ、貴公の人種について、殊更に騒ぎ立てるつもりはないとも。
ただ、貴公が良ければ、話を聞かせて頂きたいと思っている。
人狼に特有の病や、健康状態の変化……それに治癒方法、毒になりうるもの。
致し方ないところではあるが、私の知識は只人に偏っているのでな。

差し当たって……そうだな、神聖なものに弱いというのは本当だろうか。
もしそれが事実であれば、治療前に行う祈祷で天に送ってしまいかねん。
貴公の情報がいずれ同朋の命を救うと思って、ご協力の程よろしく頼むよ。

>>239
人体の修復なら私の出番と胸を張って言えるのだが、書物は専門外だな。
一応、もう少しよく見せてもらえるかね。
……ふむ。経年による紙の劣化や、虫食いは致命的とは言えないな。
ページが破れている箇所もさほど……問題があるとしたら、インクか。

貴公、一つ伺いたい。
これが魔法書だと言うのは確かなことかね?
ならば、意図的にこう書かれたものだという可能性が残る。
魔術師というのは、今も昔も偏屈な輩や挑戦的な輩が多いようでな。
秘密を守るため、知恵者と認めた相手にのみ秘技を継承するため……
理由は様々だが、暗号文で知識を書き残すという例を聞いたことがある。

著者が有名な魔術師なら、復元を試みるより写本を探すのが良いかも知れん。
大概、弟子や信奉者などが手書きで書き写したものがある。
そちらが読めれば良し、同じような状態ならば、意図的なものと確定する。
復元の役には立てそうもないが、私に貸せる知恵はこんなところだろう。

>>240
できないとは言わんさ。正確性に目を瞑って頂く必要があるがね。
数年前、冒険者ギルドで戦力評定を導入しようかという試みがあった。
複数の項目を設けて各人に点数をつければ、依頼の目安になるのでは……とな。
結局、評価項目に不満が出たようで、正式採用には至らなかったのだが……
その時の評価が、概ねこのようなものだったよ。


【試験結果(模擬戦・筆記)】
 身体能力:1/10
 精神安定:9/10
 戦術知識:7/10
 後方支援:7/10
 特殊技能:8/10
 総合点数:32/50

【総評】
 安定した精神状態と人体に対する知識の深さは明確な強みと言えるでしょう。
 問題となるのは、あらゆる美点を無に帰すほどの極端に貧弱な身体能力です。
 すぐに決着をつけられる状況、対人に限定すればそれなりの活躍を見込めますが、
 それ以外の状況では、戦力として数えることすら憚られると表現せざるを得ません。

 追伸――
 模擬戦担当試験官に対する侮辱・挑発行為は作戦として認めますが、
 円滑な人間関係のため、個人的に謝罪しておくことをおすすめします。


……このようなものでご満足頂けるだろうか?
戦闘を生業とする連中と比べたら、ほとんどゴミのような数値だろうがね。

245 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/01/30(Tue) 00:55
>>241
災いと混沌をもたらす者、遍歴の魔女か。
奇跡にも等しい強大な魔力、数百年の時を経ようと変わらぬ若さと美貌。
彼女らの甘言に惑わされた者は皆、願いの対価に破滅の運命を得るという。

多くの物語において、魔女の役割は人間の願いを叶えることだ。
魔女自体が何かをするというよりは、歪な形で叶えた願いが破滅を招くのだな。
では、魔女自身は、何を願ってそのようなことをしているのだろうか。
長くを生き、何を見聞きし、何を望んでいるものか……ふむ。

思いつくこととしては、復讐だろうか。
魔女と聞くなり火にかけたがる人間が、些か多すぎるようだ。
悪行が先か、迫害が先かは、私の知ったことではないがね。

いずれにせよ、偏見はいらぬ遺恨を招く。
森の薬師や魔術を扱う者を『魔女』と混同するのはやめておきたまえよ。
仲良く菓子を囲んで茶を飲めとまでは言わんがね。
気に入らぬ相手と顔を合わせれば、茶の飲み方一つで揉めるものだろう?

>>242
一理あるような気もするが、気持ちの問題というものがな。
少なくとも、私が調理を担当するのは御免こうむりたい。
中から消化しかけの人間でも出てきたらと思うと、想像だけで寒気がするよ。

豆などは痩せた土地にも育つが、とても滋養があるだろう?
あまり妙なものを食おうと試みるより、素直にこちらを食したまえよ。
広く栽培される食物には、栽培されるだけの理由があるものだ。

……栽培か。ああ、自分で言っておいて嫌な気分になってきた。
容易に入手できないものは、しばしば珍味として高値がつくものだ。
そして世の中には、生き血を啜っておぞましく肥える蛭の如き輩がいる。
連中が食人植物の味を知り、売れると踏んだらどうなるものか……
人並みの理性も持ち合わせていない輩に、倫理を期待できるだろうかね?

世界には、知らぬ方が良いこと、知られぬ方が良いこともあるということだ。
貴公も、食人植物を食らうなどという思いつきは忘れてしまいたまえよ。
せめて、自らの命を繋ぐ必要に迫られた時まではな……。

>>243
待て、貴公。ハシというのは、確か……遠東の食器だな?
食器で虫を……? 貴公……虫を食らう趣味でもあるのか……?
人の趣味に口を挟むのは無粋だが、薬師としては止めざるを得ん。
自分のみならばともかく、人にすすめるのは止めておきたまえよ。

もしや、虫を医療に使うという話でも聞きかじったか。
確かに、呪術医などが行う治療法の中には、特定の虫を使うものもある。
毒素を利用するもの、性質を利用するもの、様々だ。
しかしな、それも経験と知識を蓄えた専門家の処方だよ。
虫ならば何でも良いというものでは――

……む、何だ。誤解か。
ふむ……達人の優れた動体視力と繊細な力加減を表す逸話、と。
……それは、日常の中で自然に行えるからこそ逸話になるのではないかね。
わざわざ模倣や練習をするのは違うだろう、貴公。
他に優れた技能がなければ、ただの奇妙な特技がある者だ。
凄いことは凄いのかも知れんが、宴会芸として披露するにも地味すぎる。

246 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/30(Tue) 16:31
旅の目的が見つからなくて何していいかわかんないや

247 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/30(Tue) 21:29
いつか昆虫のようなヒーローになって悪を打ち砕きたいと思っているんだぜ

248 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/30(Tue) 21:42
脱サラして旅の商人を始めたら
儲かるし自分も強くなるしいいことづくめだった

249 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/30(Tue) 22:28
俺はカメに触れただけで倒れる弱い体質で困ってるんです…

250 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/31(Wed) 16:17
ねーねー、まほう見せて見せてー?

251 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/02/02(Fri) 00:27
この大陸で治癒を行う者といえば、まず教会や修道会に所属する聖職者だろう。
だが、実は薬師や医師などの所属する治療師ギルドというものもある。
冒険者や商人のギルドとは比べ物にならぬほど小規模だがね。

正教の知名度は言うまでもなく、構成員の数、組織としての力も圧倒的だ。
聖職者ならば、わざわざ治療師ギルドに所属しても恩恵がない。
自然、治療師ギルドには聖職者以外の者が集まることになるわけだな。

>>246
それは大変だ。貴公、ひとまず私の薬を買ってみるといい。
活力を出す薬が良さそうだが、詳細な注文があれば調合しよう。
そのような悩みを持つということは、旅費には余裕があるのだろう?
生活に困っているのなら、まず金を稼ぐという目的が出てくるからな。

なぜ目的もなく旅に出たのかは……事情もあるだろう、深くは聞くまい。
冒険者の中にも、叶うなら安定した生活を送りたいと望む者は多くいる。
そういった者は大概、次の生活を見据えて貯蓄に励んでいるものだがね。
私と同年代の冒険者も、大半がそうして引退してしまったよ。

次の一歩を踏み出す目当てさえ浮かばぬのなら、そうだな……
幼い頃に何を夢見ていたか、思い出してみてはどうかね。
非現実的な妄想、くだらぬ空想と切り捨てた記憶を拾い集めるのも良かろう。
願望を見失うのは、抑圧する習慣を身につけた者にありがちなことだ。
いざ解放したら、時間と身体が足りぬほど願望が溢れ出て来るかも知れんぞ。

>>247
ほう、昆虫とは珍しい理想だな。
私の国で英雄といえば颯爽と馬を駆る騎士の姿が定番だが、
昆虫となると自らの翅にて空でも翔けるのだろうか。

国や文化が異なれど、英雄の姿は変わらず人心を惹き付けるものなのだろう。
私も子供の時分は、物語に登場する騎士に強く憧れたものだった。
病を患うまでは、将来は騎士になりたいと本気で思っていたほどでな。
中でも強く記憶に残っているのが、歴史を題材にしたという演劇だ。

大昔、この大陸を吸血鬼の軍勢が襲ったことがあるという。
その際に王の命を受け立ち上がった者こそ、英雄と名高き白騎士ジェロだ。
対する吸血鬼の首魁は、かつて帝国の圧政を打倒すべく立ち上がった勇士にして、
不死者として三度蘇ってなお誇り高き騎士と呼ばれた吸血鬼アルベール。
古き時代を担った騎士と新時代を率いる騎士が剣と議論をぶつけあう決闘は、
双方の譲れぬ正義と矜恃、取り戻せぬ過去への哀愁が強く心を打つものだった。

正確な歴史に沿ったものではなかろうが、面白かったよ。
あの劇を演じた役者たちも、今は何をしているのだろうな……。

252 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/02/02(Fri) 00:29
>>248
貴公は才に恵まれたと見える。羨ましいよ。
それまでの生活を捨て、新たな道を行く胆力も商才のうちなのだろうな。
商売は好機を逃さず、時に慎重に、時に大胆に……
言葉にするのは容易いが、的確な判断力などそう持てるものでもない。

私はどうやら、あまり商才に恵まれなかったようでな。
薬師としては一通りの技術を修めたが、それを売るのが上手く行かん。
決して浪費が激しいわけではないが、金の使い方が雑だと師匠からも言われた。
……正直、それがどういうことなのか、今もよく分かっていないのだが。
自覚ができれば改善にも繋がろうものだが、分からぬものはどうにも……。

何にせよ、上手く行っている者は人目を引き、また妬まれやすいものだ。
足元をすくわれることのないよう、存分に気をつけていくといい。

……ああ、話ついでに商品を少し見せて頂けるかな。
特に、珍しい薬草などあれば積極的に買い取りたい。日用品もやや不足だな。
これはすぐに必要なわけではないが……余剰ぶんは人に分ければ良かろう。
よし、これとこれとこれを貰うよ。いくらだね。

>>249
似たような話を聞いたことがある。
特定のキノコに触れると体が二倍ほどに腫れ上がるだとか、倒れるだとかいう……。
キノコは熟練者でも種類を判別する難度が高いと聞く。
おそらく、見た目には分からぬ毒にでも反応したのだろう。
二倍という表現は誇張としても、体質というのは難儀なものだな。

その点、貴公はカメか。ならば、さほど困ることもなかろうよ。
水辺に出向いて触れようとでもしない限り、そう出会うものでもないからな。
見るなり叩いて虐めるなどという非道を働いているわけでもあるまい?
カメとて、人間を倒したり、娘を攫う為にはるばる出向いて来るわけもなし。

もしそのようなカメがいるのなら、おそらく魔物だ。
魔物ならば、体質に限らず倒されるのは致し方ないこと。
被害が広がる前に退治を依頼することをおすすめするよ。
冒険者も魔物狩りも、相談に乗ってくれることと思う。

>>250
おや、これはどうしたものか。私は魔術の専門家ではないのだが。
神聖術なら多少は扱うが、あれは目に見える変化のないものばかりでな。
貴公が見て楽しめる魔法などあるかね……少し考える時間を頂こうか。

まず、基本的な祈祷はいずれも駄目だろう。
傷を癒す、心身を防護する、物品に祝福を与える、穢れを払う……
後は、生者の気配を感知するもの……感覚を鋭敏にするもの……

……強いて言うなら、あれがあったか。プルクシユタルの瞬き。
星の光の如き、ごく淡い小さな光を発する魔法だな。
言ってしまえば光るだけなのだが、この光は雨や水の中でも消えることがない。
そうだな……透明な瓶など持っているかね? なければ私の薬瓶を貸そう。
今宵一晩ほどなら、瓶の中でほのかに光ったままでいてくれるはずだ。

253 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/02(Fri) 17:41
アクセサリーは防具にも、投げつけて武器にもできる!

254 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/02(Fri) 21:51
ガラの悪い奴らに囲まれた時の対処法は?

255 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/03(Sat) 11:30
お前もオーガにならないか?

256 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/03(Sat) 22:05
ただただどこか知らない場所に行きたがる、それが旅人の性
あてもなくたどりついたのがこの場所であり、それも運命

257 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/04(Sun) 09:17
恋の病を治すすべは無いのか

258 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/04(Sun) 18:15
お宝を見つけるレーダー能力があればそれ使って一攫千金狙うのに!

259 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/02/06(Tue) 00:46
神聖術に、導きの恩寵という魔法がある。
自分の周辺にいる生者を感知する魔法だな。
戦場、事故現場、被災地。様々な状況で迅速に生存者を発見し、命を救う……
そんな高邁な理想のもと、神より授けられし奇跡ということになっている。
実際どのように使われているかは……大体、想像がつくのではないかな?
いずれにせよ、幾度となく私の命を救った魔法であることには変わりない。

>>253
ふむ……魔法王国産の装飾品か?
特定の行動で魔法を発動するものがあったように記憶している。
魔術師として積むべき修練なくして、結果だけを使えるという代物だな。
高価な上、魔法の発動は一度きりの使い捨てだというが……
貴族や富商が護身用に身につけるには、丁度良いのだろうかね。

特殊なものでなくとも、護符の意味を持つ装飾品は多い。
身を飾るものの多くは――化粧などもそうだが、本来は魔除けだったと聞く。
悪霊や病などといった厄災から、高貴な者の身を守る為のものなのだと。
その数が多いほど、重要な地位にある者だという証になるのだな。
今では、華美な装いで豊かさを誇示する目的が主になっているようだがね。

さて貴公、投げつけようと考えた装飾品はどのようなモチーフかな?
護符として作られたものであるならば、その形にも意味がある。
投げる目的で作られたものならともかく、そうでないなら慎みたまえ。
あまり扱いが悪いと、守ってくれなくなるかも知れんぞ。

>>254
相手が知性を持つ人間であるようなら、まず対話による解決を試みる。
話の通じぬ二足歩行の獣であるのなら、不本意だが交戦もやむを得まい。

人数が多い場合は、粘膜に強い刺激を与える薬を撒くことが多いな。
私のように顔全体を覆って防護している者は少なく、
視覚も呼吸も不自由な状態で戦える者はもっと少ない。効果は覿面だよ。
ただ、この手は連れ合いがいる場合に使えないのが難点だ。
薬品の性質上、確実に巻き添えにしてしまうからな。
喝采でも浴びせてくれれば良いのだが、大概は大顰蹙だよ。

叶うことなら、まず囲まれぬようにしたいものだがね。
質問の前提を崩すのは無粋だろうが、荒事は避けたいというのが本音だ。
ただでさえ私は体力の乏しい病人の身。
真正面から戦ったところで、三人ほど倒して膝をつくのが精々だろうさ。
いかに修練を重ね、技術を磨こうと、体がついて来なければ意味がない。
だからこそ、私は日頃から小細工ばかりしているのだよ。

>>255
ならない。
……正直な話、全く魅力を感じないわけではないさ。
自らの病んだ身体に歯噛みせぬ日など一日とてない。
一方、魔物は病むことも老いることもなく、人より遥かに強靭だ。
健やかに長く生きられるのであれば、それに越したことはなかろうとも。
……だが貴公、精神と肉体とは分かちがたいものだ。

私は薬師として、疫病医として多くの者を診てきた。
病状の変化に伴う精神や人格の変容も、多く見てきたつもりだよ。
オーガのように、急激に強靱な肉体を得た場合、心はどうなる?
単純に何もかもが強く、優れた状態に置き換えられて終いだとでも?
私には、そうとは思えん。器の形が変われば、零れ落ちる部分が必ずある。
それが私にとって、最も重要な部分ではないという保証はない。

……ああ、想像がつくよ。今でさえ、時には揺らぐのだから。
「なぜ、あのようなくだらぬものを後生大事に抱えていたのか?」
などと、疑問に思うだろう。事実、生きるのみならば不要なものだ。
だが、ただ自らが生きることのみを望むようでは獣と変わらん。

お引き取り願おうか。霧の彼方に帰るがいい。
生き恥を晒し続ける無様な身でも、譲れぬものは持っている。

260 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/02/06(Tue) 00:51
>>256
旅を好む者は少なくないが、貴公ほど徹底している者も珍しい。
貴公のような者ならば、旅の途中に倒れることさえ本望だろう。
普段ならば、旅行記でも出版してみてはどうか、と言うところだが……ふむ。
資料価値はあれど、俗世の人々を楽しませる娯楽本には不向きかね。
貴公、あまり他人に興味がないだろう? そういう顔をしているよ。

貴公は風そのものに近い性質なのかも知れんな。
風は通り過ぎるより他になく、人もまた、風を掴むことはできない。
触れたと思った瞬間には、もう過ぎ去ってしまった後だ。
風の残した痕跡に感傷を抱くことはあるがね……。

一方、私は明確なる目的を持って旅を続ける身だ。
この病がなければ、旅人になることすらなかったのだろう。
運命神は気まぐれにして、少しばかり意地が悪い――
――あるいは、極めて愛情深いが愛情表現の手法に著しい誤解がある。
貴公が神の気まぐれに旅路を止められることのないよう、祈っておこうか。

>>257
おや、難病の名が出たな。
恋に関しては、どのような状態を治癒と呼べば良いものか。
想いが成就すれば良いのか、すっかり冷めてしまえば良いのか?
罹患率が極めて高い上、繰り返し発病するのも厄介だ。
おまけに中毒性があるな。自ら恋を求める患者さえ見られる。
極めつけに、時には死者まで出す。困ったものだ。

この話を私にするということは、貴公、恋でお悩みかね。
だとしたら、頼る相手は選ぶべきだと助言しようか。
私か? 恋愛に関しては今のところ無敗だよ。勝ったこともないがね。
もし私のことを心強い味方だと感じたのなら、貴公は冷静さを欠いている。

ああ、恋愛感情そのものを否定しようとは言わんとも。
発病したのなら、己が宿痾として向き合うより他にないというだけだ。
薬師として可能な処方も、不眠や精神不安への対症療法に尽きる。
個人的に話を聞く程度ならできようが、私が楽しく聞くだけだ。
本気で有用な助言を求めているのなら、他を当たりたまえよ。

>>258
魔術や工学の面で、似たような研究をしている者はいそうなものだがね。
特定の存在を探知する魔法はある。私が生者を探知するように。
金属や魔力を探知する程度ならば、おそらく既に実用可能だろう。
普及していない理由は……さて。貴公なら、これを人に教えるかね?

英雄譚と同じく、財宝もまた心踊る話題の一つには違いない。
中でも私が心惹かれるのは、失われて久しい伝説の武具だな。
遙か昔、現人神がこの大陸に降り立った際に携えていたと神話に語られている。
七つあると伝えられるが、現存するのは剣と槍のみ。
弓と鏃のみ存在が知られ、あとはどのような武具かさえ不明だ。

もしも財宝を探知する能力で、これらの所在が明らかになったなら……
……ふむ。一攫千金どころか、戦争が起きるかも知れんな。
あまりにも素晴らしいものは、人に渡したくないだろう?
それが武力ともなれば尚更、他者が持っていては恐ろしくて敵わん。

神々のもたらす奇跡は、どうにも人の手に余る。
程々の財宝、不自由しない程度の富が良いのではないかね。
おや……夢があるのだかないのだか、よく分からない話になってしまったな。

261 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/08(Thu) 16:34
酔っ払うと敵味方の区別ができなくなったりしません?

262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/08(Thu) 22:34
炎の魔法で綺麗な花火を見せよう!

263 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/09(Fri) 00:33
幽霊の正体が見える眼鏡を探してます
これを通して見れば全て枯れ尾花

264 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/09(Fri) 16:58
お薬を無くしてしまった!
あれがないと持病が止められないのに…
代わりになりそうなの持ってない!?

265 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/02/09(Fri) 23:45
・地図に載らぬ村
 村民、概ね健康。疫病の兆しは見られない。
 近郊に湯治場あり。薬効――皮膚炎、呼吸器疾患とのこと。
 存外に旅人の行き来は活発な様子。湯治場目当てだろうか。

・懸念事項
 近隣の街道にてアンデッドの発生報告あり。要警戒。
 変質者による事案の発生。対処を急ぐ必要はないか。
 オーガの出現――ただし会話を行ったのみで退散。
 ……現状では無害だが、勧誘に応じる者が出た場合その限りではないだろう。

・・・・・

……ふむ。この村に逗留して一ヶ月か。
想定外に長く世話になってしまったな……。
名残惜しいが、そろそろ出立の準備をせねばなるまい。
ひとまず、今日のところは借家の掃除でもするかね。

>>261
前後不覚に陥るほどに飲めば、そうなる可能性はある。
邪魔な者――特に、武勇に優れる豪傑や怪物に対してよく使われる手だな。
歓迎、恭順を示すなどという名目で宴を開き、油断したところを頂くわけだ。
何とも血なまぐさい話だよ。

……ああ、私に関してならば、心配ご無要。
この嘴を人前で外せぬ都合上、酒場や酒宴で鯨飲することはまずない。
酩酊したまま戦闘を強いられる可能性も、ほぼないと言えるだろう。
気味が悪い、付き合いが悪い男だとは言われてしまうがね。

なに、気にすることはない。
付き合いのよろしい皆様方のうち、何名かは私の客になるのだからな。
飲みすぎて潰れた連中を介抱してやるのは、私に限らず素面の仕事だろう?
酔い醒ましでも飲ませてやれば、陰口を叩く連中も多少は態度を改める。
それに、私としても助かるよ。
手間賃として治療費を多めに徴収しても、酔っ払いなら文句も言わん。

>>262
炎とは、あれほどまでに鮮やかに空を舞うものか……。
認識を改めねばなるまい。炎の魔法といえば荒事と思っていた。
私の知る以上に、世には様々な魔法があるものだな。
祭や宴の折には特に、貴公の魔法は重宝されることだろう。

まあ、正直……連れ出された時は、何事かと思ったがね。
冬の夜に外に出るなど、よもや殺意でもあるものかと身構えてしまったよ。
ああ、腐すつもりはないとも。素晴らしい魔法だった。
貴重な機会を頂けて、心より感謝しているよ。
寒さに耐えて見る価値は十分にあったと保証しよう。

……そうだな、少し考えたのだが。
冬場にこれを披露するのなら、同時に酒でも振る舞ってはどうかね。 
腹から温まって気分が良くなれば、私のような寒がりからも文句は出まい。
私も闇の中ならば、人目を盗んで飲んでも良いのだが……ふむ。
……今は花火の光で、表情まで克明に見えてしまうな。我慢するとしよう。

266 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/02/09(Fri) 23:46
>>263
貴公は不思議なことを言う。幽霊は幽霊だろうに。
全て枯尾花に見えるのなら、それは枯尾花に見える道具ではないかな?
あまり使用をおすすめできる道具ではないように思えるがね。
想像してみたまえよ。却って気味が悪いだろう。
枯尾花が無人の廃墟を動き回り、顔を覗き込み、鏡に映り込んできては。

そも、正体とは何なのだろうかね。幽霊に限らず。
実は私も、正体というものには非常に困らされていてな。
いつも「善良な旅の薬師だ」と正しく名乗っているにもかかわらず、
「本当は何者なのか」などと警戒されてばかりいるのさ。
旅人、薬師、疫病医、剣士、冒険者、皮肉屋、気取り屋、お喋り……
私を表す言葉は幾つもあるが、いずれも真実の一片だというのに。

……ああ、すまない。少し、話をややこしくしてしまったか。
つまりだ……苦労して特殊な道具を探し求める必要はないのではないかな。
聖水でも撒けば、大概の幽霊は素直に消えてしまうものだ。
消えなかったのなら、その時に改めて調査をしたまえ。
聖水を浴びて育った聖なる枯尾花が収穫できるかも知れん。

>>264
貴公、まずは落ち着いて深呼吸でもしたまえよ。
悩まされているのはどのような症状かね?
咳か、熱か、腫れや爛れか、痛みか。痛むのならばどの部位か。
一時的に症状を和らげる薬ならば、私でも調合できるかも知れん。

無論、日ごろ服用しているものも全く同じというわけには行くまい。
薬物は匙加減一つで毒物に変ずるもの。
安易にあれこれ飲ませては、却って悪化させるだろうさ。
今の状況では、放置と対症療法のどちらがマシなのかは分からん。
貴公の命だ。私の薬を使うかどうかは貴公が選ぶといい。

定期的に薬の服用が必要ならば、医者にも定期的にかかるのだろう?
次に主治医を訊ねる折には、正直に事情を話して、この紙を見せたまえ。
何をどの量、どのような薬効を期待して調合した薬か記してある。
そこで良し悪しの判断をつけてもらえば、次に備えることもできよう。
失くさなければ良いのはその通りだが、それができれば苦労はないからな。

267 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/13(Tue) 06:08
旅立つのならついでに妹に手紙を届けてくれんかいの
北の町に嫁いで以来なかなか会えんでな・・・

268 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/13(Tue) 10:19
チョコレート…受け取ってくださいっ!!

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