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■ ■中世ファンタジー世界総合 11■ ■
- 1 名前:シェンリー ◆LnUU8pic 投稿日:2020/10/25(Sun) 00:41
- ファンタジー世界を背景に持つオリキャラの総合スレです。
ファンタジー系のキャラクターを演じて
名無しさんの投下するネタや質問に答えたり、仲間に話題を振って会話をしましょう。
【ルール】
1. 参加キャラは、このスレッド独自のオリジナルであること。
2. 参加キャラは、キャラ紹介テンプレを使って自己紹介をすること。(>>2にあります)
3. 単発系の質問・ネタ投下歓迎。
4.誹謗中傷などはスルーすること。
【外部サイト】
中世ファンタジー世界総合スレッド避難所
ttp://jbbs.shitaraba.net/otaku/17089/
中世ファンタジー世界総合wiki
ttps://wikiwiki.jp/medievalftsy/
- 296 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/18(Mon) 17:58
- ワン、ツー、スリーで魔法の早撃ち勝負だ…!
- 297 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/20(Wed) 18:58
- 傷口は炎の技で無理矢理消毒する他ないって状況もあるんでしょうかね
- 298 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/21(Thu) 20:25
- ストリートファイトが強い奴に心当たりない?
- 299 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/03/26(Tue) 20:49
- 予定よりも長く空けてしまったな。
ああ、体調は戻ったゆえご心配なく。
しかし、突発的な問題が起きてしまってね……。
申し訳ないが、手が空くまで今しばらくお待ち頂きたい。
本日は連絡のみにて失礼。では、また。
- 300 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/26(Tue) 21:13
- 四天王の最弱候補は俺だぜ
- 301 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/04/06(Sat) 23:02
- すっかり夜が短くなったな。
日々の過ぎ去る速度ときたら……何らかの異変を疑うよ、全く。
ともあれ、随分と待たせてしまった。旅の再開といこうか。
>>293
――結局、共に残るような形になってしまったな。
なに、貴公ばかりに良い格好はさせられんということさ。
それに、私も冬の寒さにはいい加減に飽き飽きしていた。
春が来るのなら、さっさと挨拶してやりたいと思っていたところだよ。
さて、春の尖兵と言えば、そこかしこに咲く花だろうかね。
頭上を覆う木の花には目を奪われるものだが、時には足元にも目をやるといい。
特に薬師として、一つ知っておいて頂きたい植物がある。
清らかな香りを纏い、見るからに可憐な白い花でな。
その佇まいから聖女の鈴と呼ばれるが……名と姿に反して、猛毒だ。
丁度この時期に咲く。迂闊に手に取らぬよう、気をつけたまえ。
冥府や天界は常春と言う者もあるが、いずれにせよ、貴公にはまだ早かろうよ。
>>294
おや、それはどうも。
本来の効能はともかく、睡眠薬としては素晴らしい即効性があるようだ。
だが、結構。頂くのは気持ちだけにしておくよ。
薬を飲んだ後は、できるだけ細やかに記録をつけたいものでね。
本当に気絶してしまっては、体調の変化が分からなくなるだろう?
良い薬ほど苦いというのが世の常だが、実は薬を飲むにも技術があってな。
飲み慣れぬ者ほど、ゆっくり飲もうとして咽せるものだ。あれがよくない。
慣れれば、薬が舌の上に乗らぬよう素早く流し込むコツも覚えるのだが。
……具体的にどうやるのだと言われても、説明に困るがね。
頻繁に薬を飲んでいると、自然にできるようになるものだよ。
なんなら貴公、一度その苦い薬で練習でもしてみるといい。
時には患者の苦しみを知ることも、薬師としては良い経験になるだろうさ。
- 302 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/04/06(Sat) 23:05
- ……と、話を続けたいところだが……時間切れだな。
申し訳ないが、話の続きはまた次回にさせて頂こう。
さすがに今回ほど長くお待たせすることはないはずだ。
>>295
おや……そうか。それで、その後どうなったのかな。
貴公の様子を見る限り、大事には至らなかったようだが。
大冒険を繰り広げたか、あるいは、竜が二度寝でもしてしまったか。
……ふむ、私の予想としては後者かね。
たかが人間の不用意で覚める眠りなど、元々そう深いものでもなかろうよ。
春の陽気の中で二度寝をするのは、人の身には心地よいことだ。
竜にとっても、それは同じだったのかも知れんな。
いずれにせよ、無事に済んだようで何より。
深刻な問題だからといって、深刻な顔をすれば良いというものでも――
……待て、薬箱には近寄るな。もう少し距離を置きたまえ。
貴公のうっかりは、何が起きるか分かったものではないからな。
笑い話を聞くのは好ましいが、当事者になるのは御免こうむる。
>>296
……つまり、私は勝負の審判役でも務めれば良いのだろうか。
見ての通り、私は魔術師ではなく薬師でな。魔法は専門外だ。
全く使えぬとは言わんが、使える魔法の多くは戦闘向きではない。
そんな輩に勝負を持ちかけては、雑魚狩りの汚名を着せられても文句は言えんぞ。
とはいえ……無理だと言い張るのも、少々芸がないかね。
魔法の指定をこちらがしても良いのなら、受けようか。
治癒術を早撃ちして、より素早く患者の傷を癒す勝負というのは如何かな。
つい先日、近隣で大規模な魔物騒ぎがあってな。
魔物自体はおおかた討伐されたが……処置を待つ怪我人が少なくない。
この状況では、癒し手の数が多ければ多いほど助かる。
ああ、もちろん無理にとは言わんとも。
だが、もし受けてくれるのならば、あちらの救護場に来てくれたまえ。
一度来たら、恐らく半日は帰してもらえんと思うがね。
- 303 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/04/12(Fri) 03:13
- 春の夜というものは、空気からよい香りがするものだ。
この面を身につけている都合上、満喫する機会は多くないがね。
時間も季節も、もう少しゆっくりと過ぎ去ってくれれば良いものを。
>>297
焼灼か……あまり考えたくはない状況だが、ないとも言いきれんか。
切断などの重篤な創傷、ろくな施設も薬品も癒し手もない、猶予もない……
それほどに悪い状況でもなければ、まず選択肢から外したい手だよ。
火傷の対処は手がかかる。何より、患者に強い苦痛を与えるからな。
……そういった状況に、一つ心当たりがある。
昔々……私の故郷に、魔物が出るようになった頃の話だ。
農民だろうと鉱夫だろうと、武器をとれば戦士にはなれる。
生活や家族を守るためならば、魔物と戦うことはできる。
魔物討伐隊は、そういった必要に迫られて結成された。
しかし、傷の処置に長けた者、知識を持つ者はそう多くないものだ。
治癒の神聖術を扱える者も、当時は司祭以上の地位を持つ聖職者に限られた。
教会まで辿りつければ深手を負っても助かるが、そうでなければ命を落とす。
初期の討伐隊はそのような状態だったという。
……さすがに、近年は違うがね。
何にせよ、傷の備えは万全にしておきたまえ。
後悔してからでは遅いだろう? ここで薬を買っていくといい。
>>298
路上で戦闘を? 見世物の一種だろうか。
ふむ……そうだな。腕に覚えのある冒険者なら、何人か伝手がある。
どのような人材が入用か言ってくれれば、紹介しよう。
状況を問わず、相手を選ばず、暴力であれば右に出る者はない――
そういった輩にも心当たりはあるが、正直おすすめしかねるな。
あれを御しきれる人間など、そうそういないだろうさ。
私としても、あれとはあまり関わりを持ちたくない。
状況次第では、私もそれなりのものだとは思うがね。
相手が人間に限られ、複数人を相手取る必要がなく、
短時間で決着をつけられるのなら、間違いなく私の得意分野だと言えるよ。
戦闘後の救命処置まで可能なのだから、なかなか良い人材ではないかな?
>>300
――だが、そういった人材ほど戦闘以外の面で貢献しているものだ。
貴公もその口なのではないかな?
四天王と呼ばれる以上、一定以上の武力は備えているのだろう。
しかし誰しも、得手不得手があるものだ。
個としての武勇に優れるが、用兵が下手な者。
人心掌握に欠け、部下からの信頼を得られぬ者。
知性の乏しい者に、下克上の疑いを拭えぬ野心家……。
主君としては、こういった連中は頭痛の種になるだろうな。
なまじ強いからこそ、半端に扱うわけにも行かん。
貴公が周囲から何を評価され、何が評価を落としているのかは分からん。
しかし、謙虚な人柄であることは分かるよ。
案外、人間関係における要石となっているのではないかな?
よくあることだよ。分不相応な無能と思われていた人間がいなくなった途端、
人間関係の軋轢が表面化し、組織ごと瓦解してしまうというのは。
- 304 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/13(Sat) 19:46
- 敵が味方になるなんてことも時にはあるのか?
- 305 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/14(Sun) 12:15
- 仲間のピンチをきっかけに新たな力が覚醒するのはよく聞くけど
そんな状況にはなりたくないよね
- 306 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/14(Sun) 20:58
- この井戸は異世界に繋がってるって友人のマイケルが言ってたぞ
- 307 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/14(Sun) 22:52
- 伝説の剣が中古屋で売ってた
しかも店主に知識がないもんだからかなりの格安
- 308 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/14(Sun) 23:17
- 昨日よりちょっぴり強くなれば
チリツモで一ヶ月後にはかなり強くなるよね
- 309 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/04/22(Mon) 03:05
- ここから少し北上すると、街道を外れた辺りに要塞跡があるそうだ。
何やら妙な噂も耳にしたが……次の宿はそちらにしようかね。
……噂の内容か? まあ、よくある与太話だよ。
曰く……その要塞跡は、大昔に滅びた国の重要な拠点だったという。
地上は小型の魔物や亡霊が徘徊している程度のありふれた廃墟だが、
実はどこかに地下へと続く階段が隠されている。
地下深くには滅びた国の財宝と、財宝の守護者が眠っている。
これまで、守護者の姿を目にして生きて戻った者はない……と。
誰も生きて戻らないのなら、噂になるはずがないだろう?
賊や魔物がそれらしい噂を流しているのなら納得だがね。
>>304
ああ、そうだな。よくあると言ってもいい。
冒険者の大半は、ただ金で雇われて働く人間だ。
無論、それぞれに目的や思想、信条はあるにしても……
雇い主が変われば、敵は味方に、味方は敵にと変わりうる。
いちいち以前の立場を気にしていては、冒険者などやっていられないよ。
だからこそ、味方は大事に扱うべきだな。
敵であった際の怨恨は水に流せても、味方への恨みはそうも行くまい。
見捨てられたり、侮辱されたりすれば恨みは相当に後を引く……
……おっと、これは味方が敵になる話だな。失礼、話を戻そう。
組織に属さぬ傭兵などは侮られやすいが、その分身軽でもある。
雇い主が気に食わなければ、より金払いのいい方、
あるいは人柄が気に入った方に鞍替えすることもある。
不満を抱えていそうな傭兵がいれば、声をかけるのも手だろうさ。
丁重に扱わねば、再び敵になってしまうかも知れんがね。
>>305
流れを読む才こそ、冒険者に最も必要なものだと主張する者は多いな。一理ある。
窮地を脱する力は得難いが、まず窮地に陥らぬよう立ち回りたいものだ。
力に覚醒せねば死あるのみでは、賭けとしてもあまりに分が悪い。
だが……時には、不利な戦いを強いられることもある。
……そうだな。貴公、遊戯盤で遊んだことはあるかな?
チェッカー、タブラ、チェス……種類は何でも構わない。
あるのなら、勝つ為に捨てる駒があるのは分かるだろう。
盤面を見れば勝利が決まっていても、最初から死ぬ運命にある駒がな。
いかに風向きや潮の流れに敏感でも、察知できる範囲には限りがある。
大きな流れの渦中にあっては、個人の力などたかが知れている。
ましてや、その流れの存在を知らなければ、逆らうという発想すら出ん。
我々はせめて、運命神の大鎌に刈り取られぬよう祈るかね。
幸か不幸か、あの方は諦めの悪い者をお好みのようだからな。
- 310 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/04/22(Mon) 03:07
- >>306
つまり……その井戸からは異世界の水が出るということか。興味深いな。
貴公、飲んだことはあるか? 味はどうだ? 体調に変化は?
そもそも、なぜマイケル殿はそんなことを知っている?
彼は既に、異世界から来た魔人に成り変わられているのでは?
……というのは、さすがに冗談だ。
異界に通じる井戸というのは、たまに聞く話だな。
大概は底が見えぬほど深く、石を落としても音がしないという理由だよ。
わざわざ井戸に入っていく奇人など、そうそういないだろう?
おとぎ話の勇者殿でもあるまいし。
何故か家々を訪ね回り、壺や樽を割り、クローゼットを漁り、
井戸に侵入していくとかいう奇行に走ったとされる勇者殿。
話として伝わっている以上、何らかの意味があるものと思われるが……
残念ながら、私にはよく分からん。
偉大な人物にも、尊敬できぬ奇癖はあるものだということだろうか。
>>307
貴公、随分な目利きのようだな。それで、買ったのかね?
買ったのならば、是非お目にかかりたいものだ。
私は貴公のような良い目を持ち合わせてはいないが、興味はある。
見せて頂けたとして、子供のような感想になりそうだがね。
しかし……気になるのは、貴公が見かけた場が中古屋という点だな。
つまり、それを売り払った者が存在するということだろう?
店主は勿論、売った側もろくに知識を持っていなかったのだろう。
おそらく、正規の持ち主ではない。ならば、盗品だろうか?
……これも考え難いな。伝説の武具ならば、相応の場から盗み出した筈だ。
街の中古屋よりも高値で買う者はいくらでもいるだろう。
二重、三重に不可解だが……この謎は、私が負うには些か荷が重いようだな。
銘が『伝説の剣』という普通の剣、などというつまらぬ結論になりそうだ。
それならいっそ、より荒唐無稽に、中古屋の店主こそ伝説の武具の継承者で、
価値の分かる者に譲りたがっている――などという話の方がまだ面白かろうよ。
>>308
……と、思うだろう? そうなら良いと、私も思うさ。
だが、風に吹かれた塵は容易く散ってしまうものだ。
強くなったことを実感できる機会はそれほど多くない。
才や効果がないと感じた時、その努力を続けることはできるだろうか?
無論、努力をせず一流の実力を身につける者はそうそういない。
だが、厄介なのは実際に才能の差が存在することでな……。
才能がないのなら、他の方面に時間と労力を費やした方が良いではないか。
そのように感じることも、時にはあるだろう。
足を止める理由はいくらでもある。場合によっては、歩み続ける理由よりも多く。
その理由を振り切って歩み続けることは、途方もなく困難だ。
……少し、意地の悪いことを言ってしまったな。
本音を言えば、貴公は強くなると私は思うよ。
自らの未来を信じられる者には、前に進む力がある。得難い才だ。
私が言わずともそうするだろうが、今後も励みたまえ。
- 311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/24(Wed) 17:54
- 身体が小さい奴が大男を倒すなんてファンタジーなんだぜ…
- 312 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/25(Thu) 17:17
- 実力が互角の者と戦うのが一番楽しいけど
なかなか見つけるのは難しい
- 313 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/04/27(Sat) 03:00
- 街道をずっと北上していくと、自由都市ランディアと呼ばれる街がある。
僻地だが、古来より防衛の要として精強な兵が集う土地柄のようでな。
腕自慢が集まるうち、武闘大会が盛んに行われるようになったと聞く。
中でも、年に一度のリベルタス杯は大いに盛り上がると噂だよ。
>>311
なんと、貴公……さては、闘技場に行ったことがないな?
大柄な戦士と小柄な戦士の対戦は、闘技場でも特に人気のカードだよ。
一度とは言わん、折を見て行ってみたまえ。参加するのもいい。
あれを体感せずに過ごすなど、人生の損失も甚だしいと言えよう。
無敗の王者が悠々と連勝を重ねる様は観客を熱狂させ、
時には流星の如く現れた謎の新人が混乱をもたらし、
体格で劣る女子供が巨漢を打ち負かす姿には一際大きな歓声が上がる。
不利を覆す戦術や技術は参考になるが、単純な娯楽としても一級品だ。
賭けるのも良いな。己が損得に繋がるとなれば、応援にも力が入る。
無論、損得など顧みず贔屓の戦士に肩入れするのも自由だとも。
……む、すまない。少しばかり熱くなってしまったな。体格差の話か。
どういうわけか、体格に恵まれた者は魔法に弱い体質の者が多いと聞く。
闘技場でも、重戦士の天敵といえば魔術師の名がよく上がるものだ。
もしも世界のどこかに魔法が存在しない国があるのだとしたら、
その国では体格や筋力こそが絶対的な強さの指標となるのだろうか?
しかし……それこそおとぎ話でもあるまいしな。
>>312
貴公も好きだな。ああ、分かるよ。私も似たようなものだ。
完全に互角よりも、やや上の相手をどうにか打ち負かすのが好みかな。
まあ、それが可能な状況は相当に限られるがね。
大概は殺されぬよう、姑息な手段を用いて必死に立ち回ることになる。
相手の力が高すぎれば手も足も出せずに敗北と屈辱を味わうばかり、
かと言って低すぎれば歯ごたえも経験も得られない。
同程度の仲間と組めば、定期的に手合わせできるのかも知れんが……
相性の違いもあれば、成長速度にも差はある。ふむ、実に難しいものだ。
つい最近聞いた話だが、昨今は路上で戦闘を行う催しもあるようだ。
機会があれば参加して、実力の近しい者を探してみては如何かな。
ただ……どのような規定が設けられている催しなのかは、私も存じ上げない。
場合によっては、悪質な相手に心身を破壊される恐れもあるわけだ。
薬師としては、負傷は治せる範囲に抑えて頂きたいものだが……
どのような目的であれ、戦いである以上は危険が伴うのは致し方ないことかね。
- 314 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/28(Sun) 23:08
- いつの時代も人気の物語といえば英雄の怪物退治に悲劇喜劇に恋愛物よ
先生には浮いた話とかないんすか
- 315 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/29(Mon) 10:08
- マッチはいかがですか…
- 316 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/29(Mon) 11:10
- お客さまの中にお医者さまはいらっしゃいませんかー!?
- 317 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/29(Mon) 13:03
- 荷物袋に沢山詰め込めばそれ自体が武器になるんじゃないかと思った
- 318 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/29(Mon) 22:02
- 血が止まらないの…助けて…
鼻血が…
- 319 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/04/30(Tue) 04:32
- ……。
ああ、今日は起きているよ。ただ、少し考え事をな。
私が貴公らと初めて顔を合わせてから、それなりに経ったろう?
最初と現在とで、どのように印象が変わったか……変わらなかったか。
人の目に映る姿は、鏡を見たところで分からぬものだからな。
>>314
そうだな。それらに加えて、未知なる秘境を巡る冒険譚は心が踊るものだ。
戦記や歴史を題材とした叙事詩も興味深く、謎を解く物語にも惹き付けられる。
ただ、恋愛は……主題として扱うよりは、添え物の印象が強いかね。
壮大な物語に華を添える挿話としては悪くないが、
それを中心とした物語となると、さほど興味が――
……うん? 私か?
あいにく、私はどこに行っても浮く男でね。
更に浮いた話などあっては、地に足がつかなくなってしまうだろう。
おまけに、冥府から熱烈な求婚を受けている身の上でな。
全く縁が無いとは言わんが、一時の熱に身を捧げられるほど若くもない。
結局……何をするにも、まずは病を治してからということになるわけだ。
良い題材をお探しの吟遊詩人殿には、些か申し訳ないがね。
私の如き平凡な薬師の独り言では、人々の支持を広く集めるわけもなし。
>>315
おや……このような時間に物売りとは。
冬場と比べて暖かくなってきたとは言え、夜はまだ冷えるだろうに。
貴公、どうせなら火に当たっていくといい。その方が売り物もよく見える。
売り物は……ふむ。点火具か?
手間と時間がかからぬ代わりに使い捨てと……なるほど。
些か割高だが、何があるか分からぬのが旅人だからな。一つ二つ頂こうか。
しかし、点火具を売る娘とは……おとぎ話を思い出すな。
あまり愉快な話ではないが、聞きたいかね。では、あらすじだけ。
貧しい物乞いの娘が魔女と出会い、魔法の点火具を手に入れる。
お陰で娘は冬の寒さに凍えず済むが、魔女のもたらす道具には罠があった。
その点火具は夢を見せるのだ。甘やかで優しい、理想の世界を。
その甘美な夢を自ら否定せねば、夢に囚われたまま命を落とすのだという。
……物語の結末? さて……どうだったかな。
ちょうど小銭も入ったことだ、明日は貸本屋にでも足を運ぶといい。
体は十分に暖まったろう。今日のところは、早く家に帰りたまえ。
・・・
む……雨が降ってきたな。
些か短いようだが、本日はここで一区切りとさせて頂こうか。
また近いうちに話の続きをするとしよう。では。
- 320 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/01(Wed) 09:25
- 高いとここわ〜い!
だから山のダンジョンは行けない!
- 321 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/05/07(Tue) 02:12
- 少し雨宿りをするつもりが、予想よりも時間がかかってしまったな。
待たせてすまない。色々あった。事の顛末は……機会があれば話すとしよう。
>>316
いると言えばいるが、いないと言えばいない。
……などと、回りくどくふざけている場合でもないな。
まず、何があったか手短に教えて頂けるか。私は薬師だ。
他に適切な者がいないようなら、私が診よう。
……ふむ。急に痛みを訴えて倒れたと。意識はあるな。
持病は? 直前に食べたものは分かるかな? ……なるほど。
顔色、脈拍、体温、痛みの位置、……よろしい、大体分かった。
安心したまえ、すぐに楽にしてさしあげよう。
……失礼、言葉選びが悪かったな。治るという意味だ。
さてと……ああ、最初に言った言葉の意味か?
私は正式に医者と名乗れる身分ではないが、疫病医の肩書きを持っている。
しかし疫病医というものは、資格・経歴・年齢不問、未経験者歓迎の仕事でな。
要は疫病を前にして逃げなければ、誰でも名乗れるというわけだ。
信頼のおける癒し手が必要なら、聖職者を求めた方がまだマシだろう。
そのまま鎮魂の祈りを捧げられる羽目になるかも知れないがね。
>>317
一理あるな。非武装の際に必要に迫られれば、私もそうするかも知れん。
だが、荷物の中には衝撃を与えたくないものや、壊れては困るものもある。
それらを除外すると、武器として使える内容物は意外と限られるのでは?
少し考えてみようか。
まず、薬や油などの瓶は割れたら困るだろう。除外だ。
着替え、天幕、水袋、ロープ……布や水は衝撃を吸収してしまうかな。
重さを確保する分には役立つだろうが、詰める位置には配慮が必要だ。
糧食、小鍋……まあ、これらは少し歪んだとしても使えるか。
後は……書類、貴重品類は荷物袋ではなく携帯袋で身につけるとして。
何よりの課題は、荷物袋そのものの耐久力だな。
革は頑丈だが、さすがに刃物で裂かれれば破れてしまう。
いかに素材が良くとも、長く使えば縫製が緩む場合もある。
私としては、やはり武器は武器で別に持つべきだと感じるね。
戦いの最中に旅の荷物がぶちまけられては大惨事だろう?
こういう技だ、作戦だと開き直ろうにも、武器がなければ格好もつかん。
- 322 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/05/07(Tue) 02:13
- もう五月か。ワフエルダの祝祭、俗に言う花祭りの時期だな。
農村部ならば、豊穣の女神ワフエルダに扮した娘の姿を見られるだろう。
彼女らは花冠を身につけて花を配り、道行くものに祝福を授けてくれる。
同時に、“善意による自発的なご支援”も求められるがね。
花と笑顔は無料だが、その後の愛想は有料というわけだ。
>>318
おや、それは気の毒に。貴公、まず座りたまえ。原因に心当たりは?
出血が始まってからの時間は? 痛みはあるかね?
日頃からよく出血するのなら、もう少し詳しく聞かせてほしい。
あるいは負傷した際、血が止まりづらいということは?
ふむ……さほど心配はいらないと思うが、ひとまず血を止めようか。
安心したまえ。薬草を鼻に詰め込むようなことはしないよ。
このような内部の止血に関しては、神聖術に頼ることが多い……私はね。
少し顔に触れさせて頂くよ。不快かも知れんが、我慢したまえ。
……これは聞いた話だが。
正教の総本山、神聖帝国の直轄地では、民も神聖術を扱えるのだという。
さすがに領地の全域に教育が行き届いているというわけもなかろうし、
術の行使には魔法の素養が必要と思われるが……それにしても羨ましい話だ。
それと引き換えに、かの国では医者が流行らぬという話も聞くがね……
……血は止まったな。再発するようなら、また来たまえ。
>>320
山頂でもなければ、高所にいるという実感は薄いように思うがね。
道中は険しい坂や鬱蒼とした木々の間をひたすら歩むばかりだよ。
だからこそ、不意に切り立った崖道や吊り橋が現れて肝を冷やすわけだが……
そのようなもの、不意に現れる落とし穴などと大差なかろう。
高所が恐ろしいのなら、貴公が真に避けるべきは塔だな。
塔というのは人の手によって建てられるものだろう?
どういうわけか、あの手の建築物は魔術師が好んで建てる傾向がある。
侵入者を阻む仕掛けも、魔術師の性格や叡智が反映された厄介なものが多い。
中には目に見えぬ床の上を歩まされるような、悪趣味なものもあってな……
……ああ、失礼。怯えさせる意図はなかった。本当だとも。
何にせよ、恐ろしいのなら無理に向かう必要はあるまい。
かく言う私にも恐ろしくてたまらないものはある。大金だ。
大金が恐ろしくなければ、高額報酬の依頼を次から次へと請けるのだがね。
- 323 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/08(Wed) 21:13
- ねえねえとりさん、なにかおはなししてー
ねむれないの
- 324 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/05/10(Fri) 02:10
- 東の街に竜が出て、大変な騒ぎになったという。
この竜の様子が奇妙だったそうでな。あちらこちらで噂になっているよ。
何でも、機嫌よく好きなものを挙げるだけ挙げて去っていったのだと……
……何故と聞かれてもな。私も知りたいよ、それは。
>>323
貴公、なかなかに豪胆だな。
私のような男が近くにいては、却って眠れなくなるのではないかな?
少なくとも、大概の大人はそのようなことを言うがね。
さて……お話か。そうだな……では、貴公のように勇敢な少年の話をしようか。
大昔……各国が戦争に明け暮れて、人々が苦しい生活を強いられていた頃。
ある貧しい少年が、神から天啓と奇跡の力を授けられたのだという。
その力で人々を助け、楽園を目指すようにと。
少年は言葉に従い、大陸各地を旅して様々な奇跡をもたらした。
その頃、大陸には貧しい子どもが大勢いた。
戦争や疫病で親を亡くした子、貧しさゆえ捨てられた子……
そのような子どもたちが少年の後についていった結果、
少年ひとりで始まった旅は、やがて数十名もの大所帯となったそうだ。
この大勢の子どもたちは、大陸各地に目撃証言が残されているそうなのだが……
彼らが最終的にどうなったのかは伝わっていない。
ある港町で目撃されたのを最後に、彼らは消息を絶ってしまったという。
騙されて奴隷商に売られてしまったのだという説もある。
乗った船が難破し、皆死んでしまったのだという説もある。
無事に大海原を乗り越え、新天地に子供ばかりの楽園を作ったとも囁かれる。
……そうであってほしいものだ。
……さて、そろそろ眠くなってきたのではないかな。
よく眠らねば、治るものも治らなくなる。今は休みたまえよ。
- 325 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/11(Sat) 15:10
- ,. 、
く r',ゝ
r' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ,ゝー'、
| | 、 / ヽ.
| | く、` ヽ/ ∩ |
| とりさん > `> |
| | く´ , -'7 レ个ー─┐
| | `´ // / ー个ー─'7
| | // / _ | (
ゝ__________ノ // /'┤ |ヽv'⌒ヽ、ゝ
- 326 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/11(Sat) 17:10
- 野宿にはなかなか慣れんわい
- 327 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/12(Sun) 10:31
- マミーの包帯を引っ張ってよいではないかよいではないかしたい
- 328 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/13(Mon) 17:59
- 物欲がありすぎる者は結局全てを失いやすくなってしまうのだろうか
- 329 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/14(Tue) 22:14
- 誰かに頼らないのも強さだけど
頼る勇気も必要ですよね?
- 330 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/05/17(Fri) 03:20
- 世に魔物と呼ばれる存在は多いが、その基準や区分は曖昧だ。
中でも代表的な例が、精霊とも神獣とも呼ばれる一角獣。
蘇った死者とされることも、生まれながらの人種とも囁かれる吸血鬼。
そして、竜だろうな。
……竜といえば、噂に聞いた竜に会ったよ。
ほら、話したろう。好きな物を挙げていく竜の噂だよ。
つい先日のことなのだが――
>>325
……そうだな、少し変わった竜だったよ。
幼体だったのか、単にそういう個性の持ち主だったのか……
小柄で、表情が豊かでね。まあ、そういうこともあるだろうさ。
私も正真正銘の人間だが、人間らしい見た目かと言われれば返す言葉もない。
さて、竜に話を戻そうか。
かの竜は旅をして見聞を広げ、好ましく感じた物を人に伝えているそうだ。
その様子が実に楽しそうだったものでね。よく覚えているよ。
「旅の好物発見ドラゴンが旅の醍醐味を発表します」
「寄り道」「旅仲間」「お祭り」「旅の思い出を書き込む手記」
「正式名称が分からないあの人も」……と、他にも色々なものが好きだと。
竜と言えば、力強く恐ろしく、ゆえに美しいものと思っていた。
しかし、あの竜は実に親しみやすく愛らしかったな。
あの様子なら、今後も楽しく旅を続けていけることだろうさ。
>>326
それはそうだろうとも。
私も旅暮らしをして長いが、可能なら人里で夜を明かしたい。
野営と比べれば、安宿の藁の寝台でさえ楽園のように心地よく思えるよ。
たとえ廃墟であろうと、屋根と壁があるだけで大違いだ。
天幕も無いよりは遥かにマシだが、雨風を防ぐには少しばかり頼りない。
決して快適な環境ではないからこそ、人は知恵を絞るものだ。
野営地に適した場所を確保し、塩漬け肉はスープに加工する。
雨水の侵入を抑えるために、天幕の周辺に溝を掘る。
少しでも安心して夜を過ごすには何が必要なのか、皆よく考えている……。
……というわけでだ、貴公。
賊に魔物に獣に加え、そろそろ毒虫が恐ろしい頃だろう?
旅を更に快適にしたいのなら、虫除け薬を買っていくことをおすすめするよ。
野営の共に使うのなら香、道中も使うのならば軟膏がいいだろう。
無論、両方買っていってくれても構わんとも。
何しろ、虫はどこにでも出る。損はさせないと思うがね。
>>327
マミーというのは確か、古代の墳墓や霊廟に出るという魔物か。
かつて埋葬された貴人の成れの果てとも、
死してなお主君を守らんとする殉葬者とも言われるが……
貴公は、魔物に巻かれた包帯を……何だって?
『よいではないかよいではないかしたい』……?
……ああ、何かしらの俗語か隠語であることまでは分かる。
しかし、私もあらゆる文化を網羅しているわけではないのでね。
折角の機会だ、具体的にどのような意味か教えて頂けるだろうか?
……。
…………。
……なるほどな。
よく分かったと言うべきか、全く分からないと言うべきか……。
行為自体は理解したが……それを、乾涸びた死体と思しき魔物に……?
何故……いや、深淵を覗き込むような真似はやめておこうか。
深淵は至る所に口を開き、こちらを喰らう隙を伺っているものだ。
貴公も、自らの深淵に呑まれぬよう気をつけたまえよ。
・・・
む……本日も時間切れか。
あまりまとまった時間が取れずにいてな。すまない。
また改めて話すとしよう。それでは、失礼。
- 331 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/19(Sun) 20:02
- ワープしたければこの馬を使うといいよ!
その蹴りでどこまでも吹っ飛ばしてくれるから!
- 332 名前:ジャックドウ ◆doc.fPD. 投稿日:2024/05/22(Wed) 04:09
- ……妙に雨が多いな。北部の雨季は南部よりも遅いと聞いていたのだが……。
致し方ない。しばらくは要塞跡で雨宿りとしようか。
そろそろ薬草の補充をしたいところなのだがね。
このような状態で森に入っても、泥濘に足をとられるばかりだ。
>>328
さて、どうかね。運命神の大鎌は気紛れに、容赦なく振るわれるものだ。
強欲だろうと無欲だろうと無差別に、奪われる時は奪われる。
それに、いずれ死を迎えれば、誰もが平等に全てを失うだろう?
……おや、不満かな。そのような話をしたいわけではないか。
では、もう少し真面目に考えるとしようか。
物欲に限った話ではないが、人には器というものがある。
いくら欲しがろうと、自らの器より多くは持てぬものだ。
集めたところで零れ落ち、無理に詰め込めば壊れてしまう。
察するに、貴公もそのような物語を見聞きしたのではないかな?
強欲の果てに自らの器以上のものを求め、破滅を迎える悪役。定番だ。
皆がそのような物語を求める。報いや理由を。納得のいく結末を。
かく言う私も、かつて神のご采配により多くを取り上げられた身でな。
失ったもの全てを取り戻すことはできずとも、
私にとって納得のいく結末を迎えに行くところだよ。
>>329
それを聞くということは、貴公、薬師の助力が必要かな?
安心したまえ。私はこう見えて情の深い男だ。
助けを求められれば、可能な範囲で応じるよ。
長話でも構わないとも。とりあえず話してみたまえ。
このような長雨では、私も貴公も、暫くここから動けんだろう。
他者に頼れぬ一人旅では、様々な状況を独力で乗り越える必要となる。
だが、より適した知識や技術の持ち主がいるなら、助け合う方が効率がいい。
海のことは漁師に、薬のことは薬師に任せておくのが賢明というものだ。
かく言う私も、肉体労働はできるだけ他人に頼りたくてな。
健康で屈強な旅人が居合わせてくれないものかと願っていたところだよ。
ああ、私と比べれば大概の人間は健康で屈強だからな。
相応の礼を用意すれば、道を塞ぐ瓦礫を撤去してくれるに違いない。
>>331
なんとも魅力的なお誘いだ。しかし、私は遠慮しておこう。
馬殿のご機嫌を損ねれば、たちまち冥府への一方通行となりそうだ。
町では馬に蹴られて重症となる例が意外と多くてな。時には死者も出る。
私は今後も、地道に歩いて目的地を目指すとするよ。
しかし、転移か……本当にそのようなことが可能なら便利なのだが。
遠く離れた土地から土地へ、普通の旅程では有り得ぬ速さで移動する――
ただし、移動した本人にも、何が起きてどこにいるのか全く分からない。
そういった不思議な話は、昔からあちらこちらで聞くよ。
馬に蹴られて、というのはさすがに初耳だがね。
奇妙な霧の中に迷い込んだ……というのが、比較的よく聞く例か。
……私も、奇妙な霧の中で妙な話を聞いたことがある。
いかにも怪しげな連中が、“向こう側”だの“門”だのと……。
まあ、いずれにせよ今は関係の無い話か。
不可思議な馬殿によろしく言っておいてくれたまえ。
- 333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/22(Wed) 18:55
- 太りすぎのくせに逃げ足速すぎる食い逃げ常習犯の存在に悩んでいる…
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